GPLの遵守活動の現状 96
ストーリー by kazekiri
1匹のゴキブリを発見すれば... 部門より
1匹のゴキブリを発見すれば... 部門より
cnetmania曰く、"japan.linux.comに GPLの遵守の現状と問題点という記事が掲載されている。 GPLの違反行為と闘う人々の状況をまとめた記事であるが、 Busyboxのメンテナによれば、 LinuxやBusyBoxを使用しているのが明白であるにもかかわらず 「これは純然たるプロプライエタリなソフトウェアです、と謳っている」との 報告を毎週3件程度は受けているという状況もあるようだ。 gpl-violations.orgによる違反企業との闘いもまとめられていて、 かなり読み応えがある。日本では エプソンコーワの違反の件でもあるように比較的穏便に解決する ことが多いわけだが、今後ますますGPL採用ソフトウェアの利用が拡大 することでどうなることやら。"
他にもあるかも (スコア:3, 参考になる)
アクアプラスに関してはその後公開ということで決着しましたが、その時指摘されていたようにGPLを理解せずにGPLなソースコードを利用した(している)ケースもあると思います。
日本国内において海外製のソフトウェアを用いる際にはライセンス規約が英語である場合が多く、読み飛ばす人が圧倒的多数なのかもしれません。
#まぁ、日本語だったら読むのか?という問題もありますが・・・
Re:他にもあるかも (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:他にもあるかも (スコア:0)
Re:他にもあるかも (スコア:2, 参考になる)
#Windows2000やOffice2000がそうかはライセンスを見てください。
Re:他にもあるかも (スコア:1, 興味深い)
Re:他にもあるかも (スコア:1, 興味深い)
まったく知らずに使っていたものも多いかもしれません。
エレコムの件などは、海外の開発会社から買ってきたものに
GPL違反していたものがあったわけですよね。
GPLをウィルスに喩えるとマイナスモデレートされることが
多いですけど、あえていうなら、GPLはウィルスと考えても
おかしくないですよね。
知らずにGPLなコードを使っている人はGPLに感染している
と表現してもいいと思う。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
GPLが感染力を持っているのはタダ食いを締め出すためには必要だからなのであって、その必要がなければ感染力を持つ必要はないし、感染しないでタダ食いを締め出す方法があればそっちを採用しているはず。現時点ではそんな方法は発見されていないので感染力を持たせているだけであり、結局の所「感染」は「タダ食い」の鏡像でしかないんじゃなかろうか。
ただ、GPLはグレーというか複雑に入り組んだ部分を避けて線を引いてるのは確かで、細かい部分で問題があるのも確か(でもきちんと線を引いてたらきりがない)。このあたりは他のライセンスも一緒なのだけれど。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
本来GPLはタダ食い防止ではなく, 食われた物が囲い込まれて自身を含めて他で使えなくなることを防止するのが目的だったはずなんですけど. この機能を完璧にするために, 結果として感染性を持ってしまったというのが現状だと思います.
親コメントで指摘した件についても, 決して「タダ」とは思わず対価を払って購入したソフトにGPLソフトが混入していた例でしょう. それについても感染を避ける必要があるのなら, 車輪の再発明を規定路線とするクリーンルーム開発でしか安心して使えるソフトは生まれないことになります.
これってOSS以外は悪であり, 滅びるべきであるとする立場の人には都合がよいでしょうけど, ソフトウェアを産業として見た場合には, GPLはちょっとアレルギ的な過剰反応性を獲得してしまったのではないかと思います.
Re:他にもあるかも (スコア:1)
>決して「タダ」とは思わず...クリーンルーム開発でしか安心して使えるソフトは生まれないことになります。
混入させたベンダに責任があるだけの話です。プリプラなライセンスの場合と同じです。ここでは感染能力の有無は関係ありません。ただ、GPLの場合は一般的に「金で解決」がとっても難しいという点が違うだけです。権利者全員に例外を認めてもらうのにかかるコストがGPLなコードの本当の値段ですかねー。
# 結構高そうだな。
>これってOSS以外は悪であり, 滅びるべきであるとする立場の人には都合がよいでしょうけど, ソフトウェアを産業として見た場合には, GPLはちょっとアレルギ的な過剰反応性を獲得してしまったのではないかと思います.
GPLなコードは単なる選択肢の一つであってFOSS以外が滅ぶとかいう話ではないのでは?もしGPLを呑まないで自分とこで開発して滅ぶのならするべきではないし、同じ事をGPLを呑んでコードを取り込んでうまく行くなら呑めばいいだけです。
ま、でも、GPLに対してアレルギ的反応が出る程ソフトウェアのストックができたと言う意味で、GPLは成功しているとも言えます。これはGNUがあれだけガリガリと車輪の再発明をしている理由でもあるでしょう。
Re:他にもあるかも (スコア:1, 参考になる)
は、コンパイル時に一部オプションがオフられていて、そのために
Ruby On Railsが正常に動かない、なんてことがありました。
たしかGNU gettextがないとコンパイル出来ない部分をオフにして
いたんだったとうろ覚え。
食わなかった結果OS XはGNUライセンスの影響を受けなかったわけ
ですが、ある意味不完全なRubyを受け取ったユーザーは、自分で
Rubyをコンパイルしたりとかいろいろ大変だったようです。
もちろんAppleがGNUライセンスを受け入れなかったんだから、
それはAppleの問題だろ、と言われればまったくその通りとしかいい
ようがないんですが、企業として、(作った人には申し訳ないが)
たかだかgettextのためにOS XまるごとGNUにしろ、とか言われる
と社会的に会社がなりたたないわけですよ。
その結果GNUは目標を達成したんだろうけど、結局損してるのは
ユーザーじゃないのかな、とこの件に限定すれば思いました。
すみません、私はGNUよりApacheのライセンスの方が好きです...
一方でGNUに感謝するのは、プログラマがソースを公開するのは
あたりまえ、というところまでオープンソースの文化を広めてく
れたところですね。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
# 小物ならなおさら自前でパチモン作っても良かろ?
Re:他にもあるかも (スコア:1)
Appleクラスの規模の企業ならば、第3者が検証可能なクリーンルームの設営・維持はできる筈ですね。羨ましい限りです。へなちょこ企業では先ず選択肢から外れるでせう。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
# クリーンルーム開発ってそうそう常に必要なモンでもなかろうし。
まぁ、そもそも別に作ったバイナリが似ているなんて事はそうそうないんだから、クリーンルーム開発でなくとも無実を証明する事もできるんじゃないかなぁ...
Re:他にもあるかも (スコア:1)
Re:他にもあるかも (スコア:1)
GPL特有なケースとしては、たとえば、プロプラなミドルウェアを購入してソフトを開発したが、実はそのミドルウェアにGPLなコードが入っていた、とかそんな場合ではないかと。
こんなケースって、これまで発生していないんですかね。
Re:他にもあるかも (スコア:1)
途中の話が飛んじゃってるようですね。
お金をとって売ったものに対して責任が発生するのは当然。何かあった際にお客様に言われた内容をホイホイ全部聞いて対応するという方法もありますが、普通はリスクを軽減するために、事前に自分の製品について可能な限り色々調べておくものです。
自分が使っているものに欠陥があって他人に怪我を負わせてしまったりした場合も同じで、作った奴が悪いんだから知ったこっちゃないとか言っても通らないですよね。しかし、手を尽くした上で予見できなかったということなら、相手が理解を示してくれることはあるかもしれません。
今後ますますGPL採用ソフトウェアの利用が拡大する (スコア:0)
この部分が仮定や予測、希望であるならそう断るべきだし、
事実を述べたつもりならその根拠も示すべきであると思います。
タレコミ文中の末尾のみが浮いており、そこだけ唐突に
タレコミ人の妄想が語られているかのような違和感を感じます。
Re:今後ますますGPL採用ソフトウェアの利用が拡大する (スコア:0)
俺はここに違和感を覚えた。
# 激しくオフトピ and/or 茶々。
Re:今後ますますGPL採用ソフトウェアの利用が拡大する (スコア:1, おもしろおかしい)
コスト (スコア:2, 興味深い)
GPLに、「違反行為が確認できた場合、違反者はその違反行為を証明するために要した対価を支払う」とか盛り込んじゃダメなんですか?
# 低レベルな発想だからもうどこかで語りつくされてる気はするけど…
GPLv3の60日ルール (スコア:3, 参考になる)
権利者側がライセンス取り消しまで60日待たなければいけないと
いうものではありません。
利用者側がGPL違反を(コッソリ?)直して60日何も言われなければ
OKというものです。
つまり時効60日。過去の違反によるライセンス取り消しに怯える
必要はないということです。
# http://gplv3.fsf.org/rationale [fsf.org] を読めば間違うはずないのに…
日本でGPL違反と言えば (スコア:2, 参考になる)
Re:日本でGPL違反と言えば (スコア:1)
Re:日本でGPL違反と言えば (スコア:0)
http://slashdot.jp/articles/05/11/12/1129225.shtml
Re:日本でGPL違反と言えば (スコア:1, 興味深い)
Re:日本でGPL違反と言えば (スコア:1, 興味深い)
窓口に出た人から上司、経営者幹部に至るまで。
もしあなたの会社に、
「あなたの会社の製品に、GDSD-2DKが含まれている。これにより、その製品の設計図を世界に公開しなくてはいけないのだ。公開しなさいよ」
なんて電話がかかってきて、
窓口担当者は「GDSD-2SKって何?なんだかわからないけど設計図を要求してる。とりあえず上司に聞いてみよう。」
上司「そんなわけのわからないものは知らん。そんなことで設計図を公開できるわけないだろう!」
と扱われるのが関の山。
GPLがなんなのかよく分かっている人ならともかく、何も知らない人にいきなりそのような要求をしても、理不尽なわけのわからない強請りに思われても不思議ではないですね。
GPLについて正しく理解している人って、どれくらいいるんでしょうか?
長崎県庁のシステムのようにGPLを謳っていながらGPLについて理解していない場合もあるくらいなのに。
遵守活動はどの程度重要か? (スコア:4, 興味深い)
進化生物学とかである程度明らかにされた傾向として、
次のようなものがある。
- 利己主義者と互恵主義者には本質的な違いはないが、互恵主義者のほうが「自己」の範囲が広く(自分だけじゃなく、自分の家族や仲間のことも考えられるということ)、未来予測の期間が長い(長期で見て便益があれば、短期のコストは我慢できる)。
- 互恵主義者と利己主義者がひとつの環境に存在していた場合、互恵主義者は利己主義者に必ず負ける。
- 「利己主義者の集団」と「互恵主義者の集団」であれば、後者のほうが生産性が高い。
- よって、少しだけ賢い互恵主義者には、自分自身の生き残りのために、利己主義者を締め出して集団化する傾向が発生する。
- 少しだけ賢い利己主義者には、互恵主義者のフリをする傾向が発生する。
- ある程度の集団で協力の進化を可能にするのは処罰である。
次に、ソフトウェア業界の人なら同意してくれそうな、
次の前提条件を提示したい。
- ソフトウェアは社会的である。(=孤立した環境では便益が小さくなる。)
- ソフトウェアによってえられる便益はゼロサムではない。
- 開発者は、排他的に動作するソフトウェア、相互運用可能なソフトウェア、どちらでも作ることができる。
で、おそらく FSF や SFLC は互恵的団体で、かなり長期(十年とか三十年とか)で
コストを回収するつもりだ。
もちろん一般の企業はそんなことを言えるような状況になく、
かなり短期(一年とか)で回収しないと破産しちゃう。
とはいえ IBM のような、今後三十年この業界で飯を食っていく
つもりがある企業は、長期で回収してもいいし、
だから FOSS についても積極的になれる。
で、GPL 遵守活動は「利己主義者を締め出」すことに他ならないし、
それが裁判になれば「処罰」ということになるわけだ。
長期的視点では必要なことなんだけど、問題点としては、
GPL 遵守活動のコストがあまりに大きいことだ。
「ある程度の集団で協力の進化を可能にするのは処罰である」というのは、
処罰する側のコストが小さくなければ成り立たない。
そして協力できないと FOSS は利己主義者を上回る便益を生み出せず、
生き残れない。
FSF / SFLC もそこには気づいていて、なるべく簡単に
GPL 違反を指摘できるようにしようとしているけど、
まだ敷居が高いように感じる。
もっと気軽に楽しく、GPL 違反を指摘できるようにならないと
いけないんじゃないかなぁ。
…などということを考えてみた。
参考文献は「自由は進化する」 [amazon.co.jp]
「進化と人間行動」 [amazon.co.jp]あたりってことで。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:1)
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:1)
もし原理的に、互恵的なソフトウェアを作ることが
できないのであれば、GPL は失敗する運命にある。
あと、枝葉の話は避けるけど、ソースが公開され続け、
その改変が許されている(=FOSS)なら、
相互運用可能性は非常に高いと思うよ。
五年とか十年とかいうタイムスパンで考えればね。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:0, すばらしい洞察)
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:0)
読む気がないならスルーする精神を希望。
# 知らない単語も多々あり、よく理解はしていないけど面白い切り口だと思いましたよ。
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:0)
#だれかリンクよろしく
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:0)
遵守−−そんしゅ(なぜか変換できない)
「じゅんしゅ」で変換してごらんよ!(クスッ)ってことかな?
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:1)
これはどうして?裏付けが欲しい。ひとつの環境って?
>- 「利己主義者の集団」と「互恵主義者の集団」であれば、後者のほうが生産性が高い。
これは前者と矛盾しない?「ひとつの環境」ではないということ?それはどんな環境?
少数の利己主義者が、互恵主義の環境を容易に壊してしまうということだろうか?
環境の中で、大多数の人の認識の大勢が変化する時がある。
これは大きな力の流れで(エンドユーザのLinuxへの支持が他のプロプラなUNIXを追いあげ、追い越すような)、結果として利己主義が意味をなさない状況が発生する。
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:1)
> これはどうして?裏付けが欲しい。ひとつの環境って?
かなーり状況を限定して話をすることになるけど、
利用者みんなに便益を生み出すような環境があったとしよう。
この環境は誰でも使えるけど、維持にはコストがかかる。
(単純な)利己主義者=いわゆるフリーライダー。
この人たちはコストを支払わないので、
必ずそのコストの分だけ得をする。
> >- 「利己主義者の集団」と「互恵主義者の集団」であれば、後者のほうが生産性が高い。
> これは前者と矛盾しない?「ひとつの環境」ではないということ?それはどんな環境?
書き方がうまくなくて申し訳ない。複数の環境を想定してた。
ある人は環境Aから便益を得ていて、別の人は環境Bから便益を得ている、
と、そんな感じ。集団=環境、と読み替えてください。
#「開発もバグ報告もしない OSS 利用者はみんなフリーライダーだ!」
#みたいなことを言いたいわけじゃないのであしからず。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:遵守活動はどの程度重要か? (スコア:1)
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
GPL違反のリスクってどの程度? (スコア:1, 興味深い)
法的なリスク・ペナルティってどういったものになるんでしょう?
(OSS界隈での評判が悪くなるのはわかるんですけど)
Re:GPL違反のリスクってどの程度? (スコア:1, すばらしい洞察)
というか、法的にシロクロがつくとろこまで徹底的に争うこと自体、日本ではデメリット(盗用をしておいて居直っているように見え、イメージダウン)が大きいので、最後まで突っ張るとろこが出てこないのでしょう。
盗用された方もおいそれと法に訴えることは少ないでしょうし、相手が折れさえすれば穏便に済ませようという場合が多いのではないでしょうか。
# しかしあれだ、gpl-violations.orgって、
# GPLに違反している人たちが集ったようなドメインだな。
# ロゴも"Kill the GPL!"って感じだし。
Re:GPL違反のリスクってどの程度? (スコア:0)
Re:GPL違反のリスクってどの程度? (スコア:1, 参考になる)
GPLじゃないけど (スコア:0)
GPLにおけるFSFみたいな大きな組織がないせいか、なかなか話題にものぼりませんが。
日本独自の「フリーソフト」文化 (スコア:2, 参考になる)
「フリーコンポーネントのTXXXXを使っています」とかなっててソースコードやGPLについては一言も言及していなかった人が1件→×
「ソースコード見たい人はメールください」という比較的後ろ向きな人が2件→○?
「不本意ながらGPLです、メールくれればソース送ります、なるべく請求しないでね」という激しく後ろ向きな人が1件→△
「GPLに基づきこのプログラムを使用・変更・再配付することができます。基本的にアーカイブ内容を改変せずそのままで配布してください、転載後には事後連絡ください、転載時にメディア料金以上の代金請求することは禁止します」という、全く理解していないのが1件(ソースについて言及なし)→×
「GPLに基づき云々」は書いてあるけど、コンポーネント本体は別途入手してくださいとなっており、ソースコードに言及していないのが1件→×
「GPLに基づき云々」は書いてあってソースコードへのアクセスも可能だけど、コンポーネント本体を別途入手させるのが4件→×
開発日記に書いてあるからきっと使ってるんだけど、本体のドキュメントにはその使用について一切書いていない人が1件→×?
というわけで、GPLをしっかり遵守しているケース、ほとんどありませんでした。
実際このコンポーネントは商用ソフトでも使われてて一時期話題になったことも…。
Re:日本独自の「フリーソフト」文化 (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:日本独自の「フリーソフト」文化 (スコア:3, 参考になる)
2,3についてですが、GPLの3のb項に基づく配布だと思われます。GPLの3のb項には次の記述があります。
この「a written offer」とは紙などに書かれた文書(通常、人間が読める物)のことです。電磁的記録を以て「a written offer」とすることはできません。また「medium」とは物理的な媒体(フロッピーディスクとかCD-ROMなど)です。もし、2,3がWebや配布されるファイルに「ソースコード見たい人はメールください」とか「不本意ながらGPLです、メールくれればソース送ります、なるべく請求しないでね」と書いてあっただけならば、「a written offer」を満たしていないので、×です。ソースコードを電子メールで送ったり、あるいはFTPなどでDownloadする方法を教えるのでは「medium」を満たしていないので×です。
GPLの3のb項に基づいてバイナリを配布するならば、文書(通常、人間が読める物)と物理的な媒体(フロッピーディスクとかCD-ROMなど)が必要です。
元の投稿の2と3の状況がわからないので、×とは言えませんが、同様に元の投稿の情報だけでは◎とも言えません。
Re:日本独自の「フリーソフト」文化 (スコア:1)
2と3がGPLの3のc項に基づく配布だとしたら、2と3の事例は×になります。3のc項に基づいて配布するためには「3のb項に基づいてバイナリのみを配布した人に対してソースコードを請求するための情報」をバイナリと一緒に渡す必要があります。メールで問い合わせると、情報が得られるというのでは×です。
Re:日本独自の「フリーソフト」文化 (スコア:1)
この連続が、多くのソフトウェアで行われるようになれば、やがては自由なソフトウェアで万事が済む世界というのがやってくるはずだってわけだな。
GPLはそういうGNUの理想を条文化したものなのだから、やっぱり自発的に公開するべきなんだ、と思う。GNUとかGPLってのは思想運動なんだよ。
Re:日本独自の「フリーソフト」文化 (スコア:1)
の
Re:日本独自の「フリーソフト」文化 (スコア:4, 参考になる)
他の方がご指摘の通りTMP3Playerというコンポーネントを使った、所謂『フリーソフト』の話です。明らかにGPLを全く理解しないで使っている4.のようなケースは「×」と書きましたし、「△」は字句上一応満たしているけど明らかにドキュメントがGPLへの敵意丸出しでしたので、△にしました。
昔調べたもので、特に追及するつもりもなかったので、ソフト名は紛失しています。改めて今ググれば、具体的なソフトもたくさん見つかりますが、「思想は合っていても文面で矛盾している」系の善意のソフトのURLをここで挙げて糾弾するほどGPL信者でもないので、それも勘弁してください。重ねてごめんなさい。
で、意外と/.にもGPLの細かい解釈で混乱のある人が多いので、説明を。
【2・3「ソースはメールで請求してください」】
readme.txtに、上記のように書かれているだけの場合、厳密にはGPLに矛盾します。公式のGPL Q&A [gnu.org]を読むと、『あなたがバイナリを匿名FTPで頒布したいならば、あなたはソースをそれらと一緒に頒布しなければなりません。』と明記されています。紙の書面がないのなら、ソースとバイナリは全く同等に入手可能でないといけないのです。「○?」や「△」になったのは、「厳密には矛盾している気がするけど、ここまで言うのも、なんだかなー」というグレーな気持ちの表れでして。
【4「転載後に作者に連絡を」】
これは明らかにダメ。GPLが求める以上の制限をソフトに加えることは、GPLと矛盾します。例えば「転載後に連絡ください」という制限項目を主張した時点で、GPLに矛盾です。もちろん「バイナリ再配布時にメディア料金以上を請求してはいけない」という制限も、GPLに矛盾です。これ系の有名な例はオリジナルBSDライセンスの宣伝条項でしょうか。
【5・6「コンポーネント部分は別途入手してからコンパイルしてください」】
自分の作ったソースの部分だけを配布し、ライブラリ部分を含めないのは、GPL違反です。GPL3項に、「ある実行形式の著作物にとって完全なソースコードとは、それが含むモジュールすべてのソースコード全部に加え…(略)」とあります。自分のソフトに組み込まれたTMP3Playerという部品を、別のURLから入手させないとexeがコンパイル出来ない、というのは(悪意はなくても)GPL的に良くない。
参考:差分を配布するだけでいいですか? [gnu.org]
文面上合ってるなら思想はどうでもいい、というのも一つの考え方でしょうが、思想が合ってても文面で矛盾してるソフトが多いのも気になります。
Re:BSDライセンスのほうがいい (スコア:1)
コピーし放題のソフトは破綻しようがないって気はする
Re:BSDライセンスのほうがいい (スコア:1)
(中略)
> BSDライセンスは、10万円で安く作れるうえに独占できるわけで、企業としては比べるまでもないと思います。
やっぱりそれは単に企業がBSDのほうがいいって思い始めてるってだけじゃん?
GNUが活動できなくなったり、GPLなソフトが消えていくく、たとえば、linuxカーネルがBSDライセンスに変更されるなんてことがあったら破綻と言っていいんだろうけど、企業がBSDライセンスをより好みしたところで、そこまでの影響はないと思うわ