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セキュリティ

アンチウイルスの考案者からの提言:セキュリティ部門は無駄な時間を割いている 23

ストーリー by nabeshin
最弱ポイントが全体を支配する 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

本家のストーリより。ICSAラボのチーフ・サイエンティストであり、ノートンアンチウイルスの前身の世界初の商用アンチウイルスプログラムの開発者であるピーター・ティペット氏はセキュリティ業界の現状に関する興味深い意見を明らかにした。端的にまとめるとセキュリティ部門が行っている仕事の1/3程度は時間の無駄だと彼は警告する。また、彼は現在のセキュリティ部門がベストプラクティスとしている脆弱性調査およびパッチ、パスワードの強化、製品評価プロセスなどの事例に体系的に対し切り込んだ意見を述べている。

(つづく)

「ハッカーが1万のマシンを持つ企業のパスワードファイルに侵入するとする。彼がネットワークに侵入するにはたった1つのパスワードを解きあてればいいだけだ。この場合、パスワードの強化を行っていたとしても、パスワードをクラックできる可能性があるマシンが5000から2000になったことかもしれない。しかし彼はたった1つのパスワードさえ手に入れればいいだけなのだから、パスワードの強化を導入することに実際どんな利益があったと言えるだろうか?」

彼の主張のいくつかは確かに議論の余地もあるが、同時に多くの真実も含んでいるといえるだろう。本家では、「ソフトウェア/ハードウェアのセキュリティは達成するのはそんなに難しいことではない。有能な管理者がいればラボのワークステーションをかなり堅いセキュリティで、かつバグフリーでクリーンな状態で稼動させることは簡単だろう。問題はたいていおバカなヤツが巧みなソーシャルハッキングの標的になるというとこにある。会社はその一番弱い部分以上の強さにはなれない、ということだね。」という話も出ている。

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