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タレコミ後、色々わかってきたので、日記 [srad.jp]の方は適宜修正しています。
まず、
これを異常の起きたスラスタ Dの代わりに使用し、スラスタ Cと共に使用する事で必要な推力を得るのだそうだ。
を
このスラスタA+Bを使用する事で必要な推力を得るのだそうだ(スラスタCは予備)。
に修正しています。
また、大塚実氏のtwitter [twitter.com]や松浦晋也のL/D [air-nifty.com]より補足すると、
某スレッドに貼られていたコピペですがミラクルすぎますw
●本来ならリアクションホイール3個で姿勢制御
⇒ ホイール1個壊れたのでホイール残り2個と化学スラスタで制御 (ここまでは普通の「こんなこともあろうかと」、な範囲)
⇒ ホイールさらに1個壊れた!化学スラスタ全損!燃料全部漏れた!漏れた燃料が機体内で凍ってる!!通信途絶!!!バッテリも壊れて太陽電池パネルは常に太陽を向けなきゃなんない!!!⇒ 姿勢が狂っても、ほっとけば持ち直すように設計してたんだよね。こんなこともあろうかと。1年以内に60%の確率で通信回復するはず。(数ヵ月後)ほうら3ヶ月で繋がったぜ!
⇒ とりあえずイオンエンジンの中和器から生キセノン吹かして姿勢制御。こんなこともあろうと中和器の向きを微妙にずらしてたんだよね。⇒ 機体内をヒーターで暖めてベーキング。爆発しないようにゆっくりとね。気化した燃料はそのうち機体外に逃げるだろう。⇒ 生キセノン吹かしつづけてると地球帰還用の燃料が足らなくね?あ、風車の原理で太陽光圧を利用して回転させて安定させればよくね?こんなこともあろうかと、回転軸が機体の中心を貫くように設計してたんだよ。
⇒ 地球帰還用のカプセルに採取した試料を入れるにはバッテリーの電力が必要だなぁ。でも極低温で短絡故障(ショート)してるから下手に充電すると爆発しそうだなぁ。⇒あ、古河電工のおっちゃんが補充電回路で充電する裏技教えてくれた。電源オンオフを高速連打すれば良かったんだ、ラッキー。⇒ よし、地球帰還航行開始っと。イオンエンジンは3基生きてるからオッケー。ホイールは残り1個だから今のうちに何かいい手を考えておこうっと。
⇒ 地球帰還第一期軌道変換完了。半年お休みして、第二期軌道変換開始。イオンエンジンBはどうやら寿命らしい。お疲れさん。残り2基。⇒ おや、メモリエラー(SEU)か。良くある良くある。とりあえずセーフホールドモードで指示待ちっと。地球から診断してもらってイオンエンジンも再起動出来たので巡航再開。
⇒ イオンエンジンDが経年劣化で故障。この状態ではもう地球に帰れない。⇒ スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることで、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることができるじゃん、余裕余裕。(NEW)
こんなこともあろうと中和器の向きを微妙にずらしてたんだよね。
中和器による姿勢制御はトラブルが起きてから思いついたことで、当初は完全に想定していなかったみたいですよ。イオンを中和するためにメインエンジン側と噴射軸が交差するように配置していて、姿勢制御の手段がなくなってから「これなら重心からずれた力を加えられるんじゃね?」と気づいて大急ぎで計算してプログラム書き換えた。もしも「こんなこともあろうかと」であれば、最初からプログラムも仕込んでいたと思います。
知らなかったからこその失敗だけど、失敗を恐れないで解決のチャンスを実装した熱意は頭が下がる思いです。
#地球を飛び出して、宇宙と対峙した棋譜としては、稀有の名勝負ですね。
ロケットガールの4巻にまさにそういう内容の中篇が収録されてます。表題作の「魔法使いとランデヴー」がはやぶさをモデルにした小惑星探査機を回収しに行くというミッションのお話です。
野尻抱介辺りが発奮して何か一篇上梓することに期待
「上梓」は出す当事者が言う言葉です。「謹製」と同様。
> 「上梓」は出す当事者が言う言葉です。
何かソースありますか?ちょっと調べてみましたが、そのように書かれている辞書が見つかりませんでした。ググってみても、普通に第三者が使っているような感じだし。
♪八時ちょうどの~あずさ2号で~# 下りは奇数に統一されました
♪八時ちょうどの~あずさ2号で~
# 下りは奇数に統一されました
あずさ2号の運行を東京まで伸ばしてくれれば、「はやぶさ」に乗り継げま……した。3月までは。
orz
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
修正と追加 (スコア:5, 参考になる)
タレコミ後、色々わかってきたので、日記 [srad.jp]の方は適宜修正しています。
まず、
を
に修正しています。
また、大塚実氏のtwitter [twitter.com]や松浦晋也のL/D [air-nifty.com]より補足すると、
Re:修正と追加 (スコア:5, 参考になる)
某スレッドに貼られていたコピペですがミラクルすぎますw
●本来ならリアクションホイール3個で姿勢制御
⇒ ホイール1個壊れたのでホイール残り2個と化学スラスタで制御 (ここまでは普通の「こんなこともあろうかと」、な範囲)
⇒ ホイールさらに1個壊れた!化学スラスタ全損!燃料全部漏れた!漏れた燃料が機体内で凍ってる!!通信途絶!!!バッテリも壊れて太陽電池パネルは常に太陽を向けなきゃなんない!!!
⇒ 姿勢が狂っても、ほっとけば持ち直すように設計してたんだよね。こんなこともあろうかと。1年以内に60%の確率で通信回復するはず。(数ヵ月後)ほうら3ヶ月で繋がったぜ!
⇒ とりあえずイオンエンジンの中和器から生キセノン吹かして姿勢制御。こんなこともあろうと中和器の向きを微妙にずらしてたんだよね。
⇒ 機体内をヒーターで暖めてベーキング。爆発しないようにゆっくりとね。気化した燃料はそのうち機体外に逃げるだろう。
⇒ 生キセノン吹かしつづけてると地球帰還用の燃料が足らなくね?あ、風車の原理で太陽光圧を利用して回転させて安定させればよくね?こんなこともあろうかと、回転軸が機体の中心を貫くように設計してたんだよ。
⇒ 地球帰還用のカプセルに採取した試料を入れるにはバッテリーの電力が必要だなぁ。でも極低温で短絡故障(ショート)してるから下手に充電すると爆発しそうだなぁ。
⇒あ、古河電工のおっちゃんが補充電回路で充電する裏技教えてくれた。電源オンオフを高速連打すれば良かったんだ、ラッキー。
⇒ よし、地球帰還航行開始っと。イオンエンジンは3基生きてるからオッケー。ホイールは残り1個だから今のうちに何かいい手を考えておこうっと。
⇒ 地球帰還第一期軌道変換完了。半年お休みして、第二期軌道変換開始。イオンエンジンBはどうやら寿命らしい。お疲れさん。残り2基。
⇒ おや、メモリエラー(SEU)か。良くある良くある。とりあえずセーフホールドモードで指示待ちっと。地球から診断してもらってイオンエンジンも再起動出来たので巡航再開。
⇒ イオンエンジンDが経年劣化で故障。この状態ではもう地球に帰れない。
⇒ スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることで、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることができるじゃん、余裕余裕。(NEW)
Re:修正と追加 (スコア:3, 参考になる)
こんなこともあろうと中和器の向きを微妙にずらしてたんだよね。
中和器による姿勢制御はトラブルが起きてから思いついたことで、当初は完全に想定していなかったみたいですよ。
イオンを中和するためにメインエンジン側と噴射軸が交差するように配置していて、姿勢制御の手段がなくなってから「これなら重心からずれた力を加えられるんじゃね?」と気づいて大急ぎで計算してプログラム書き換えた。
もしも「こんなこともあろうかと」であれば、最初からプログラムも仕込んでいたと思います。
うじゃうじゃ
Re:修正と追加 (スコア:1)
知らなかったからこその失敗だけど、失敗を恐れないで解決のチャンスを実装した熱意は頭が下がる思いです。
#地球を飛び出して、宇宙と対峙した棋譜としては、稀有の名勝負ですね。
#壮大なストーリ。空転するアイディア。
Re: (スコア:0)
野尻抱介辺りが発奮して何か一篇上梓することに期待
Re:修正と追加 (スコア:3, 参考になる)
ロケットガールの4巻にまさにそういう内容の中篇が収録されてます。
表題作の「魔法使いとランデヴー」がはやぶさをモデルにした小惑星探査機を回収しに行くというミッションのお話です。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
上梓/Re:修正と追加 (スコア:1)
「上梓」は出す当事者が言う言葉です。「謹製」と同様。
Re: (スコア:0)
> 「上梓」は出す当事者が言う言葉です。
何かソースありますか?
ちょっと調べてみましたが、そのように書かれている辞書が見つかりませんでした。
ググってみても、普通に第三者が使っているような感じだし。
梓と本人が合体したら一曲歌わせていただきます (スコア:0)
# 下りは奇数に統一されました
Re: (スコア:0)
あずさ2号の運行を東京まで伸ばしてくれれば、「はやぶさ」に乗り継げま……した。3月までは。
orz