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研究者はWikipediaに寄稿するな? 113

ストーリー by nabeshin
足跡が残るからこそ、書き込む 部門より

中の人なんでAC曰く、

筑波研究学園都市にある農林水産技術会議傘下の試験研究独立行政法人では、ネットワークにフィルタリングが導入され、2ちゃんねるとWikipediaへの書き込みが規制されるようになった。もちろん納税者に怒られるようなサイトやらフィッシングサイトだのターゲットアタックサイトだのも規制されるらしい。

(つづく)

つまり、農水の研究者はWikipediaに寄稿などせんでよいということらしい。家でならできるけど。これにより、業務(雑用ともいうが)で百科事典や標準文書の執筆をすることもあるような研究者が、アマチュアの書いたテキトーな記事を目にして直したいと思っても、少なくとも家に帰るまでは放置せざるを得なくなった。で、そうすると忘れたりするんだよね。
Wikipediaの執筆は、つまらん官製企画ものシンポジウムで何十人かを相手にしゃべるより専門知識を社会によほど広く還元できる活動ではないかと思うのだが、やっぱり霞ヶ関からガンダム知識を広めた人がいたせいだったりするのだろうか。
あと、/.は規制しないでいいんですか>農林水産技術会議さん。

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  • 職業倫理? (スコア:5, すばらしい洞察)

    by kgw (29702) on 2007年12月18日 16時32分 (#1267559)
    職業倫理上の観点から「仕事中に業務外のことをするな」っていうのは拘束時間当たりナンボで雇われている労働者の倫理であって、こういう研究者にはそぐわないわな。そもそも給与体系がそれを前提にしていないでしょ。

    だから今回の措置はただ単にネット上での面倒ごとを避けたいということであって、職業倫理上の観点から語るのは間違いだと思う。
    • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 17時51分 (#1267635)
      職業倫理上の観点から見るなら、研究職といえど
      税金で国民に雇われているということを認識するべき。

      そして業務時間内にWikipediaに寄稿する事は、
      納税者から業務として認めらないという見方が多いことから
      問題視されていることに気づかないと。

      無意識に研究職を聖域化してない?
      親コメント
      • Re:職業倫理? (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2007年12月18日 18時14分 (#1267672)
        >業務時間内

        (独立法人、と一部中央研究所の)多くの研究職において、規定された勤務時間というものは存在しません。
        好きな時間に働いて、好きな時間に帰る。これが基本です。みなし労働時間なもので。
        #当然成果は要求されている分だけ出す必要があるし、成果があれば全く働かなくていいわけでもない。
        親コメント
      • by nofuture (17983) on 2007年12月19日 0時15分 (#1267900)
        >無意識に研究職を聖域化してない?

        研究職って聖域なんだよ。
        でないと偉い人の望んだ学説しか出ないんだ。
        歴史を勉強するといいよ。
        金の出どころは真理と関係ないのさ。
        親コメント
    • Re:職業倫理? (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年12月19日 2時16分 (#1267981)
      回線とPCを自分で用意して、それを持ち込み出来るならそれでやればいいんじゃね?

      じゃなかったら時間給云々は関係ないだろ。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時27分 (#1267499)
    俺っちらの税金で雇われてんだしなぁ・・・
    やっぱ仕事中はまずいんでねぇの? 「税金の一部をWikipediaのために使います」ってちゃんとアナウンスしてからじゃないと。
    • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時48分 (#1267520)
      (全部がそうとは限りませんが)国研(元国研が正しいんですかね)の研究者にきっちり決まった
      勤務時間という概念はありません。なにせいち早く裁量労働制が導入されていますので、割り振り
      およびどの程度働くかは大幅に労働者に委ねられています。
      そのため極端な話、「今日は昼に来て1時間ぐらい研究したら帰ろう」ってのも原理的にはOKです。
      #いやまあ、現実的には増える方向にしか行かないのですが。実験系だと週の実労働時間は60-90
      #時間ぐらいですかねぇ。半分趣味みたいなもんなんでちっとも辛くはない(というか喜んで自主的に
      #労働時間を増やしている)わけですが。

      というわけで、実験の合間の10分ぐらいとかを「今は勤務時間外」とか、「夜10時過ぎで積算中の
      間は自由時間」とか各自で決めて使うことが可能なはず。
      #ただし、通信に研究所の設備を用いているわけで、そちらが引っかかる可能性があるんで各自要確認。

      積算中で今は労働時間外と決めたAC
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 16時42分 (#1267570)
        別に時間だけの問題でないでしょ。
        施設の設備だって個人のものではないのだから私用に使うなってのは正論。
        みみっちぃ話とは思うけど、けじめつけろってこと。
        親コメント
    • by masarakki (33893) on 2007年12月18日 15時55分 (#1267525)
      税金の一部をwikipediaのために使うこと

      俺は大賛成なんだけどw
      他の人はどうなんだろう
      親コメント
      • 税金の一部をwikipediaのために使うこと

        適切な編集、例えば農水省職員が農林水産についてよい情報を追加してくれるならよいかもしれませんが、ガンダムについてのよい情報を追加するのはプライベートな時間にやってもらわないと。(…と、いう批判をかわすための対処では)
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 18時16分 (#1267674)
          例えば、

          「揮発油税に関する租税特別処置法により、ガソリン税は暫定的に
          倍の税率が掛けられているが、原油価格の高騰や道路整備事業の無駄使いの
          ために、暫定税率に批判が集まっている。」

          という説明があったとして、これを国交省からの編集で、

          「揮発油税に関する租税特別処置法により、ガソリン税は暫定的に
          倍の税率がかけられている。しかし、これによって都市部のみならず
          地方の道路整備が行われることによって地方の活性化になっている。
          暫定税率は平成20年3月末に期限を迎えるが、これを延長してさらなる
          道路整備を進める必要がある」

          なんて書き換えられたらどうでしょうか。

          親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時57分 (#1267530)
      だよなぁ、ちゃんとアナウンスして「Wikipedia 以上のまともな事典を正規の研究者が自由に作れるように整備します」くらいの気概を見せて欲しい。イット先進国家を自称してんなら。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 16時26分 (#1267555)
        > ちゃんとアナウンスして「Wikipedia 以上のまともな事典を正規の
        > 研究者が自由に作れるように整備します」くらいの気概を見せて欲しい。

        これは,Wikipediaもどきを国の予算で作れってこと?
        財団法人日本オンライン事典ナントカができそうだけど……
        親コメント
    • 給料貰ってる労働時間内に、ボランティアでWiki見て書き込んじゃったら、
      何の為に職場からお金貰っているかわかりませんからねえ。
      Wikiは学術的に高度な内容もあるけど、アレゲな内容も多いから
      アレゲな部分に規制すれば全体に規制がかかるって事なんでしょうが
      ./は規制されないってことは…

      1) 規制に関与した霞が関の面々は./の存在を知らなかった
      2) 霞が関にはスラド民が全く居ない
      ということも考えられるかと
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 23時02分 (#1267852)
      /.jpには投稿規制がかかってます>うちの会社
      Wikipediaはやったことがわからないけど‥
      #./に投稿されると困ることがあるのか>うちの会社
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時43分 (#1267514)
    そもそもwikipedia側も業務時間中の投稿は「ご遠慮ください」が方針です、ってのをどこかで見かけたような。

    #被雇用者が雇われている時間に対して対価が支払われているのに、
    #その時間を使った作業内容をGFDLで他の契約主体に渡せるのか、ってところで。

    ##つくばの別の独法でずっと前から2chなどはアク禁になってるのでAC
    • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 16時33分 (#1267561)
      思い出した。著作権法第15条1項 [houko.com]の「職務著作」(著作権は属する法人に)になるで好ましくない、とのことでした。

      そのものではないが、たとえば職務著作にあたる可能性があるので一旦削除された項目のノート [wikipedia.org]。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 16時36分 (#1267565)
      そもそもまともな研究者にWikipediaに投稿する義務なんぞありませんがな。
      それに研究に必要不可欠な文献は研究室で収集しているものだし,図書館・図書室のある研究所・大学で研究のために
      Wikipediaを参照する必要性はまったくありません。 
      そもそも科学業界(?)の多くでは,よほどのことが無ければ諸々の理由でweb上の情報を論文に引用することすら不可能
      です。

      個人的な調べもののためにWikipediaにアクセスしたければ個人のパソコン(+無線)を使えば良いのです。
      (管理されてる大学のネットワークを使うのが嫌で実際にそうしている大学教授を知っている)
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 17時18分 (#1267597)
        >そもそも科学業界(?)の多くでは,よほどのことが無ければ諸々の理由でweb上の情報を
        >論文に引用することすら不可能

        なんか本題から離れていくけど、そりゃ嘘です。

        紙媒体で表現できない動画ファイル等や学術的なデータベースをURLを示して引用することは
        広く行われてます。論文のオンライン版のサプリメントだったり、研究機関のウェブサイトに
        掲示された情報だったり。

        引用できるかできないかは、引用先が

         著者が身分と名前を明らかにした署名記事か
         それも含め学術的に信用がおけるかどうか(査読を経るとか、分野の権威であるとか)

        にかかってます。Wikipediaは著者が匿名のうえ内容に信用がおけないため学術文献として
        引用できないだけで、web上にあるかどうかは全然まったく関係がありません。

        同様の理由で、執筆者がその分野の権威だったとしても掲載先がWikipediaでは
        学術的な貢献としてみなされません、そういう話です。

        親コメント
      • by USH (8040) on 2007年12月18日 18時27分 (#1267682) 日記

        それに研究に必要不可欠な文献は研究室で収集しているものだし,図書館・図書室のある研究所・大学で研究のために
        Wikipediaを参照する必要性はまったくありません。 


        同様に、研究に必要な文献や情報は研究室で収集しているものなので、google をはじめ、そもそもインターネットにアクセスする必要もありません、てことでしょうか?

        お役所もそうですが、研究者にとって最新情報や関連情報を効率よく調べることは、非常に大事。インターネットや web はそのための強力なツール。そもそも www は研究成果を効果的に交換するために始まったもの。それの利用を禁止するというのは、時代錯誤でしょう。

        学術論文の参考文献で一番重要なのは、その同一の文献がちゃんと特定でき、かつ、広く一般に入手可能であること。その内容やそれを参照して演繹している内容が正しいかどうかの判断は、基本的には読者に委ねられている。なので、アクセスが保証できるのであれば、基本的にはインターネットでもいいはず。
        もちろん、できるだけゴミ情報はなくしたいし、車輪の再発明で無駄に文献数を増やしてもしかたないので、その意味で査読制度は価値がある。また、研究の価値やインパクトを計る基準としての権威を与えるという役割も、それに変わる基準がない現状ではなくすわけには行かない。ただ、正しいかどうか、価値があるかどうかすぐには明確に判断できない分野もあるわけで、査読論文のみを参考文献として認めるというのはナンセンス。

        たしかに、wikipedia を論文の参考文献として参照することは難しい。それは、正しさが保証されないためではなくて、いつでも同じものが参照できることを保証できないため。でも、最初の取っ掛かりとして wikipedia は結構役に立つ。

        あとの問題は、wikipedia を利用するだけ利用して、それに対して貢献しないのか、というところ。役所的には、評価がむつかしい社会への貢献よりも、センセーショナルだが実は些細なマイナス評価を重視しそう。。。

        親コメント
        • Re:ソース忘れたorz (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2007年12月18日 18時50分 (#1267698)
          ただ、正しいかどうか、価値があるかどうかすぐには明確に判断できない分野もあるわけで、査読論文のみを参考文献として認めるというのはナンセンス。

          Wikipediaが役に立つということを否定する気はありませんが、このポイントだけに反応します。

          うちの業界(社会科学)では、依拠すべき先行研究として、SSRNで公開されているWorking Paper(査読なし)を引用することは一般的ですが、それでもWikipediaのたぐいを中身が正しいものとして、「参考文献」に掲げることはないでしょう。もし、Wikipediaの内容が無条件に真だと考える人がいれば、修士1年からやり直せ!といわれるは必定。

          私も、Wikipediaはよく参照するし、内容もだいたいにおいて正しいし、深い記述があったりして勉強にもなるのですが、それでもやはり学術論文の参考文献にリストアップするほどの信頼性があると考えたことはありません。引用の必要があれば、信頼できる文献にあたって必ず裏をとります。

          新聞その他、ウェブサイトも、論文に引用することはありますが、先行研究と区別するため、注に出典をベタ書きし、参考文献リストには載せません。こういった資料は、先行研究というより、研究対象、一次資料(データ)という扱いです。(このような態度は、社会科学に特有でしょうが。)

          親コメント
          • Re:ソース忘れたorz (スコア:3, すばらしい洞察)

            by bero (5057) on 2007年12月19日 1時26分 (#1267955) 日記
            同感です。

            wikipediaは所詮リンク集あるいはabstract集です。
            wikipediaの基本方針では、検証可能性すなわち情報源の明記を掲げています。
            情報源の明記されていないwikipediaの記事を信頼することはwikipediaの方針にも反しています。

            したがって(素人のトリビア的利用ではなく、自分の専門分野であれば)wikipediaをポインタとして経由することはあっても、最終的には一次情報源にあたってその個々の情報源が信頼に値するか判断するものであって、wikipedia自体を参考文献にすることはありえないでしょう。

            #私は研究者ではないけど、少なくともコンピュータ関連ではそういう利用
            親コメント
      • >Wikipediaを参照する必要性はまったくありません。

        wikipediaに限らず,自分の詳しくない分野(だけど研究に必要)なことを調べるのに
        とりあえず検索エンジンにクエリを投げて,ざっと調べてからさらに詳しい文献なりに
        あたったり必要な情報を絞り込んだり,とかはよくやってますが.
        親コメント
    • by user2ch (31474) on 2007年12月18日 17時19分 (#1267598)
      職場から書込み禁止されても、自宅プロキシ立てたら読み書きし放題なんてことは無いですか?
      親コメント
  • 詭弁ですよね (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時58分 (#1267532)
    Wikipediaの執筆は、つまらん官製企画ものシンポジウムで何十人かを相手にしゃべるより専門知識を社会によほど広く還元できる活動ではないかと思うのだが、

    本気で思うなら、企画書書いて予算獲得したらどうですか?

    当たり前すぎますが、自分はこの方法がいいと思っていても上司がオッケーしない限り独断で行動できないのが雇われの身のつらいとこですがね。
    • by firewheel (31280) on 2007年12月18日 23時54分 (#1267888)
      >上司がオッケーしない限り独断で行動できないのが雇われの身のつらいとこですがね。
      「裁量労働」とか「ホワイトカラーエグゼンプション」ってのは、
      個人の裁量である程度動けるから成立する制度だと思うんだがね。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時34分 (#1267507)
    Wikipediaだと、その専門家の情報が素人のいい加減な記事で
    上書きされてしまうかもしれないわけです。
    そうした場合編集合戦などが起こり、これに巻き込まれることは
    研究者の時間を浪費するデメリットですよね。

    まあ、記事を書くのもいいけど記事の元ネタを作るような人は
    まず元ネタの方をしっかりしましょうってことじゃないかな。

    # 帰宅後、Wikipediaに書く内容を忘れないため
    # 研究者用のWikiがあればいいのか?
  • おや (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時39分 (#1267512)
    ここへのタレコみは可?
  • あほか (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時51分 (#1267521)
    「(研究者であれ誰であれ)職場からはWikipediaに寄稿するな」

    なだけだ。寄稿したい研究者は自宅などから寄稿しなさい。
  • wikiscanner (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時55分 (#1267526)
    「研究者は」みたいな誘導的表現になっていますが、これは
    数ヶ月前に全世界で問題になった wikiscanner に対するものでしょう。

    政府機関や企業が、世論を誘導する形で、都合のいい内容にwikipediaを
    改ざんしたり、削除していたのが暴露され、批判されたことに対する
    改善策の一つでしょう。

    それには触れず、自分の職場の愚痴を/.Jに書くのってどう?

    やはり公益法人も無駄な人間をカットしたほうがいいんじゃないでしょうか。
    こんな無駄なタレコミしている人間とか真っ先に。

    • Re:wikiscanner (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年12月18日 22時56分 (#1267846)
      全くで。
      Wikipediaや2chの意義の問題じゃないよな。
      研究者として本質を探究しているのなら、話をそらして愚痴っているよりは、ガンダムやエロゲやその他で色々恥ずかしい書き込みをたとえ他所の部署の奴がやったことであっても自分のところのエロい人が蓋をしたということについて何をすれば前向きに事態を収拾できるかを考えた方がまだ見る目があると思う。

      #俺はそんな事を考える方が無駄だと思うが。
      親コメント
  • 2chは必須 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年12月18日 16時05分 (#1267539)
    実験系の研究で必要なプログラミングやLinuxの知識の半分くらいは、2chのそれぞれの該当質問スレで学びました。先輩や指導教官の技能が足りていない場合、2chくらいしか思いついたその場で質問できる環境ってのはないわけで。非常に助かってる。
  • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 17時28分 (#1267605)
    内容を確認したら極めて狭い域での話を書くのか。
    しかも文体がどうみても日記調。
    本当にありがとうございました。

    次回からはもっと実のあることを頼みますよ。
  • ある研究者は・・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年12月18日 20時58分 (#1267772)
    えーと、ACです。大学で職員をしています。
    この前何の気なしにWikiscanerを使ってみたらうちの大学からある個人のページを編集しているのを発見したのですが、中身をみていると「いい先生」とだけ追加したものでした。
    どこの学生がこんな下らないことを書くのかと思って技官の人にIPアドレスについて聞いてみたらどうやら先生の個室のIPアドレスだったそうです・・・・・

    もうちょっとまともに仕事してくれよ。一応、学内で「~センター長」って名前の付く職についているんだから。
  • 時間の無駄 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年12月18日 15時53分 (#1267524)
    Wikipediaなんて専門的観点から見たら酷い出鱈目だらけで
    そんなの目に付く端からいちいち直してたらいくら時間があっても足りないよ
    まともな著作でも書いたほうがなんぼかマシ
  • by Anonymous Coward on 2007年12月18日 16時23分 (#1267553)
    研究者は○○学会などというところへの寄稿には多大な勤務時間を割いているわけですが、Wikipediaは×ですか。そうですか。
    権威がないって?そりゃ失礼。
    でも自著の執筆もやってるよね。

    #そっち側なのでAC
    • by saitoh (10803) on 2007年12月18日 21時24分 (#1267788)
      某社の研究所では、勤務時間の5%(だったかな?)は、社会貢献のために使ってよいことになっていて、その枠でコミュニティ活動なんかをしている人が居ます。 大学なんかでも、講演を頼まれて引き受けたときとか、啓蒙書を書くとか、雑誌の解説記事を書く(で、原稿料は自分のポケットに!)いったことは勤務時間内にやっててもOKです(講義や会議などに悪影響を与えない範囲で)。 さすがにセミナー屋なんかの有料セミナー講師なんかだと、兼業届けを出して有給をとって講演しないといけないが、高校や地域団体から講演依頼が来て派遣される分には堂々と勤務時間で。

      この手の政府系の機関、 TVのバラエティ番組の取材で「○○について教えてください」なんてのでも、勤務時間中に堂々と回答したりしてるのに、wikipediaだけ槍玉に挙げるのは、やはり、自主規制の行き過ぎのようにおもいます。

      政府系の研究所でも、その程度の度量は欲しいところですが。。。

      親コメント
      • by gigo (21150) on 2007年12月18日 22時14分 (#1267814)

        研究者が学会に参加するときは、論文を投稿するだけでなくて、会議をオーガナイズしたり、雑誌を編集したり論文の査読をしたりと、所謂成果の発表以外にコミュニティに貢献することがいろいろあります。

        多くの学会、コミュニティはちゃんとした活動をしていますが、弱小学会では、会合を開いてもいつものごく少数の顔ぶれが集まるだけで、ごく狭い分野外のことはまったくわからず、会議や刊行物の維持に頭を痛めているというか、そのために仕事の時間と職場の設備を使って、本当にこれで良いのか自分でも疑問に思っている人もいるでしょう。

        すると、いくらなんでも今のwikipediaの上で学会活動ができると思わないけれども、インターネットの上に引っ越した方が、もしかしたら少ない手間で成果を広めるのに役立つかもしれない気がしてきます。そんな時に、wikipediaでも他のものでも、何か新しいパラダイムを良く知るためには参加することが大事な場合も多く、遮断してしまったら、その機会が減るので長期的には学術分野にも研究組織にも損失になるかも知れません。

        親コメント
    • Re:学会への寄稿は○ (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年12月18日 17時02分 (#1267584)
      そりゃそうです。
      企業が利益を出さないといけないのと同じで、研究者は研究成果を世に出すことが仕事です。
      その成果として認められるのが、学会発表、投稿論文掲載、自著の執筆です。
      それ以外のことは本来研究者の仕事ではありません。
      なお、「専門書の執筆」というのは最も大きな研究成果とみなされます。
      通常売れ行きは非常に悪いので、ほとんど収入にはなりません。
      うちの先生も編集者にせかされ、徹底的に推敲され、ひいひい言いながら本を書いていましたが、
      最終的には「あの本、千部も刷っちゃったんだって… そんなに売れないよどうしよう…」と嘆いていました。
      親コメント
  • > Wikipediaの執筆は、つまらん官製企画ものシンポジウムで何十人かを相手にしゃべるより専門知識を社会によほど広く還元できる活動ではないかと思うのだが、

    変な人に文脈などを破壊されてしまう可能性のあるWikipediaに書くなんて選択をしないで、
    不特定多数は閲覧できても書き換えることのできない大学の公式サイトにわかりやすい
    ご説明をお願いします。

    Wikipediaの本文中のどれだけの量の文字よりも、専門家の書いた非営利で整理されていて
    わかりやすいページへの外部リンクURLの1行の方が遥かに価値があることでしょう。中の人が
    本文中に書かなくても、優れた資料のありかさえわかれば外部の誰かがそのうちWikipediaに
    書いてくれるに違いありません。
typodupeerror

「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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