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交通

多段化の傾向にあるオートマチック車。10 速 AT も開発中。 112

ストーリー by reo
前3段後8段とか 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

世界の自動車業界で、オートマチック車の多段化が進んでいる。市場ではすでにレクサスや BMW、アウディなどが 8 速 AT を市販車に導入済み。この上を行く 9 速 AT をドイツの部品メーカー ZF が今年 6 月に開発しており、クライスラーグループも 9 速 AT の導入を決めているという (Response.jp の記事Response.jp の記事 (その2)) 。

さらに韓国のヒュンダイが 10 速 AT を開発しており、2014 年に同社の車種への採用を検討しているとのこと (Response.jp の記事 (その3))。なんか自転車の多段変速機みたいなノリに思えてきたが、乗り心地ははたしてどんな感じになるのだろうか。

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  • 軽自動車に使って欲しいです。
    特にワンボックス。車体重量が重く、空力抵抗が大きいので現在のオートマだと運転していてつらい。
    --
    ----------- 一生勉強を続けなきゃ!
    • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 12時39分 (#2028497)

      軽自動車のエンジン出力なら、現行のCVTでまかなえると思うんだけど…

      (CVTのコントロールをよこせとか、ロックアップクラッチの制御をよこせって話なら同意する)

      親コメント
      • CVTはプーリーなので抵抗が...
        さらにプーリー駆動のための油圧ポンプにとられるエネルギーも結構...
        でも効率の良い回転域を使えるからトータルで燃費がよくなるのです。
        多段化でCVTに近づけばATが逆転するかも?

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 21時23分 (#2028909)

          効率ならプラネタリーギア式の改善したATなら6ATあたりで大体CVTと並んでくるよね。7~8ATならCVTを超えてくる。

          ベルトCVTは油圧でのロスも問題だけど、レシオカバレッジの狭さも問題。タウンユースメインで高速走行をあまり重視しなくてよい軽や小排気量車ならまだしも、高トルク耐性(油圧ロス増大)と高レシオカバレッジが要求されるようなクラスだと燃費メリットが逆転してくる。
          スバルはベルトをチェーンに変えてそこを少し改善していて、メーカー平均燃費規制施行を前に全車種CVT展開とか言い始めてるけど成功するのかねぇ…。

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  • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 11時10分 (#2028432)

    リンク先の記事にあるように自動車のAT多段化は燃費改善のため
    自転車の変速機はトップギアを回しきってしまうプロでもなければ、これ以上多段化しても実質的なメリットは無い
    自動車のATも同様で、アウトバーンを突っ走るようなヨーロッパならともかく、日本国内では多段化の効果は薄いのではないか?

    • Re:燃費改善 (スコア:3, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2011年10月03日 11時26分 (#2028444)

      いいえ、日本のように、渋滞の多い所ほど効果は大きいと思いますよ。

      理由: 「燃費改善」を目指しているとのこと。これは、ギア比を細かく調節することにより、
      エンジン効率が極力大きくなる回転数で運用することが目的と思われます。
      よって、高速ギアではなく中、低速ギアを手厚くするという設計でしょう。
      内燃機関は、その効率や、トルクが回転数に大きく影響されます。
      CVT等で、エンジンの回転数を(効率が高い回転数など)一定にしてギヤ比を連続で変化させるのもそのためです。

      余談: 効率とトルクの両方が同時に最大にならないのも問題で、
       古い日本車: なるべく最大トルクで運用 => 効率は悪いが、カタログスペック上の馬力は大きく見える(ユーザをだます典型的な手口)
       最近の日本車/欧州車: なるべく最大効率で運用 => 効率は良いが、カタログスペック上の馬力は小さく見える

      --
      如何なる内容であろうとLoadFF (27414)での書き込みは一切無視します。

      親コメント
    • by eru (12367) on 2011年10月03日 11時17分 (#2028436) 日記

      日本だとC V Tが主流な感じですね。

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    • by tagosaku0726 (35119) on 2011年10月03日 12時24分 (#2028480)
      >自転車の変速機はトップギアを回しきってしまうプロでもなければ、これ以上多段化しても実質的なメリットは無い
      ひどい勘違いです。これを鵜呑みにする人がでたら困りますね。

      多段化は「中割」を増やすことで様々な状況において最適なギアを踏めるようにするものです。
      決して「9→10速の変更=最少ギアを一枚追加」などというものではありません。

      車でも同様でしょう。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      加減速を頻繁に行う局面でこそこまめな変速が必要ですよ。
      そのための多段化ではないですか?
  • MTで多段だとウニモグ [yeng.co.jp]辺りが面白そうですね。
    (まさか前後進段が共に24段とは・・・)

    気動車だとコイツ [wikipedia.org]ですかね・・・

    --
    水を飲むと屁(CH4)をこきます
  • by s02222 (20350) on 2011年10月03日 11時47分 (#2028454)
    地道に1段ずつ増えて行くって事は、エンジン→タイヤ間の変速機は1カ所なんですね。 どんどん増やしていくと、どっかで、自転車みたいな前3×後8構成の方が効率で勝る・・・みたいなことになるのかな。 ギアボックスの重さvs.伝達ロスのトレードオフが逆転して。組み合う相手のギアが変わる、みたいな変態構成も工学的チャレンジという意味では楽しそう。
    • 小型なら今でもCVTですから、単純に強度的な問題でしょう。
      欲しいのは動力を最高効率で動かしながら、目的の速度で走るためのギヤ比ですから、
      本来は無段変速に勝るものは無い筈です。

      自転車の場合は動力源がヘボで、綺麗に回らないからというのが大きい。
      だかえら30kmで走っているとして31kmに増速するのと32kmに増速するので、
      後者の方が楽なことも多々あったりするわけでして。
      リンクとしての足とか、筋肉のバネとか、いろいろ理由は有るんでしょうが。
      逆にリニアに制御しやすいモーターなら、インホイールみたいに1:1固定でも使えると。

      親コメント
  • by patagon (1453) on 2011年10月03日 12時14分 (#2028476) 日記

    欧州ではATよりもMTのほうが比率が高いと言われていますが、実際のところどうなんでしょうか?
    ご存知の方、現地にいらっしゃる方、よく行かれる方、如何でしょうか?

    • by flutist (16098) on 2011年10月03日 13時02分 (#2028516)

      オーストリアの友人宅では、
       オヤジ:AT高級セダン
       娘(学生):1.3L ディーゼルMT
      でした。MT乗りの私としては、「お金がないからMT」的な雰囲気を(ちょっとだけ)感じて、微妙な気分でした。

      親コメント
    • by gonzo (38147) on 2011年10月03日 14時10分 (#2028573)

      同じ車種で比較するなら、
      ・慣れるまではATの方が良い
      ・慣れるとMTの方が良い
      というのが僕の結論。

      MTも慣れてスムーズにギアチェンジができるようになるまでは結構無駄が多いから。
      でも、真に同じ条件での比較じゃないので間隔でしかありません。

      マーチでの実験結果。

      親コメント
      • by SAKAGUCHI_flask (34748) on 2011年10月03日 21時05分 (#2028896) 日記
        大いに賛同します。

        >MTも慣れてスムーズにギアチェンジができるようになるまでは結構無駄が多いから。

        その無駄こそが、道具としてのアタリが出るまで楽しさですよ。
        エンスト、ノッキング等を嫌がってMTを敬遠する声をよく聞きますが、
        ミスると止まるのはフールプルーフとして安全だと思うのですがねぇ。

        オフトピついでに、安全性に関して。

        ブレーキとアクセルの踏み間違いによる暴走・突進事故が無くならないのですが、
        ペダルの操作系を右足アクセル・左足ブレーキの2ペダルへ移行できないものでしょうか。
        個人的にはAT限定免許の導入時がチャンスだったと思うけど、
        右足2ペダルに慣れたドライバーを移行させる動機付けが弱いのかなぁ。
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        • by DebianOoM (4664) on 2011年10月03日 23時18分 (#2028959)

          右足2ペダルに慣れたドライバーを移行させる動機付けが弱いのかなぁ。

          左足側にペダルがあるとクラッチのつもりで思いっきり踏み込んで急ブレーキになってしまう恐れが・・・

          MTからATに乗り換えたときに、思わず左足に力が入ったりしませんか?

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  • by patagon (1453) on 2011年10月03日 12時18分 (#2028477) 日記

    燃費を求めるなら、AT、CVTよりもセミオートマチック(2ペダルMT)のほうが良さそうですが、実際はどうなんでしょうかね?
    やはり欧州でないとセミオートマチックやDCT(ダブルクラッチトランスミッション)は普及してないようで。
    というか日本がガラパゴス?

    • by IKP (5412) on 2011年10月03日 12時59分 (#2028515) 日記

      日本でDCTが出てこないのは、CVTへの投資を回収するため、
      「クリープが無い」、「坂道で逆走する」のが嫌われている、なんて説がありますね。
      ジャトコなんかは、開発はしてると思いますが

      似た様な話では、欧州で主流のダウンサイジング・エンジンが日本ではなかなか出てこない、ってのがあります。

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    • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 12時27分 (#2028482)

      単に道路事情に合った変速機が普及しているだけです
      なんでもかんでもガラパゴス言えばいいってもんじゃない

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    • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 17時00分 (#2028716)

      「smart」のAT(MT?)は、個人的に、アリかナシかでいえば「ナシ」です。

      愛用者には怒られるかもしれませんけど、運転してみると気持ち悪い。

      加速中、もう少し今のギアで頑張りたいと思っているときでも勝手に
      アクセルが緩み、クラッチが抜け、ギアが上がる。

      普通のATなら短時間なので「ガンッ」って感じでギアが変わりますけど、
      smartのやつは「ガクッ」と加速が抜けるので爽快感もない。
      運転がへたくそな人のMT車に乗っているような感覚です。

      慣れの問題かもしれませんが、運転感覚としては嫌いなタイプ。

      昔乗った軽自動車のオートクラッチのほうがなんぼかマシでした。

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  • by KENN (3839) on 2011年10月03日 22時56分 (#2028949) 日記

    FFだと「基本的にエンジン+トランスミッションを前輪の間に収めないといけない」という制約があるので、多段ATはスペース的にかなり厳しくなります。今のところBMW Mini [www.mini.jp]とかマツダ アクセラ [mazda.co.jp]の6ATが一番多いんじゃないかな。

    # VWはゴルフを「7AT」と言ってるけど、アレはDCTだし。
    #(自動変速機ではあるけど)

    FRはホイールベースの分だけエンジンの後ろにモノを置けるので、スペース的には余裕があります。どっちかっつーと、長くなりすぎると強度が心配になるくらいで、そこさえクリアすれば8段でも10段でもいけるでしょう。

    一方ベルトCVTは、

    • 変速比の幅を変えようとするとプーリー(基本的に円錐形の鉄の塊)の直径が大きくなる
    • 大トルクを伝達するためにはベルトとプーリーの摩擦力を大きくする必要がある
      (摩擦係数は動的にいじれないので、接触部の面圧を上げる=油圧を高くする=エネルギーロスが増える)

    という構造的な問題があります。まぁ、前者に関しては、副変速機付CVT [jatco.co.jp]という、ネーミング的に自己矛盾してるようなモノもありますが…

    スバルががんばってFRレイアウト(というか、エンジン縦置きのレイアウト)に適用できるベルトCVT [subaru.jp]を出しましたが、前述の2点を解消するような技術的ブレークスルーは見当たりません。ということで、スペースに余裕のあるFRレイアウトにおいては、当面CVTよりも多段ATの方が主流になるのは間違いないと思います。

    DCTと比べるとどうか、といわれると、10段とかいうレベルになるとATかなぁ、という気がしています。DCTは基本的に1->2->3という風なシーケンシャルな変速を前提にしてます(正確には、同じクラッチ系統上にあるギヤ段同士を直接変速させようとすると、MTと同様にクラッチを完全に切らないといけないため、そうならないように制御している)。トルクコンバータの付いてる多段ATは、そんなのお構いなしに3->6とか変速できるので、多段化すればするほど、いかようにも変速できるATの方が有利な気がします。

    • by IKP (5412) on 2011年10月04日 9時12分 (#2029082) 日記

      VW POLO/GOLFのDSG(DCT)は7段ですよ。
      ルノーはCVTを使うみたいですが、欧州は間違いなくDCTの方向へ向かってると思いますよ。
      FIATは以前CVTを採用してましたが、シングルクラッチのセミATを採用した頃から消えてますね。
      上の方に出ていた500ツインエアも、MT(日本には設定無)かデュアルロジックです。
      向こうの人はトルコン嫌いなんでしょうね。

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  • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 11時20分 (#2028437)

    助手席や後部座席の乗り心地と、運転席の走らせ心地は分けて考える必要があると思うなあ。
    うちはCVT(無段階変速)だけど、最初は運転に違和感を覚えたよ。
    一方で、客として乗るならショックが無いのは良かった。

  • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 11時23分 (#2028439)

    と、思いますが。効率と故障率、メカ質量がよければ。
    多段ATに固執する理由は何なのでしょうか。
    #固定手動でMTフィール!ってのは無しよ
    #CVTの初代FITに乗ってるけど、変な癖があるにはあるが最近のは良くなっていると思うんだ。

    • by milito (34254) on 2011年10月03日 11時46分 (#2028453)

      CVTだとメカニカルの部分がATよりもややこしく、故障率がやはり上がるようですね。
      多段ATなら従来技術をそのまま使い回せるのでコスト減にもなりますし。

      #第一世代のCVTは慣れてもやはり気持ち悪い感覚がありますね
      #第二世代以降だとあの妙なクリーピングが改善されて、だいぶ良くはなってる感じがしますね

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      • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 12時35分 (#2028492)

        もうCVTも従来技術,と言っていいと思います。
        本当に多段ATの方がCVTより部品点数などが減るか,というとどうなんでしょうか。
        段数が増えればその分部品点数は増えますし,切り替え機構も複雑になりますよね。
        あるところでCVTの方が部品点数は少なくなると思います。

        ところで,CVTの欠点として,伝達効率がどうしてもATに比べて落ちるんですよね。
        その分をエンジンを最適点で回すことによってロスを挽回する,という仕組みなんで,
        ATの変速ショックが電子制御により改善された今,

        これまでのAT CVT 8段以上のAT ( MT )

        という序列になるのではないかと予想してます。(あとは重量増による燃費の悪化を効率で取り返せるか)

        が,その前にシリーズハイブリッドになって変速機構がいらなくなったりして。

        # CVT乗ってますがフィーリングは結構すき。

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      • by wolf03 (39616) on 2011年10月03日 22時52分 (#2028947) 日記
        CVTな2000年型シビックですが、三年目辺りでトランスミッション交換になりました。
        無償交換だったので、懐は痛みませんでした。
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    • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 12時05分 (#2028469)

      大排気量だと効率が落ちるのが、CVT使わない理由の一つでしょうね。

      >効率と故障率、メカ質量がよければ。

      まさにこの問題全てが含まれてる。
      質量はCVT>多段AT>MTですし、故障率も同じ。
      効率は、小排気量ならCVTに有利かもしれませんが、大排気量もしくは、高速巡航のケースだとCVTは劣ります。

      燃費のために多段化してるわけで、CVTにしたら効率落ちた、だと本末転倒…。
      日本みたいに、軽や小型車などの小排気量車が中心で、街乗りのストップアンドゴーばかりで郊外巡航が少ないケースだと、CVTが向いているわけです。
      逆に欧州のように、高速で都市間長距離巡航が多い用途には、CVTは向いてません。米国でももちろん同じ。

      まぁ、CVTにもいろんな方式あるので、大排気量で効率が良いCVTで手頃なのがあれば、採用されるんでしょうけどね。
      現状では、技術的に十分煮詰まっているATの多段化の方が容易だということです。

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  • by Anonymous Coward on 2011年10月03日 11時25分 (#2028442)

    なぜ、CVT(無段階変速機)にしないのか不思議。CVTになれると普通のオートマの乗り心地が悪いし、燃費も悪い。

    • プリウスは独自の3連歯車を使ったモーター接続式のCVTですが、そろそろ基本特許が切れると思うので、数年後一斉に各社から(ハイブリッド車に搭載される形で)発売されると読んでます。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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