1 充電で大阪~東京間を走行できる EV、市販化へ 69
ストーリー by reo
トラブルサポートも重要では 部門より
トラブルサポートも重要では 部門より
yasuchiyo 曰く、
「おおさか地域創造ファンド」を活用した大阪産 EV 開発プロジェクトを進める TGMY が、光岡自動車「ヒミコ」をベースとした EV「550 REVolution」の走行試験で、1 充電 587.3 km の航続距離を記録した (レスポンスの記事より) 。
試験は国土交通省国土技術政策総合研究所の試験走路にて、満充電状態から走行を開始し、4 人のドライバーが 2 時間交代で、しかしもちろん途中の充電無しで走り続けた。ドライバー交代のロスタイムを除く平均速度は 55 km/h。ちなみに名称の由来は「クラシカルスポーツカーの EV 化」と「1 充電で大阪〜東京間に相当する 550 km を走りきる」という、2 つの「変革」を表現しつつ EV を強調したものだという。この成功を受けて、TGMY では「550 REVolution」の受注生産を開始するとのこと。
走行した試験走路がこれだとすれば、意図的に加減速しない限りドライバー交代時以外はほとんど定地走行に近い状態になると思われる。走行モードがわからない以上「公道での実力」はかなり疑問だが、大ざっぱに実用燃費を半分として 300 km 近く走れるなら、例えば日産リーフ (JC08 モードで 200 km) を上回る性能を持っている可能性はある。まぁ 2 シーターと 4 ドア実用車を比較するのもなんだけど、ベンチャーぽいところが大手と張り合える土俵が見えたという点は興味深い。
普及の鍵は充電スポットかな (スコア:3)
先週近所に出来たショッピングモールに充電装置があったので、少しずつ普及はしているんだな~と実感した。
沖縄での実験的普及 (スコア:3, おもしろおかしい)
沖縄では日産のリーフのレンタカーがたくさん走ってます。
リーフのタクシーも登場しました。
急速充電ポイントもたくさんあって、高速のPA/SAはもちろん、幹線道路沿いにあるファミリーマートにも多いです。
充電しているところは見たことがないので、それほど充電頻度は多くないのかもしれません。
不動産事情から言うと、沖縄はかつては持ち家率が高かったんですが、最近は異常なアパートブームなので賃貸住まいが多いです。
その事情から言うと、リーフが県民の足として普及しているかは疑問ですが、レンタカーではないリーフも見かけたことはあります。
賃貸住まいでも、コンビニで充電している可能性もありますが。
暖房のバッテリー消費がハンパないらしいので、あまり暖房を強くしない沖縄が気候的にも適していて、しかも離島であるため充電ポイントが無い遠くまで出かけることが無いことも、EVの普及としては日本で最も有利にしているのかもしれません。
断熱機能を強化するとか? (スコア:1)
断熱機能を強化して冷暖房のエネルギーを抑える方向性とか無いですかね?
夏の車内の暑さとか本当に勘弁してほしいっす。
Re: (スコア:0)
>暖房のバッテリー消費がハンパないらしいので、あまり暖房を強くしない沖縄が気候的にも適していて~
ロシアではEVの普及は望めないという話を思い出した
日本でも北海道だとEVは厳しいのかな?
Re:沖縄での実験的普及 (スコア:2)
札幌在住です。
EVの話題が出るたびに暖房、大丈夫なのかと思ってました。
やはり電力食うんですね。
町と町の間隔が何十キロもあるので航続距離が短くて充電に時間がかかるうちは使えないと思います。
ちょっと遠出となると1日に3~400キロ走って間に峠とかありますから(最近高速道路がだいぶ伸びたけど。
ガソリン車だと冬、暖房つけっぱなしで一気に300キロ走った後に100キロくらい余裕があります。
暖房ある程度我慢しても窓曇りますから、最低限窓は温めないとだし、冬は道が悪くなるので燃費も落ちます。
ちなみに近所の弁当屋はEVでばんばん走ってます。配達くらいなら実用的に使えるようです。
#暑い地域で冷房は我慢出来るのでしょうか?夏、灼熱地獄ですよねぇ。
Re: (スコア:0)
暖房用の灯油ストーブをオプションで付ければ解決だな。
Re: (スコア:0)
七輪を持っていけば大丈夫。
Re:沖縄での実験的普及 (スコア:1)
都合11輪自動車ですか
Re: (スコア:0)
風情のあるダルマストーブがベスト。
Re:沖縄での実験的普及 (スコア:1)
まじめに触媒反応式のカイロを使ってシート暖房とかそう言うアイデアはあるようですよ。
電気自動車のためにベンゼンで暖房とか本末転倒くさいですけど。
Re: (スコア:0)
暖房に流用して尚余りある廃熱を無駄に捨てるよりはエネルギー効率高そうですけど。
Re: (スコア:0)
Re:沖縄での実験的普及 (スコア:1)
普通のエンジンで燃やした燃料の半分以上は、車を動かす力にはならず、廃熱になります。
廃熱といっても暖房に必要な温度よりずっと高温です。熱はほっておいても高温の方から
低温の方へ流れますから、高温の廃熱を暖房に利用するのは簡単です。
例えば、1ワットの電力で、10ワット分の熱を車内へ導けます。
ところが冷房の場合、外気より涼しくしている車内から、熱を自然に逆らって車外へ運ぶ
必要があります。より多くのエネルギーが必要です。
例えば、10ワット分の熱を車外に捨てるために、5ワット必要だったり。
エンジンの廃熱が使えないEVの場合、暖房の時、寒い車外から暖かい車内へ熱を運ぶ
必要があり、さらに多くのエネルギーが必要です。外気が30℃の時、室内を20℃に
する冷房なら外気との温度差は10℃ですが、外気が0℃の時、室内を20℃にするなら
温度差20℃を、電力で作る必要があります。10ワットの熱を得るために7ワットとか
とても寒い場合は外気から熱を運べないため電熱だけでの暖房することになり10ワット
の熱のために、10ワットの電力が必要となります。
北海道とかロシアとかでEVが使い難いのはそのためです。
問題は充電時間だと思います (スコア:1)
たとえ航続距離が1000kmを越えたとしても
1度の充電に数時間かかるのでは……
実用化するなら、充電スタンドではなく電池交換ステーションが必要でしょう。
それかあらゆる道路で走行しながら無接点給電しつづけられる仕組み。
# あれっ それ電車っていう……?
Re: (スコア:0)
ガソリンの場合も、最寄りの店ではなく安い店や行きつけの店で入れてるわけで。
Re:普及の鍵は充電スポットかな (スコア:1)
走行中にバッテリーが切れた場合。
・充電ステーションまで牽引してもらう。
・緊急充電バッテリー搭載車両を呼んで充電。
・バッテリーごと交換して走行。
・屋根に並べた太陽電池で電力溜まるのを待つ。
のどれでしょう。
移動式緊急充電装置 (スコア:2)
これですな>EV向け充電機能付きロードサービスカー [nikkeibp.co.jp]
自前で、燃料と発電機を普段から積むというのも理が無いわけではないと思う。装置如何で。
緊急用なら、効率より、重量が重視されるかな。最寄の緊急充電スポットや自宅まで辿り着ければよい。
まあ、JAF(外部装置)に期待する方が現実的かも。
Re:移動式緊急充電装置 (スコア:1)
何故かアンビリカルケーブル引きずった車を思い浮かべた。
Re:普及の鍵は充電スポットかな (スコア:1)
いっそ自転車で移動。
#あれ?
Re:普及の鍵は充電スポットかな (スコア:1)
電気って安いの?
今の料金体系では安いかもしれないが,今後原発が減ったりなくなったりすると、深夜電力を安く売る理由も消滅しそうな気が……。
Re:普及の鍵は充電スポットかな (スコア:1)
日本に電気足りないってイメージありますもんね。
エネルギー密度 (スコア:3, 興味深い)
ちょっと古いですが、こんな資料もあります [carview.co.jp]
これが正しければ車体重量の半分がバッテリーで
軽自動車を1台積んでいるような重量になります
エネルギー密度を考えると化石燃料てのはつくづく良く出来ていると思いますね
Re:エネルギー密度 (スコア:2)
それほど良くできてもいない (スコア:2, 興味深い)
移動で考えるとそんなに優れていない。
人間だと一般的に消費エネルギーは0.75kcal/(体重1kg・距離1km)程度と言われている。
例えばそこそこ燃費の良いプリウスのカタログスペックだと、車重1.3tぐらいで燃費が35km/L。まあこの数値が出るのは条件が良いときだけれども、とりあえずこの数値で計算する。
ガソリンの燃焼熱がだいたい8500kcal/Lだからこれを使って、プリウスの場合の消費エネルギーは0.19kcal/(車重1kg・距離1km)と人間なんぞよりよっぽど効率が良い。
……そりゃまあタイヤで転がるしな。
そもそも生物ってそんなに熱効率が良くない。
何せ食ったものをわざわざ分解した後に体内で再変換してエネルギーを貯蓄して、使用する際にもそれをまた変換して使う。例えば摂取したグルコース1分子をエネルギーに変換する際には、まず体内のADP38分子がATP38分子に変換して蓄積される。この段階で分子が持っているエネルギーは単純に40%に減衰する。で、このATPを使ってさらにロスのある回路を回して、さらに筋肉という無駄のあるマクロな構造を駆動するんだから、熱効率はどうやったって40%を切る。
(動作の種類にもよるが、一般的な運動で熱効率はおおざっぱに10-20%程度と言われる)
これに対し、内燃機関の熱効率は30-40%(最近だともうちょっとあるかも?)。実は生物の方が(運動という意味では)熱効率は低かったりする。生物が少量の食物で長いこと動いていられるのは、単に単位時間あたりにする仕事が少ないからに過ぎない。
生物は個々の化学的な過程はそれなりに効率が高いんだけど、それを何段にも組み合わせているから全体としてみると結構効率悪いのよ。
まあそのかわり、柔軟性が高いんだけど。
Re:それほど良くできてもいない (スコア:2)
Re:それほど良くできてもいない (スコア:1)
そこで人間+自転車なら0.15kcal/kg・kmですよ
#て聞くけど200年前の発明より高効率なものないの?
Re: (スコア:0)
>200年前の発明より高効率なものないの?
多分だけど、
http://www.geocities.jp/ecocar_race/ [geocities.jp]
のトップは超えてると思う。
車重が書いてないけど、人間込みで考えると60kgぐらいはあると思う。そして1200km/Lだから、60kgの重量を仮定すると0.12kcal/kg/kmになって超えてそう。
ルールに50ccのエンジンとか平均速度25Km/h以上って制限があるから、これ取っ払えばもっと行くんじゃないかと思う。
Re: (スコア:0)
人間だと一般的に消費エネルギーは0.75kcal/(体重1kg・距離1km)程度と言われている。
例えばそこそこ燃費の良いプリウスのカタログスペックだと、車重1.3tぐらいで燃費が35km/L。まあこの数値が出るのは条件が良いときだけれども、とりあえずこの数値で計算する。
比較条件は統一しようぜぇ。
自動車がハイブリッド車なら、人間は電動アシスト自転車でも使うとかw
Re: (スコア:0)
ハイブリッド除くと、まあ車重1.5tで燃費が10-15km/Lぐらい?
(この辺 [mlit.go.jp]から適当に数字を拾った)
これで計算すると0.38-0.57kcal/車重1kg/距離1kmぐらいだから、人間の1.5から2倍ぐらいの効率の良さって感じか。
軽だと燃費が20-30km/Lぐらいで車重が700kgぐらい?これだと0.40-0.61kcal/車重1kg/距離1kmでまあこっちも普通乗用車とあまり変わらん感じか。
まあ考えてみれば、(パワーは違うけど)似たような効率の内燃機関に重い外装をつけるか軽い外装をつけるかの違いと考えれば、車重1kgあたりの効率が軽と普通乗用車で同じぐらいになっても不思議ではないのか。
Re: (スコア:0)
Re:それほど良くできてもいない (スコア:1)
>条件が良くてタイヤが付いているなら、中野浩一を出せば良いのでは?今ならもっとすごいのがいるか?
手足に車輪が付いてて空力抵抗よさげなボディにトランスフォームする人間を連想した。
Re: (スコア:0)
でも1/3日は眠らないといけないわけで
Re:エネルギー密度 (スコア:1)
路線バスや高速バスはトロリーバスにした方がいいのかも。
Re:エネルギー密度 (スコア:1)
誘導なり容量なりの結合で非接触で給電できる道路ならバッテリーは給電区間の間のつなぎで十分だわな。
Re:エネルギー密度 (スコア:1)
バッテリを簡単に積み替える仕掛けを用意する方が楽だと思います。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:エネルギー密度 (スコア:1)
バッテリーの側にさらに重量ロスを追加しなきゃだ。
充電のことを気にしないで済むってのは結構イノベーティブだと思うんだが、さらに自動車をやめて軌道を使えばもっとロスの少ない第三軌条給電も使えるわな。
でも、近距離の非接触給電ってそんなに効率悪いか?
Re:エネルギー密度 (スコア:1)
中国・上海では、キャパシタバスが実用化されています。
2~3停留所ごとに給電施設があり、1個飛びくらいで充電しています。(時間は1分半~3分くらい)
いくつかの路線で乗ってみましたが、振動や騒音もディーゼルと変わらないくらいで快適でした。
「キャパシタ バス 上海」あたりでググると色々見つかるかと。
Re:エネルギー密度 (スコア:1)
集電器と架線のメンテナンスは、かなり手間を食います。
手間=人件費よりも、非接触給電のロスによる電気代の方が高いって事です。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re: (スコア:0)
路線バスの場合は、停留所毎に短時間充電するのが本命なんじゃないでしょうかね。
電源が (スコア:2)
200V75A(急速充電)は家庭ではきつい…
#10時間充電でも200V30Aって3家庭で一台くらい?
別に凄くは無い。 (スコア:1)
>ベンチャーぽいところが大手と張り合える
これはEVのメリットの一つとして昔から言われている事。
中学生の工作レベルでも、部品買ってきて組み合わせれば、とりあえず動くものが作れるからね。
航続距離を延ばすだけなら、バッテリーを沢山積んで、重量増やして、価格を上げて、走行性能下げればいくらでもできるし。
Re:別に凄くは無い。 (スコア:1)
>中学生の工作レベルでも、部品買ってきて組み合わせれば、とりあえず動くものが作れるからね。
荒っぽい表現だけど、ガソリン車(エンジン)に比べれば、ずっと楽なのは事実のようですね
だから、日本を含む先進国が(ガソリン)車産業を占有し、
国の基幹産業にしてこれたという歴史がひっくり返る可能性がある。
単純な部品を安価に調達して単純に組み合わせるなんて、
いかにも中国・韓国が得意としそう。
これで(かつ低リスクで)巨大なマーケットに参入出来るのだから、
日本も本格的な対抗策を考えなければいけない時期かもしれません。
Re: (スコア:0)
>単純な部品を安価に調達して単純に組み合わせるなんて、
>いかにも中国・韓国が得意としそう。
彼らに「安全第一」という思想が受け入れられれば良いんですけどね。
#最近でかい客船がいきなり沈んだらしいし。
Re:別に凄くは無い。 (スコア:1)
>彼らに「安全第一」という思想が受け入れられれば良いんですけどね。
今のところ日本が遅れをとっていない理由の一部として、安全思想、快適性の追求、サービスおよびこれらノウハウの蓄積等があると思います
これらの要因を維持して中国製品などと差別化できれば日本製も安泰かもしれません
しかし中国が安全思想などを取り入れてきたら日本の優位性もどうなるか分かりません
現状の中国を観ている限り、そうはならないと思いたいですが、その保証はありませんし
韓国は現時点でもある程度のレベルで追いついていると私は思います
電気自動車って、純粋な技術だけでは差別化が図りにくい製品のようですから
「技術」というカードが一つ減ってしまうのは、日本の車産業にとって悩ましい問題だと思います
Re: (スコア:0)
部品だけ買ってきてなんとかしようとして、頓挫したのがゼロスポーツっと・・・
身の丈以上にごまかそうとするからそうなる・・・
ベース車両はマツダ・ロードスター? (スコア:0)
どうやらロードスターがベース車両でホイールベースを延ばしているのか
低速でのトルクはあるんだろうけど重量約500kgアップはちょっと厳しい
他人より目立ちたい人のための車ですね
(夏の北海道でツーリングするならピッタリかな?)
航続距離はまだまだ伸ばせる? (スコア:0)
航続距離って結局どれだけバッテリーを積むかってお話になると思うんだけど、
市販されているEVはコスト面との妥協の結果で航続距離が決まってるんじゃないのかな?
それとも技術的または実用面での問題があって増やすのは難しいんでしょうか?
Re: (スコア:0)
>航続距離って結局どれだけバッテリーを積むかってお話になると思うんだけど、
>市販されているEVはコスト面との妥協の結果で航続距離が決まってるんじゃないのかな?
バッテリを多く積むとコストがかさむだけでなく、かさばるので荷物が載らないと言う問題も発生します。
移動手段というのは輸送手段でもある訳で。
座席を殺して荷物を積むから、運転手以外は電車で来てねと云うのでは、売れない訳で。
Re: (スコア:0)
そういう意味では,車よりバイクのほうが EV に向いているかもなあ.
もともと人間以外の荷物をあまり運ばないうえ,車重そのものからして車よりだいぶ軽いからモーターも車ほど高出力でなくて良い.
バッテリ容量も小さくて済みそうで,充電時間も短くて良いということになる.
…バイクメーカーは今が数十年に一度の勝負どころなんじゃないだろうか.
バッテリの扱い (スコア:0)
バッテリーの寿命と部品としての扱いはどうなってるんだ?
#バッテリは消耗品ですなんて言われた日にゃ…