デング熱治療薬開発に分散コンピューティングを活用 25
ストーリー by Acanthopanax
協力強力 部門より
協力強力 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
ITmedia エンタープライズの記事によると、IBM、テキサス大学医学部、シカゴ大学がWorld Community Grid (WCG)を活用したデング熱治療薬開発に着手したそうです。32万人のWCGメンバーが保有するPCの空き時間を活用して解析を行い、通常なら5万年を要する演算が1年で完了する可能性があるとのこと。
ウェストナイル脳炎、C型肝炎や、黄熱病なども関連するこのプロジェクトは、亜熱帯化が進みつつある日本にとって無関係ではないかも知れません。ちなみにWCGには本家/.チームもあります。
WCGはBOINCベースです (スコア:2, 参考になる)
参加したら、ステータスをReadするのは問題ないようなので、一度設定してほったらかすならどうってことないんですけどもね。
# /.Jチームがあるなら参加しようかな...
## すでに6プロジェクトも参加しちゃってるのでID
M-FalconSky (暑いか寒い)
PS3 (スコア:2, 興味深い)
単純に考えれば、PS3以前の3倍以上の性能になってる訳だ。
ゲーム機としてはいまいちパッとしないが、分散コンピューティングとしては成果が出ている。
このプロジェクトも、PS3の対応を考えてみるべきだと思うなぁ
Re:PS3 (スコア:0)
Re:PS3 (スコア:1)
というか、PS3の貢献度が圧倒的過ぎるだけですが。
Re:PS3 (スコア:0)
Re:PS3 (スコア:2, すばらしい洞察)
PS3の寿命があと3年しかなかっとして、その3年で、現在のGPUの45年分を計算できる。
GPUでの参加者数と性能がどれだけ伸びるのか判らないが、少なくとも、この半年ではほとんど変わらないようだ。
どこかで大きな転換点が来ないと、GPUがPS3の性能を上回るのは難しい。
その転換点が何年後に来るか判らないのだし、その間に生じるGPUとPS3の差を考えれば、先にPS3に対応しておいたほうが良い。
こういうのやったことないんだけど (スコア:1)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:こういうのやったことないんだけど (スコア:3, 参考になる)
但し、各ワークユニットには提出期限が付いているので
非力なマシンでCPU使用率を絞って、且つ稼働時間を減らすと間に合いません。
(ポイントは加算されますが)
手元のデータで調べたところデング熱だと大体1週間程度の提出期限が設けられているようです。
(ユニットの堅さによって誤差はあります)
ちなみにAthlon X2 4800+@2.59GHz(2.2GFlops)で5時間程度、Celeron@2.75GHz(Noothwood 1.4GFlops)で8時間程度
Pentium M@1.4GHz(570MFlops)で19時間程度のCPU時間を要します。
あくまでうちの場合の参考値ですが。
軽いのがお好きならTANPAKU [tus.ac.jp]なんかは気楽に出来るかと。
/.JじゃなくてTeam 2chだけどID
Re:こういうのやったことないんだけど (スコア:2, 参考になる)
PCの自動起動とか自動終了についてはBOINCクライアントの設定項目には見あたりません。
#設定項目を見落としている可能性は否定できない
##負荷率の設定を詰めればCool'n'Quietが有効なぎりぎりのラインで稼働させ続けることも可能なんだろうか
MSI遊園地休園中。ブル対応遊園地が来たら本気出す。
Re:こういうのやったことないんだけど (スコア:2, 参考になる)
負荷率を抑えるならBOINC側を100%に設定した上で、BES [faireal.net]等のツールでプロセスの負荷を抑える必要があります。
ただし、タスク毎に別プロセスになるので毎回手動で設定しなければなりません。
夜間電力の定義 (スコア:1)
一般にCO2排出量が少ない時間帯の電力だけで計算機を動かしたいのか?それとも
深夜電力料金(割安)が適用される時間帯のみ計算機を動かしたいのか?
この違いで、ハードルの高さは変わってきます(当然、後者の方がハードルが高いのですが・・・)
どちらか明示していただければ、貴方の思いにウザイ程答えてあげたいと思います
特許 (スコア:0)
パブリックドメイン(特許は取得するが特許権は主張しない)とかにするのかな?
Re:特許 (スコア:2, 参考になる)
ということで、直接的な成果に関してはパブリックドメインになるそうです。
しかし、この手の分散コンピューティングはバーチャルスクリーニングしかできないので、その先の実際に薬を作ったり、安全性を確認したりする作業については別物になりますね。
Re:特許 (スコア:1)
>しています。
IBMが非営利組織?
Re:特許 (スコア:2, 参考になる)
および社会問題の解決に役立てるグリッド・プロジェクト「World Community Grid」を発足させた。
<中略>
IBMはハードウエアやソフトウエアを提供するほか、World Community Gridのための
インフラストラクチャを構築し、管理・サポートなどの技術サービスを行う。
http://journal.mycom.co.jp/news/2004/11/17/100.html [mycom.co.jp]
まあお金を出してるから宣伝のために名前を連ねるのは構わないが
タレコミ者はもっと勉強すべき。
Re:特許 (スコア:0)
Re:特許 (スコア:0)
IBMは分散コンピューティング(WCG)のインフラと運営するための人的資源を寄付している形です。
非営利組織でもないIBMがこの活動のために提供する人件費は、会計上... (スコア:0)
巨人もやる事がセコイにゃ。名も告げずに寄付してこそ、足長おじさん。
Re:非営利組織でもないIBMがこの活動のために提供する人件費は、会計上... (スコア:0)
IBMのCEOは代々胴長短足なことで有名なのです。
Re:非営利組織でもないIBMがこの活動のために提供する人件費は、会計上... (スコア:0)
企業経営者が勝手にそんなことしたら、株主に対する背任じゃないですか?
Re:特許 (スコア:0)
悪名高きSmallpox Research Gridの
「何を発表するかわからない、いつ発表するかもわからない」
というのから前進しましたね。
この手の奴って、 (スコア:0)
Re:この手の奴って、 (スコア:4, 興味深い)
この手の分子間相互作用でくっつく・くっつかないというのは割と構造的な要因で決まる部分が大きい
ので,計算としてはやりやすい部類になります.感じとしては,ある程度形の決まったパズルのピース
同士がどの程度かっちりはまるかを計算するのと似ています.
まず標的部位を決めて(実際のウィルス等の構造などの研究から決定),それに合いそうな既知分子を
探し出して(膨大なデータベースからの類似構造のサーベイなど)第一候補とし,それらをもうちょっと
高度な計算手法で実際に標的部位に結合可能かどうか計算を行い第二段階の候補を選定,その後実際に
分子を用いて実地で試験します.
#実際には標的部位の構造が完全に決まっていないことも多く,類似の既知タンパクを元に計算で推定
#構造を作って,そこへの親和性などで計算したりもしていると思います.
最初のサーベイがなければ数百,数千万の既知物質から研究者の経験と勘のみを頼りに絞り込まねば
なりませんが,計算機を活用することで第一候補として数百から数千,第二候補として百前後にまで
絞り込めます.あとはそれらを実際に試し,うまくいきそうな分子を基本構造としてモディファイして
いくわけです.
国籍登録をしましょう (スコア:0)
国別のランキングで日本の貢献度は現在6位です。
http://www.worldcommunitygrid.org/stat/viewStatsByCountryAT.do?sort=points [worldcommunitygrid.org]