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セキュリティ

偽アンチウィルスソフトの数、急上昇中 26

ストーリー by reo
活動資金の調達が急務になっているとか 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

Google の分析によると、2009 年 7 月から偽アンチウィルスをインストールしようとするプログラムが急激に増加しているという (CNET Japan の記事本家 /. 記事より) 。

偽アンチウィルスソフトとは「正規のセキュリティ対策製品」のように装い、ユーザから「登録料」などと称し代金をだまし取ろうとするもので、このようにユーザを脅す目的で作られたソフトウェアを「スケアウェア」と呼ぶそうだ。その急激な増加は、本物のアンチウィルスソフトがこれら偽プログラムを検出するのが難しくなる程だったとのこと。毎日新たに 300 程度出現していた偽プログラムが平均 1,462 も出現するようになり、アンチウィルスソフトによる検出率は 20 % 以下へと急落したという。

Google が 13 ヶ月に渡り 2 億 4000 万のウェブページを分析したところ、1 万 1000 以上のドメインが偽アンチウィルスソフトの配布に関わっていることが明らかになったとのこと。偽アンチウィルスソフトは Google がウェブサイトで検知するマルウエアの 15 % を占めているとのことで、相対的な割合においてにも、絶対数においても確実に増えているという。

また、データによるとスケアウェアインストールのために設置されたウェブサイトは短期間で姿を消すようになっているという。2009 年 4 月ではサイト存続期間の中央値は 100 時間を切り、同年 9 月には 10 時間を下回り、2010 年 1 月では 1 時間にも満たなくなっているとのことだ。

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  • by barrel (25979) on 2010年04月30日 12時19分 (#1757109)

    動画サイトを見ていると、右上の広告のソフトが
    「その動画大丈夫かい?」
    なんてときどき脅してくるんですが
    まさか・・・?

    • by Anonymous Coward
      広告といえば、セキュリティの話題になると必ず出てくる「ふぎゃ」って感じのウイルスバスターのお姉さん。 ソニー損保のようにもう少しバリエーションがあれば興味もわくのに、同じ絵で効果があるんですかね。
    • by Anonymous Coward
      広告の内容が胡散臭すぎるので、ソフトの品質もその程度と見るべきじゃないかと。

      当社比なんて求めちゃいない。
      アンチウィルスでカクカク動画になるくらいだったら他の作業で死んでいる。
      感染経路はそこじゃない。
  • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 12時48分 (#1757131)

    別に気にしなくても、気にする必要も無くなるんじゃない?

    2009/4  100時間
    2009/9  5ヶ月 10時間
    2010/1  4ヶ月 1時間
    (予測)
    2010/5  4ヶ月 6分?
    2010/9  4ヶ月 36秒?

    たぶん夏が終わる頃にはダウンロードの時間よりもサイト存続時間の方が短くなるよ。

    • by Anonymous Coward
      ワースト値でなく中央値ですからね。
      安心とまでは言えないかも…ってマジレス禁止でした?
      • by Anonymous Coward
        実際には、ダウンロード毎やIP毎にソフトを変えて行くのかもしれませんけどね。
    • by Anonymous Coward
      あなたには経済学者の素質があります
  • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 14時29分 (#1757230)

    たとえ0.01%の成功率でも1000万人に配布機会をあたえれば1000人成功、つまり偽ソフト代を支払うんですよ。一本あたり$30だとすると、一回の試行で3万ドルですぜ。

    MSが毎月配布している悪意のあるソフトウェアの削除ツール [microsoft.com]も過去2年間の改定で偽セキュリティソフト以外に対応した月は数回で、ほとんどが新たな「偽セキュリティソフト」への対応です(出典? MSの小野寺さんがそう説明したんだよ)。

    当然、偽セキュリティソフトで儲けようという人たちは検知を逃れるために、プログラムを暗号難読化して亜種を山ほど増やしたり、配布サイトを分散したり、ドメインやIPアドレスを頻繁に変えるというのは極々当然の対応だと思うのですが。

    • by Anonymous Coward

      ちょっと補足。
      最新版(2010/04)で追加されたのはパスワードスティーラー「Magania」です。偽セキュリティソフトではありません。

      対応一覧 [microsoft.com]を見れば傾向はわかる………と思ったら、こんなものまで対応していたのか!

      Backdoor:Win32/Agent.AE (別名: 山田オルタナティブ)

  • by tmkzr (19129) on 2010年04月30日 17時40分 (#1757341) 日記
    不正な手段で感染する不正なソフトが防げるならば、人間の心の穴をついて、正当な手段で人間がインストールする不正なソフトが今後問題になるでしょうね。 情報セキュリティで最後に重要になるのはソフトではなくそれを使う人間だということか。
    「やはり、最後の敵は同じ人間だったか」というやつですな。違うか。
    • Re:人間の心の穴 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2010年04月30日 19時13分 (#1757398)
      私が見たヤバイ事例

      上司から「簡単なアンケートに答えたらUSBメモリ貰えたよ、君もやったらどう?」と言われて、ヤバいと思ったので自宅から当該サイトにアクセスしてみたら・・・ヤバかった。

      アンケートで書かせる内容は、
      会社名・事業所名・部署名・役職・氏名・住所・電話、
      会社の事業内容・従業員数、所属部署の仕事内容・職場の人数、
      使っているパソコンのOSやアプリが何か、その使用目的が何か、
      ○○に興味があるか、etc・・・
      しかも、抽選でUSBメモリが送られてくるというのだから、超ヤバい。
      親コメント
    • by unchikun (14429) on 2010年04月30日 23時56分 (#1757523)

      「Macはウイルスに対して安全です」というような宣伝をしたがために、
      有料/無料のウイルス対策ソフトを導入しないMacユーザーを輩出させた
      Appleの姿勢は、結果的に正しかったのかもしれない。(ぉ

      ウイルス対策ソフト以外のアプリに偽装したマルウェアには
      無防備だけどね。

      親コメント
  • 1,980円ぐらいで、更新料無料でずっと使えて、3台までインストール可能とかいうやつ
    まあ、安いとはいえ有料ソフトだから使えないことはないっしょ、とか思っていたら
    フリーのセキュリティソフトがガンガン警告出しているUSBメモリーを思いっきりスルー
    お安いだけに更新が遅いだけかも・・・と、様子見していたものの、一向に対応する気配なし
    安物買いの銭失いとはいえ、無料より使えないって・・・
    しかもこいつの存在のせいで、ちゃんとしたセキュリティソフトを買おうとしたら
    なんで、それじゃなきゃだめなんだと、稟議書を書かされる始末
    数千円のソフトに大層な稟議書を書かせるんじゃないよと思いました

  • by nagomi (35277) on 2010年04月30日 12時35分 (#1757117) 日記
    scareソフトに苦労する、これがホントの

    おや、誰か来たようだ。
    宅急便かな。
  • 偽ウイルス [goo.ne.jp]ってのもありましたね。
    ウイルスに感染した振りをするジョークソフトの類。

    さらに昔(1990年代だったかな?)には、動画GIFかFLASHか忘れましたが、
    「このパソコンはウイルスに感染しました。10秒後に自爆します」
    といってカウントダウンを始める偽ウイルス動画もありました。
    #目の前でそれを開いた友人がすごいあわてふためいていましたw
    #私は「自爆はありえないだろう」と傍観していたら
    #最期に「偽ウイルス」のタイトルロゴが表示されて一件落着。

    今では、悪意のある「偽のウイルス対策ソフト」のほうが問題になっていて
    「偽ウイルス」といっても洒落にならなそうですね……

    --

    ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
  • by Anonymous Coward on 2010年05月01日 7時44分 (#1757606)

    USA TODAY のスポーツセクションに数年前アクセスした時に、「あなたのマシンにウィルスが感染していることを検知した」として、ワクチンソフトの自動ダウンロード中を示すフェイクのウィンドウが出てドキッとしました。
    その時は非IEだったのと、当該事例を知っていたのでフェイクに気づきましたが…。

    #もちろん非感染だった

  • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 12時38分 (#1757121)
    T/O
  • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 19時20分 (#1757400)

    このようにユーザを脅す目的で作られたソフトウェアを「スケアウェア」と呼ぶそうだ。

    スケスケウェアに空目してしまいました。

    # エロオヤジなのでAC

  • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 23時04分 (#1757504)

    最近Avastがバージョン5になりましたが今までの青や灰色を基調とした硬質なイメージから
    赤と黄を多用したものになって最初、別の偽アンチウィルスソフトをつかまされたかとびっくりしました

    Avastもそうだけどノートンなんかも上のバージョンを入れさせようとするところのボタン配置とかは
    偽アンチウィルスソフトと一緒だよ

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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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