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アレゲなニュースと雑談サイト

Acanthopanaxによる 2008年02月23日 7時00分の掲載
盲点部門より。

capra 曰く、

コンピュータで使われているDRAMは意外にも電源を落とした後も数秒から数分間に渡ってデータを保ち続けるため、ディスクエンクリプションのキーを物理攻撃によって取得することができるという記事が本家/.にて紹介されていました。記事によるとDRAMのデータはマザーボードから外した状態でも保たれ、冷却するとさらに長時間にわたってデータを保ち続けるそうです。このため、不当に(もしくは犯罪捜査などの正当の理由で)DRAMのフルイメージを取得できる可能性があるとのことです。

プリンストン大学の研究者らは実験で、BitLockerおよびFileVault、dm-crypt、TrueCryptといったよくあるディスクエンクリプションシステムに特別な機材を使わずにコールドリブートとマウント攻撃をしかけてディスクエンクリプションのキーを取得することに成功しており、ビット劣化などを補正し暗号キーを取得するアルゴリズムも開発したそうです。リンク先の動画では、DRAMを冷却することによってデータ保持時間が延長する様子や、彼らが開発したソフトを入れた外付けHDからノートPCをブートしてディスクエンクリプションを解読する様子などを見ることができます。

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  • Anonymous Coward : 2008年02月23日 7時48分 (#1302162)

    数分間どころか数日間程度電源を落としたままでも持ちますですよ。

    組み込み系でメモリを直接さわってる人ならやったことがあるかもしれませんが、RAMに状態を保存してスタンバイ状態にする仕組みでシステムを作っていたところ、ほとんどの場合において金曜日の勤務終了後に完全に電源を落として帰宅した場合でも土日を挟んだ休み明けにシステムがきっちり復旧できました。

    • その「RAM」って、DRAMですか?
      組み込み機器でのスタンバイ時の状態保存用って普通はSRAMを使うものじゃないでしょうか。

      ・SRAM
      フリップフロップを使って状態を記憶する
      構造が複雑でコストは高く、大容量化が難しいが、動作は高速
      スタンバイ時の記憶維持に必要な消費電力が非常に少ないのが特徴。
      CPU内のキャッシュメモリとかレジスタファイルとかは速度の問題からSRAM式だし、
      組み込み機器などで、消費電力を少なくするためにSRAMを使うことが多い

      記憶維持に必要な消費電力が非常に少ないので、電源を切った状態でも、電源まわりにコンデンサなんかに貯まってる電圧でデータを維持できることもよくある。

      ・DRAM
      コンデンサを使って状態を記憶する
      構造が単純なので、コストが低く大容量化しやすい
      コンデンサはそのままだと放電していくので、定期的に再充電(リフレッシュ)が必要
      リフレッシュの周期はだいたい100msのオーダー
      (リフレッシュそのものはμsオーダーの間隔で行うが、メモリ全域ではなく、部分的に少しずつリフレッシュしていくので、一周するのがそれくらい)
      PCのメインメモリはDRAMを使ってる

      DRAMリフレッシュしないとすぐにデータが飛ぶというのが今までの定説だったのですが、
      原理上は「電源を完全に切った状態でも、内部のコンデンサが放電するまでは、記憶を維持できる」わけです。
      最近のメモリ素子は性能が良くて、リフレッシュしなくても数分持つぐらい放電が少ないってことなんでしょう…
    • Anonymous Coward : 2008年02月23日 14時17分 (#1302255)
      昔、MSXでリセット後にVRAMの内容を読み出す裏技とか、RAMのワークエリアを書き換えてBASIC-ROMから起動せずジョークプログラムから起動するようにしてしまい、何度リセットしても電源を切っても数日(機種によるとは思うが)放置しないとジョークプログラムが起動してしまう…というようないたずらがありました。
      MSX2+でこの仕様(バグ?)は改善されてしまったのですが…

      もう15年以上前の話しですね…
    • 3個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • 時代遅れ (スコア:4, 興味深い)

    christina (34495) : 2008年02月23日 13時14分 (#1302228)
    メモリに対するこの手の攻撃は10年以上前から存在しているのですが、何故今更出たのでしょうか。
    確かに特別な機材が必要ないというのは気になりますが、そもそも特別な機材を使わない事に意味があるのですか?
    保護回路も一部のメモリ付プロセッサに実装されていますが、それに対応できるとも思えません。
    こんな事をするよりも、メモリを破壊して内容を基盤に焼き付けた方が遙かに早いでしょう。
    その方法なら、保護回路に対する攻撃もある程度知られています。
  • kcg (26566) : 2008年02月23日 8時46分 (#1302170)
    シャットダウン前にDRAMを乱数でクリアしておくとかですかね。
    起動中も暗号キーを保持しているメモリアドレスを移動したり分散したり難読化したりを常にし続けるという感じでしょうか。
  • マイコミ (スコア:1, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2008年02月23日 8時12分 (#1302166)
    http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/22/026/index.html [mycom.co.jp]
    に記事がありました。

    youtube http://www.youtube.com/watch?v=JDaicPIgn9U [youtube.com] の解説動画みると
    回収された後の氷殺ジェットの使い道が・・・
  • nagomi (35277) : 2008年02月23日 8時25分 (#1302167) 日記
    やっぱりメディア媒体を冷やすのはアリなんですね!!

    というわけで、n年後にはこっちの部類になるのでしょうか
    http://slashdot.jp/article.pl?sid=08/02/21/2348217 [slashdot.jp]
  • duenmynoth (34577) : 2008年02月23日 14時11分 (#1302251) 日記
    もしかして回収された古い携帯電話のメモリからデータを再生できるって事でしょうか
  • tiatia (22244) : 2008年02月23日 15時42分 (#1302315) 日記
    コールドリブートでリブート前のメモリの状態を読み取るわけですよね。
    ハイバネートすれば、コールドリブートする必要もなく、HDDに保存されたメモリの情報を読めばいいような。
    やっぱり、ハイバネートのデータって暗号化されてるのかな?
    • Re:ハイバネート (スコア:2, 参考になる)

      Anonymous Coward : 2008年02月23日 19時51分 (#1302425)
      例えばWindows VistaのBitlockerは、スワップファイルやハイバネーションファイル
      (というか休止状態にするときに書き出すファイル)も暗号化することが出来ます。

      一応、その辺は長いこと考えられてきた領域なので、各OSともそれなりのソリューションを
      提供していると思いますが、色々と攻撃は考えられています [nsa.org]。

      重要なのは、利用しているソリューション「全体」について、何が保護されて何が保護されないのかを
      知ることでしょう。
      例えば指紋認証で使うデータそのもの(= 画像データ)は鍵にはなりえないので、
      指紋認証を利用するログオンはどこかに本当の鍵を保持している事になります。
      認証ソフトウェアがリバースエンジニアリングされれば一巻の終わりかも知れません。
      (実際には、幾つかの工夫をすることで安全になっていますが。。)
  • Re:空目 (スコア:1, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2008年02月23日 9時49分 (#1302182)
    この手法でDRMを解除することも不可能では無いと思いますが、将来は有力な方法になるかも知れません。

    現在、
    ディスクの暗号を解除したい場合は、PCの前に座っているのが善人
    DRMを解除したい場合は、PCの前に座ってるのが(DRMにとって)悪人
    という違いがあるので、
    DRAMを冷やして取り出すというプロセスを経ないで、
    デバッガなりなんなりをアタッチしてRAMの内容を取り出してしまえば終わりです。

    そこで、近年はデバッガがアタッチできないプロセスを作れたり、
    DRM側が仮想マシンを検出するなどして悪人にRAMの内容を読み取らせないような
    工夫が積み重ねられています。
    しかし、この手法はそれらの努力を無に帰すだけのパワーがあります。面倒ですけど。
    # 多分「悪いDRAM」を作るよりこの手法は簡単。
  • barrel (25979) : 2008年02月23日 12時06分 (#1302214)
    冷やす冷やさない以前に、記憶や思考内容を取り出す方法がまだ・・・
  • Re:応用ネタ (スコア:5, おもしろおかしい)

    Anonymous Coward : 2008年02月23日 12時14分 (#1302218)
    少し、頭冷やそうか…
  • Re:瞬停 (スコア:1, 興味深い)

    Anonymous Coward : 2008年02月23日 14時00分 (#1302247)
    実際怖いからUPSつけますけど、瞬間停電を平然と乗り切るワークステーションとか存在しますよ。
  • kikki (30639) : 2008年02月23日 14時42分 (#1302281)
    高千穂遙のクラッシャージョーシリーズを思い出しました。
    そこでは網膜の残像を死後取り出して、殺される直前の映像を元に犯罪捜査するというものでしたが。
    「死人に口なし」も覆されるのか~って思った記憶があります。
  • Re:応用ネタ (スコア:2, おもしろおかしい)

    Anonymous Coward : 2008年02月23日 14時46分 (#1302283)
    一休和尚、あっという間に2GBいってしまいました!
  • Dobon (7495) : 2008年02月24日 1時56分 (#1302530) 日記
    ページ管理テーブルのアドレスは、だいたい決まっているので、そこから手繰ればOK。
    (破壊されていれば総ナメになるが、解析対象となる暗号化ソフトが判っている場合、特定パターンの検索で済む)

    BIOSレベルでの、ディスクの暗号化の場合は更に簡単。
    起動時に仮想メモリを使うとは思えないので、1MBの範囲で捜せば済む筈です。
    --
    notice : I ignore an anonymous contribution.
  • あれは冷やすってのは無かったような…

    電気ショックで蘇生、降霊術で霊の呼び出し、タイムマシンで事件の起こった時間へ戻るだったかと
    (ぜんぶそのあと食っちゃってますが)
    --
    らじゃったのだ
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