小児癌診断用DNAチップ 2
ストーリー by Oliver
癌の正体を知る 部門より
癌の正体を知る 部門より
sillywalk曰く、"NIKKEI NETの記事によれば、スパークプラグでおなじみのNGK(日本ガイシ)は千葉県がんセンター、奈良先端科学技術大学院大学、久光製薬と共同で、小児癌の診断に有効なDNAチップの開発に成功しました。
DNAチップとはガラス等の基板上に多種類のDNA断片や合成塩基配列を貼り付けたもので、ある特定の遺伝子が検体に存在するかどうかを判定します。今回NGKなどが開発したDNAチップ「ジーンショット」は小児神経芽細胞腫(小児癌の一種)の判定に用いられ、悪性・良性を判別できる約200種類の遺伝子を基板上へ配置。特にインクジェットプリンタで用いられる微量ポンプ技術を応用したことで、遺伝子の均等配置を100μm単位で実現し高確度な判定が可能となりました。今後のDNAチップ製造コストや診断コストの低減に繋がることが期待されます。"
良くある勘違い(オフトピ) (スコア:2, 参考になる)
何が新奇のポイントなのか? (スコア:2, 参考になる)
DNAマイクロアレイという方法自体が既に確立されたもので、既存のシステムでまったく同様のことが出来るわけです。200種類を同時という点でもこれまでのものと同程度だし、ターゲットにする遺伝子の選択も元々何を選んでもオーケーなものだから、その200種類を何にするかという点に新奇性があるわけでもない。
#むしろ、最初に小児癌などといわずに一気に何種類も出す方がいいくらいなのに。
そういう点では「ウチもこういうベンチャービジネスはじめました」という程度のプレスリリースにすぎず、科学的にどうこう、という評価ができるものではなさそうな。
ただ、インクジェット技術を使ってるという点は、アレゲな方々にとっては興味があるところかもしれないですね。それと、個人的にはコストが本当に安くなるんであれば両手を上げて歓迎します。なんせ、今、研究用で外注に出すと、一試料あたり30~40万円くらいするはずですから。