Winnyに関して、組織が言ってることと現場のやってることが違う。
Ｎシステム導入に関しても結局、導入時に言ってることとやってることが違う。
建前とメンツを取ったらその跡にロクなものが残らない。

いいかげん、Winnyが悪いんじゃない事に気づかないもんかねぇ？
「Winnyが悪い」ってただのいいわけでしょう？

１．無断持ち出し禁止の資料を自宅に持ち帰った
２．ｎｙを自宅私用PCでも使うなとの通達を無視、使用していないと虚偽の報告をした
３．必要性の有無に関わらず、資料を組織内部で無駄に配布（コピー）させている？

他の記事では、外付けHDからコピーしたのは資料ではなく「わいせつ画像 [asahi.com]」だとか
ｎｙでダウンロードしたアダルトビデオやアニメを見ていた [yomiuri.co.jp]だのとあるようですが、
とりあえずｎｙどうこうの以前に「１」の段階で情報流出しているというのはスラドで学びました。

#他にも問題点があればどうぞ。

＞警視庁によると、１２日午前８時ごろ、ネットの掲示板に「警察情報が流出している」との書き込みがあったため、調べた結果、
とまあ、某巨大掲示板群な訳ですが。”調べる”ためにサイバー何とか課の人が一般の板住人のふりをしてVIPやらﾀﾞｳｿ板やらで
「ハッシュｷﾎﾞﾝﾇ」
とか
「㌧㌧！」
とか
「おｋ把握した！ｗ」
とか
「ちょｗｗｗｋｔｋｒｗｗｗｗｗｗ」
とか役所からカキコしてるのかなー。とか思うとちょっと微笑ましい。

これほど大量かつ重要な情報に巡査長（26）がアクセスできるというのは、本当に恐ろしいことだと思います。
彼自身か、彼を通じて第三者がこの情報を秘密裏に悪用しようとする可能性を考えると、winnyで不特定多数が閲覧可能になった（というか事実上の公開を行った）ということのほうがまだマシにさえ思えてしまいます。

海上自衛隊の機密漏洩事件とも通ずるところがありますね。
あの事件も最初に摘発されたのは2等海曹（33）でした。

内部統制ができない治安機関や軍隊ってその存在が悪夢みたいなものですよ。
これで本人より上の責任者のクビが飛ばないのならスパイさせ放題宣言するようなものですね。

基本的にデジタルデータ、特に機密度の高い情報にアクセスするには、官位や役職ではなく、
コンピューターやネットワークに関する最低限の知識が必要だという認識を持ってはもらえないのだろうか。

過去に何度も指摘されているが、これだけ情報流出が騒がれている昨今で、重要なデータをｎｙと同じＰＣに入れておくだけでも
十分すぎるほどクレイジーとしか思えない。
# 自分で言っておいてなんだがＰＣとかネットワーク以前に職業倫理が破綻してる気もする

無論、こんな間抜けが許されるようなシステムにも多大な問題があると思う。
どこかで効率とのトレードオフにかけられてるのだろうけど、最低限のセキュリティが維持できないようでは
システムとして破綻している。どれだけ効率が悪かろうが、必要なら「紙媒体のみ」の時代に戻してでも
守らなきゃならないものがあるんじゃなかろうか？それとも要求仕様に入ってすらいないのか？

#それがシステムってものだと思うんだけど。ＰＣ使ってデジタル化することがシステムだなんて思い込んでる奴がお偉いさんに
#いるのだとしたら、まず飛ばさなきゃいけないのはそいつの首なんだろうな。

ny入れてない方に重要データは入れるだろ、常識的に考えて…

#そもそも持ち帰らないという突っ込みはナシの方向で。

すでに、中身が飛び火している所もあり。

女優・嘉門洋子さんのブログがヤクザの情婦問題で炎上中
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2007/06/post_fbad.html

他にも、タレント、声優が情婦指定だったり、野球選手が出てたりしてます。

あと、フロント企業の指定も大量にあり、なかなか為になるファイルも出回っております。

Winny がどれほど危険か、中継機能やキャッシュ（公衆送信化？）についての図解や、それらが起きているとき Winny の画面上でどう表示されているのかを解説した動画を作成し、広告として流すなどして、Winny 利用者に伝える努力が必要なのではないでしょうか。また、どんなに対策しても、新たな手口で自分が被害者になりえることも伝えなければなりません。
一般の人には、Winny がインストールされた PC が普通の PC と見た目は変わらないことさえ分からないようです。彼らには、Winny が身近に潜んでいる可能性があること、たとえ身近に Winny 利用者がいても漏洩が起きないようにする方法を啓蒙すべきです。

所属ごとに上司が面談し、私物パソコンの使用状況を確認する一方、ウィニーがインストールされていないことを証明するため、画面を印刷して提出させるなど、繰り返し対策を取ってきた。

今日の読売新聞の朝刊三面（強調引用者）

画面の印刷ってデスクトップのスクリーンショットのことでしょうね・・・。これが現状です。
銃やナイフの所持者がその仕組みや危険性を理解していないことがあるでしょうか？　日本社会で全く法律の知識なしに生活することができるでしょうか？　仕組みや危険性を知らずに Winny を使用すること、Winny が蔓延した社会で Winny の基礎知識さえ教育されないことは、とても危険なことだと思います。
内閣官房あたり、啓蒙用のビデオを作って、コピーフリーで配布してください。そして公共広告機構に頼んでがんがん放送してもらいましょう。ついでに YouTube にもアップしましょう。
でもそっち方面がまじめにそういう仕事をしてくれるとは思えないから、どっかの Flash 職人さんや動画職人さんの頑張りに期待したほうが良いのかもしれません。

コピーするより簡単。

うっかり警察に捜査協力もできやしない…。

やっぱり日本人は食い物の話じゃないと燃えないんだなと思う。
自分も。

漏洩させた資料の分量と中身は、巡査長一人が担当できる分量や内容でない事がうかがい知れる。

私物のHDやWinny入りのPCに捜査情報を保存しておくのはともかくとして、「巡査長一人が担当できる分量や内容でない」ことが何か問題なのだろうか？

情報って、一見関係なさそうな事を結び付けて初めて意味や価値がでてくるのだから、いろんな情報を１箇所に貯めておくこと自体はとやかくいうことはない。

今回は、それを置いておいたところと管理方法がまずかったということ。

全ての警察署の全ての捜査資料を公開すれば?
そうすれば、おXXな警察官だって好きなだけWinnyが使えるってもんだ。
隠すことが権力の維持に貢献する、なんて時代は過ぎ去ってしまったということが理解できていないんだろうな。
捜査資料なんてどうせくだらないソフトで作ってるから、見るだけ疲れて誰も見なくなるよ。
税金を使って隠すべき物は何か、再定義できるだろうに。

かなり大規模な流出ということで、正直驚きました。これまでに
も警察の捜査資料が流出したことはありますが、あまりにも抜き
ん出た量ですし、公になってはまずいものもかなりありますね。
よく考えてみると、これほどまでの資料がばら撒かれているとい
うことは、まさに前代未聞。おそらく流出させた本人も、まさか
ここまで大きな騒ぎになるとは思ってもいなかったでしょうね。

タレコミのリンク先http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY200706130401.html [asahi.com]で、内容の詳しい説明とか、
『ほとんどが実名入りだった』と断言しているところなんじゃないかなぁ。

と、独り言。