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アメリカ合衆国

遺伝子操作で人間の細胞からレーザーを発生 49

ストーリー by headless
何とかビーム 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

米ハーバード・メディカルスクールの研究チームが、ヒトの細胞を媒質としてレーザーを発生させることに成功したそうだ (Nature Photonicsの記事BBC Newsの記事WIRED.jpの記事本家/.)。

外部から与えた光を増幅する媒質(利得媒質)としては人工的に合成した結晶やガス、液体などが多く使われるが、今回の研究で媒質に使用したのはクラゲの持つ発光物質である緑色蛍光タンパク質(GFP)だ。研究チームはGFPが生成されるようにヒト胎児の腎臓細胞に遺伝子操作を行い、光共振器となる2枚の鏡の間に配置した。この状態で細胞に青色光のパルスを照射したところ、緑色のレーザー光が数ナノ秒間発生したという。レーザー光は肉眼で確認でき、実験中に細胞が傷つけられることもなかったそうだ。研究チームは取材に対し、体内から発生させたレーザーが治療に役立つ可能性に言及したとのこと。

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