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東海大、30 年かけて「天才ラット」を育成 69

ストーリー by reo
やがて彼がネズミの国を作るとはこの時誰も (略) 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

東海大が「学習能力の高いラット」同士の交配を繰り返すことで「天才ラット」を作り出したそうだ (asahi.com の記事より) 。

「30 秒ごとにレバーを押さないと電気ショックを受ける」という実験で学習能力を調査したそうだが、普通のラットは 360 回のうち 100 〜 300 回は失敗するのに対し、この天才ラットは 360 回中、平均して 5 回くらいしか失敗しないという。記憶力を調べるテストでも好成績を出すそうで、この子供もほぼ例外なく「天才ラット」となるとのこと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 研究者も入れ替わっていくようなスパンの長い研究ってのがこれのすごいところで、特に予算をどこから捻出したのかを明確にするとよいと思う。
    文部科学省や厚生労働省のグラントは数年で成果を出す方向での審査だから、こういうテーマでは貰えない。科学研究予算の即物主義化へのアンチテーゼとして使えるんじゃないかなあ。
    --
    ヽ( )`ω´( )ノ
  • 生存には (スコア:3, 興味深い)

    by Dobon (7495) on 2010年07月29日 12時55分 (#1801806) 日記
    自然界では学習能力の高い系統が多くないのは、知性が生存に最適な解ではないって事なのでしょうね。

    # 人間の作り出した環境で生息するネズミは次第に知性化しているそうですが。
    --
    notice : I ignore an anonymous contribution.
    • Re:生存には (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2010年07月29日 13時02分 (#1801816)
      そして、知性を得たネズミたちの逆襲が始まる。
      数百年後、地球はネズミたちの星になった(完)
      親コメント
      • 極東の島国の某場所にて (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2010年07月29日 15時24分 (#1801930)

        人「くそッ!もう人類はお終いなのか・・・!!」
        鼠「チューチュー・・」
        人「・・・(さすがに人語は喋れないのか)」
        鼠「たこかいな。もうかりまっか?」
        人「・・・ぼ、ぼちぼちでんな」

        ナニワともあれ人類は助かりそうである・・・

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        数百年後、地球はネズミたちの星になった(完)

        え? 地球全土が ネズミーの国 [wikipedia.org]になるの?
        もしかして、オーランドとかアナハイム、東京(の隣)とかにあるやつはその前哨基地なのか...?

        # やだなぁ。
        # って言うか、Disney.jp | ディズニー・オ [disney.co.jp]

    • by maplestreet (39917) on 2010年07月29日 13時04分 (#1801818)

      >自然界では学習能力の高い系統が多くない...

      人間の場合は人口抑制のために仕組まれたのではないでしょうか。
      アホな輩が戦争やら起こして人口が「自然減」みたいな。

      冗談だけどID

      親コメント
      • by PEEK (27419) on 2010年07月29日 13時11分 (#1801826) 日記

        人間の知性はニャルラトホテップが自分の暇つぶしのために授けたんじゃないかな?

        --
        らじゃったのだ
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        昔、神様が人間に「産めよ、増えよ、地に満てよ」といいました。
        無責任なこと言うなよ!>神様
        • by okky (2487) on 2010年07月29日 17時52分 (#1802018) ホームページ 日記

          神様:「馬鹿者。それはおまえらが知恵の実を食う前の話だろうが。おまえらが道具なんて卑怯なものを考えられなければ、ちょうどいい具合にバランスが取れてたんだよ」

          --
          fjの教祖様
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          某国ではその昔畑から採れたとも言いますしね!
    • by isi (4853) on 2010年07月29日 13時09分 (#1801823) 日記
      新たな奴隷を求めて地球に来襲した銀河列強諸族は、渋々ながら列強の一員として認めたのであった。

        「猫」を。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      今回の結果から「知性が生存に最適な解ではない」とまでいくのは行き過ぎだと思います。
      学習能力の差に大きな淘汰圧がかかっていないというだけでしょう。それよりも優先される形質があるのでしょうね。

    • by Anonymous Coward
      > 知性が生存に最適な解ではないって事なのでしょうね。

       今回調査した知性が、ネズミにとっての実践的な知性ではなかった可能性もありますね。
      でも、私も「知性が生存に最適な解でない」に一票を投じます。
      脳の発達した生物がいる一方で、未だに原始的な生物も繁栄しているからです。
      • by the.ACount (31144) on 2010年07月30日 10時18分 (#1802252)

        多様なニッチ(生態的地位) を埋めるように生物が存在してる以上、知性が必要な地位にある生物には知性があり、不要な地位にある生物には知性がない。
        生物に必要とされる条件はニッチしだい。
        知性不要の地位を空けとく理由はないから、知性不要の生物は必ず存在する。
        逆に言えば、知性が必要な地位があれば必ず知性が発生することになるかな?

        --
        the.ACount
        親コメント
  • わずか95世代 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2010年07月29日 14時05分 (#1801872)

    わずか95世代の選抜でもとと明らかな差のある個体群を生み出して、その形質を定着させることに成功したというのはなかなか驚きです。
    工業黒化などで比較的短い期間に選択が起きることは既に知られていますが、それももともと黒い個体群がいたことが示され、その黒い個体群が優勢になっただけであるとも解釈されます。
    それに対し、わずか95世代でもとはいなかった個体群を生み出すことに成功したということは、進化説への新たな証拠となるのではないでしょうか。

    • by TarZ (28055) on 2010年07月29日 14時30分 (#1801886) 日記

      テストの良し悪し(←これが人間の期待するところの「知能」とイコールかどうかはともかく)に複数の遺伝子が関与していて、今まで複数のネズミの系統に分散していたそれらの遺伝子が、1つの系統に集まってきただけかも。

      親コメント
  • by kcg (26566) on 2010年07月30日 1時21分 (#1802188) ホームページ 日記

    一定以上の成績を収めないと虚勢というふうにすれば、人も知能レベルが向上するって事ですかね。
    最近は必ずしも知能の高い者が繁殖に成功しているわけでも無さそうなので
    人の知能も必要十分なところまで来てるんですかねぇ。

  • by PEEK (27419) on 2010年07月29日 13時05分 (#1801821) 日記

    天才ラットが創り出されたのではなく、人類を征服する準備が出来たんで
    ラット達が本当の能力を隠す必要がなくなっただけだったりして。

    --
    らじゃったのだ
    • by reininn (35924) on 2010年07月29日 13時13分 (#1801829)
      大変だ!
      直ぐに天才猫を作らないと!
      親コメント
    • by Z80 (39572) on 2010年07月29日 13時39分 (#1801849)
      つまりこれは天災ラットということで・・・

      #最近発想がオヤジだなぁ
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      やばい!もうすぐ『究極の疑問』 [wikipedia.org]が見つかるのかも。
      • by digoh (17917) on 2010年07月29日 14時05分 (#1801870) 日記

        そっちのネタで行くなら
        「知性が低いフリをするのがヘタなラットが生まれてしまった」と捉えるべきです。
        擬態、偽装、演技が下手なんですよこのラット。
        むしろ究極の疑問から遠ざかったと言わざるを得ません!

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          むしろ優生学に肯定的な実験結果を出す事によって
          人類社会がどう反応するかと言う*実験*をしているに1ペリカ

          • by TarZ (28055) on 2010年07月29日 15時13分 (#1801916) 日記

            人間社会で評価される知能というのは、ネズミの知能テストのように単純なものではなくもっと複雑なので、それが遺伝的なものかどうかは簡単には言えないでしょう。(後天的に習得される要素が多いかもしれない)

            また、遺伝的に「知能は高い」ヒトの存在を認めたとして、それが社会的・文化的に必要とされない方向性の知能であれば、「この人は有用」と評価されるとは限りません。

            ということで、この研究が直ちに優生学の悪夢に結びつくなんて心配は杞憂だし、万一そんな反応をする人がいたらその人は「優生学的観点からは」淘汰されるべきだし(←註:バカの別表現です)、この実験をやっているグループがそんな反応を期待しているところに1ペリカも賭けるなんてカイジさんあぶないですやめてください。

            親コメント
  • 仮に25歳で知能を測って子供を作らせるとして、95世代掛け合わせるのに単純計算で2375年。
    西暦4400年ごろには、今までの人類よりも桁違いに頭のいい新人類が誕生する。

    #そして旧人類との間で戦争が起こるんだろうなあ…

  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 12時34分 (#1801772)
    T/O
  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 12時36分 (#1801778)
    シーシェパード「天才ラットは知能が高いから、実験動物にするのはかわいそうだ!」

    #でもあちらさんは海専門か……と思ったのでAC
  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 12時43分 (#1801789)
    彼は電流が止まった後も、ひたすらボタンに奉仕し続けたのでした。
  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 12時49分 (#1801796)

    きっと、自分が期待されていることをすぐに把握して、人間を喜ばせる実験結果を出してこっそりほくそ笑むようになるに違いない。もちろん、気がつかれないようにちょっとずつわざと間違えて...。

  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 13時46分 (#1801854)
    天才とは1%の閃きと99%の努力じゃなかったのか?
    たった5回というほとんど努力もしないラットのくせに!
    せめて99回は試行錯誤しろよ!
    でないと人間のオレ様の立場が・・・

    #本来の意味はそういうことじゃないってことは知ってますよ
  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 14時16分 (#1801879)

    知能を持ったネズミって、ディズニーの著作権に引っ掛からないの?

    • by Anonymous Coward
      知能を持ったネズミってフレーズは、ディズニーの著作物の中には出てこない

      たぶん
  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 15時20分 (#1801920)
    エスパーではなく?
  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 15時24分 (#1801928)

    罠をよけて攻撃目標にたどり着く。
    複雑な地形から、正確な目標へ進む。
    遠隔輸送手段を判別(国内線/国際線)し、遠距離を克服する。
    etc.

    やっぱり軍用しか浮かばないなぁ。

    • by Anonymous Coward

      様々な研究において、「まず○○を覚えさせてから、続いて××を行った/投与したときの効果」というようなものが調べられています。この際に、記憶力の高いラットが使えると最初のステップで手間が減ります。これそのものが直接役に立つと言うより、基礎研究をやってる研究者が楽になる/効率が良くなる、というような役の立ち方ですね。
      (ただ、この新しい系統独自の特性などがある可能性もありますので、必ず使えるわけではありませんが)

  • by Anonymous Coward on 2010年07月29日 15時27分 (#1801931)
    30秒ごとにレバーを押さないと電気ショックを受ける装置をつかって、学生の学習能力開発だ!
    あ。成果が出るまで何世代かかかるのか。。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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