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金子勇氏とIPAが共演する呉越同舟な情報漏洩対策セミナー 137

ストーリー by mhatta
その相救うや左右の手の如し 部門より

LimeWire移行組曰く、"アスキービジネス告知ページによると、5月2日に秋葉原で開かれるアスキー主催の情報漏洩対策セミナーで、Winny開発者である47氏こと金子勇氏やWinny弁護団事務局長の壇俊光氏が講演をするということです。

これだけだと、単に金子氏の弁明を聞く集まりのように思えるわけですが、何とこのセミナーには防御側のIPAJNSAの方も講師として参加するようです。

もちろん、いろいろ関係者が出てくるセミナーは面白いとは思うのですが、結局は漫画や映画をタダで見たいユーザーがいなくならない限り、情報漏洩は止まらないと思います。諸兄の対策は如何に。"

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  • なんだか全体的に議論がずれてきている気がするんですが……

    >結局は漫画や映画をタダで見たいユーザーが
    >いなくならない限り

    のフレーズってのはちょっとおかしくって、P2Pの
    ファイル共有が実際にこの手の意図せぬ情報漏えいを
    加速させてはいるものの、別にそれらがなくなったから
    と言って意図せぬ情報漏えい自体はなくならないのに、
    ファイル共有が根源的原因のように締めているからだと
    思うのですが。
    #セミナー告知のページでもWinnyを使わなければ安全、
    #は技術的に不十分とあるのに。

    別にWinny擁護ではなく、P2Pのファイル交換を対策する
    のは意図せぬ情報漏えい対策の一つにしか過ぎない、と
    いうことです。

    また、P2Pの使用とタダ見したいという欲求(実際するか
    どうかは別の話)も混同してるので、ますます話がセミ
    ナーのことからずれて水掛け論の繰り返しに。

    もう少しタレコミ文を吟味していただきたかったと思います。
    #臆病者だけど今回はIDで。
  • by Anonymous Coward on 2006年04月21日 10時29分 (#925626)
    >結局は漫画や映画をタダで見たいユーザーがいなくならない限り、

    というよりは、「公私の切り分けができない人がいる限り」ではないでしょうか。

    黒いことに使ってるユーザがいるにしても、会社のデータを自宅に持ち帰って
    PCに入れなきゃWinnyやShareなんかで漏れる事はないんだし、会社環境がアレなんでやむなく・・・
    って人の場合は、私物PCを仕事で使う時点でOSクリーンインストールするとかすれば良いんだし。
    • Winny使う際には、自動的に仮想マシン入れる(その上にWinny入れる)ようなシステムを作れば結構対策できるんじゃないですかねぇ?

      もちろん、そのために個人情報一切入力不可(個人情報フィルタリングソフトウェア込み)のカスタムWindowsを作る必要がありますが。

      VMwareとMicrosoftあたりが作ってくれないかなぁ。
      初心者でも簡単にインストールできて、ファイル共有(名目上はウィルス対策とか)に特化したゲストOSを搭載した仮想マシンソフトウェア。
      --
      PKDばっかし読んでて脳内ピンク色。
      親コメント
      • VMを使った対策が広範に普及すると、いずれはVM上で動作している事を検知してhost OS側に悪さをするmalwareを作る奴が出てくるでしょう。VMwareにしてもVirtual PCにしても、VM上かそうでないかは簡単に検知できますし、Host->VMの通信手段もあるわけですから、以下のような順序でやっぱり流出してしまう、と。

        1. まずVM側に感染。
        2. 手に入れたファイル(malware込み)をユーザがhost側で開いてhostに感染。
        (2'. 仮想化ソフトのセキュリティーホールを利用してhostに感染。)
        3. VMの起動を監視し、起動確認後host側のめぼしいファイルをVMに転送。
        4. VM側で今まで同様の手段でばらまく。

        というわけで、仮にVMを使った対策がデフォルトで有効になっていたとしても、そもそもそういった対策が対象とするべき人相手には効果はほとんどなさそうです。

        あくまで私見ですが、この問題に対して純粋に技術的な解決策をとろうとしても難しいんじゃないかと思ってます。まあ、罰則を重くするぐらいしか効果がないんではなかろうかと。あまり気はすすまないんですけどね。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2006年04月21日 15時26分 (#925930)
           Antinyなどのウィルスとそれ以前のウィルスとの本質的な違いは、効率的な感染経路の確保にあります。

           メールやWEBを経由するタイプのウィルスの場合、感染するためにOSのセキュリティホールが必要だったり、感染したとしても、次の感染先へのルートがメールやWEBの改ざんなどでは限界があります。
           対策のし易さも格段に違います。

           要するにWinnyというファイル共有ネットワークを使うことが本質にあるわけです。
           したがって、感染したとしても、ファイル共有をされなければいいわけです。

           これはWinnyだけの問題ではないわけで、対策としては
          ・設定など外部から操作できないようにする。
          ・共有するファイルは、ユーザーが指定したもの以外は共有されないように管理する。
          ・アップ対象ファイルの改変の検出。

           などソフト側のアップデートで対処できることは多いです。
           ただし、常にその裏をかくウィルスは出てきますから、迅速な対処が必要でしょう。例えばプロトコルを解析された場合には、プロトコルの変更も含めたアップデートなども。

           どんなソフトにもセキュリティホールの可能性はありますし、想定しない攻撃方法を考え付く人は必ずいます。アップデートを禁じるなどというのは最悪の下策です。

           当局は、やるならば、Winnyの使用自体を違法にするか、素直に違法ファイルをアップした人を地道に逮捕していくべきでした。
           毎月のように、逮捕されていれば、いくらなんでも使おうという人は減りますし、人が減ればWinnyは消滅です。
           警察内部の人間が使用していることで、積極的に逮捕することができなくなったため、腹いせに開発者を逮捕したのでしょうが、そういった無責任・無能な対処が今の現状を招いたそもそもの原因でしょう。

           いつでも、ウィルスとの戦いはイタチごっこです。
           先に根を上げたほうが負けなのです。
          親コメント
      • なぜ、MSとかが海賊行為を助長するようなことをするのでしょうか?

        現実的に95%以上は違法なコピーのものが出回ってるのがP2Pの現状で、そのために企業が特化したOSを作るわけないと思いますが。

        Winnyはウイルスに感染だけが問題ではないのですが。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年04月21日 11時03分 (#925662)
        Winnyで手に入れたファイルを仮想マシンの中でのみ利用するならそれで行けますね。
        そうでなければ(実際そうでないだろうし)仮想マシンを見つけてその中に感染するウイルスが出てるでしょう。

        結局のところは
        > 結局は漫画や映画をタダで見たいユーザーがいなくならない限り
        が的を射ているキガス

        親コメント
        • ファイルを外に出したいなら、物理パーティションにリンクさせた仮想ドライブを作ってダウンロード先に指定すれば、ファイルはその物理パーティションに書き込まれますから、あとはそこに重要なものを置かなければ何とかなる気がしますね。

          #でもウイルスとかに対しては首の皮一枚みたいな案だしそもそもそこまでしてWinny使う意味があるとも思えない人
          親コメント
      • そんなことをしなくてもエロい人が無料で簡単にほしいものを手に入れられる
        サイトのようなものを政府公認で作れば良いんですよ。
        ジャンルによっては公認にできないところもあるだろうけど、8:2の法則によるとすれば
        8割はこれでカバーできると思うのです。
        そうすればWinnyなんて使う人は減ると思うのです。

        残った音楽系の人たちの分もJASRACが(以下略

        #どこかの国ならマジでやりかねない予感。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年04月21日 11時20分 (#925686)
      映画やマンガをタダで見たいと思ってそれを実行に移すような人には、
      公私の切り分けをきちんとしろと言ったって通じないと思いますよ。
      親コメント
    • さらに言えば「セキュリティ意識が低くなければ」というところでしょうか。
      本当に重要なファイルはいくら外部とつながっていなくても、
      そして黒いことをやっていなくても、ちゃんと暗号化しておくべきだと思います。
      親コメント
  • by akiraani (24305) on 2006年04月21日 10時55分 (#925658) 日記
    三段論法
    1. Winnyによる情報漏えいが後を絶えないのは、Winnyのセキュリティアップデートがされていないから
    2. Winnyのアップデートを禁止したのは京都府警
    3. よって、IPAやJNSAの敵は京都府警
     ……まあかなり強引な理屈ですが、別に金子氏がIPAと同じイベントで講演しても呉越同舟ってことはないでしょ。
     これがJASRACやRIAJとかだったら文句なしに呉越同舟ですが。
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • by CowardDuck (25674) on 2006年04月21日 12時36分 (#925775)
    限りなく揚げ足取りに近いとは思いますが。。。

    わたしはわたしが金を払って全ての物品/サービスに
    ついて金を払わずに済ませることができるなら
    そうしたいです。それって何か悪いこと?

    いいたいことは分からんでもないですが、
    ちょっと、舌っ足らずなんじゃない。

    >結局は漫画や映画をタダで見たいユーザーが
    >いなくならない限り
    • とりあえず私の駄文でも読んでなさい。タダだから。
      --
      ---- 末は社長か懲戒免職 なかむらまさよし
      親コメント
  • BOF脆弱性 (スコア:2, 参考になる)

    by lunatic_sparc (15416) on 2006年04月21日 18時01分 (#926025)
    Winnyにバッファオーバーフロー脆弱性 [nikkeibp.co.jp]がみつかったらしいですね。

    なんつーか、よってたかって引っ張り出したって感じもして、ちょっとヤな感じですが。

  • 呉越同舟 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2006年04月21日 10時32分 (#925630)
    はたして、金子氏は防御側であるIPAやJNSAとどういう関係なんだろうかという疑問が。
    著作権に対してはなんか言ってたような気はするけど、流出問題やセキュリティについてはどうなんでしょ?
    • Re:呉越同舟 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by brax3 (15953) on 2006年04月21日 10時36分 (#925633)
      金子氏の作ったWinnyが情報流出させるウィルスに利用されただけで金子氏自身は情報流出を目的にWinnyを作った訳じゃないですよね。

      匿名性を高める=誰でも情報発信しやすくなる
      から意図的に情報流出させている人にとっては幇助になるかもしれないけど。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年04月21日 12時08分 (#925744)
    > 漫画や映画をタダで見たいユーザーがいなくならない
    > 限り、情報漏洩は止まらない

    じゃあ永遠に止まりませんね。
    同等のソースが二つあって、片方が有料、片方が無料。わざわざ有料のものを取る奇特な奴はいないでしょう。

    現状それが[違法っぽい]から、有料も残ってる、ってだけ。
    [っぽい]じゃなくて[どっからどう見ても違法]という形を作らないと。

    # ついでに言うと情報漏えいとは直接結びつかないがね
    • コンテンツ制作者に敬意を払って対価を支払う、という人は奇特なんでしょうか。

      #自分は気に入ったアーティストならレンタルが利用できても購入する人ですが……

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年04月21日 16時13分 (#925974)
        >コンテンツ制作者に敬意を払って対価を支払う
        ユーザーが気に入っているのはコンテンツと、それを作ったアーティストなんですよね。
        もちろん、制作というプロセス全体において広報・流通などの役割も一定期間は一定の価値がある。
        一定期間後、気に入ったアーティストのほうが、レコード会社の都合 [five-d.co.jp]で立場を失い作品を聞いて貰えなくなってしまう。
        アーティストにとっては収入源を断たれ、ユーザーは作品を手に出来なくなるという実情。
        流通に敬意を払いたいわけじゃないんですよねえ。

        >気に入ったアーティストならレンタルが利用できても購入
        これほどまでに、「コンテンツ制作者に敬意を払って対価を支払う」という感覚が
        リアルさを伴わないのは、100万枚売りあげて暴利を得る事に熱心になりすぎていて、
        作品とアーティストを消耗している現状があるからでしょう。
        毎週毎週、リリースされて2週程度TOP10チャートに存在して消えていく作品、
        聞き込むほどに愛着が出てくることも無く忘れられていく楽曲が何百曲と存在している事実。
        今聞いてる楽曲も2,3日後には忘れている、そう思えばレンタルに流れるでしょう。
        親コメント
  • buffer overflow (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2006年04月21日 18時17分 (#926033)
    で、http://www.ipa.go.jp/ [ipa.go.jp]に今日付けで winny の buffer overflow のリポートがでてたり。
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