小泉流「オープンソース」の実体 25
ストーリー by Oliver
娯楽にすらならない政治 部門より
娯楽にすらならない政治 部門より
t 曰く、 "
asahi.comより。以前に竹中センセイの発言で話題になった、小泉内閣における「オープンソース」の定義が(チョットだけ)分かってきたようです。首相と議員との懇談をネットで配信したり、専門家とメールで討論して内容をメルマガ公開、などなど。しかし有権者がcommitする手段は一方通行な電子メールに限られるようで、無視に近い扱いも可能でしょうし、これが十分に「オープン」と言えるかどうかは疑問。本当に「官僚・族議員中心の従来システムを崩すきっかけ」になるんでしょうか?
個人的にはやっぱ、完結するソースなどなく、理論より思想が重んじられそうな政治の場でOpenSourceとか言われても首を傾げたくなるんですが…"
オープンソースではなくて、単にオープンといった方が分かる人が多いと思うが、オープンといいつつ閉鎖的だったことが過去も現在も多いので、新しい言葉を使う必要があるのだろう。でも、Open Source Definitionぐらいは読もうな。
逆に言うと (スコア:2, 参考になる)
この程度のことをあえてオープンソースと呼ぶということは、
と、暗に認めたと考えて良いのだろうか?Re:逆に言うと (スコア:1)
Re:逆に言うと (スコア:1)
永田町にそういう常識があったとは思えませんが...
Re:逆に言うと (スコア:1)
密室(料亭)と言えば、永田町というよりやっぱり赤坂とか銀座とか...
fork (スコア:2, 興味深い)
オープンソースにするんなら、fork の自由も認めなきゃ。
(勝手に独立国を作ってもいい、ということになるのかな。)
Re:fork (スコア:1)
日本では一応、制度上は、党や政府の政策立案が即ち実施ではなくて、法律にしないといけません。
#実質同じだろうって野次が来る前に書いとくと、それを本来の姿に変えることを目指してるっぽいので、批判としては的外れ。
眉唾つけつつも、一応この話の流れに則って例えるなら、fork は別の政党作る行為に相当するでしょう。これはもちろん認められてます。
民主党や社民党も似たようなことするっぽいニュースが流れてますね。
-- wanna be the biggest dreamer
誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
「オープンソース」という単語が、一般に対して 良い印象で浸透しているかははなはだ疑問ですが、 どうせ議論の中の都合のいいところだけ公開して、 さもオープンであるかのように見せかけるだけのポーズに終わりそうな予感がひしひしとしますね。
都合の良いこと悪いことすべてひっくるめて議論の過程を公開しなければ本当にオープンとは言えないが、それを許す土壌は今の日本の政治システムにはないでしょう。
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
まぁ、やった人達 [jrcl.org]は嫌いだし、彼らのやってる事もインチキなんだけど、例の「開かれた」タウンミーティングで内閣に批判的な討論をふっかけたら追い出されそうになったので、横断幕で対抗したら威力業務妨害で逮捕されたと言う事例があって、それが、この「オープン」を象徴していると思うのですよ。
オープンにしているように見せかけるだけで、実際の決定プロセスは首相や取り巻きの独断だったり、密室だったり、官僚のお膳立てだったりして、昔と対して変わりないのではないかと。
# 本当にやる気があるならば、外務省問題
# だって、首相の独断で人事権を執行して
# キャリア官僚を懲罰する位の事やって人気
# 取ってもおかしくないのに、放置してる
# どころか、官僚の暴走を黙認しているのですから。
優しい独裁者 (スコア:2, 興味深い)
オープンソースにおいても、意思決定プロセスは特定の個人やグループに委ねられていますよ。 議論は民主的に行なわれるとしても、最終意思決定は民主的ではありません。
ただ、独裁者モデルでもうまくいく理由は、同じ目的意識を共有した集団の中だけの世界であること (意思統一がしやすいし、仲間意識もある)、いざとなれば fork する自由が認められていること、 によります。最終意思決定については現実の政治の世界における民主主義のほうがオープンソースよりも、 原理的には良いはずなので、わざわざオープンソースをまねることもないです。 というか、現にまねてないし、そこを「まねてない」とか 「最終意思決定に聞いた意見が反映してない」と言って非難するのは間違ってる。
Re:優しい独裁者 (スコア:2, 興味深い)
お題目として、とりあえず目新しい言葉を掲げて、注目を集めるのに使うのはありがち。単なるイメージ戦略ですね。
Re:優しい独裁者 (スコア:1)
まあ、たしかに、イメージ戦略だ、というのは、あるでしょうね。 ぼく自身、あんまり気持のいいもんじゃないですけど、 まあ「フリーソフトウェア」を「無料ソフトウェア」と思われるよりはずっとましだし、フィードバックというのはたしかにオープンソース (というかバザール形式) の重要なポイントのひとつなので、まあ理念としてはそれほど目くじらを立てるほどのものでもないと思っています。 政治における「オープンソース」において、 フィードバックの理念が実際に実現しているかどうかの実態は、 ぼくは知りませんが。
実際のオープンソースな人々よりも、自民党 (、民主党、社民党、...) のほうが、知名度も宣伝能力も圧倒的です。それだからこそ変な宣伝がされていないか心配になるのもありますが、 一方で、オープンソースという何かすごいものがあるのだということを世間の人々が知るきっかけになれば、と思います。
楽観的すぎますかねえ...
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
-- wanna be the biggest dreamer
政治版RFCというべきか (スコア:1)
>取り巻きの独断だったり、密室だったり、官僚のお膳立てだったりして、
>昔と対して変わりないのではないかと。
ほんとうにオープンソースで政治をやるんだったら、まず法律案とか政策案とか、
条例とかを一般市民がRFCとしてポストして、それに対して日本中の人間が
それこそ政治家・識者・一般人入り乱れてアップデートしていく……
というふうにでもしないといけないと思うんですよね。
そのアップデートのプロセスを通して一般人も政治の世界がわかっていく、
政治の世界も猿山のお尻の奪い合いでなくって、もっとタイトなものにに
なっていく……、、、、無理だろうなぁ。
Re:政治版RFCというべきか (スコア:1)
議院内閣制でなくなってしまう様な……。(それ自体の良し悪しは兎も角)
それより、誰か真っ当なシステムエンジニア経験者が議員に立候補してくれんのかなあ。
Re:政治版RFCというべきか (スコア:1)
たとえば今話題の構造改革だって、猪瀬直樹の文章が発表されたのってもう5年くらいは前じゃなかったっけ?
と、現にある議論に参加しようとしない一般人に、広くコミットを期待するのは無理だし非現実的かと。
オープンソースでも、皆コードを書けなんて言わないし、全てのプロジェクトに参加せよとも言わないでしょ?
むしろ今のシステムでは、議論の過程で流れを分かり易くまとめてくれる人や、情報提供(Webページ)を作ってくれる人がいないあたりを、オープンソース流から学んでほしいぞ。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
「いろいろな人の意見を聞いて」と言った直後に、会場にいる学生等の意見に
被せて大声で持論をまくし立て、相手を黙らせるの得意ですよね彼らは。
石原都知事もやってなかったですか?
AMIGA4000T(60/50)使い
アレはそういう番組ではないかと (スコア:1)
それに会場の人間も「プロ市民」だろうし…。
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
聞いたフリだけしてやる、というほうが正確?(笑)
現にメールで意見集めておきながら7割の意見を無視した議員もいたしね。
メルマガ公開だって、どーせ都合の悪い部分は編集するんだから、オープンでも
何でもない。有権者をバカにするなって感じでんな。
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:0)
いくら公開しようとも (スコア:1)
もしくは、日本お得意の解釈の変更で、後から意味が変ったり。
何にせよ、つまんない言葉の上げ足撮りで終始するような事にだけはなって欲しくないね。
Re:いくら公開しようとも (スコア:1)
多分意図してないと思うけど、これは皮肉?^^;
オープンソースって、ドキュメント整備されてないし、あってもフツーの人には分からん専門用語ばかりで敷居高いですよねぇ…他山の石。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:いくら公開しようとも (スコア:1)
「オープンソース」自体のドキュメントは無いですが、そこで使われてる「言語」のドキュメントはある訳で、それ読めばそのソースが何やってるか判る、って意味だったのですが。
#そもそものソースがバグってても、複数の人間で見れば、大抵同じ答えに行き付くよね。
日本語にも「辞書・辞典」はありますが、これが絶対じゃないですし、文法間違っててもエラー出ないから。
慣習とか、決まり事って、知らない人には読みようが無いですし。
Re:いくら公開しようとも (スコア:1)
実体験(ぉぃ)から時折思うんですが、これ、「訓練」を受けてない人だと、
同じ(そしてマトモな)結論には、達っさないんじゃないですかね?
実装の取捨選択を(それも書き終った後に)議論するような「習慣」を
持っていないと、どういうコードが良い/悪いコードなのか?という
感覚がそもそも身につかないんじゃないかな。
つーわけで、政治をもしそうするとしても、その場合も似たことが言えるんじゃないかと。
訓練といっても肩肘はったものとは限らず、つまりは、
いろいろ言いあって改善していくというスタイルと、
それなりのベストプラクティスに見覚えがあることと、を
満たしてればよいわけで。
Re:いくら公開しようとも (スコア:1)
同じ(そしてマトモな)結論には、達っさないんじゃないですかね?
その辺は、プロジェクトの性質にもよるかと。あくまで「大体」って話で。
まとめる人間の魅力・能力にもよりますし。
オープンソースですか・・・ (スコア:1)
下手すると一般人に伝わる意味をねじ曲げられかねないので・・・
誰かアメリカから外圧かけさせて下さい :-)
#さもなきゃ GPL を政治的に誤用させて RMS に喧嘩売らせるとか(笑)