どこまで続くぬかるみぞ部門より。
shesee曰く、"プリンストン大学のEd Felten教授が自身のブログFreedom to Tinkerで明らかにしたところによると、Sony BMGが提供していたコピーコントロールディスク問題のアンインストーラーは、リモートからPCを操作可能な危険なコードを含むとのことです。なお、Sony BMGは問題のコピーコントロールディスクのリコールを決め、数日中に対応を公表することを明らかにしました(CNET Japanの記事)。
Sony BMGが販売するFirst 4 InternetのXCP技術を使用したコピーコントロールディスクは、rootkit応用技術を使用しており、それ自体セキュリティーリスクになります。さらにSony BMGが問題の対応としてWebからアナウンスしていたWebベースの対応プログラムはAcitiveXで作成されており、所定の動作後もPC上に残されたままです。このActiveXコントロールはリモートから所定のコードをダウンロードして動作しますが、コードのダウンロード先の検証を行っておらず、任意のURLからコードをダウンロードして動作可能です。" (つづく…)
また、alp曰く、"といっても、米国ユーザの場合 Sony BMG の了解済みのアンインストーラを使用しない場合は、コピー防止手段の回避により DMCA で訴追される可能性があり、絵に描いたようなジレンマと言えましょう。"
関連ストーリー
マルウェア削除したらDMCA法で罪に問われるって・・・ (スコア:5, すばらしい洞察)
DMCA法作った奴ってアホか?
マイクロソフトはこのrootkitを削除する手段を提供する [cnet.com]らしいけど、じゃ、マイクロソフトも法人として訴追されるって言うのか。いや、マイクロソフトだけじゃなくて、こいつを削除するという対応をしたアンチウィルスソリューションのベンダーはみんな訴追されるのか?というか、「著作権保護のためのソフトです」って言えばそれだけで何でもインストールし放題、インストールされた方はそれが分かっていても削除したら法律違反、ってどう考えてもおかしいだろ。
このマルウェアが原因でハッチ [senate.gov]が別のマルウェアに感染してたら笑える。逝って良し。っていうか、むしろ逝け。
ペーストビン [windy.cx]
Re:マルウェア削除したらDMCA法で罪に問われるって・・・ (スコア:3, 参考になる)
> In addition, to address security concerns, we provided to major
> software and anti-virus companies a software update, which also may be
> downloaded at http://cp.sonybmg.com/xcp/english/updates.html.
だそうですから、DMCA回避のための許可をアンチウイルスソフトベンダー
に出しているように思います。というか、各社にパッチを供給してる
って書いてあるように読めるということは、基本的に全部同じもの?
どちらにしてもファイルの隠蔽機能周りだけを除去するだけで、
DRMとしての機能は温存されるという話も出たりしています。
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Re:マルウェア削除したらDMCA法で罪に問われるって・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
こんな状況ならいっそのこと潰れるか火達磨になってもらった方が公共の利益になるし
ヘンテコな法律への問題提起にもなる。
#M$弁護団がSonyBMGに負けるとは思えないし
#状況はいつも最悪、でもそれが当たり前
親コメント
参考 (スコア:3, 参考になる)
ユーザーの利便性を考えたつもりなんだろうけど、
ActiveXで、こういう修正が出来てしまう危険性に疑問を抱かなかったのだろうか。>> BMG
Re:参考 (スコア:2, 参考になる)
CNetの記事には、
・最初に公開していたActiveX版に問題がある
・そのあとに出たダウンロード版は安全なようだ
と書かれています。
現在、BMGのダウンロードページは、15日付で
・あたらしいツールを用意しているので数日待って欲しい
となっています。
現在公開しているのが問題になっているのだと思いましたが、そうではないんですね。
新しい削除ツールでは、最初の問題点も含めて修正して欲しいものです。
親コメント
Re:参考 (スコア:2, 参考になる)
私も混乱したんですが、「ActiveX版に問題」「新しいプログラムは安全なようだ」は意味合いが違うように思います。まとめると次のようになるかと。
アンインストール手順については、Mark Russinovich氏が11月9日付けブログエントリで書いています。意訳しつつ引用すると...
ここまでしてさらにセキュリティホール。うーん...
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国内にも感染経路がある予感… (スコア:3, 参考になる)
これって、アメリカからの輸入盤だけでは説明がつかないのでは?
日本でリリースされたCDにも同様のものが入ってるとか
はっ!まさかVAI○にプリインストール?
-------- tear straight across --------
Re:国内にも感染経路がある予感… (スコア:2, 参考になる)
コデラ ノブログ: ホントかよXCP日本で21万台 [ITmedia +D Blog] [itmedia.co.jp]
名物に旨いものなし!
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形を変えたマーケティング調査? (スコア:3, すばらしい洞察)
ストーリーで紹介されているブログや各種リンクを巡ると SONY BMG が提供している「アンインストール方法」というのが興味深いですね。Update: Sony Uninstaller Hole Stays Open [freedom-to-tinker.com] で簡単にまとめられていますので、ちょっと訳してみましょう。
ユーザに二回もリクエストフォームを入力させるあたり、徹底した情報収集を行っているようですね。ここに集う人なら捨てアカなどを使うでしょうが、普通の CD 購入層がそんなことを考えるとは思えません。電子メールアカウントや購入した CD タイトルなど、単なる CD 販売では得られない情報が SONY に流れ込むことになりますね。これは非常に「おいしい」情報なのではないでしょうか?
rootkit をつかったコピー防止ツールでも CD の再生ごとに Sony 側に情報を流していたようだ [sysinternals.com] との指摘があることを併せると、単なるコピーコントロール以上にマーケティングに役立てるための情報も収集しようとしていたのではないかと想像を逞しくしてしまいます。
はてな支店 [hatena.ne.jp]
ここまでくると (スコア:1)
いい加減、ちゃんとしたアンインストーラを提供してもらいたいものです。
Re:ここまでくると (スコア:2, すばらしい洞察)
これだけのことをした企業のによるアンインストーラは信用できないような。
Microsoftも「駆除」決定" [itmedia.co.jp]だそうなので、一安心?
親コメント
Microsoftにお任せを (スコア:1, 興味深い)
というわけで来月の月刊Windows Updataで対応されるぽいですよ。
現場の暴走という可能性は? (スコア:1, 興味深い)
#何処に付けようか悩んだあげくに新規に
問題のシステムを作ったプロジェクトのリーダーが手前勝手な正義感を基に会社の方針を拡大解釈して暴走した、とは考えられないのでしょうか?
内部の連携ミスがあって会社としてはそこまでやるようなものだとは聞いていなかったとしたら公式コメントである「何の情報も収集していない」というのも頷けますし、盗用に関しても開発者の暴走であったとか、本当にないのかと。
これだけの事実が揃うとソニーに対する悪いイメージはさすがに払拭できなさそうですが、かといってこの件を以て「ソニーは客をなめている会社だ」と結論づけるのは早計に感じます。
現場が作ったソフトウェアの挙動に関して上層部が完全に把握したうえで会社としてゴーサインを出したという確証はありますか?
#煽りでも何でもなく、本当にそれが知りたいのです。
Youthの半分はバファリンでできています。
Re:現場の暴走という可能性は? (スコア:2, すばらしい洞察)
それが事実だとして、何の言い訳になるのでしょうか。
親コメント
Re:現場の暴走という可能性は? (スコア:2, すばらしい洞察)
こういったマルウェア的なものを仕掛けることに対する倫理的な抵抗感がない、あっても誰にも止めることができない、「社風」に問題があるのではないでしょうか。
IDで恥をかこう!
親コメント
Re:不可解 (スコア:2, すばらしい洞察)
これは他に十分な手立てがないために、「苦し紛れにこういった方法を採用してしまった」ということではないかと思います。
こんな無茶で本質的でないことを利用してコピーコントロールを行うのには「コピーコントロールのための十分な技術が確立していない」ということが背景にあるのではないでしょうか。
「デジタルデータのコピーを制限する方法が現状で存在しない」にも関わらずコピーを制限したいという要望が存在するため、「ごまかしで、コピーしにくくする」という手立てがとられることが多いようです。
そこで「強いごまかし」を求めるあまりに、このような事態を招いてしまっのではないでしょうか。
IDで恥をかこう!
親コメント