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16935 story

2.5GHz帯の広帯域移動無線アクセスシステムの免許、ウィルコムとワイヤレスブロードバンド企画に 75

ストーリー by GetSet
サービスインのその日が楽しみ 部門より

これも掲載が遅れて申し訳ないが、DDIポケットの研究。 曰く、

2.5GHz帯の広帯域移動無線アクセスシステムの免許が、事前の情報通りに、ウィルコムとワイヤレスブロードバンド企画に割り当てられました。

免許の付与を受けて、ウィルコムの喜久川社長がコメントを出しました。ワイヤレスブロードバンド企画の田中社長も事業計画の説明を行っています。
田中社長の説明によると、ウィルコムは月額平均利用料を「4,000円以下」と想定しているのに対して、ワイヤレスブロードバンド企画は平均で「月額3,200円」、最大で「月額5,000円」を想定していると、もう一歩踏み込んだ発言をしています。
その他、今回の件に関する報道はmemn0ck.comの記事にまとめられているので、そちらも参考になるかと思います。

それぞれの陣営が切磋琢磨して、よりよいサービスが提供されることに期待したいです。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • ていうか2年後にはウィルコム潰れてそう。
    • KDDI陣営が言う最大5000円が本当ならウィルコムは終わりですよね。
      安くないウィルコムなんて意味ないじゃん。
    • Willcomはいままでどおりの業務だから潰れないと思うけどなぁ。
      KDDIはとっとと撤退しそうだけど。
        #市場に魅力がほとんどないからMVNOも無理
  • by Anonymous Coward on 2007年12月23日 16時18分 (#1270785)
    OpenWinのこのコメント [itmedia.co.jp]はいったいなんなんだろうなー。
    安物を売ってるから、顧客にDQNが増えるのはしょうがないんだけど、経営陣までDQNに落ちちゃダメでしょ。
    • このコメントを見たときに感じたのは、ソフトバンクやイーアクセスはやり方が下手だなと言うことです。
      企業活動としてロビイングや行政訴訟などを通じて自分に有利になるよう法改正をさせるのは常套手段ですが、免許割り当てが決まる直前になってから審査要件に対する要望を述べる(それ以前のパブコメの時点で述べるべき事)、大人げない捨て台詞を公式コメントとして文書で出すなど愚作としか言いようがありません。
      いまさら方向転換を行うのは難しいかもしれないでしょうが、Googleみたいに世のため人のためを装って味方を作る戦術を覚えて欲しいですね。
  • by Anonymous Coward on 2007年12月23日 16時35分 (#1270794)
    オープンワイヤレスネットワーク(ソフトバンク)に決定しなかったことを喜んでいる
    ウィルコムユーザーは多いはず
    • by Anonymous Coward
      ウィルコムに決定したことを残念に思う他のユーザーは多分もっと多いかと

      #こんなコメントに何の意味があるのか…
      • by Anonymous Coward
        ウィルコムじゃ家の田舎への展開は見込めないしなー
        KDDIも右斜め情報2mの半径50cmで通信可能とか言う状態だし
        (でもKDDUの地図ではきっちりエリア内)
        この決定で家の田舎には一切関係なくなりました
        • by Anonymous Coward
          KDDIよりSoftbankの方が一般的にエリアは狭いからね。特殊な地域に住んでいることを悔やむんだね。
        • Re:とりあえず (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2007年12月23日 17時36分 (#1270838)
          新しい通信サービスの展開の話なのに 現在やっているサービスのエリアの話をしても仕方が無いとおもいますよ
        • by Anonymous Coward
          失礼しましたタイプミスです
          右斜め情報→KDDIも右斜め上方
        • by Anonymous Coward
          利用客の少なそうな田舎になんか展開するような業者はないような・・・
        • まだルーラル用周波数帯という望みがありますよ。
          おそらくこちらはCATV事業者、NTT東西、電力会社あたりが補助金を使って既存サービスの届かないところにサービスを提供してくれるはずですし、おそらくWiMAXが用いられると思います。
          とはいえ、約1800ある市町村のうちサービスが提供される市町村がどれだけの数になるのかわかりませんが。

          #とりあえず適当に会社を興して1800枚くらいハガキを書いてみようかなと思っている
  • 4000円以下ですか。
    通信速度からすると"安い"と感じるのですが、どうでしょう?
    ここら辺の感覚は個人差があるからなぁ。

    外出先でアドエスからPC向けサイトを見ると表示されるまでにタバコ一本吸いおわるぐらいだったのが、サクサク見れるようになるんだから別に今よりも高く(音声定額含めて5000円以上に)してもいいんじゃないかなぁと。

    そんな風に考えるのはアレゲ脳だからでしょうか。
  • by sageken (33685) on 2007年12月23日 16時58分 (#1270815) ホームページ 日記

    先日行われた、WILLCOMの方の事業計画 [impress.co.jp]の方も参考になると思います。同社の256kbpsと512kbpsの月間の平均利用量が0.5GBと1GBというのに対し、BWAでの平均的な通信量は固定と同様の10GBクラスになるだろうという予測がされています。

    先日発表された、イーモバイルのギガデータプラン [emobile.jp]では固定回線代りに使わない平均的なモバイル用途では十分な1GBの通信を3980ないし4980円提供しています。

    ワイヤレスブロードバンド企画の3200円の方は、こんな感じで1GB-10GBぐらいのモバイル用途では十分な通信ができるプランを用意するのではないでしょうか?

    ちなみに初代ZERO3の 発売後の半年ほどの平均通信量は64MB [impress.co.jp]です。イーモバイルのギガデータプランはPDA(やスマートフォン)ユーザより利用量が大きい、PCも含めての数値でしょう。emoneだけに限ると、多分 平均は64MBに近いのでは無いかと思います。場合によっては、その辺向けのプラン(2000円ぐらい?)も充実するかもしれません。

    >GetSetさん、タレコミのタイトルが長すぎて、切れていた様です。すいません。

    --
    /.はログインすると色々できます by Dポ研。 [twitter.com]
    • by OddEye (18936) on 2007年12月24日 0時24分 (#1270977)
      ウィルコムの近氏はインタビュー [impress.co.jp]で「無線ブロードバンドは(PHSのような)マイクロセルでないとできない」と断言していますが、本格的に数メガビットを常時やりとりする本格的な段階になると、額面上の速度より、エリア当たりの電波資源の容量が頭打ちの様相を呈して、各社如何にして無駄遣いを抑制するかに頭を悩ますことになりそうです。
      WiMAX陣営もマイクロセル型基地局の手法を取りいれつつありますが、本質的に自律分散のPHS基地局のやりかたでないとマイクロセルを効率的に配置するのは難しいとのことですので、ユーザが増えて普及側面に入ったときの次世代PHSのキャパシティ拡張能力で中間加速的追い抜きをかけられることもありそうです。

      すでに今でも3G陣営は無制限の定額パケット通信には慎重な姿勢を崩してませんね。
  • iBurst (スコア:2, 興味深い)

    by pongchang (31613) on 2007年12月23日 17時11分 (#1270820) ホームページ 日記
    日本人には忘れ去られた技術かもしれませんが(笑)、京セラが注力している技術にiBurst [kyocera.co.jp]があります。
    カーライルに売られてしまったとはいえ、ウィルコムは京セラの傘下でした。2GHzの入札当時に総務省がえり好みをしなければ、アイピーモバイルではなく、TDDを使える2GHzのiBurstに芽があった筈なのです[pdf [soumu.go.jp]]。
    国民は1年は早く次世代PHSを使え、落選した2業者には市場参入の機会が恵まれた筈なのです。
    2GHzギガヘルツ帯におけるTDD方式を活用した移動通信システムの技術的条件について審議開始 [soumu.go.jp]などしなくて済んだでしょう。審議するなら「おととしおいで」でしょう。
    • Re:iBurst (スコア:3, 興味深い)

      by Motohiko (15295) on 2007年12月23日 18時41分 (#1270864) ホームページ

      えと…第2段落と第3段落の繋がりが判らないのですが。

      • 京セラが注力しているiBurstという技術がある。
      • iBurstはTDD方式に該当する。
      • 2GHz帯の条件にTDD方式の指定がある。(ただし実際の募集時にはIMT-2000で認められた方式という条件があった。)
      • 『総務省がえり好みをしなければ』 (IMT-2000という条件を外しさえすれば) iBurst方式でも2GHz帯に応募できた (『芽があった』)。

      ここまでは判ります。でもiBurstに芽があったからと言ってどうして『1年は早く次世代PHSを使え』るんでしょう。親会社がiBurstを推していたからウィルコムがそれを採用する、みたいな話にも(無理をすれば)読み取れなくはないです。しかし、それについてはウィルコムは当時から「次世代PHS」方式を、と言っていました [impress.co.jp]よ。

      条件が緩和されれば次世代PHSでも2GHz帯の免許に応募可能だったでしょう。とはいえ、完全新規参入のアイピー・モバイルより、新規とは言い難いウィルコムの方が評価が高かったはずなんていえません (実際2.5GHzBWAでも新規参入性については評価は低かった [impress.co.jp]です)。また他の事業者の参入 (例えばiBurstでのライブドア [impress.co.jp]) だって有り得たのではないかと思います。応募の可能性とウィルコム当選は直結しないと思います。

      あと『2GHzギガヘルツ帯におけるTDD方式を活用した移動通信システムの技術的条件について審議開始などしなくて済んだでしょう。審議するなら「おととしおいで」でしょう』って繰上げ当選のことでしょうか。それって前例ってありますかね。免許が返上されたら、同一条件のままであっても再度募集をかける、という話になる方が自分としては判りやすいです。時間間隔が空いてるんで事情も変わるでしょうし。
      # 総務省のページからコピペすると『GHzギガヘルツ』になっちゃうんですよね(笑

    • Re:iBurst (スコア:2, 参考になる)

      by Prince Albert (29580) on 2007年12月24日 11時37分 (#1271149) 日記
      iBurstは2.5GHzでも採用可能な技術の一つとして挙げられていたんですけどね。
      参考:http://www.google.com/search?q=site%3Awww.soumu.go.jp+iBurst [google.com]

      iBurst推進派、そしてWiMAX反対派だったはずの京セラは、いつのまにかWiMAX陣営のワイヤレスブロードバンド企画に合流してしまいました。
      京セラ自体はキャリアとして参入するつもりがない、そして他のキャリアもiBurst採用する予定はないということで、仕方がないことだとは思いますが。

      最大の市場を逃してしまった京セラは今後iBurstをどうしていくつもりなんですかね。
  • by WizU (35053) on 2007年12月24日 1時30分 (#1271008) ホームページ
    今回の2.5GHz割り当てはポスト3Gのネットワーク選択に大きく影響すると考えています。
    現在ポスト3Gとして有力な技術は、3GPPのLET、3GPP2の次世代cdma、WiMAXフォーラムのWiMAXと3つ有ります。
    (日本ローカルの次世代PHSや中国ローカルのTD-SCDMAが世界で普及するとはちょっと考えられません)

    日本ではドコモがLTE(Super3G)、KDDIがWiMAXと次世代cdmaの両にらみ、ソフトバンクはおそらくLET。
    米国ではこれまでcdmaが有力でしたが、SprintがWiMAXに、VerizonがLTEの採用に踏み切りました。
    欧州はGSM、W-CDMA、LTEと行くはずです。

    ということで次世代cdmaの採用の可能性を残している大手通信キャリアはKDDI、ChinaUnicom位に絞られてしまいました。KDDIは今後の2,3年の間に2.5GHzでWiMAX使い勝手を検証し、ドコモのLTE対抗にRev.Cを導入するか、WiMAX系に全面的に乗り換えるかの判断を迫られることになります(LTEの採用は、まずないでしょう)

    KDDIのWiMAXがうまく立ち上がるかには世界中の注目が集まりますし、KDDIにとってもcdma方式の採用以来の勝負時です。
    是非ともうまくWiMAXを立ち上げ、ガラパゴス等と呼ばれる3Gとは異なり世界にも出て行けるようなプラットフォームの立役者として大きく飛躍をしていってもらいたいものです。
  • by Anonymous Coward on 2007年12月24日 5時10分 (#1271076)
    個人的意見ですが、こういった国全体に広げなくてはならないエリアサービスでは、国が一括でインフラを整備してそれを貸し出す(MVNO的)のがもっとも効率が良いやりかたじゃないかと。

    現状で見ても、大手3社がそれぞれ別々のインフラを持っているため、同じエリアでも、キャリアによって混雑しているところとスカスカのところがでてきます。これほど効率の悪いことはないんじゃないでしょうか。高速道路で3車線それぞれ別会社が運営して、1車線目は大渋滞だけど3車線目はがら空き、なんてムダなことありえないでしょう。

    そういう意味では、完全にインフラに注力しサービスはすべてMVNOにまかせるというOpenWin陣営には期待していました。
    GSMを選択せず独自路線のPDCをはじめ孤立化したモバイル市場が、今回のウィルコムの次世代PHSで再び孤立が起きそうです。結果的に残る1社のWiMAXのKDDIに期待を残すのみとなってしまいました。残念。
    • つまり1事業者が300kHz幅 (チャネルインタリーブだから実質600kHz幅) の制御チャネル1つを占有するだけで、通話チャネルは事業者間で共有するPHSサイコー!、という訳ですか(笑 広い周波数帯を占有しないといけないような通信方式でなければいいと思うんだけど、そういうものって実用化し辛いのかな。

      最後のPDC・次世代PHSのくだりが無ければ真っ当な意見とは思うけど…。日本発の技術PHSだって諸外国で採用されてるのに、これからのものを「孤立」と予想する理由ってなんでしょう。それにWikipediaのPDCの項 [wikipedia.org]を見る限り、PDCが「独自路線」になってしまったのは日本国の法律の所為みたいだけど。
      # 孤立の理由はインフラ技術ではなく、キャリアの囲い込み政策だと思ってたんだけど、一般的な見方は違うのかな。

      • wikipediaの記述、
        「開発当初NTTドコモはPDC方式を世界共通の通信規格として普及させようと考えていたが、NTT法(NTTの海外進出を規制する法律)により、結局PDCは日本のローカル規格となり、日本国外ではGSM方式が広く普及している。」
        については以前からおかしいと考えています。
        PDC開発、普及期のNTT法ではNTTがやって良いことについて述べられており、当時のNTTの業務は国内通信(長距離電話・市内電話・研究開発)であると規定されており、国際通信はKDDが独占的行っていました。
        しかし、第二世代携帯電話(PDCやGSM)の国際的な普及のために標準化を行うことや、他の国でPDCを普及させるための技術支援を行うことなどは禁止されていなかったはずです。
        実際にNTTは第二世代以前から国際ローミングの実現に関する基礎研究と実証実験を行っていますし、Mpeg等の国際標準化や普及にも一役買っていたはずです。
        また、NTTが海外でキャリアとしてPDCを普及させることが禁じられていたとしても、NTTファミリー会社が海外に進出してPDCを普及させることはできたはずです。
        従って、PDCが国内ローカル規格になった事とNTT法の関係はあまりないと考えています。

        PDCが国内独自規格になった理由として考えられるのは、
        1・日本メーカー保護のための日本独自規格の確立という観点が主眼だったため、PDCを世界に普及させようという発想がそもそも無かった。
        2・技術のノウハウが特定の企業グループ(NTTファミリー)に集中していたた
        3・技術規格についての基本文書の英語版作成が遅れた
        4・文書化された規格として定義されている部分が少なかったため、文書化が進んでいた欧米規格に比べて発展途上国にとって導入しにくかった。
        5・GSMは国際ローミングすることを前提にSIMシステムが作られていたけど、PDCにはそれがなかった
        6・米国は米国技術の、欧州は欧州技術の確立を図っていたのでそれらの国に採用されるはずがなかった
        等が考えられます。

        また、PDCが国内ローカル規格になった理由と、3Gで日本だけが異端とされる理由は少し異なっているでしょう。
        3Gが異端なのはおそらく通信キャリアとベンダーの力関係(囲い込みものその結果)が異端だからでしょう。

        PHSについて、
        「日本発の技術PHSだって諸外国で採用されてるのに」
        と述べられていますが、PHSも日本だけが本来の用途とは異なる全国で使える移動体通信となっていますが、中国のPHSは本来の地域通信の延長線上となる限定された地域の中でしか使えないサービスになっています。
        おそらく、台湾やタイのPHSも地域通信サービスとして利用されているのではないでしょうか。

        今後、「日本発」の次世代PHSが国際的に普及する事も多分無理だと考えています。
        PHSが国際的に普及したのはそもそもPHSというものが競合技術のないニッチ技術であったため普及しましたが、ワイヤレスブロードバンドのように競合技術が多く存在する場合、「日本発」の時点で国際的なメジャーには成り得ないだろうからです。
        主な理由は、
        1・米国主導・欧州主導に比べて日本主導では主導経済グループに倍以上の人口差がある
        2・米国・欧州主導技術は植民地時代からの歴史的つながりで途上国への導入が行われやすいが、親日国は日本以上に憎むべき歴史的な敵がいる国(ベトナム、台湾)か、歴史的なつながりも旧宗主国も持たない国位しかおらず、それらの国以外に「日本主導」の通信技術が普及するとは考えにくい。
        3・「国」主導を掲げない競合技術を普及させようとしているグループが存在している(WiMAX)
        という地政学的な理由によるものです。
        • by OddEye (18936) on 2007年12月24日 15時18分 (#1271222)
          >今後、「日本発」の次世代PHSが国際的に普及する事も多分無理だと考えています。
          >PHSが国際的に普及したのはそもそもPHSというものが競合技術のないニッチ技術であったため普及しましたが、ワイヤレスブロードバンドのように競合技術が多く存在する場合、「日本発」の時点で国際的なメジャーには成り得ないだろうからです。

          なぜ?アジアで普及すれば、世界シェア3ー5割は確実なわけだが。
          逆にWiMAXのようなものがアジアで「普及」することはかなり難しいと思われるが?
          すべては需要に応じて投資がなされるわけだが、アジアのような人口密度の高い都市では、本格的にモバイル通信が庶民に普及し出すと、PHSのやり方でないとなかなか通信資源を確保するのは難しいと思われるのだが。
          なので、都市部のインフラとしてPHSが簡易電話としてアジアで使われているというのは理にかなっていて、そのまま(ノウハウやコストがこなれてきた段階で)次世代に移行していくのはとても自然だと思われる。

          #銅線ドロボーにとって、光ファイバーはどう?おいしい?というのは興味がある。
          • 中国やインドネシアなどを含むアジア地域は人口が多いので、量産効果の大きい製品はこれらの地域での普及に成功させることが重要ですが、次世代PHSがアジア地域で普及しやすい技術かどうかには疑問があります。
            次世代PHSが普及するためには普及の担い手となる騎手(通信キャリア)が必要なのですが、ウィルコムは2015年度末で390万人の加入者を見込んでおり、その他には採用を予定している通信キャリアは0です。
            なので既に大手通信キャリアが採用表明をしているWiMAXやLTEに量産効果で勝つのは難しそうです。
            また、次世代PHSは参入ベンダ数が少なく、規格内の企業間競争の結果、製品の多様性、価格下落率で優位に立つのは難しいでしょう。
            従って、技術的な違いが無いのであればネットワーク構築のための費用はWiMAXやLTEの方が安くつきそうです。

            また、人口密度の高さとマイクロセル方式の親和性が高いのはもっともであり、自立分散型を採用した次世代PHSの最大の利点となりえます。
            しかし、既存の3Gでもマイクロセルを構築することはできますし、実現するための方式は自立分散に限りません。
            (ドコモのFOMAは都市部ではマイクロセルになっていると言われています)
            WiMAXベンダの中にはマイクロセル化を製品差別化のポイントとして訴求してゆくベンダも出てくるでしょうから、マイクロセルが次世代PHSだけの利点とは言えないでしょう。

            また、PHSと次世代PHSは名前こそPHSとついていますが、要素技術もマーケットも全く異なっています。
            要素技術の共通点はおそらくマイクロセル向けと言うところだけです。
            また、日本のウィルコムのPHSはデータ通信用途にフォーカスを当てているのでPHSから次世代PHSへの移行は自然な移行のように思えますが、途上国でのPHSは音声通話のための道具であり、次世代PHSはデータ通信の規格なので、移行というよりは新市場への参入をすることになります。
            PHSからのネットワーク更新にあたって、すでにデバイスが数多く存在しているであろうWi-FiやWiMAXよりも次世代PHSを採用して普及をさせるにはキャリア主導のビジネスモデルを取らざるを得ないと思いますが、現在PHSを採用している通信キャリアには荷が重いように思えます。

            アジア地域の今後10年くらいの姿は音声にはPHS、GSMを使い続け、データ向けにWi-FiやWiMAX、一部高所得地域ではLTE、というのが今後の姿になるのではないかと見込んでいます。
            • by OddEye (18936) on 2007年12月25日 2時48分 (#1271525)
              レスが長くて、苦労しましたが、こんなところ。
              「アジアで庶民がWiMAXする」という構図は描きにくいっていうことに尽きるかも。パケット通信コストで日本人も苦しんでますから。

              ・今現在で中国の採用ベンダ云々を言うのは、日本ですらこれからで、かつ中国のデータ通信事情を見るに、早すぎ。もちろんPHSの提携話は今もある。

              ・PHSのおよそ全世界1億の加入数を見るに、量産効果を期待するには十分。新しいワイヤレス技術はハード的な違いは相当少なく、ソフトで実装分けする部分が大きい。

              ・3GのマイクロセルとPHSのマイクロセルは、程度や実現方法が違うところがあり、WiMAXの端末出力からしてもマイクロセル化に限界がある。90年代にマイクロセルの必要性が喧伝されたが、3Gで一応の容量拡張がなされたことでマイクロセルに取り組む所とそうでない所に対応が分かれた経緯がある。また、そういうネットワーク容量の問題から、WiMAXと無線LANとの補完を前提としているキャリアも多い。

              ・中国では規制の関係から固定電話の域をなかなか脱することが出来なかった。僻地では特に。台湾等はそうでない。チャイナテレコムは大手なので、規制が緩和されればだいぶ違ってくるだろう。3Gを断念せざるを得なくなれば特に。へたをすればPHS網を腐らせてしまうかもしれないが。基地局の密度を上げていく時がいちばんしんどい。

              ・アジアは成長している。ちょうど日本の10年遅れくらいでアジアのワイヤレス事情が追いかけている状況なので、10年後は日本の現状と似たような状況になるかもしれない。日本と同じく、あえてGSM等にとどまる理由もなく、十分にコストが下がり、電波利用効率に優れた次のジェネレーションに移るのは必然と思われる。

              ・それに加えてアジアは庶民の規模が大きく、広まるときは爆発的なので、通信容量の拡張とその迅速さ、低コストは大きなアドバンテージになると思われる。コストもリードタイムも1/10程度。
          • とりあえず、ウィルコムが国際ローミングしている・予定の事業者がアジア圏に集中してはいますが、PHSを採用している事業者はアフリカ、中南米にもあります。またOddEye氏は「マイクロセル・ネットワーク」の利を挙げて説明していますが、PHS以外にもPCSやDECT (IMT-FT) がマイクロセルを採用していますので、そちらで展開している国々も例に挙げることが可能かと思います。

            ついでにここに繋げるけど、#1271076で「次世代PHSだと(日本は)孤立」してしまう懸念を挙げ、自分(#1271123)はそれに反論したつもりなのに、#1271158で「メジャーに成り得る」とか言われてもねぇ。残念。#1271222では「世界の3-5割」とか過大な数字を挙げてるけど、Mbps級の高速無線インターネット通信が展開できる国ってそれなりに限られてるんじゃないかな。PHS(PIAFS)では不足としても、EDGEやWCDMA(非HSDPA∼HSDPA category6程度)で充分という国の方が多そうだと思うけど。こう見ると、従来との(直接の)互換性が無い次世代PHSもMobile WiMAXも「普及」 —— GSMやWCDMAのような「国際的なメジャー」規格になるのは厳しいんじゃないかな。

            • #1271158は私の記述で、PDCが普及しなかった要因はNTT法ではなくいだろう、
              次世代PHSは競合技術が存在するので「日本発」に固執するのであれば
              非技術的要因によって海外で普及しないだろうと言う趣旨です。

              OddEye氏のコメントはマイクロセルのPHSが普及したから次世代PHSも普及するだろうと言う趣旨で、
              競合技術に対して技術優位性があるので普及するだろうという文脈の議論になっています。

              固定代替を除いたモバイルデータ通信でMbps級の高速無線インターネットが世界でどのくらい普及するか
              についてはタイムスパンを区切って議論する必要があると思いますが、中国、インドなどの現在急成長を
              している国ではモバイルデータ通信が10年以内に相当普及するのではないかと考えています。
              次世代PHS、WiMAX系、3GPP系(HSPA、LTE)を合わせればOECD諸国とBRICsで2020年頃に10億人位は
              利用するのではないでしょうか。
              そのうちのかなりの部分は3GPP系になるでしょうが、W-CDMAをメジャーと判断する基準であれば、
              WiMAXか次世代PHSの少なくとも一つはメジャーに含まれそうな気がします。
  • 引き上げはえー (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年12月25日 11時23分 (#1271606)
    ドコモは出資清算だそうで。 [itmedia.co.jp]まぁ、自前で網構築する必要がなければ付き合う必要もないわけか。
    アッカ・ワイヤレスとしてはサービスで稼げればいいわけだし。
typodupeerror

ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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