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医療

コーヒー飲用者は非飲用者よりも死亡リスクが低いとの研究結果 39

ストーリー by headless
ダバダー 部門より
eggy 曰く、

米国立がん研究所などの研究によれば、コーヒーを飲む高齢者は飲まない高齢者に比べて死亡リスクが低下するとのこと。研究結果は5月17日付の医学誌 The New England Journal of Medicineに掲載された(The New England Journal of Medicineの論文プレビュー米国立衛生研究所のニュースリリース本家/.)。

調査は1995年~1996年のNIH-AARP Diet and Health Studyのアンケート結果に基づいて実施された。対象者は50歳から71歳の米国人男女約40万人。2008年12月31日まで追跡調査を行ったところ、コーヒーを1日3杯以上飲むと答えた人は飲まない人と比べて死亡リスクが約10%低かったという。死亡リスクの差は心疾患、呼吸器疾患、脳卒中、怪我、事故、糖尿病、感染症にみられた。女性の場合、がんによる死亡リスクとコーヒー飲用との関連はほとんどみられなかったが、男性では特に多くコーヒーを飲むと答えた人については死亡リスクがわずかに上昇する結果になったとのこと。

コーヒーには健康に影響する可能性のある成分が1,000種類以上含まれており、どの成分が死亡リスクを低下させるのかは明らかになっていない。最も研究の進んでいるのはカフェインだが、今回の研究ではカフェインの有無による違いはなかったという。なお、コーヒー飲用に関するアンケートは調査開始時点で1回のみ行われたもので、その後の変化は追跡されていない。また、研究者らはコーヒーの抽出方法による成分の変化も死亡リスクに影響を与える可能性があると考えているが、アンケート結果では抽出方法まではわからないとのことだ。

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Image

イスラエル、拒食症防止のため「Photoshop法」を承認 35

ストーリー by headless
細身 部門より
taraiok 曰く、

いささか旧聞となるが、やせすぎたモデルの使用やモデルをスリムに見せる画像加工を制限する法律が3月にイスラエル国会で承認されたとのこと(The Atlanticの記事JewishPressの記事TechEyeの記事本家/.)。

イスラエルでは10代の女性を中心に拒食症が深刻な問題となっており、ファッション誌などでスリムなモデルを目にすることが、過激なダイエットに向かう原因になっているという主張がある。また、モデルには事務所から厳しい体重制限が課せられていることも問題点として挙げられている。俗に「Photoshop法」とも呼ばれるこの法律では、BMI値18.5未満のモデルをファッションメディアや広告業界で使用することを禁じている。また、モデルがスリムに見えるように画像を加工した場合、その旨を明示する必要がある。こちらはイスラエル国外で作成された広告にも適用される。しかし、表現の自由と公衆衛生をめぐり、この法律はイスラエル国内で議論の的となっているという。

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医療

男性型脱毛症の原因物質と仕組みが解明される 21

ストーリー by reo
剃髪した私に隙はない 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

ペンシルベニア大学などの研究チームが男性型脱毛症の原因とみられる物質を発見し、その作用の仕組みも解明したそうだ (YOMIURIN ONLINE の記事DOI: 10.1126/scitranslmed.3003122 より) 。

患者 5 人の頭皮を分析したところ、プロスタグランジン D2 を作る遺伝子の働きが脱毛部で活発だが、毛のある部分の約 3 倍に上ることを突き止めた。健康な頭皮を培養し、この物質を加えたところ、毛髪の成長が妨げられたそうだ。

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医療

東アジアで眼鏡っ子が増加、原因は「昼間お外で遊ばなくなったから」 59

ストーリー by hylom
その筋の人は大喜び 部門より
rm -fr 曰く、

The Austoralianの記事BBCの記事によると、近年、東アジア域で近視の子供が増加しているという。イギリスでは20~30%なのに対し、東アジアでは多いところで90%にも達するといい、特に最近の2世代で顕著らしいのだが、これに対し、オーストラリア国立大のIan G Morgan教授や東京医科歯科大の大野京子准教授らのグループによって、日照不足が原因であるという指摘がなされたそうだ。成果はThe Lancetに5/5付で掲載されている(Abstract)。

研究によると、近視の増加は「勉強への集中と日照不足」という原因の複合で起きているという。受験競争社会ゆえに学校や宿題などの家庭での勉強が増え、子供たちが外で遊ばなくなったため日照不足になったという。日照をうけるとドーパミン(dopamine)が生成され、近視の原因となる眼球の長大化を防ぐ、というメカニズムがあるそうなのだが、、これが日照不足な東アジアの子供たちでは阻害されている、と示唆されている。

近視になるのを防ぐには、通学の時間も含めて毎日2~3時間、外で(10~20,000lux位の明るさの)日照を浴びることが必要だそうだ。10luxは「曇ったイギリスの空の下」でも得られる程度の照度。The Austoralianの記事では「コンピュータゲームやTVを見る時間の量は(近視の)原因の一つにはなりえます。が、我々が言える限りでは、それ単独で危険というわけではないでしょう。」という研究者のコメントが示されている。

過去/.J記事で夏に生まれると近視になりやすい?というイスラエルにおける研究が紹介されていたが、こちらも日照と近視の関係だった。ただ、こちらは「幼児期に、光にあたる時間が長いと近視になる」という結果だった。日照と近視の関係は、発育過程で様々に変わるものなのだろうか?

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医療

おなかの脂肪から歯茎再生 31

ストーリー by reo
歯磨きは気持ちいいぞ 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

太っている方に朗報か? YOMIURIN ONLINE の記事によると、重い歯周病で失われた歯茎などを、患者自らのおなかの皮下脂肪から抽出した幹細胞を移植して再生する世界初の臨床研究を、大阪大歯学部付属病院の村上伸也教授らのグループが始めるそうだ。

これが太ってる事の言い訳になりそうなのが…。

ならんだろ。

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医療

大衆薬のネット販売、高裁が認める 80

ストーリー by hylom
失われた3年間 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

2009年6月に改正された薬事法により、一般用医薬品(大衆薬)のネット販売が規制されるようになったが、ネット通販会社がこれを違憲だとして訴えた裁判で、東京高裁が「ネット販売の権利を認める」判決を下したという(日経の記事47NEWSの記事)。

判決では「改正法がネット販売を一律禁止したとは認められない。省令は法律の委任なしに国民の権利を制限しており、違法だ」との判断を示したという。

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医療

ワイヤレス医療機器のハッキングを防ぐための事前審査、米国で議論される 9

ストーリー by hylom
殺れるハック 部門より
taraiok 曰く、

昨今米国ではワイヤレス医療機器の脆弱性を利用した攻撃が注目を集めているという。糖尿病対策に使用されるインスリン・ポンプのハッキングを行うデモストレーションなどにより、それが非常に簡単であることが証明されたからだ(Healthcareinformationweek.comWIRED本家/.)。

また医療機器に対するサイバー攻撃で大きな実例被害は発生していない。しかし、米国議会はこの件を重く見てワイヤレス対応の医療機器が販売される前に、連邦機関は食品医薬品局(FDA)などによるセキュリティ査定制度などを行うよう政府に求めたそうだ。

また、アメリカ合衆国退役軍人省(VA)は、2009年1月~2011年春の間にマルウェアに感染している医療機器が173製品あったと報告している。戦場で負傷した退役軍人を抱えているVAはこの問題を非常に重視、約5万台のデバイスを隔離する仮想LANを構築した。さらに、PurdueおよびPrinceton大学の研究者とともに、外部干渉からワイヤレス医療機器を保護するためのファイアウォール「MedMon」を構築したと発表している(upi.com)。

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バイオテック

世界初、iPS細胞から「がん幹細胞」作製 12

ストーリー by hylom
がんを知るためにがんを作る 部門より
LARTH 曰く、

岡山大学のニュースリリースによると、岡山大学大学院自然科学研究科の妹尾昌治教授らの研究グループが、マウスのiPS細胞を用いてがん幹細胞のモデルの作成に世界で初めて成功したという(読売新聞の記事)。

がん幹細胞は癌組織の中に存在する幹細胞で、がん細胞を生み出す元になる細胞と考えられており、制がん剤や放射線治療に対して強い耐性があるため、癌治療の面から重要な研究対象とされている。しかし、通常がん組織の中のがん幹細胞は数%しか存在せず、その性格を解析することは困難であった。今回の樹立されたモデルを用いて解析を進めれば、がん幹細胞の研究の進展に拍車がかかるものと期待される。

妹尾教授らはがんに由来する培地(細胞を培養したあとの培養液)でiPS細胞を培養することで、「がん幹細胞」の性質をもった細胞を作成。この細胞をマウスに移植したところiPS細胞が悪性腫瘍に変化し、さらにこの腫瘍からがんができることが分かったという。

2098454 story
医療

インド特許庁、癌治療薬ソラフェニブのジェネリック薬を許諾、97%もの価格引き下げに 24

ストーリー by hylom
是か非か 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

インドの医薬品会社Natco Pharmaが、米バイエル薬品の癌治療薬「Nexavar」と同じ成分を持つジェネリック医薬品を製造するという。インド特許庁による許諾を受けてのことだそうだが、この「ジェネリック版Nexavar」の価格は本家Nexavarの30分の1以下となるという(本家/.The Times Of India記事)。

インドの特許法84条は、特許許諾から3年が経過していれば高額な医薬品に対して「特許強制実施許諾」を発動することができるとしており、今回の「ジェネリック版Nexavar」はこの84条に基づいて製造が許可されることになったという。バイエルのNexavarの価格は一ヶ月分120錠で5,500ドルだが、ジェネリック版は同量で175ドルという購入しやすい価格に設定されている。また、Natco Pharmaはバイエルに対して、四半期毎に売上高の6%を特許料として支払うことになるとのこと。

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医療

ビタミンEの過剰摂取は骨粗しょう症を招く 57

ストーリー by hylom
過ぎたるは及ばざるがごとし 部門より
dodonga 曰く、

ビタミンEを取り過ぎると骨粗しょう症を起こす危険性があるそうです(NHKニュース毎日新聞)。

ビタミンEは「老化防止に役立つ」と言われている抗酸化作用があり、サプリメントとして人気だが、いっぽうでビタミンEには骨を壊す働きをする細胞「破骨細胞」を巨大化させる働きがあることを慶応大特任准教授の竹田秀氏らが発見したという。また、実験としてラットに「人間で1000ミリグラム相当」のビタミンEを含んだ餌を毎日与えたところ、骨粗しょう症になったという。

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医療

プログラマーは意外とよく眠っている?米調査 51

ストーリー by headless
気絶 部門より
米疾病予防管理センター(CDC)が実施したNational Health Interview Survey(NHIS)の結果をマットレス販売チェーンのSleepy'sが分析した結果によると、最も睡眠時間の削られている職業は在宅看護師で、コンピュータープログラマーはエコノミストやソーシャルワーカーと並んで5位だったという(NYTimes.comのブログ記事本家/.)。

在宅看護師の平均睡眠時間は6時間57分。2位以下は弁護士、警官、医師・救急救命士と続き、5位のプログラマーの平均睡眠時間は7時間3分。一方、睡眠時間の長い職業も発表されており、上位は林業、ヘアスタイリスト、セールスマン、バーテンダーなどとなっている。ただし、平均睡眠時間の一番長い林業従事者でも7時間20分であり、それほどの差はないようでもある。
1887104 story
医療

睡眠薬の服用は命を縮める 42

ストーリー by hylom
寝ないで寿命を縮めるか、飲んで寿命を縮めるか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

睡眠薬の服用は命を縮めることになるかもしれない。米Geisinger医療システムの管理する250万人分の生涯電子カルテから、睡眠薬を処方されたことのある患者1万2千人を特定し、性別や体重、喫煙や飲酒の有無などのデータごとに、睡眠薬を処方されたことのない患者との比較を行った研究が報告されている。この論文によると、睡眠薬を服用している患者は死亡確率及び癌になる確率が高くなるのだという(本家/.BMJ Open記事)。

ゾルピデムやテマゼパムなどの睡眠薬を処方されている患者は、睡眠薬を処方されたことのない患者と比べて、死亡確率が4倍以上にもなるとのこと。また処方された睡眠薬が一年間で18錠以下であったとしても死亡確率は高くなり、処方される睡眠薬が多いほどに死亡確率も高くなるのだそうだ。さらに睡眠薬の服用と癌の関連性も指摘しており、多量の睡眠薬を処方されている患者は癌になる確率が35%も高くなるとのこと。

1884650 story
医療

ターゲットとしたウイルスを無害化する「スーパー抗体酵素」、大分大の研究者が人間向けの開発に成功 21

ストーリー by hylom
新たな治療法として実用化なるか 部門より
insiderman 曰く、

大分大学工学部の宇田泰三教授らが、ウイルスを破壊する「スーパー抗体酵素」の開発に成功したという(毎日新聞読売新聞)。

「スーパー抗体酵素」とは、標的としたタンパク質を酵素的に分解するという物質(解説PDF)。これまでエイズウイルスやピロリ菌、インフルエンザウイルスを対象とするスーパー抗体酵素が開発されていたのだが、これらはマウスから作っていたため、人間への投与については問題が指摘されていたという。

今回、宇田教授らは狂犬病のワクチンを接種した人の血液からスーパー抗体酵素を精製することに成功。マウスを使った実験では、ウイルスに対する効果が見られたという。

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ソフトウェア

医療分野での活用が広がるスマートフォン 28

ストーリー by reo
体重体脂肪を日々手軽に記録したい 部門より

capra 曰く、

スマートフォンを使い、自身の健康状態の把握に務めてる /.er はいらっしゃるだろうか? The New York Times の記事では、鼓膜の写真を撮ったり、ほくろの変化を記録したり、血圧や血糖値の記録を取ったりしてスマートフォンを健康維持に活用する人々が取り上げられている (本家 /. 記事より) 。

中にはクオリティが低く使えないアプリケーションもあるようだが、例えばスマートフォンに接続できる血圧計や、糖尿病患者のための血糖値を記録するアプリケーションなどは各人が自身の健康状態や日々の傾向などを把握するのに役立ち、健康維持に繋がると考えられるとのこと。血糖値の場合、数値をマニュアルで入力するアプリケーションもあるが、スマートフォンに接続できる血糖値測定器の開発も進められており、記録が容易になるだけでなく医療機関等とのデータ共有にも役に立つと考えられるという。また、本家タレコみ人本家編集者のtimothy氏は「蜘蛛に刺された」と勘違いしていた傷口をスマートフォンで写真に撮っていたため、実際にはライム病であると早めに診断してもらえたとの経験を寄せている。

「頭痛日記」をつけられるアプリケーションなどもあるようで、日々持ち歩くスマートフォンは特に慢性疾患の症状把握に有効なように思う。/.Jer の皆様はどのように活用しているだろうか?

(修正@16:33,hylom:ライム病であると診断して貰ったのはタレコミ人ではなくtimothy氏のようだ。)

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医療

電子処方箋システムの導入で投薬ミスが減少 50

ストーリー by headless
投薬 部門より
danceman 曰く、

米国では年間5万人~10万人が医療ミスで死亡している。乳がんやAIDS、交通事故よりも死者を多く出しており、医療ミスは死因の上位にランキングされている。投薬に関連するミスは主要な医療ミスの1つで、年に数千人の死者を出しているという(Patexiaの記事本家/.)。

投薬ミスを減少させるシステムとして近年注目されているのが電子処方箋だ。PLoS Medicineに掲載されたオーストラリアでの研究成果によると、電子処方箋システムの導入により院内での投薬ミスが全体では60%減少。医療ミスの件数が大きく変動することはなかったものの、深刻な医療ミスは44%減少したという。米国では入院患者だけでなく、外来患者に対しても電子処方箋が使われるようになってきており、カリフォルニアでの電子処方箋システム導入率は2007年の3%から2011年には25%にまで増加したとのこと。

ただし、オーストラリアでの研究結果でわかるように、電子処方箋を使用しても投薬ミスは依然として多い。また、電子処方箋システムの導入と運用に関する費用を減らすことも今後の課題といえるようだ。

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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