飛行船、成層圏を征く 40
ストーリー by Oliver
舞い上がるガス 部門より
舞い上がるガス 部門より
KAMUI曰く、"YOMIURI ON-LINE の記事に依るとこの 4日未明に航空宇宙技術研究所(NAL)が開発した飛行船を使用した「成層圏プラットフォーム」の為の飛行試験が行われ,飛行船としては初めて高度 16,400m の成層圏に到達した。
成層圏プラットフォームは高度 20km程度の成層圏に通信器材や観測機器を搭載した無人飛行船を滞空させて,通信・放送・地球観測などに利用するプロジェクト。今回の試験用飛行船はベクトラン繊維で作られており,全長 47m,直径 12m,重量 500kgで通常の飛行船の約 20倍の浮力を持つこの船体は午前3時 21分の上昇開始から約 70分で目的高度の 16,400m に到達。大気の採取を行った後,船体を裂いてヘリウムガスを放出。5時 15分に着水した。
来年には各種機器を搭載したプロペラ推進の飛行船(全長 60m)を高度 4,000m に滞空させる試験が予定されている。"
関連情報 (スコア:0)
類似記事 [slashdot.jp]
Re:関連情報 (スコア:0)
Re:関連情報 (スコア:1, 参考になる)
飛行船学 講座 [nifty.com](一番下の表) ちょっと単位が古いようですが、16kmから20kmではおよそ半分になるようです。
# このページのトップは、関係者 [nifty.com]らしい。
Re:関連情報 (スコア:0)
# やはり20kmは厳しいようで
気球?飛行船? (スコア:2, すばらしい洞察)
もしかして、動力なし?だったら、飛行船ではなく、気球と呼ぶべきでは...
Re:気球?飛行船? (スコア:1)
でも、この内容だと、今回の場合は、あくまで参考ですな。
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You can't always get what you want...
Re:気球?飛行船? (スコア:0)
ってことは、気球にエンジンとプロペラ付けたら、飛行船と呼ばなきゃなんないのかい?
Re:気球?飛行船? (スコア:1)
人に教えてもらう前に、辞書を引いてみよう。
ひこうせん【飛行船】流線型の気嚢(きのう)に水素・ヘリウムなどの気体を充填して上昇し、推進機によって推進される航空機。
ききゅう【気球】水素・ヘリウムや熱した空気など空気より軽い気体をみたして空中に浮遊または上昇させる袋。軽気球。風船。
以上、広辞苑より。この定義に従えば、気球に動力をつけたものを気球と呼んではいけないわけではない。しかし、飛行船と呼んだ方がより正確であろう。一方、推進機をつけていないものは、飛行船とは呼ばない。
Re:気球?飛行船? (スコア:1)
エンジンをまだ載せていない製造途中の自動車は、 厳密には自動車ではないかもしれませんが、 自動車の元ではあるわけでして。 これも推進機を載せた機体を造る為の実験機なのですから、 飛行船(で駄目ならの飛行船の元)でいいんじゃないでしょうか。
# aerostat [reference.com] と呼んでおけば間違いなさそう。
# ちなみに反意語は aerodyne [reference.com] (重航空機)。
『おちゃらけは最強の感情武装である』
Re:気球?飛行船? (スコア:1)
手元に広辞苑がないので聞いてみたいのですが、それは「定義」ですか?
広辞苑、というか国語辞典にある記述は、一般的な概念の解説や説明が主で、厳密な「定義」ではないことも多いと思います。
定義なら、どこ(誰)が定義してるのか興味があるので。
Re:気球?飛行船? (スコア:0)
>にでも質問状を出してはいかがでしょうか。定義として具体的に
>どこがどうおかしいという指摘でなければ、単に迷惑がられるだ
>けだと思いますが。
指摘する場所以前に、広辞苑の話を三省堂に持ってこられる方が迷惑な話だと思う。
Re:気球?飛行船? (スコア:2, 参考になる)
他(#371620) [slashdot.jp]でも書かれているように、飛行船を飛ばすための機体と考えてもよいかもしれない。
飛行船の高度記録にはならないかもしれませんが。
# それにしても、船体を裂いて降りてくるとは、大胆な。
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試験機は無動力 (スコア:2, 参考になる)
また、試験機は軟構造ですが、実用段階では半硬式構造の飛行船を用いる予定だそうです。
類似研究としては、産総研の気球ロボット [nedo.go.jp]なんてのもありますね。こちらは使い捨て(寿命は1ヶ月程度)の安価(1機1000万円程度;NAL案は1機50億円程度)な小型飛行船を使うことで、実現時期を前倒ししようというアイデアです。
_.. ._._._ _... ._._._ ._. ._._._
物は試しだ。コメントのしきい値を2にしてごらん
Re:気球?飛行船? (スコア:1)
それより、離陸時の姿勢 [nal.go.jp](リンク先一番下の写真)には恐れ入りました。
何でも姿勢維持用ドラッグシュートを曳きながら垂直に昇ってゆくのだそうですが、「お前は気球か」とひとこと突っ込みたい衝動に駆られています。
昔、事故で逆立ちしちゃった硬式飛行船、というのはありましたけれど。
征く (スコア:0)
Re:征く (スコア:0)
#アメリカを攻撃する気はないけどAC
Re:征く (スコア:0)
> #アメリカを攻撃する気はないけどAC
テロ支援国家に認定されますか?
一般米国市民は朝鮮半島とその東の島口を区別し無さそうなので...。
16.4km! (スコア:0)
ペットボトルロケットじゃ難しそうだな。
ペットボトルロケットだと中に詰め込める空気、水の量に制限が有りこれがネックになるんだよね。
原理はロケットそのものだけど、使えるエネルギに制限がある。
しかも噴射剤である水の量とエネルギ源である空気を詰め込めるスペースがバーターなんだよね。
なんとか成層圏まで飛ばせないかな?
Re:16.4km! (スコア:0)
長さを16.4kmにしてみましょう(棒読み)
Re:16.4km! (スコア:0)
Re:16.4km! (スコア:0)
ゴミを成層圏へ捨てないで下さい。
Re:16.4km! (スコア:0)
# 地上にも捨てるなよ・・・
Re:16.4km! (スコア:0)
そう言われるとやりたくなるのがアレゲ心って奴で。
下手したら夏休み研究とか言って成層圏ペットボトルロケットを作る奴が現れたり。
#締め切りは8/31だ。
Re:16.4km! (スコア:0)
#研究発表会当日の早朝にデッチあげ^h^h^h^h^h測定したデータを発表したのでAC
Re:16.4km! (スコア:0)
一段目の推力が厳しそうではあるが…
20倍ですか (スコア:0)
Re:20倍ですか (スコア:1)
1.地上に比べて、20000m上空では気圧(および外気密度)が1/20
2.そうだ、気球/飛行船は気体の質量差で浮力を発生させるんだ
3.20000m上空まで行けるのだったら、地上では、20倍(??)の浮力が発生するに違いない(??)
というコースをたどって作文してしまったのかもしれませんね。
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Re:20倍ですか (スコア:0)
同サイズで、その辺を飛んでる飛行船の20倍の浮力でしょう。
#無論、目標高度での状態そのままに地表まで降りないと20倍にはなりませんが。
#その意味では、正しいとはいえないが、一般向けには判りやすくてまあよし。
ついでに、ヘリウムの比重が約0.14、面倒なんで構造物の容
そりゃあ高度だろ (スコア:0)
(・o ・)エ、チガウノ?
風速 (スコア:0)
空気が薄いからいいのか…。
Re:風速 (スコア:1)
Re:風速 (スコア:0)
変動さえなければ全く穏やかですよ. 新幹線で時速200kmを超える空気の中にいても, お茶の香りを楽しむことができるでしょう?
Re:風速 (スコア:1)
新幹線の中に、風なんか吹いて無いやん。
「風」というのを知らないのかな?
Re:風速 (スコア:0)
Re:風速 (スコア:0)
軟式飛行船? (スコア:3, 参考になる)
成層圏まで上がる軟式飛行船のくせして, 発進時にすでにちゃんとした飛行船の形をしているので, 上空での圧力差に耐えられるのか? と思ったのですが, リンク先の説明を見てみたら, 内部構造はヘリウムと空気の2つの気嚢を使って, 上空に行くと空気だけを排気するようになっているんですね. ですから, 見た目は確かに軟式飛行船なんですが, 制御的には硬式飛行船に近い側面も持っているわけです.
将来的に滞空時間を延ばしたり, 大型化したりする時にはスーパープレッシャー [nal.go.jp]化されるんじゃないかと思うのですが, こちらの開発状況ってどうなんでしょう?
Re:軟式飛行船? (スコア:0)
軟式でもやってるでしょう。
基本的にピッチ制御なんかは同様にやっているはずだし、空気袋も持っているのが一般的では?
一番良く見るグッドイヤーの奴 [goodyear.co.jp]
Re:軟式飛行船? (スコア:1)
あ, すいません. 制御という書き方はまずかったですね. むしろ構造材としてヘリウムガス嚢を使っていないと書いた方が良かったです.
今回の奴がグッドイヤーなんかの通常の軟式飛行船と全く違っているのは, 雰囲気の気圧が地表から目標高度の間で6~7倍程度も変化するってことです. ですから, 通常の成層圏気球は地上で放出される際にはぺしゃんこな状態になっているのが普通です. 逆に地上でヘリウムガス嚢で形状を保っている軟式飛行船は高度を上げすぎると気圧差で破裂するか, あるいはガスを抜いて浮力を減らすしかありません.
ところが, 今回の飛行船(気球)では低高度では通常の空気を使って形状を維持し, 目標高度に達するまでに空気を徐々に抜いていくことにより, 初めてヘリウムガス嚢で形状を維持するようになります. つまり, 飛行船の形状維持と浮力の確保が(最終的には同じになるとはいえ)別物になっている点で硬式飛行船に近い設計思想だと私は考えます.
難しいのは定点滞空 (スコア:0)
この飛行船プロジェクトは最終的には、成層圏で定点滞空して、人工衛星の代わりなどに使えるものを開発することを目的としています。(少なくとも当初はそういう計画でした。)
そのため試験機として、今回の高く上昇することを目的としたものと別に、定点滞空をするものを作って、試験するはずです。
ですが、定点滞空するものの方が難しいです。 重量は、膜材の面積に左右されるので、概ね大きさの2乗に比例し、 浮力は大きさの3乗に比例しますので、極端なことを言えば、 ある程度以上大きいものを作れば、高く上昇する飛行船を 作ることは可能です。
それに対して、長期に定点滞空するためには、電力を自前で確保しないといけないため、 表面に貼った太陽電池による電力で風に対抗出来ることを 必要とします。
しかしながら、太陽電池の量も風による力も 大きさの2乗に比例しますので、単純に飛行船を大きくする だけでは解決していかないのです。
ですので、このプロジェクトが成功するか否かは、 次の定点滞空版の試験機がうまくいくかどうかにかかって いると思います。
このプロジェクトにほんのちょっとだけかかわってた ので、ACってことで。