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注意散漫な人ほど脳みそが大きい? 25

ストーリー by reo
容量が多い=厨坊神経が発火しやすい 部門より

eggy 曰く、

ロンドン大学の神経科学者、金井良太博士によれば、気が散りやすい人ほど脳みそが大きい可能性があるとのこと (NewScientist の記事本家 /. 記事より) 。

金井氏率いる研究チームはまず被験者に「道路標識を見落とす頻度」や「スーパーに行っても他のものに気をとられてしまい、何を買うのか忘れてしまう頻度」を質問し、気が散りやすい人ほど高い点数を与え、点数に応じて注意散漫グループとそうでないグループに分けた。次に MRI で被験者の脳をスキャンしたところ、注意散漫グループは左側に位置する上頭頂小葉の脳漿量が通常の人より多いことが分かったそうだ。また、注意散漫な被験者の上頭頂小葉の働きを抑えることで集中力を上げることができたという。

気が散りやすい「= 大容量の脳みそ」ではあるが、「= 頭がいい」という訳ではなかったのが残念である。

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  • 脳漿ではなく灰白質 (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2011年05月10日 12時51分 (#1949606)
    元記事にはgrey matter と書いてある。
    つまり大脳皮質。えらい間違いだからタレこみ文は修正してほしい。

    脳の発達が未熟なのかもとも書いてある。
    ADHDにも関連がありそうな興味深い研究。
  • by clay (41656) on 2011年05月10日 10時19分 (#1949514) 日記

    >「= 頭がいい」という訳ではなかったのが残念である。

    逆スキームは
    イケメン→小顔→小頭→脳低容量→高集中力→成功
    イケメン = 成功

    #絶望した,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

  • コ業界では大容量と言われるとなんらかの性能が高い気がしてしまいますが、この記事の場合は容積が文字通り水増しされてるだけなのですね…。

    脳脊髄液(脳漿) - Wikipedia
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E8%84%8A%E9%AB%84%E6%B6%B2 [wikipedia.org]
    「略して髄液とも呼ばれる。脳室系の脈絡叢から産生される廃液であって、脳の水分含有量を緩衝したり、形を保つ役に立っている。一般には脳漿(のうしょう)として知られる。」
    (引用部の強調はKandoによる)

    • by NOBAX (21937) on 2011年05月10日 11時07分 (#1949539)
      コンピュータ業界で比較するなら、大容量ではなく、集積度の話でしょう。
      CPUでもメモリでも微細化して集積度を上げた方がスピードが速く、発熱も少なくなります。
      無駄に大きいと信号伝達に時間がかかり、鈍くなるということではないでしょうか。
      親コメント
      • オンメモリで解ける問題の規模に関わるのでメモリ容量も計算機の処理能力にとってそれなりに大事とは思います。
        (特にいつも何かと計算機のメモリが足りない苦労を見てきた年寄りとしては。)
        が、それはさておき、ここではそもそもストーリーに「大容量」と書かれてるけどその「大容量」が
        純粋に容積でその上、その実質が機能にあまり関係ないと思われる液体=脳漿だと
        ストーリーに書かれているところに反応してますので何かの容量でないと話が繋がらないわけでして…。
        ところで今ソースの一つNewScientistの記事をGoogle翻訳にかけて斜め読みしてたけど、
        脳漿量って出てこないようなのだが…。もしかして脳容量のTypoなんてことは…。

        ところで、速度と集積度に関しては、LSIの集積度は18カ月で2倍(ムーアの法則 [wikipedia.org])
        という凄まじい速度で進んできましたし、何倍も変わればさすがに性能に及ぼす影響も大きい訳ですが、
        人間の脳はそういう意味では「プロセス」は共通で集積度もそれほど劇的には違いません。
        今回のストーリーではどのくらい脳の当該部位の大きさが違っていたかわからないのですが、
        病的な例ではなく標準サイズの頭蓋に収まった脳のバリエーションであることから
        大きくてもせいぜい数%程度以下のオーダーの話ではないかと思われ、LSIのように集積度による劇的な違いはないでしょう。

        さらに今回のストーリーではどっちかというと注意力、
        いわば脳内プロセスとでもいうべきものの「スケジューリング・アルゴリズム」の差が問題のようです。
        人間の脳ではアルゴリズムもそのパラメタも神経の接続で「ハードコード」されてるようなものなので
        それらが脳の神経線維の量に現れることはありえることではあります。

        ソースのNewScientistの記事で金井氏は、
        誕生後の人間の脳の発達が余計な神経接続を減らす形で進むという既に知られている観察から、
        脳の部位の大きさは十分に神経が減っていないという
        一種の発達障害の兆候を示すのではないかという推測をしているようです。

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      • by Anonymous Coward
        多数のスレッドを動かして主目的がガベージコレクタに食われているのを想像。
        あるいは他人より複雑な処理をするけど、トランザクションは人並みなのでロールバックに失敗する状態?

        必要以上に動かすから結果として脳が大きくなったのか、大きいから注意力散漫なのか・・・
        • by Anonymous Coward

          集中できる人のほうが説明しやすそう

          気が散ることができるほど並列処理できないので、周囲が気にならなくなってしまう。
          気になっても直列で処理されてるので、遅れて後回しにされる。
          切り替えオーバーヘッドで大変になるので、ひとつのことはバラさずできるだけまとめて片付けようとする。

          結果、注意散漫になろうとしてもしんどくなるので、このスペックで効率よく動けるように最適化される。

          一方で注意散漫だと脳がいくらマルチスレッドで力押しできても、体はひとつみたいな。

    • 脳漿って脳じゃない?
      じゃあ、脳が大きいじゃなくて、すかすかってことなんじゃ…。
      • by Anonymous Coward on 2011年05月10日 11時00分 (#1949533)
        New Scientist の元記事をみるかぎり、「脳漿量」というのは誤訳です。

        ...in a region of the brain known as the left superior parietal lobe (SPL). Specifically, the easily distracted tended to have more grey matter here.

        左の SPL(上頭頂小葉)という部位の「灰白質」(grey matter)が多いほうが気を取られやすい、とあります。灰白質とは、つまり神経細胞体が集まっている大脳皮質に当たる場所です。ちゃんと脳(の特定の小さな部分ではありますが)の大きいほうが、という意味になってます。

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        • by Anonymous Coward on 2011年05月10日 12時31分 (#1949591)

          誤訳つながりで、ここにつけると

          >上頭頂小葉(SPL)の働きを抑えることで集中力を上げる

          ではなく、要約すると

          経頭蓋磁気刺激で左SPLの活動を弱めた場合、注意散漫が増加するため、左SPLには注意力を制御する機能があるようだ。左SPLの灰白質が大きい人は、この機能の働きが悪い。しかし、左SPL近傍へ直接電流で刺激することにより、注意力を向上できるのではないかと考え試験を開始している。

          磁気刺激と電流刺激は逆の働きをするようだね。

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    • by Anonymous Coward

      あとは体格補正はどうしてるのかな。

      この結論だけみると、体格が小さい人はは注意力高くて長身長の人は注意力散漫な相関をもっているようなことになりそうな。

      • 体格と頭の大きさに相関性はないですよ。
        #ソースは自分

        --
        一人以外は全員敗者
        それでもあきらめるより熱くなれ
        親コメント
        • マジレスすると:

          頭部の大きさは骨格の影響も大きく、頭部の骨格の発達度合いには脳のみならず顎の発達の影響も大きいようです。

          (顎を操作する筋肉の一部は側頭部に一方の端があり頬骨の作るブリッジの内側を通って顎と連結している。
          また頬骨や上顎と連結する物もある。顎が強力に発達すると筋肉が太くなり頬骨やその取り付け部がゴツく頑丈になるし、
          側頭部の強度も上がる理屈。
          人間より極端にこの性質が出るのは人類に近縁の類人猿。
          類人猿の頭骨は脳容量の割に結構立派で、またオスのほうがその傾向は顕著であるが
          それは噛む力が強いことと関連がある。)

          脳にしても問題は容積じゃなくてむしろ表面積(皮質の面積)ではないかという話もあります。
          大雑把にいえば脳は演算素子となる神経細胞を平面に並べて頭蓋に収まるように折りたたんで
          内側を配線となる神経細胞で結んだような構造らしいので。

          親コメント
      • 昔から言うではないですか、「大男総身に知恵が回りかね」と。

        by 若干大きめ男(176cm、96Kg)

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  • 本文書こうと思ったけど、なんだか倦きたからほかのk
    • 気が散りやすいということを分散処理に利用できないものかと。 脳って、膜が何層にも重なった構造をイメージすればよいと思う。 数枚の膜が損傷を受けて機能が停止しても、全体のパターンを記憶している。 壊れた層が多くなってある閾値を超えると認知症になるとか、そういった感じでしょ。 プレグナンツな脳。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        分散処理

        掃除をしながら、朝食を作りながら、洗濯をしながら、テレビを見ながら、電話に出ながら・・・
        世のお母さん偉い!おいらにゃ無理だ

    • by Anonymous Coward
      Sam.Mem氏が、自分の脳の大きさをアピールしてる模様。
  • ご本人のブログ脳と意識の最先端を目指そう [cocolog-nifty.com]の 個人差の論文:1号 [cocolog-nifty.com]という
    エントリによれば金井博士ご自身は

    この前の、『個性のわかる脳科学』で一番メインのテーマとして書いたことだけど、自分の今の興味は、
    脳の構造をみるだけで、どこまで個人の性格や能力が予測できるかということだ。

    ということだそうで、脳を観測することでどの程度「個性」とか「様々な能力の個人差」という領域に踏み込んで行けるかを
    探求されているように思います。頭の善し悪しとはちょっと違うんじゃないかと思いますが、脳のMRIスキャンをされたら
    「コイツはこんな奴か」と喝破されてしまうのもあんまりいい気持ちではないかも知れませんね。

    #わざわざMRIにかからなくても喝破されまくりなID

  • by Anonymous Coward on 2011年05月10日 10時20分 (#1949515)
    「見落とす頻度」や「忘れてしまう頻度」について自覚があり自己申告できる人は、本当に注意散漫な人なのだろうか?
  • by Anonymous Coward on 2011年05月10日 17時49分 (#1949762)
    注意散漫ということは、フォアグラウンドで集中処理しなければならないことがあるのに、余計なバックグラウンド処理が大量にあるということだ。
    頭がいい人は、うまくスケジュールしてフォアグラウンドを優先的に処理できる。必要な処理を最低限の能力で処理できるので、処理が軽く、脳も適切な状態になっている。
    注意散漫な人は、バックグラウンド処理が邪魔して、フォアグラウンド処理をうまく処理できない。ビジー状態が続いているから、それを補うために無意味に脳が発達している。

    なんか、OSのスケジューラのような話になってきた。
    • by Anonymous Coward
      スタックにpushしたんだけど、ポインタ管理できないからpopするたびに
      戻りアドレスがかわってしまってpushした処理が完結できないままどこへ
      やら行ってしまう

      特権リングが機能してなくてシステムのジャンプテーブルがどの処理でも書き
      換えできてしまう状態なので、つまり、どこにジャンプするのか皆目わからな


      集中力抜群なのはCPU使用率100%なシングルタスク処理が連続してるだけで傍目
      にはマルチタスクで動作しているように見えるだけ
      スイッチングHUBみたいなもの
  • by Anonymous Coward on 2011年05月10日 21時36分 (#1949880)
    銀河伝承族は馬鹿なのかー
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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