あるAnonymous Coward 曰く、

欧州委員会(EC)はサイバー犯罪の取り締まりを強化する5ヵ年計画を提案、その一環として欧州刑事警察機構（ユーロポール）による犯罪情報システム構築計画を発表した。（マイコミジャーナル、本家記事）

計画は、ID盗難などの情報窃盗、スパム、悪意あるプログラムなど多岐に渡るサイバー犯罪の取り締まり強化を目的としている。また「インターネット犯罪の半分は児童ポルノ生産、配布、販売に関わっている」とのことで、児童ポルノ問題に立ち向かう姿勢も強く打ち出している。具体的には警察と私企業の関係を強化し捜査方法や犯罪傾向の情報共有を行うことや、犯罪者を追跡するための「遠隔捜査」の実施などが含まれている。

そのためにECはサイバー犯罪情報をプールし、サイバー上の脅威が浮上してきた場合に警報を発するシステムの構築に30万ユーロ投資することを決めており、垣根を越えた捜査やネット上のパトロールを進めていくとのこと。