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地球

海底を流れる「川」が発見される 41

ストーリー by hylom
これは「川」といって良いのだろうか? 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

世界で6番目の大きさの「川」が、黒海の海底で発見された(ニュースの社会科学的な裏側の記事、元ネタMail Onlineの記事)。

この川には渓谷や滝や急流があり、氾濫も起こすとのこと。流量は利根川の80倍で、長さは約60Km。流水は周囲の水に比べて濃い塩水で、多くの堆積物を運んでいると、英国の調査チームを率いたDan Parsons博士は語っている。

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  • by donadona (37711) on 2010年08月11日 20時34分 (#1808438)

    長さはたった60kmだけど、流量が世界で6番目の大きさらしい(英文元記事より)。
    #大きさという表現が正しいのか疑問だが。多さ・・だよね?

    • by Anonymous Coward
      長い海底谷なら日本近海にいくらもある。天竜海底谷とか富山深海海底谷とか。
      ただこっちはいつも流れているわけじゃないのかな?流速計でも沈めればすぐ
      わかるんだろうけど。
      • by donadona (37711) on 2010年08月11日 21時07分 (#1808467)

        元記事(英文)曰く、似たような地形はあちらこちらにあるけれど実際に水の流れが見つかったのは
        ここのみだそうです。
        #元記事曰く、例えばアマゾン川河口のあたりには、幅数マイル、長さ2500マイルという巨大な同様の地形があるが、
        #流れは無い。海面がもっと低い時代に形成されたと考えられている。

        親コメント
    • by Anonymous Coward
      コメント部分へのリプライで恐縮ですが、「多い」にはmany的なニュアンスがあるので、
      「流量」を扱う場合はmuch的なニュアンスの強い「大きい」がより正解ではないでしょうか。
      • by Anonymous Coward

        間違いですね。

        元記事は"sixth-largest river"なんで、
        many的とかmuch的ニュアンスはそもそも存在していません。"large"です。

        元記事から、該当する部分を引用しておきます。ちゃんと読んでください。

        world's sixth largest river in terms of the amount of water flowing through it.

  • デイ・アフター・トゥモローではこういった海底に流れる濃塩水の流れが熱運搬に深く寄与しており、
    何かの理由でその流れが変わって氷河期になるという話でしたよね。

    海中生物への影響はもちろん、
    こういった流れを把握しておくことで地球環境の異常を察知できるのだろうか?

    # それはそうと、なんで混ざってしまって一定濃度にならないのだろうか?

    • by Anonymous Coward on 2010年08月12日 10時47分 (#1808657)

      すでに#1808645のコメント [srad.jp]の方が書かれていますが、もう一点、海中の川であるために流速分布が違う,という点も(一部の記事ではちょっとだけ)挙げられています。
      通常の陸上の川では水面ではほとんど抵抗がなく、底面で大きな抵抗を受けるため表面近くが高速で流れています。
      一方こちらの海底の川では、比重の違い(地中海海底の岩塩が溶け出すことにより塩分濃度の高い水が形成されています)により流れの中心である底面が重く、上面にはもうちょっと混じって軽い水が通常の海水と接しています。この場合、川の上面と通常の海水との間で大きな摩擦(と呼んでいいのかな?)が生じるため、通常の川とは逆に上面で流れが遅く、底面で速い、という形になっています。

      このため、通常の海面と接する流れの遅い部分では渦のような攪拌が起きにくく、流れの主流である底面では今度は多少攪拌されても周囲に通常の海水がいないため混ざらない、という効果もあります。
      流れの速い濃い塩水の川の上に、あまり流れの無いそこそこ濃い塩水の層が保護膜として乗っかっているような構造ですね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2010年08月12日 10時25分 (#1808645)

      # それはそうと、なんで混ざってしまって一定濃度にならないのだろうか?

      分子拡散なら気長に待てば一定になるかもしれません。
      そうですね、ざっと数万年くらいじっとしてれば一定に混ざるかもしれません。
      実際は後から後から高塩分水が供給されるので一定にはなりません。

      分子拡散でなくて、渦ができて混ざることもあります、が
      下に重い水、上に軽い水がある状態なので今度は重力に勝たなければなりません。
      (湯沸かし器で焚いたばかりの風呂(上:軽い熱いお湯、下:重い冷たい水)を
       「湯もみする」ような外力が必要)

      で、海の中というのはこういう「外力」がめったに無いところです
       (大気だと、「太陽光が地面を暖める」ことで軽いものが毎日下層にできるが、
        海底火山を除けば、海は上からしか温まらない、かつ「底まで沈む重い水」が海表面でできるところというのは
        限られている)

      たとえば潮汐が強いところ、海流が海山を乗り越えるところなどで鉛直方向の拡散が強くなるところが局所的にありますが、
      海の大部分は水平方向への拡散は強くても、鉛直方向にはあまり混ざらない性質をもってます。

      親コメント
  • by PEEK (27419) on 2010年08月11日 19時37分 (#1808396) 日記

    竹本泉は正しかったんだ!

    参考:アップルパラダイス「うみのそこ」(作中ではハイウェイになっているが)

    --
    らじゃったのだ
  • by cudjo (2713) on 2010年08月11日 22時40分 (#1808510)

    「日本沈没」で田所博士と小野寺が深海艇わだつみで発見した乱泥流を連想しました。
    周囲の島がいきなり沈んだりしたら要注意?

  • by hjmhjm (39921) on 2010年08月12日 3時23分 (#1808580)

    これは、「蛇の道」@FF6みたいなものですか?

  • by Anonymous Coward on 2010年08月11日 19時31分 (#1808386)
    周りと比べてどれくらい力強い流れなんだろう。
  • by Anonymous Coward on 2010年08月11日 19時37分 (#1808395)

    上から降ってくるものを食ってるだけじゃなくて、
    右上?から流れてきたものも食ってたんですね。意外。

  • by Anonymous Coward on 2010年08月11日 20時15分 (#1808424)
    これを「川」って呼ぶんだね。
  • by Anonymous Coward on 2010年08月11日 20時44分 (#1808451)

    流量は利根川の80倍

    信濃川の方が利根川より流量だと1.6倍ぐらい大きいんだぞ!

    # この資料によると [mlit.go.jp]、利根川は流量では日本で5番目らしい。長さは2番目。
    # 流域面積で1番というのは地理の授業でよく出てくる話だけど。

  • この川はどこで終わるのか?
  • by Anonymous Coward on 2010年08月11日 21時30分 (#1808480)
    湯船でおしっこ
  • by Anonymous Coward on 2010年08月12日 12時41分 (#1808740)

    男と女の間にあるというのはこれのことですか?

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