パスワードを忘れた? アカウント作成
309975 story
テクノロジー

「世界一」の防波堤、津波で破壊されていた 85

ストーリー by reo
もはやどうしろと 部門より

hylom 曰く、

東北地方太平洋沖地震で発生した津波は、岩手県釜石湾にある「世界最深」の防波堤をも破壊していたことが判明した (YOMIURI ONLINE の記事より) 。

釜石湾の入り口には、全長約 2 km、海上からの高さは約 8 m、厚さは約 20 m で「世界最深」のギネス記録を持つ防波堤が設置されていた。この防波堤は 1896 年の明治三陸地震 (マグニチュードは8.5) の揺れや津波に耐えられるよう設計されていたそうだが、それでも今回の地震及び津波には耐えられなかったとのこと。また、防波堤内側にある高さ 10 m の「防潮堤」もその多くがなぎ倒されてしまったそうだ。今回の地震の規模の大きさがうかがい知れる。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by pongchang (31613) on 2011年03月22日 13時28分 (#1923044) 日記

    http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/kyoukun/15/shiryou3.pdf [bousai.go.jp]
    高所移住がすすむのは、漁業の割合が低い所。しかし、港に依存する漁業者はなかなか山へ登らない。切り土して、三陸の風景を一変させるのもどうか?水道はどうする。造成した土地が地震に強い訳無かろう。リアスの狭い平地はそもそもが溺れ谷であり、液状化に弱い [exblog.jp]のに、埋め立ててどうなる。と、いうと、やはり元通りに再建するよりも、2つ3つの浦を、一つに纏めて集約する形での復興 [gakugei-pub.jp]を図るしかなかろう。過疎化がすすんだ町に震災がなくてもシャッターは増えたはず、集約や合併なくして、再定住はないと思う。横並びでどこも高度防災機能をと言われても困る。
    さらに漁業者の再興といっても、組合員が減ると法定解散 [twitter.com]にならざるを得ない。昨年と今年、二回の津波で養殖の方もままならない。

    • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 15時43分 (#1923112)

      高所移住がすすむのは、漁業の割合が低い所。しかし、港に依存する漁業者はなかなか山へ登らない。

      この1点に関してはモータリゼーション前後で状況が違うような気が。イマドキの田舎って、クルマを自転車代わりにしているところが多いから(一家に一台じゃなくて、免許所持者一人に一台)。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      そもそも高所移住しても地震や山崩れ起きたらアウトだし
      • by Anonymous Coward

        例えば、出鱈目な数字だが津波での被害が100で、山崩れなどの被害が20ぐらいだとすれば
        アウトではなく、十分に検討する価値はあると思う。

        もちろん同じ被害が出ると推測されるなら価値はないが。

        • by Anonymous Coward

          被害は単純に大きさだけで比べられるものではないよ。
          回数も問題。
          津波より大雨のほうがはるかに回数が多いから。

          大雨のたびに山崩れの心配と避難をせねばならないのも大変かと。

    • by Anonymous Coward

      >組合員が減ると法定解散

      組合契約は「契約」なので一人では無理だが、二人以上の組合員がいれば解散事由にはならないはず。

  • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 13時34分 (#1923047)

    http://anond.hatelabo.jp/20110315021127 [hatelabo.jp]
    堤防だけでなく、テトラポット埋めまくりがポイントだったのでしょうか。

    • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 13時48分 (#1923059)

      釜石の堤防はもの凄く役に立った方だよ。
      似たような構造の陸前高田と被害を比べてみればいい。

      ちなみに石巻は湾が広がってるから単純には比較できないし
      被害も結構あるわけで。

      今回の津波が想定をあまりに超えていただけで
      何の対策もしてなければ被害者は一桁多かった可能性がある。
      それほどの津波だったのだから。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 14時26分 (#1923075)
        昨日のBBCのニュースでは、陸前高田の防潮堤の水門は、その前の地震で壊れて、開いたままだったそうだよ。
        それを消防団員45名が手動で締めようとしたのだが、間に合わなくて全員死亡したそうだ。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 14時23分 (#1923073)

        今回の津波が想定をあまりに超えていただけで
        何の対策もしてなければ被害者は一桁多かった可能性がある。
        それほどの津波だったのだから。

        そうだそうだ。

        このところ、某所(/.Jじゃないよ)で「地震対策の意識の高い東海地方だったら
        死者数は一桁から二桁小さかった」みたいな意見が出てるけど、
        三陸も地震・津波対策の意識が小さいところではなかった、にもかかわらずってのを忘れちゃいけない。

        その地方で言うなら東海・東南海・南海+αがいっぺんに起こったのが今回の地震と津波だ。
        愛知-静岡の海岸線を15m以上の津波が襲ったら同じことがおきかねない。
        他山の石ととらえないと、足をすくわれますよ from 宮城

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 15時43分 (#1923110)
          名古屋市民ですが、東南海地震が起きた場合の津波の被害予測を見て驚きました 三重静岡で5M前後、和歌山で10Mほどの大津波が起きる可能性が高いそうです おそらく静岡の人は地震に対する意識が高いのですぐ避難するとは思うのですが、 愛知県はテレビで頻繁に東海地震に対する特集が組まれているにも関わらずとても意識が低いです 2月にチリで地震が起こって名古屋市に津波警報が出たときも避難した人は0.2%らしいです 親の実家が三重で道路挟んだすぐが防波堤なのですが、高さはおそらく田老町とそんなに変わらないくらいあるのですが、 リアス式海岸で海抜0Mの地域、そして高い建物はなくお年寄りばかりです そう簡単には堤防越えないだろうけど、超えたときはどうなってしまうのか想像もしたくありません
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 16時05分 (#1923133)

            おそらく静岡の人は地震に対する意識が高いのですぐ避難するとは思うのですが、

            静岡でも浜松では:
            http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110320/CK2011032002000121.html [chunichi.co.jp]

            浜松市の伊藤一彦・危機管理課長は、東海地震による市内の津波想定が5メートルであることを根拠に「天竜川から舞阪まで5メートルの防潮堤があるから、市内に津波は来ない」と断言。だから「(合併前に指定された場所を除き)市は対津波の避難所を指定していない」と説明する。

            今回の教訓は巨大津波の前では防潮堤は時間稼ぎでしかない、
            火事にならない鉄筋コンクリ基礎が地盤に打ち付けた津波に流されない建物が
            地震発生後走って数分以内で4階まで到達できるようにしておく(その広さは周辺住民+αが収容できる広さ)
            と生き残れる可能性が高くなるってことでしょう。
            1週間程度の食糧と防寒・防暑・耐感染症の備えもあればすばらしい。

            地区の小中学校校舎がいい候補ですが、その屋上に地区の住民+α(通りがかった人など)を乗せるというのは
            オーバースペック(財政負担が過大)になる。

            親コメント
          • http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/tenpenchii/pdf/teigen_sankou_02.pdf [mlit.go.jp] 台風と津波の同時発生なんてないだろう、と、思っても、伊勢湾台風はもう一回くるかもしれないのが、名古屋。
            親コメント
            • by Anonymous Coward

              http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/tenpenchii/pdf/teigen_sankou_02.pdf [mlit.go.jp]
              台風と津波の同時発生なんてないだろう、と、思っても、伊勢湾台風はもう一回くるかもしれないのが、名古屋。

              デイ・アフター?

              # あの映画って妙にカラッとした終わりだけど現実は被災人数が多いから今回のように手間取るよな、と思う・・・

          • >2月にチリで地震が起こって名古屋市に津波警報が出たときも避難した人は0.2%らしいです 親の実家が三重で道路挟んだすぐが防波堤なのですが、高さはおそらく田老町とそんなに変わらないくらいあるのですが、

            名古屋港の津波高さ予測を書かないのは意図的でしょうか?
            名古屋は二つの半島によって袋形に囲まれており、外海とくらべて1/5~1/10の津波高さが予測されています。
            仮に今回の規模の津波がきたとして、1m以内程度です。
            そして津波警報発生時は港区の一部などの外側にあるバリケードが閉鎖されます。
            名古屋市民は過去に伊勢湾台風、東海豪雨などを経験しており
            地理的に危険な場所がかなり限定されています。

            0.2%という数値がどこで取られたのか分かりませんが、
            名古屋市民の0.2%も避難していたとしたら驚きですね。

            親コメント
            • 横からですが.

              避難率0.2%というのは,こちらの3/15の中日新聞の記事からだと思います.
              http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110315/CK2011031502000085.html [chunichi.co.jp]
              「今回の地震では愛知県外海や伊勢・三河湾に津波警報が出され、田原市で1・6メートル、名古屋港で1メートルを観測した。人家がない豊橋市を除く名古屋、蒲郡市、東浦町は沿岸部の計3000世帯の8700人に避難を勧告したが、避難所に集まった人は20人だけ。県内では昨年2月のチリ大地震津波の際も避難率は0・2%で全国最低だった。」
              とのこと.

              三陸地方はたびたび津波の被害に遭っていますし,対策もかなりされていたので,被害が食い止められた部分もあるのかな,と思っていたのですが.
              報道を見る限りでは,近年の地震で津波警報が出ても数mクラスの津波が来ることはなかったので,今回の地震でもたいしたことは無いだろう,と思っていた人がかなりいたようです.
              私も愛知県民ですが,今回の地震を教訓として避難態勢を整えることが重要だと思います.

              親コメント
              • by Anonymous Coward on 2011年03月23日 3時45分 (#1923596)
                > 報道を見る限りでは,近年の地震で津波警報が出ても数mクラスの津波が来ることはなかったので,今回の地震でもたいしたことは無いだろう,
                > と思っていた人がかなりいたようです.

                 少なくとも岩手県においては,私の聞いた話とは違いますね。
                 たしかに過去に度々甚大な津波被害を受けてきた三陸沿岸部であっても,近年においては地震で警報が出た際,実際に避難する率が三割を切るようになっていて,震災前にもニュースなどで問題点として取り上げられていたくらいだったのですが,今回の地震の際には沿岸部の大半の人が地震直後に「これはただごとではない」と感じ,急いで避難したそうです。
                 何しろ大半の場所で地震後10分以内に津波の第一波が押し寄せてきたのですから,そうでなければ津波に呑み込まれたヒトの数はそれこそ桁違いになったと思いますよ。

                 ただごとではないと感じ多くの人々が直ちに避難を開始したにもかかわらず,あまりに巨大な津波(かつ多くの地域では第一波到達まで10分足らずという短時間)だったため膨大な犠牲者が出てしまった,ということは言えると思います。
                 なにしろ高所に避難,という認識があって実際に高所まで避難したのに,その避難場所にまで津波が押し寄せてきたという事例が多かったのが今回の大津波ですから。さらには津波の到達時間がとても早かったため高台への避難が間に合わず,ビルの屋上で手スリにしがみついて津波を耐え凌いだ,なんて方も多数おりましたし。

                 こうなるともはや防災 "意識" や態勢を整えるだけではどうにもならず,やはり具体的な日頃の避難 "訓練" で身体に手順と避難経路と避難場所(指定場所へ間に合わない場合の咄嗟の避難場所も含めて)を覚え込ませることが結局は肝要になるのだと思います。

                岩手県民より
                親コメント
            • 東南海・南海地震が発生した場合、地震から90分程度で2~3メートルの津波が来る [nagoya.jp]と予測されています>名古屋港

              なお、名古屋港最奥部の名古屋市港区・南区には複数の河川があり、河口に水門がある堀川、河口が締め切られてポンプ排水している荒子川・中川運河のほかは自然流下(ただしかなり上流まで感潮域)で、津波が来たら逆流必至。んで、海岸堤防や河川堤防の多くは、伊勢湾台風で締め切られてから大規模な改修を行っていない上に、港区・南区は標高0~2メートルの場所も少なくない。つ~か、名古屋市は堀川の西と熱田神宮の南は総じて標高が低くて、伊勢湾台風による破堤で長期間水没した場所です。

              同様に伊勢湾台風の後で締め切られた日光川は、地盤沈下による能力低下と液状化による崩壊を防ぐために流域の広範囲で堤防を改修。河口の水閘門も東海地震の震度で倒壊する危険性があるとして新しいものを建設しているのに比べたら、名古屋市民で上記の地域(標高0~1メートル)に住んでる身としちゃ不安を感じざるを得ませんわ。先の地震で東北地方ではかなり地盤沈下してますし。
              親コメント
          • 和歌山も稲村の火というお話(津波から逃げるよう知らせるために、収穫した稲に火を放って知らせた)というお話を小学生の頃から叩き込まれてるので大丈夫、と思いたい。

            親コメント
        • by Anonymous Coward
          15mの津波なんて、パニック映画かウルトラマンの中だけという感じで、今まで現実味がなかったよ。
          • by Anonymous Coward

            爆発炎上するコンビナートなんて、それこそね。
            ペスターでも出そうな勢いだった。

      • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 16時02分 (#1923131)

        釜石の堤防はもの凄く役に立った方だよ。
        似たような構造の陸前高田と被害を比べてみればいい。

        思い込みや単純な被災者数などを根拠にそんな判断はしないほうがいい。
        時間とお金をかけて作ったものは、無駄であってはいけないという先入観が入りがち。

        津波災害の専門家にデータを集めて、本当に堤防が役に立ったのか?
        今後も作る価値があるのか?慎重に判断してもらいたいところだ。

        釜石の話ではないが、日本でも最高レベルの津波防波堤を築いた旧田老町は
        岩手大学の堺茂樹教授によるシミュレーションの結果、過去にあったレベルの
        津波でも危険だと出ていたそうだ。(NHKで見ただけなので一部記憶が曖昧)
        残念ながら今回はシミュレーション以上の津波で壊滅してしまった。

        その一方、田老で防潮堤建設に着手したのと同じ時期、三陸町吉浜では
        東京帝国大学今村明恒教授の進言に基づき、高台への集落移転が行われた。
        その結果、特別なインフラもないのに今回の津波ではほぼ無傷だったそうだ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          陸前高田は全域に渡って鉄筋の建物以外はほぼ全滅。
          釜石は海に近い2地区の建物はほぼ壊滅したが
          それ以外の地域は水没したけど壊滅はしてない。
          比較するまでもなく圧倒的に差があるわけだが。
          被害者の人数の問題じゃないないんだよ。

          反論する前にもっとよく調べろ。

  • 破壊されたとはいえ、釜石の堤防を越える防波堤の建造は
    不可能とは言いませんが、非常に困難です。
    技術的な限界よりも、経済的な負担に
    自治体が耐えられないのではないでしょうか。

    防波設備は、ほどほどにして、津波からは逃げる。
    むしろ、逃げやすく、助かりやすい後背地と道路の整備に
    重点を置くべきだと思います。

    • 核シェルターならぬ、津波シェルターとか作れないのかな?

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2011年03月22日 16時20分 (#1923144)
      今回は昼間でしたから逃げられた人も数多くいましたし逃げるという選択肢もありえましたが、
      深夜2時、3時に発生していたら被害は倍増では済まなかったのではないでしょうか。
      逃げやすくしたところで時間帯次第ではどうにもならない可能性が高いです。

      壊滅した集落の放棄と高台への集約・移転を真剣に検討すべきなのではないかと思います。
      住み慣れた土地を離れたくない人の気持ちもわかりますが、ただでさえ高齢化・過疎化の進む時代、
      近い将来には限界集落になりかねないような集落を低地に復興させるよりは、
      複数の集落を束ねた安全性の高い集落を新たに造成するほうが、若い人にとっても魅力的ではないでしょうか。
      親コメント
      • 集落の統合や、高地への移転などの施策には私も賛成です。
        ですが、漁業・船舶に関連する企業や諸設備は、
        津波リスクの高い場所に配置せざるを得ないケースも、
        あるのではないでしょうか。

        会社や施設があれば、そのうち住宅が作られ、やがて街になる、
        という事もあるのではないか、と想像します。

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        別の書き込みにもありますけど、山に近いところや
        高台は高台で震災や豪雨による土砂崩れなどがあります。
      • by Anonymous Coward

        確か奥尻島の津波は夜間でしたよね。
        真っ暗の中に大地震の後津波なんて、パニックになるなという方が無理

    • 賛成。そのうえで、

      今回の津波の動画では、津波ギリギリを逃げる車が右往左往していました。
      平地ばかりなのでどうすればよいのか分からなかったのでしょう。
      カーナビには、地震警報を受信して、10本以上の複数の逃走経路を
      同時に表示できるような機能があればいいと思います。
      迫る津波をリアルタイムに地図情報に入れることは不可能なので。
      …だれも作らないかも知れませんが。

      あと手軽なのは、平地でも避難経路をつくるとか。道路に書いとく、看板立てるとか。
      避難時のみ進入禁止・避難時のみ反対車線含め一方通行の看板を作って、
      100km/hで飛ばしても安全に逃げられるとか。
      自動車の逃走経路と徒歩の経路は別にするとか。
      また、防波堤以外の無茶なアイデアなのですが、
      地下鉄用のボーリングマシンで沿岸から山地に地下水道を通して津波を逃すとか…

      #完全に素人考えだけれどもID
      #なにより事前の想定が最重要ですよね…

      --
      新人。プログラマレベルをポケモンで言うと、コラッタぐらい
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      もういっそのこと、鉄筋コンクリート製の共同高層マンションに集住しちゃえば?
      1~4階までは共同の駐車場とか集会所とかにしとけばいいじゃん。

  • 防波堤ってのはあくまで高波を防ぐ物だから、せいぜい数秒間押し寄せては数秒間引くってな力を想定してるとおもいます。またkm単位の防波堤だったらどこかが押し波だったら別の場所は引き波になってる、っていう前提もあるかも。 津波のように数分以上の間海面が高くなり続ける(防波堤全体に、沖→陸方向に力が加わり続ける)場合には弱いのかも?と思いました。津波に耐えるのだったら、貯水ダムのような構造の堤でないといけないような気がした。
    • 釜石のもそうですし宮古市田老地区 [asahi.com]のもそうですが、防御対象として津波を想定している以上は相応の設計がなされていたのでは。

      多重に防波堤(防潮堤)を張り巡らして、縦深防御を敷くなんて手はないものでしょうか。田老のはなんかX字になってる中央部に力が集中してそこから崩れたんじゃないかって風に見えますが…?
      #<のくびれを>の突出部で支える構造だったのかしらん

      --
      RYZEN始めました
      親コメント
      • 防潮堤はそもそも津波を防御することを主眼として設計、施工されているはずです(その設計、施工の不完全さはあるかもしれませんが)。
        当然、海側から水(津波)がやってくることを想定して設計していると思われます。

        しかし、私がテレビ等で津波来襲時のいくつかの様子を見た限りでは、防潮堤が決壊して水が町に流れこんできたのではなく、防潮堤を乗り越えて水が流れ込んでいました。
        大量の水が防潮堤を乗り越えてしまうと、防潮堤には想定とは反対向きの力も働くことになり、壊れやすくなるのではないでしょうか?

        想定した津波の最大波高が低過ぎたというのが、結論なのかなと思います。
        #だからといって高さ20mや30mの防潮堤を作るのが現実的かというと…

        親コメント
typodupeerror

長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

読み込み中...