アカウント名:
パスワード:
> 設計陣に拍手。
これを見て設計陣に拍手するようでは、事業仕分けやるまでもなく日本の科学技術や工学に未来は無いなあ、と思ってしまうのですが。
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/19/065/index.html [mycom.co.jp]>この回路変換という手法については、>「電気回路上はダイオードを用いてバイパスできるようにしてあったが、>この機能自体は地上での試験ができていない機能であり、>本当に万一のためにとっておいたもの。軌道上で初めてやって成功した」(河口氏)>と、本当に緊急的な手段であったことを強調する。
十分、設計陣も拍手を贈るに値すると思いますが。
上流の失敗や不手際を下流の運用で何とかしている、よくある典型的ダメプロジェクトの一例がまたここにも。
>下流の失敗や不手際を上流の物量で何とかしている、よくある典型的アメリカプロジェクトの一例をあげようとしたんだけどあんまり思いつかないな
B-29に搭載されていた空冷星型エンジンR-3350なんてのはどうでしょ。・巨大な機体を高速で飛ばすための大馬力・空気の薄い高空で飛ぶための排気タービン(ターボ)・空気抵抗を抑えるために小さなカウルに収めるための小型化を三つながら要求されたために機械製品としては大変筋の悪いモノになってしまいました。
小さな容積で大出力を求められたのでつねにオーバーヒート気味。 軽量化のためにマグネシウム合金を多用したらそれが大変燃えやすい。 どこをどう直してもこの欠点は解決できず、B-29の試作機は飛行中にエンジン火災を起こして墜落しています。
でも戦局の要請から(とっとと日本を降伏させるためには長距離爆撃機がどうしても必要だった)大急ぎで完成させなくてはいけないんで結局そのまま実戦配備しています。 エンジン過熱の問題はどうしたかというと、「大量生産して使い捨て」。 一度の出撃のたびにエンジンを交換して常に新品のエンジンならば耐えるだろなんとか、という強引さで乗り切りました。 マリアナやサイパンの滑走路脇には大量の使い捨てられたR-3350が山積みになってたとか。
日本の技術者は墜落したB-29のエンジンを調べて「別に技術的にみて目新しい設計じゃないじゃん」と安堵したそうですが、排気タービンの素材としての堅牢性(日本側がコピーしようとしてもできなかった)と、その高価なエンジンを使い捨てにするような生産力こそがキモだってことに気づけなかったあたりが悲しいというか発想がミクロだというか。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
まるで、ポッド・レースのようだ。 (スコア:1, すばらしい洞察)
オペレータチームと、「こんなこともあろうかと」!?設計陣に拍手。
Re: (スコア:-1, 荒らし)
> 設計陣に拍手。
これを見て設計陣に拍手するようでは、事業仕分けやるまでもなく日本の科学技術や工学に未来は無いなあ、と思ってしまうのですが。
Re: (スコア:5, 興味深い)
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/19/065/index.html [mycom.co.jp]
>この回路変換という手法については、
>「電気回路上はダイオードを用いてバイパスできるようにしてあったが、
>この機能自体は地上での試験ができていない機能であり、
>本当に万一のためにとっておいたもの。軌道上で初めてやって成功した」(河口氏)
>と、本当に緊急的な手段であったことを強調する。
十分、設計陣も拍手を贈るに値すると思いますが。
Re: (スコア:-1, 荒らし)
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/19/065/index.html [mycom.co.jp]
>この回路変換という手法については、
>「電気回路上はダイオードを用いてバイパスできるようにしてあったが、
>この機能自体は地上での試験ができていない機能であり、
>本当に万一のためにとっておいたもの。軌道上で初めてやって成功した」(河口氏)
>と、本当に緊急的な手段であったことを強調する。
上流の失敗や不手際を下流の運用で何とかしている、よくある典型的ダメプロジェクトの一例がまたここにも。
だめになったら次のを打ち上げればいいじゃない (スコア:0)
富豪的エンジニアリング (スコア:3, 興味深い)
>下流の失敗や不手際を上流の物量で何とかしている、よくある典型的アメリカプロジェクトの一例をあげようとしたんだけどあんまり思いつかないな
B-29に搭載されていた空冷星型エンジンR-3350なんてのはどうでしょ。
・巨大な機体を高速で飛ばすための大馬力
・空気の薄い高空で飛ぶための排気タービン(ターボ)
・空気抵抗を抑えるために小さなカウルに収めるための小型化
を三つながら要求されたために機械製品としては大変筋の悪いモノになってしまいました。
小さな容積で大出力を求められたのでつねにオーバーヒート気味。
軽量化のためにマグネシウム合金を多用したらそれが大変燃えやすい。
どこをどう直してもこの欠点は解決できず、B-29の試作機は飛行中にエンジン火災を起こして墜落しています。
でも戦局の要請から(とっとと日本を降伏させるためには長距離爆撃機がどうしても必要だった)大急ぎで完成させなくてはいけないんで
結局そのまま実戦配備しています。
エンジン過熱の問題はどうしたかというと、「大量生産して使い捨て」。
一度の出撃のたびにエンジンを交換して常に新品のエンジンならば耐えるだろなんとか、という強引さで乗り切りました。
マリアナやサイパンの滑走路脇には大量の使い捨てられたR-3350が山積みになってたとか。
日本の技術者は墜落したB-29のエンジンを調べて「別に技術的にみて目新しい設計じゃないじゃん」
と安堵したそうですが、排気タービンの素材としての堅牢性(日本側がコピーしようとしてもできなかった)と、
その高価なエンジンを使い捨てにするような生産力こそがキモだってことに気づけなかったあたりが悲しいというか
発想がミクロだというか。