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15605 story

表面の微細構造で光学レンズの反射防止を実現 50

ストーリー by Acanthopanax
凸凹 部門より

maia 曰く

デジカメWatchの記事Tech-On!の記事によれば、新エネルギー・産業技術総合開発機構が、世界ではじめて、表面に周期300nmの微細構造を形成するガラスモールド技術の開発に成功した(参画企業:松下電器、他3社)。表面反射を約1/10に低減でき、従来の反射防止コーティングでは困難であった、広い波長域と入射角度での性能を確保できる(従来は、多層コーティングが必要だった)。またレンズ成型と同時に反射防止構造を形成できるため、大きなコストダウンの可能性があるという(プレスリリース)。ただし、成形時に真空条件が必要な点が製造上の課題。大型化も難しいが、光ヘッドやデジタル・カメラへの適用が想定されている。

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  • やったぁ! (スコア:5, すばらしい洞察)

    by ticky (17030) on 2007年06月07日 6時52分 (#1169381) 日記
    これで、ようやく、写真撮影で、
    「めがね(きらりん☆」
    がなくなる!
    からかわれなくなる!

    ...なんですって!?『写真写りが悪いのは変わりません」って?
    いうなあぁぁ!(号泣
    • スナイパーのスコープでしょうか。
      • 多分半年後くらいにゴルゴがこのレンズを使うと思う。
        • Re:同じキラリンならば (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2007年06月07日 8時33分 (#1169406)
          いや、過去の類似のストーリーから類推するに、新しい軍事技術が登場した時は
          敵がまずそれを使って、ゴルゴは昔ながらの職人技で互角に戦うというパターンになるのではないかと。
        • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 9時05分 (#1169415)
          軍用系だとハニカムサンシェードっていう
          ハチの巣状の筒を付けることによって
          反射で適に気づかれないようにするものが
          使われていますよ
      • by hgsdrk (13085) on 2007年06月07日 7時48分 (#1169397)
        軍用では用途が広いでしょうなあ~。
        対戦車ヘリコプターのキャノピーなんか、古いコブラでは、曲面ガラスで作られていて、
        自慢げに、これだとパイロットが見やすいんだ、と言ってたのが、曲面ガラスでは
        どこからの角度でも反射するので、反射で居場所がバレやすいことが判明し、
        後に作られたアパッチでは逆に平面ガラスに変更されてたり(F117のステルス形状と同じですね。)
        するという、涙ぐましい努力も行われていますし。
        • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 9時14分 (#1169417)
          >F117のステルス形状と同じですね

          F-117の場合は単純にポリゴン分割数が少ない方が計算が楽だというだけ。
          それ以降のステルス機が曲面構成になりながらもRCSが小さいことを見ればわかるとおり、
          別に平面で作る必要はない。
      • 両方欲しい。
        この技術でF値の良くなったレンズと、反射しない明るいスコープ。

        #M42とM40使いなのでAC。
        • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 11時29分 (#1169469)
          たとえレンズの反射率が低くなったとしても、F値は低くならない。
          なぜならF値は有効口径と焦点距離だけで決まる値だから。
          レンズの反射率が変わることで変化するとしたら、それはT値。
    • by Anonymous Coward

      いやいや、コーティングではなく型で反射防止ができるということは全面でなく部分的に 処理を施すことも可能なんではなかろうか? という考えて…

      痛眼鏡

      これでしょう。本人には見えなくても特定の角度から見たときに魔鏡のように浮かび上がるキャラクター。はやること間違いなし。

  • 新エネルギー・産業技術総合開発機構が開発したんじゃなくて、産総研が開発したんでしょ?
  • by tomotan (20625) on 2007年06月07日 8時23分 (#1169402)
    この技術があれば逆行でもフレアの出にくいカメラ用レンズが出来るのかな。参考 [nikkeibp.co.jp]
    しかし真空での製造となると、もの凄く高価になって自分のような庶民には買えないだろうなあ・・・。
    今の技術でも、それなりに高価なレンズでは多層コーティングで極限まで反射を押さえているけれど、
    10枚以上のレンズを組み合わせているズームレンズなどでは逆光で撮影する時は気をつけないと
    フレアやゴーストが出てしまいます。
    • by LazyBlue (33649) on 2007年06月07日 9時57分 (#1169433)
      NEDOのプレスリリース [nedo.go.jp]によれば,真空が必要なのは型の製作過程だけで,
      レンズ自体はパコパコと作れるのではないかと.
      少し違う技術のようでもありますが,こんなのも [aist.go.jp].
      意外と安価に製作できるのではないでしょうか.
      • by phason (22006) on 2007年06月07日 11時02分 (#1169462) 日記
        タレこみにもあるTech-On!の方の記事ではレンズの作成時にも真空でないといけないと書いてありますね.
        まあ今のレンズも反射防止膜は真空蒸着で作ってるんで,真空というだけで高コストと決まるわけではありませんが.
    • by alcus (32114) on 2007年06月07日 12時54分 (#1169507)
      リンク先の図2みたいな写真が撮れなくなってしまうのは少し寂しい気もしますね。
      • by Anonymous Coward
        一眼なら古いレンズを使って味のある写真を撮ることは普通にやってるよ。
      • by Anonymous Coward
        まあ、マニアには研磨して貰って白玉にしちゃう人もいるからなぁ。

        どうしても、ってなら自分でやる方法は幾らでも。

        #デジイチに蛇腹&レンズボード付けて一世紀前のレンズで「普通に撮れているじゃないか」とかやっているんで。

  • by shoji12 (14093) on 2007年06月07日 8時35分 (#1169407)
    世界で一番美しいのは誰?
    あなたじゃありません。全ての毛穴が見えてしまうんですもの。
    ガシャーン
    かくして、一家に一枚鏡プロジェクトは失敗に終わりました。
    次は、一人に一枚コンパクトぷろじぇくとです。
    その次は、角々に一枚カーブミラーぷろじぇくとです。
    うーん、全て失敗しそう。
    そうだ、一人に二枚コンタクトレンズ、コレダぁ。
    濡れた瞳よりも、輝く虹彩、これでいこう!
  • by takamanohara (33533) on 2007年06月07日 9時13分 (#1169416)
    逆に汚れは付きやすそうだね
    • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 10時49分 (#1169456)
      可視光の波長より小さな構造だし、母材との違いはあまり無いんじゃないでしょうか。
      汚れれば確実に透過率が低下し、簡単には除去できなくなるかもしれませんが。
      また汚れ防止コートの類との相性も気になるところではあります。
      微細構造による撥水技術 [slashdot.jp]と組み合わせることができればあるいは・・・
    • Re:反射を押さえるのか (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年06月07日 10時54分 (#1169460)
      最近作られてるカメラで1枚のレンズだけってのはあんまり見ないので
      一番外側を従来の多層コーティングにして、内部のズーム用レンズをコイツにする形になるような。
  • by adeu (2937) on 2007年06月07日 10時05分 (#1169439)
    このリリースを思い出して読み返したんですが、微妙に内容が異なるのかな?

    http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070423/pr20070423.html
    • by chronatog (8479) on 2007年06月07日 10時39分 (#1169453) 日記
      その過去のプレスリリースをよく読んでください。

      > 今後の予定
      >
      >  今回開発した金型を用いたプラスチック成型品は、
      > 2007年夏頃からサンプル出荷を行う予定である。
      > また、ガラス用モールドプレス金型については、
      > 現在開発中である。

      というわけで、今回晴れてガラス用の金型の完成と相成ったのです。

      プラスチックの方は、上手く行けば今年中にも製品が拝めそうですね。(ほとんど反射しない「モニタ用フィルタ」とか)
  • これはすごい (スコア:5, 参考になる)

    by Inetpub (20077) on 2007年06月07日 10時09分 (#1169440)
    カメラのレンズの1枚あたりの反射率を比較してみた。

    普通のレンズ:約4%
      (ソース:http://ammo.jp/monthly/0302/06.html [ammo.jp])
    ツァイスのT*コーティングレンズ:約2%
      (ソース:http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/tech/quality_lens.html [www.sony.jp])
    今回の手法のレンズ:約0.4%

    こりゃすごい。
    大型化に成功すれば、あのT*よりももっと透明なレンズが作れるってことですね。
    • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 10時49分 (#1169455)
      望遠鏡などの大きさのレンズでのマルチコートだと大きくて0.7%ぐらいですから。
      大型化が難しいとなれば代替とはならないんじゃないかな。

      むしろプリズムとか構成部品の多い小型光学機器だと乗算で効いてくるので、有効かと思われる。
    • by zanteiX (24295) on 2007年06月07日 12時45分 (#1169499)
      「一般的な多層膜レンズに比べ、反射率を約52%改善。」と、書いてあるので元のレンズの半分という意味ではないでしょう。

      従来が反射率1%でT*(ティースター)コーティングが0.5%とか。

      そうなると0.4%の反射率では優位性は無さそうですけどねえ。
    • by Anonymous Coward
      「普通のレンズ」のリンク先をよく読むと,フジのスーパーEBCでは0.25%の反射率ですね.
      T*のリンク先には具体的な数字が無いような気がする(私が見つけられないだけ?).
    • by petit.torrija (31677) on 2007年06月07日 13時11分 (#1169518)

      > T*

      最初にT-800 [dion.ne.jp]が頭に浮かんだ俺

    • Re:これはすごい (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年06月07日 20時24分 (#1169706)
      >普通のレンズ:約4%
      全体的に誤解していらっしゃるので、説明が難しいですが、とりあえずこの4%はコート無しの
      ガラス一面の反射率ですので、概算は間違っています。(ほとんどのレンズはコーティング
      されていて、複数枚使われているので)
    • by Anonymous Coward
      ツァイスレンズの反射率が2%ってありえないだろ。
      0.2%ならまだしも。
  • デメリット (スコア:4, 参考になる)

    by zanteiX (24295) on 2007年06月07日 12時50分 (#1169503)
    他のメーカーからも同じようなものを発表していたような気がしますけど。

    そのときに聞いた話でデメリットがあるとすると

    1)高価
    2)汚れても拭き上げが難しい
    3)ヤケ(ガラス表面の劣化)を落とすのが困難

    だったと思います。

    ただ、メリットの広帯域AR効果が必須な場合は選択肢にはいるでしょう
  • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 13時46分 (#1169546)
    凹凸をモールドで作るってことは、後から研磨はできないんだね。
    今のレンズの全てが型押しとも思えないんだが?
  • PENTAX の DA シリーズなどは、前玉に油脂や汚れに強いコーティングが
    施されていますね。
    この技術自体はすばらしいと思いますが、レンズの実用性は
    光学的な視点のみでは図れないかもしれません。
    • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 17時21分 (#1169642)
      コーティングなんてのは使う場所によって替えるもんです。

      って事で、この技術が即ちコーティング技術と背反する物でない事位、マルチコートを発明したPentaxなら理解していると思いますよ。

      この技術を即カメラ用に使うとして、レンズエレメント間の空隙にでも使えば現状でも問題は少ないでしょう。

      まあ、安定して安価に生産できるかどうかは又別の問題なんでしょうけど。

  • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 17時54分 (#1169658)
    低反射率を利用してシート状に成型して光学機器の内部迷光対策にどうか?

    よく使われる植毛紙でも反射率は0.7%ほどある。
  • by Anonymous Coward on 2007年06月07日 19時06分 (#1169683)
    簡単に原理を説明すると光の反射が発生するのは、屈折率の異なる界面が存在するためなので連続的に屈折率を変動させることにより反射防止効果を発生する方法である。(のこぎりの歯のような断面を考えればわかる)ただし、その形が光の波長より十分に小さくないと回折などが発生してしまうので非常に小さな構造が必要である。従来は、ゾルゲル法というのを用いて表面に多孔質の膜を生成していた。また、その構造によっては、撥水効果もあるので 車のフロントガラスやショーウィンドーなどに使用された例もある。ただし、耐久性の問題からあまり広がっていなかったはず。

    今回のは、プレスにより製造するレンズへの適用で(大きなものは困難であるとおもいます。)この微細な構造をうまくプレスにて作れるようにしたことが新規です。

    --
    さすらいの薄膜屋

  • by nazy (16422) on 2007年06月07日 20時42分 (#1169711)
    薄膜でARコートすると、どうしても何らかの色ができてしまいます。
    カメラレンズや眼鏡を見てもらうとわかりますが、だいたい緑か薄紫になります。

    でも、この表面微細構造体でのARなら色は付かないでしょう。

    カラーバランスをシビアに追いかけるにはいいかもしれません。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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