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2383 story

ハッブル宇宙望遠鏡が10倍パワーアップ 17

ストーリー by Oliver
黒き塔の赤い目 部門より

Ryu-TK曰く、" 朝日新聞社の記事によると、ハッブル宇宙望遠鏡が現在の解像度の10倍へとパワーアップするそうで、太陽系外の惑星探しなどが期待されているようです。
交換は28日11時48分(GMT)打ち上げ予定の米スペースシャトル・コロンビアで行われるそうで、7人のクルーは25日、ケネディ宇宙センターに到着したそうです。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2002年02月26日 18時53分 (#66829)
    朝日の元記事が間違っているのですが、新カメラ("Advanced Camera for Surveys (ACS)"と呼ばれる)で向上する能力は、『解像度(どのくらい細かいものまで空間分解して見えるか?)』ではなくて、『感度(どのくらい暗い天体まで見えるか?)』です。

    従来ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の主力カメラとして使われてきたWFPC2(Wide Field Planetary Camera)と比べたとき、ACSは装置全体の感度が3倍以上向上しています。これはすなわち、「同じS/N比で天体像を撮影しようとした時に必要な露出時間がわずか1/10で済んでしまう」ことを意味しています。このことを指して、FAQ [nasa.gov]では、 "By being able to collect data 10x faster with ACS, conceivably, 10x the amount of discoveries can be made." 云々と記述しているわけです。

    ACSはWFPC2に比べて解像度もやや良くなってはいますが、たかだか約2倍程度です。ある望遠鏡で得られる最高の解像度は、観測する波長と望遠鏡の口径で決まります(回折限界)。WFPC2やACSで得られる解像度は、すでにHSTで得られる最高の解像度とほぼ同じです。つまり、さらに10倍の解像度を達成するためにはHSTの口径を10倍にする改造を加えなければなりません(笑)

    専門家向けですが、ACSのページ [stsci.edu]というものもあります。ここから辿れる"ACS Instrument Handbook"にはWFPC2との比較などもあります。ご参考までに。

    --- 通りすがりの天文屋

    • すみません。タイトル間違ってましたね。

      上の記事にも書いてますが、感度は3倍です。なので、同じS/Nを達成するのに必要な観測時間が1/10になります。つまり、観測効率が10倍。
      逆に同じS/Nの観測を行い続けるのならば、同じ観測時間で10倍の広さの領域(天域)を観測することができる、ということになります。

      おまけ:

  • 回収するんだ… (スコア:3, 参考になる)

    by jmz-yam (5393) on 2002年02月26日 8時37分 (#66599) 日記
    元記事 [asahi.com]で書かれていましたが、2010年には回収するんですね。
    どこかの(たぶんスミソニアン)博物館に展示されるのかな。ぜひ見てみたいな。

    ハッブル宇宙望遠鏡で発見された事象も多いですが、これでまた今後も楽しみになってきましたね。
    --
    jmz
  • 世界観の変化 (スコア:2, 参考になる)

    by rsato (1724) on 2002年02月26日 7時55分 (#66595) 日記
    こういった自然観測技術の変化が、私たちの世界観に何らかの(いい方向での)力を
    与えてくれるといいですね。

    自然科学が進歩しすぎた結果、普通の人間には最先端の科学は関係のないものになっ
    てしまった。

    そのあたりの乖離を埋めてくれる要素がほしいと思います。
    --
    佐藤亮一 in Frankfurt Germany
    • by shimpei (1499) on 2002年02月26日 12時22分 (#66654)
      自然科学が進歩しすぎた結果、普通の人間には最先端の科学は関係のないものになってしまった。
      素朴な疑問です。普通の人間に最先端の科学が関係あった時代って、いつのことでしょうか。
      • by prelab (4066) on 2002年02月26日 13時00分 (#66678) 日記
        電灯の発明なんてどうなんでしょ。
        フィラメントの改良はそのまま寿命の長さに繋がって
        たくさんの人が恩恵を直接受けたように思ったんですが。

        # これでもやはり当時の最先端ではないかも
        • by Anonymous Coward
          >電灯の発明なんてどうなんでしょ。

          その辺が限界でしょうね。ちょうど時代は19世紀末。
          20世紀に入ると、電気は電磁気学となり、半世紀のうちの電磁物理学から相対論と量子論に発展していきます。そうなるともう使い道よりもロマン輝くエステール状態です。
          • by shimpei (1499) on 2002年02月26日 13時59分 (#66703)
            >電灯の発明なんてどうなんでしょ。

            それは工学の分野で、「科学の最先端」とはちょっと違うような気がします。電灯を可能にする発電機も、原理的にははるか前のファラデーの法則が元ですから、むしろ枯れた技術の巧妙な応用のように思えます。電灯をもって「科学の最先端」とするなら、1954年に発明されたレーザーを使うCD-ROMドライブも「科学の最先端」としなければいけませんね。無論、20世紀初頭に提唱された特殊相対性理論を1945年までに実証した原子爆弾も同様。

            「普通の人間には関係のないものになった」と元コメントにありましたけど、その「関係」が「一般人に影響を及ぼす」という意味なのなら、古今東西例はなんぼでもあります。遺伝子治療しかり、コンピューターしかり、原子爆弾しかり。しかし、「一般人に理解出来る」という意味なら、そんな時代はなかったようにも思えます。というより、教育が行き渡り、メディアが浸透している現代ほど、科学の最先端が一般的に理解されている時代はないと考えていいんじゃないでしょうか。

  • 定番サイト (スコア:2, 参考になる)

    by fusion (555) on 2002年02月26日 11時51分 (#66641)
    いまのところ、木曜日(現地時間)に70%の確立で打ち上げが可能なようです。とりあえず定番サイトを。NASAのHSFのサイトでは300kbpsの高画質な生中継が見られ、NASDAのサイトでNASAのステータスリポートの日本語版が見られるはずです。
  • by WindKnight (1253) on 2002年02月26日 10時00分 (#66618) 日記
    ついでに、部品を高性能なものに替えるようですね。

    打ち上げ当初から、それだけ技術が進んだわけやね。

    あと、十年ほどしたら、傷だらけの姿で、スミソニアンあたりに飾られるのだろう。

    そのときは、ぜひ、見に行きたいものです。
  • 総額はいったい,いくらになるんだろう・・・
    --
    斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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