パスワードを忘れた? アカウント作成
25000 story
セキュリティ

Firefoxのベトナム語言語パックに不正なコードが混入 53

ストーリー by wakatono
確認の上アップデートを 部門より

hiromichi-m 曰く、

Mozilla Security Blogによると、Firefox2のベトナム語言語パックに、外部のコンテンツをロードする不正なコードが含まれていたことが明らかになった。

MozillaのBugzillaによると、言語パックに含まれていたのは「Xorer」と呼ばれるトロイの木馬で、ヘルプページに悪意のあるコードが埋め込まれている。

このコード自体は悪意のある動作を行わないものの、外部からコードを読み込んで実行してしまうため、ウイルスなどの侵入を許してしまう可能性がある。

2008年2月18日以降にベトナム語言語パックをダウンロードしたユーザーは、この不正なコードが含まれている可能性があるとのことだが、2007年12月以降のベトナム語言語パックのダウンロード数は16667件ということで、被害は限定的なようだ。また、現在ベトナム語言語パックを使っているユーザーは、新しい言語パックがリリースされるまでは現在の言語パックを無効にすることが推奨される。

Mozillaではアップロード時点でのウイルスチェックは行っているものの、この問題はチェックできなかったとのことだ。

言語パックに含まれるヘルプファイルを閲覧したタイミングで、JavaScriptのコードが実行され、不正なコードを外部のサイトからダウンロード&実行というのでウィルスの活動に至る。心当たりの方は確認を。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年05月10日 5時16分 (#1341754)

    このコード自体は悪意のある動作を行わないものの、外部からコードを読み込んで実行してしまうため

    これって、悪意のある動作では?
    • by Anonymous Coward on 2008年05月10日 11時44分 (#1341846)
      言語パックを作成した拡張の作者がトロイ持ちで、htmlファイルに無造作にコードを埋め込むタイプだったから、言語パックに含まれていたhtmlに数行埋め込まれていた、ということのようですね。ヘルプですから権限は取れていなかったので、もしコードが実行されてもたいした事にはならなかったと思います。

      ただし、ソフトウェア作者もダウンロードサービス側も意図していないデータが含まれていた、という事実そのものに対しては、きっちりした対処が必要でしょう。

      まず、根本的な問題として、拡張のウィルススキャンがアップロード時にしか行われていなかった、というのがあります。つまり、粗製乱造な進入コードの場合、タイミング的に掴み損ねる危険があるので、ウィルススキャンは定期的にやる方がいいということですよね。現に、全ファイル再スキャンの結果、このファイルだけ引っかかっているわけですから、やっていれば効果はあったはずです。この場合のように、パターンが未発見なら、混入そのものは避けられなかったと思います。しかし、やはり数ヶ月把握していなかった、というのはダウンロードサービス(つまり、addons.mozilla.org)側の落ち度でしょう。

      おそらく、この問題は「毎日スキャンする」という対処法で、対外的にもケリになるのではないでしょうか。良し悪しは別にして。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        そもそもアップロードから2ヶ月間ClamAVのパターンファイルでは検出できなかったらしいのですが。
      • by Anonymous Coward
        >言語パックを作成した拡張の作者がトロイ持ちで、
        >htmlファイルに無造作にコードを埋め込むタイプだったから、
        >言語パックに含まれていたhtmlに数行埋め込まれていた、
        >ということのようですね。
        >ヘルプですから権限は取れていなかったので、もしコードが
        >実行されてもたいした事にはならなかったと思います。

        脅威を過小評価し過ぎだと思います。
        ヘルプの文書にスクリプトが仕込まれていたから大した権限を
        取れなかったというのではないでしょう。
        そのヘルプを表示させるユーザの権限が問題なので、
        例えば管理者権限を持つユーザがこのヘルプを見て発動させて
        いたら被害は大
    • by ots556556 (34248) on 2008年05月10日 17時49分 (#1342035)
      // 外部からコードを読み込んで実行する。悪意は無い。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      悪意の有あるコードを仕込むのは人間、ってことは人間も悪意のあるコードの一部のでは・・・。
      いあ、そもそも塩基配列自体が悪意の有るコードなのでは・・・。
      てか、ビックバン自体が悪意のあry
    • by Anonymous Coward
      >これって、悪意のある動作では?
      外部からのコードが悪意のある動作をするとは限らない、といいたいのかな(笑)
    • by Anonymous Coward
      「悪さ(をする可能性がある)」のと「悪意(がある)」のとを
      混同してるあたりが痛い。

      誰が混同したにせよ。
    • by Anonymous Coward
      その理屈で言うと、McAfee SiteAdvisor [hatena.ne.jp] も悪意のある動作をするってことか?w
    • by Anonymous Coward
      単なる分類上のあや。
      直接被害を及ぼすコードではないというだけの話。
      ただし被害を及ぼす環境を作り出すという意味では悪性なので、
      分類上の表記としては「悪意のある動作」という表現自体の運用が正しくないと言える。

      直接的だろうが間接的だろうがユーザ(or PC)にとって悪性なコードには変わり無いが
      直接的なものだけ取り出しているのにはたして意味があるのか?疑問ではある。
      今回のタレコミに限らず。
  • 鳥インフルエンザ!? (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年05月10日 7時42分 (#1341771)
    って、ボケかまそうと思ったのに狐のほうかよ。
    • by Anonymous Coward on 2008年05月10日 8時53分 (#1341781)
      狐も媒介するからねぇ>エキノコックスとか

      #キタキツネをみてもえさを与えないでください
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        寄生虫が危険なのは、本来の宿主と違う生物に、間違って侵入しちゃったときじゃないでしょうか。
        ふつーに適応できなければ、宿主を破壊するか、宿主に破壊されるかのどっちかになるのではないかと。

        # 某pediaの受け売りだ。念のため。
  • 16667件(T/O) (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年05月10日 9時14分 (#1341794)
    >2007年12月以降のベトナム語言語パックのダウンロード数は16667件ということで、

    ずいぶんキリのいい数字だなと思ってしまったのは何故でしょうか。
  • by SteppingWind (2654) on 2008年05月10日 12時36分 (#1341874)

    よりにもよってベトナム語言語パックですからね. 通常の不特定多数ねらいの経済的目的では割があわなそうだし, ボットネット構築用としても接続している線も細そうだから効率はよくないだろうし.

    やっぱりピンポイント狙いでしょうか?

  • 拡張自動無効化 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年05月13日 7時16分 (#1342914)

    現在ベトナム語言語パックを使っているユーザーは、新しい言語パックがリリースされるまでは現在の言語パックを無効にすることが推奨される。
    Bug 432736 [mozilla.org]がfixされ当該言語パックがブラックリストに記載されたので、その言語パックを使っているFirefoxでは自動的に無効化されるはずです。

    この機能が公にはじめて役に立った……かな?
typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

読み込み中...