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フライトシミュレーションコミュニティAvsim.comがハッキングされ、バックアップ共々破壊される 36

ストーリー by soara
侵入者は何がしたかったのか 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

フライトシミュレーションコミュニティAVSIMのオンラインサーバがハッキングされ、データが完全に失われてしまったそうだ(本家/.より)。

残念ながら、コミュニティが13年に渡って開発してきたマップやスキンなどのデータをリストアすることはできないとのこと。サイトの設立者である Tom Allensworth氏曰く、「バックアップを取っていなかったのか、との質問も寄せられているが、我々は毎日サーバのバックアップをとっていた。しかし残念ながらサーバのバックアップは我々のサーバ間で行われていた。ハッカーは両サーバを攻撃し、どちらかのデータを復旧のために使うということはできなくなってしまった」とのことだ。

本家/.のコメにもあるが、オフサイト(もしくは単にオフライン)バックアップの重要性が改めて認識される一件ではないだろうか。

なお、日本のフライトシミュレーションニュースサイトsimflight.jpによると、AVSIMは今回の件の情報共有などのために臨時のフォーラムを立ち上げているそうだ。

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  • by wildcard (416) on 2009年05月17日 13時41分 (#1567088)

    詰まるところ、ある程度データが集まったところで整頓してライトワンスメディアに焼く、
    ないしはプレスディスクにしてしまう、等といったことをして
    攻撃やシステム障害等による完全なデータの蒸発を防ぐようにするべきだということですな。
    そしてコミケや同人ショップで実費に近い金額で頒布する、と。まあこれは外国では難しいか

    納期が長めで良いならDVDにプレスするのも1000枚10万円くらいで出来ます。

  • ライトオンリーファイルシステムみたいのがあるといいですね。ファイルの追加は出来るが削除や上書きは出来ない。

    クラッキングされても、破壊は出来ないぜ! 

    いやまぁ、情報漏洩はどうにもならんですが…

  • by Anonymous Coward on 2009年05月17日 12時51分 (#1567048)

    ミラーリング(not RAID1)もしくはそれに近いデータのコピーはバックアップ用ではなく、
    近連続稼働用だと思うが?

    関連リンク:ミラーリングはバックアップにはならない [srad.jp]

    まあ、実際はミラー的なコピーじゃないのかもしれないが、雷一発で全損傷という
    事態が容易に想像できる脆弱な手法を選択していたとは嘆かわしいことではある。

    • by GeoJ (32542) on 2009年05月17日 14時54分 (#1567143) 日記

      バックアップという用語が用いられてますが、データのバックアップとシステムのバックアップとが区別できていないんだと思います。

      親コメント
      • 素晴らしい発言なのでついでにのっかり:)
        「バックアップは取っていますか?」とか「バックアップがあれば安心」とか、
        何かを守るための一手段に過ぎないバックアップで思考停止するのは良くないです。
        # そもそも「バックアップ」という言葉は、予備・複製という連想に至るので良くない気がする

        例えば、AppleのTime Machineをバックアップシステムと言って反対する人は少ないと思いますが、
        あれは時系列でデータを取っておく「ある時点まで遡れるシステム」であって、データを保護する一手段に過ぎません。
        MacBookと外付けHDDとを同じ机の上で運用している人は、コーヒーをこぼして全てが無くなる可能性があるわけです。

        オフサイトバックアップ先の過去の水害状況把握とか地震の確率を考えておくのは(個人では)やりすぎかもしれませんが、
        台風で部屋に瓦が飛び込んできたら全て無くしても諦めがつくデータしか持ってないかどうかは、自問する必要があると思います。

        ***
        今回の事例では、例えばサーバは単体かつRAID無しの運用であったとしても、月に1度サーバ管理者のローカルにデータを持ってきてDVDに焼いておくだけで充分守れます。活発なコミュニティでも先月までのなら再投稿でリカバリできるでしょう。
        (もちょっと手間が掛けられるなら、コピー時の突然死をRAID1で防ぎ、物理的な不幸を複数管理者が交互にDVDを焼いて守る)
        サーバが2,3週間復帰しなくてもコミュニティは待ってくれると思いますが、2日で復帰してデータがまっさらになりましたでは納得してくれないだろう、という「何を守るのか」を考えて設計しなかったのが不幸の元だと思います。
        # リソースが限られているので「死守しなきゃイカンのは何か」を念頭に置いて設計しないと悲しいことに。
        # つまり「コミュニティの連絡手段だけは死守(=また投稿して貰えば良い)」と考えていたなら、今回の対応で良いと言えます:p

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        連続稼働という言葉で区別できていないと読取ったのだろうけど、
        #1567048は「Avsim.comの選択は従って用途間違い」という意味なので、
        何ら間違いではない。つまり、システムバックアップ用途における手法を
        データバックアップ用途に使ったのは間違いだという話だよ、#1567048は。
        • #1567048の指摘は尤もだと思ったので、そういった間違いが起きる原因を探ったつもりですが、どこか誤読がありましたか?
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          • by kabuchan (37144) on 2009年05月18日 2時09分 (#1567456)

            #1567048に反対意見を書いてるように見えるからでは

            私的には、コストとリスクの兼ね合いで、サーバー間の
            バックアップというのは間違ってないと思いますよ

            考慮が少し足りないだけで

            #いくらでも金が使える前提で文句いわれてもかわいそう

            親コメント
            • by Anonymous Coward
              #1567143の場合、主語をすっ飛ばして書かれてて意味不明になってるというか、
              主語の置き方で180度意味が変わってくるのが問題なのでしょう。

              それはさておき、サーバ間のバックアップは使い方さえ間違わなければ有用ですね。
              オフラインのバックアップも、バックアップサイクルのどこかに含めておけばいいだけで。
    • by Anonymous Coward

      文章を読む限り rsync とか pfsdump とかそういう感じかな。いわゆる RAID1 のような仕組みであったとは読み取れない。

    • by Anonymous Coward

      世代別にファイルを保存してないとダメですよね。
      単なるミラーリングでは、知らないうちにファイルが壊れていて
      あとになって気がついたときなどにも対応できないです。

    • by Anonymous Coward

      バックアップと言うよりはホットスタンバイだよな

  • WEBサーバに侵入されたらバックアップ側も侵入されちゃうのって、当たり前なのでしょうか?
    バックアップサーバ→WEBサーバのSSH接続だけ許可しておけば、バックアップサーバが勝手にデータを引き上げていくことが出来るし、
    WEBサーバに侵入されても、バックアップサーバまで一気に到達されることはないはずですよね?
    • 公開データであれば月1回ペースでzipとかで固めて、torrentで放流。
      壊れたらユーザからの応募待ち。

      #エロゲ系のミラーサイトの充実ぶりは異様だと思った今日この頃。

      --
      #壮大なストーリ。空転するアイディア。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      >WEBサーバに侵入されたらバックアップ側も侵入されちゃうのって、当たり前なのでしょうか?

      ウェブサーバーとバックアップサーバーが同じリビジョンのOSやサービス類で構築されてたとしたら、当たり前かもしれませんね。

  • by Anonymous Coward on 2009年05月17日 21時02分 (#1567309)
    HDDへの書き込みをすべてジャーナルとして別PCに送って保存してます。
    そして、ジャーナルを保存している別サーバへの侵入対策は、えらくローテクです。
    ジャーナルの転送はパラレルポートの直結で、ジャーナル受信側は送られてきたバイト列を一切解釈することなく、そのままHDDにシーケンシャルに記録していきます。侵入されたサーバにできることは、ひたすらデータを送り続けてジャーナル保存を満杯に溢れさせることだけです。
    ジャーナル再生でドジを踏むと水泡に帰すので、ご注意を。
    • by Anonymous Coward on 2009年05月18日 0時12分 (#1567410)
      これ誰かが数年前に特許とってたよ。
      もしかして特許主の方ですか?
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        まじかよ。
        アイデアだけなら中学生でも思いつくシロモノに特許が出てるなんて。
        やべー、別の方式に切り換えないと。
  • by user003 (37747) on 2009年05月18日 12時57分 (#1567579)
    と感じるのは俺だけじゃないはず
    • by Anonymous Coward

      「正しい」バックアップの重要性云々以上に
      いったい誰が何のためにデータを破壊したのかのほうがよっぽど気になりますが
      そこを詮索するとむっぐぐぐg......

  • by Anonymous Coward on 2009年05月17日 13時04分 (#1567054)
    「Googleで2001年にタイムスリップ」のように
    Googleはキャッシュを消さずに溜め続けているようなので
    指定日の完全キャッシュは復元可能ではないでしょうか?
    料金は幾らかかるかしらんけど・・
    コネを最大限使って、みんながお願いしたらボランティアで
    復元してくれるかもしれない。
  • by Anonymous Coward on 2009年05月17日 20時47分 (#1567301)

    飛行機を飛ばすのに飽きたらず、データまで飛ばしちゃった、とかそういうのじゃなくて?

  • by Anonymous Coward on 2009年05月18日 9時34分 (#1567514)

    こういう話を聞く度に何のためにデータのバックアップをオフラインにするのか理解していないなと思う。

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