EUの温室効果ガス排出量取引システムが侵入される 7
ストーリー by headless
あったかーい 部門より
あったかーい 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
EUの温室効果ガス域内排出量取引制度(EU ETS)の排出枠登録システムが攻撃を受け、盗まれた排出枠が売却されるという事件が発生した。これを受けて欧州委員会は特定の排出枠を取引しようとするアカウントを削除し、一部の取引を停止した(ニュースリリース、AFPの記事1、AFPの記事2)。
排出枠は1単位が14ユーロ(約1570円)程度で売買されており、5日間で2万単位分が盗まれたそうだ。オーストリアやチェコ、エストニアなど計5カ国の登録システムが攻撃され、被害額はチェコだけでも700万ユーロ(約7億8千万円)に上る。今回のトラブルはシステムの脆弱性が原因だが、現状では加盟各国がそれぞれ登録システムを管理していることから、修正もままならないのだという。
昨年はフィッシングされてましたし、おいしい商売なのでは (スコア:1)
タレコミで示されている記事でもちょっと触れられてましたが、2010年2月の記事: EUのCO2排出権取引サイトにフィッシング攻撃 [afpbb.com]
先生!計算が合いません!! (スコア:0)
>排出枠は1単位が14ユーロ(約1570円)程度で売買されており、5日間で2万単位分が盗まれた
14 x 2万 =28万ユーロ
>被害額はチェコだけでも700万ユーロ(約7億8千万円)に上る
700万 / 14 = 50万単位
ってことで、短期間に根こそぎブッコ抜いたのではなく中長期的にも見えるのですがどうなっているんじゃい。それとも偽排出権を買った企業は無効化された被害+排出権を盗み出された被害の合計?
※それだとチェコ狙い撃ちだよねぇ
逮捕されちゃったけどZeus使って金を盗んだ連中もいるし、サイバー犯罪はお金になるって実証されたなぁ(棒)
Re:先生!計算が合いません!! (スコア:1)
プレスリリースでは盗まれた排出権の量について
“What is the volume of allowances stolen due to the security breaches?”の項で、
“The Commission's best estimate is that roughly 2 million allowances,...”と「およそ200万単位」と言っているようです。
AFPBBの記事には「過去2か月の間に」とあり、プレスリリース中には“Three attacks have taken place since the beginning of the year...”とありますので、恐らく5日間で盗まれた分というのは一部にすぎないのでしょう。
イロウル (スコア:0)
Re: (スコア:0)
なぜか楽しんごの声で再生されました。
使徒不明金 (スコア:0)
「使徒」と呼ぶようにしましょう!
Re: (スコア:0)