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ビジネス

米国で最も縮小している産業は「新聞」 92

ストーリー by reo
新聞は梱包材にも使えて便利よ 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

ビジネスマン向け SNS である LinkedIn の調査報告によれば、米国においてここ 5 年間で最も従業員が減少している産業は新聞業界であるとの事。新聞業界のレイオフを追いかけているサイト「Paper Cuts」によれば、2007 年 6 月から現在までの新聞業界の失業者累計は 4 万人超 (Paperl Cuts による Layoff mapsより) 。少々古い数字ではあるが、2002 年 5 月から 2008 年 7 月の間に 6 万 4 千人が職を失ったとの報告も (メディア・パブの記事より) 。

オールドメディアの筆頭格である New York Times や、Huffington Post のような新興メディアも挙って電子化に生き残りを掛けているが、Google や Facebook と言った強力な競争相手が立ちふさがり、先行きは厳しい。「日本のメディアは米国の 3 年後追い」と言われるが、日本の新聞業界にはどのような未来が待っているのだろうか?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by ILH (11814) on 2012年05月01日 13時18分 (#2145509) 日記

    知人が紙媒体の新聞をやめて、iPadの産経新聞HDに切り替えたいが、嫁さんの反対にあって、そうも行かないと言ってました。反対理由は折り込みチラシが無くなるから。

    我が家でも紙媒体の新聞を購読し続ける理由は、折り込みチラシの比重が大きいかも知れない。

  • 娯楽におけるコンテンツだけに限って話をすると、

    「コンテンツにお金を払う」という行為の根拠は
    そういう約束事、価値観が供給者側と消費者側に存在するという事だけにあるのではないかと思わないでもない。
    このコンテンツは○○円が妥当だという事に明確な根拠を持ってお金を払う/払わない人は少ないと思う。
    今自由になるお金をこれだけコンテンツを消費する事に割ける、という個々人の感覚だけが基準なのではないかと。

    今まではコンテンツの利益回収モデルからきた価格設定と個々人の価値観が大勢において
    合意がとれていたけど、それが揺らぐとどうなるかが今の新聞や音楽業界の現状だし、
    出版界が電子化に及び腰になる理由はその行く末への不安があるのだと思う。
    #それ以前に既存のビジネスモデルしか知らないからという事もあるだろうけど

    アフリエイトやクーポンが90%を占める新聞、ボーカロイドだけになった音楽業界、
    売れ筋作品のみになった出版業界、
    で、結局全て飽きられる、もしくは消費者の世代交代で
    不毛の荒野になるって未来もちょっと嫌だよね。
    #個人的には新聞は別にいいかなとは思うけど

    変化は不可避だけど、うまく折り合いつけられないかなあ。

    --
    #存在自体がホラー
  • by parsley (5772) on 2012年05月01日 12時05分 (#2145444) 日記

    >日本の新聞業界にはどのような未来が待っているのだろうか?

    未来って待っているとやってくるものじゃなくて、切り開くものじゃなかったっけ?

    --
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    • by hoge_mix (15124) on 2012年05月01日 12時16分 (#2145454) 日記

      今まで切り開いて来たんだと思います。
      「報道しない自由」という方法で。

      それが行き詰っただけではないでしょうか。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年05月01日 12時58分 (#2145491)

        新聞社は、大量の印刷機を擁する設備産業なので、
        読者と広告出稿が減る一方では縮小は回避できません。

        面接や試験にでるから読めと脅迫するような宣伝してるぐらいだから、先がないのはわかってるんでしょう。

        親コメント
        • Re:未来? (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2012年05月01日 13時27分 (#2145517)

          > 面接や試験にでるから読めと脅迫するような宣伝してるぐらいだから、

          日経を鵜呑みにする企業人が大きな顔してる会社はヤバイ。
          朝日を真に受ける社会人は不味い。

          そんな対抗宣伝が必要ですね。

          # 「試験にでるから読めと脅迫」に使われてる朝日新聞のコラム「天声人語」なんて、
          # ここ20年間で質が落ち過ぎて、もはや腹が立つレベルだよ。
          # よく恥ずかしげも無く宣伝できるよなぁ。
          # 夕刊の方に「素粒子」って言う駄洒落ミニコラムがあるけど、今はもうあっちと区別が付かない。

          親コメント
          • Re:未来? (スコア:2, 興味深い)

            by Anonymous Coward on 2012年05月01日 13時51分 (#2145543)

            日経を鵜呑みにする企業人が大きな顔してる会社はヤバイ。
            朝日を真に受ける社会人は不味い。

            朝日、読売や産経(...以下全ての新聞)を真に受けるような素直さでは社会人としては危なっかしい。
            それぞれの新聞には、それぞれの新聞の思惑がある。読み手自身にも思惑があるように。

            # 取材で得られた事実と記者の推測/憶測とデスクの願望が混ざり混ざったものを新聞と呼ぶのはどうかとも思うけどね。

            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2012年05月01日 14時15分 (#2145560)

              >>それぞれの新聞には、それぞれの新聞の思惑がある。読み手自身にも思惑があるように。

              それはあるね。
              親コメのこれも良く見るが、ある思惑があるんだろうねw
              朝日読売産経の体質はどれも変わらないよ。

              >>朝日を真に受ける社会人は不味い。

              親コメント
          • by Anonymous Coward on 2012年05月01日 17時20分 (#2145663)

            ># 「試験にでるから読めと脅迫」に使われてる朝日新聞のコラム「天声人語」なんて、
            ># ここ20年間で質が落ち過ぎて、もはや腹が立つレベルだよ。

            むしろ、一読してどんな愚者でも筆者の意図を理解でき、読みとった文意が万人で一致するような
            論理的かつ平易な名文であったら、「国語の試験」にだせない(全員正解しちゃうから)

            「試験に出る新聞」って朝日が得意がって昔から宣伝文句に使ってるんだけど、
            「それって『一読では意味が読み取れない悪文』てことでは?」と学生のころから疑問に思っている。

            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2012年05月03日 1時12分 (#2146411)

              いえ、新聞の社説やコラムの問題は、平易で一読してどんな愚者でも筆者の意図を理解でき、読みとった文意が万人で一致するが、非論理的だというところです

              あなたの「国語の試験」観が極めて貧相なのは残念な限りです
              受験勉強に過剰適応して、勉強するということを深く考えてこなかったんでしょうね

              親コメント
          • by Anonymous Coward

            ゲンダイを偏向大手各紙に対抗する唯一のクオリティペーパーとして読んでいる一部のおっさんは……

          • by Anonymous Coward

            大分合同新聞のミニ事件簿にねこがでてくると喜ぶのもいかがなものかと思います

        • by sindobook (35700) on 2012年05月02日 10時19分 (#2146014)
          1つの情報源の情報を受け売りするだけなのもなー
          日本の大手マスコミはひっくるめて一つ扱いで
          親コメント
      • by Anonymous Coward
        どうなんスかね。
        新聞=報道
        ってわけではないですからね。
      • by Anonymous Coward

        業界が衰退すると言論の自由を保てるのか、という疑問も残るな、「ネットの声」じゃ大きな力にはならないし(なってる気分な人は多いかも知れないけど)。最近は言論規制大賛成のような新聞もあるようだけど、今まで影響力を行使していたのがそこなので。

        • by Anonymous Coward

          日本の場合新聞社というのが言論の自由を守る側ではなくて破壊する側にいるというのが戦後の日本の常態なんですよね。
          GHQによる検閲とそれへの適応としての自己規制、言葉狩りや記者クラブの閉鎖性、西山事件とその後の対応にみるジャーナリズムに対するそもそもの無理解、そして宅配制度という高い参入障壁による独占と価格統制。
          産業としての新聞はアメリカに数年遅れて同じように衰退していくでしょうが、自由社会における機能としての新聞はもともと全く異なっていたので、日本の新聞社が消滅することは日本における言論の自由には良い影響を与える可能性のほうが大きいでしょう。
          とりあえずの移行期はネットで少数のグループが盛り上がり、それをテレビが敷衍する、というパターンが続くのでしょう。デマゴギーに気をつけなければならない時代ではありますが、このパターンにおけるテレビの役割を別の何かが担えるようになれば言論の自由という意味では今より風通しがよくなるとは思います。

  • かつての新聞のメリットといえば信用度だったり、確度の高さだったりしたわけですが(一般的にはですけど)、
    今のメディアを見るとそういったものは窺い知ることができないのでそういったメリットで回復を図るのは難しいかと。

    かと言って電子化したとしても、従来の規模での維持というのは無理に思える。
    電子化自体がそういった手間を省く手段のひとつでもあるわけだし。
    電子化のメリットはいろいろとあるけど、それより便利なものがあればやっぱり人間はそっちに行ってしまうと思うんですよ。
    そう考えたときに

     新聞(紙、電子媒体を問わず)のメリットは何だろう?

    と思ったけど思いつかなかった。

    • 訃報。とくに「ご近所の誰某が亡くなられて、葬儀は何処で何時から」みたいな情報の入手に新聞はとても大事。
      新聞購読している人の大部分は、訃報欄が目的だと思う。この辺がインターネットでも入手可能になると、30代~50代で新聞取る人が一気にいなくなる。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年05月01日 12時39分 (#2145474)

      >新聞(紙、電子媒体を問わず)のメリットは何だろう?
      >と思ったけど思いつかなかった。

      「引っ越しの時に皿をくるむのに便利」とか、
      「揚げ物をする時にバットの底に敷いて油を吸わせるのに使う」とか。

      #それは「新聞」ではなく「新聞紙」のメリット

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年05月01日 13時38分 (#2145533)

      一つの事件がどれだけ解決に向かって進んでいる(もしくは進んでいない)のか、
      出来事の影響がどう広がって(もしくは縮小して)行くのか、
      といった変化を追跡する資料としては、
      新聞ほどわかりやすいものは無いように思います。

      新聞は速報はネットに流して、紙面は週刊化するのも
      生き残る方策の一つではないでしょうかねえ。

      親コメント
    • 個人的には、1日1回、自分の興味の有無にかかわらず世の中の情報をまとめて送って来てくれることですかね。メリット。

      1日の情報量としては、あれぐらいで十分ですし。電子化されたのなら、関連情報なんかも見られるよ!と言っても、そんなことに時間を浪費している暇はないですよ。最初から「ここまで」ってなってる方が見ていて区切りがついていいです。それよりも普段興味をもたない情報が目に入る方がいいですね。本当に興味がある情報なら、また時間があるときに改めて調べればいいかなと。

      そんなに速報性が必要な情報を欲していませんし。普通、何かそういうものがあるものなのかな。
      あー、ガジェットの電源入れて、アプリを起動して…とかしなくても、すぐに見えるのはメリットですね。

      あと、紙媒体なら読むのに電気を必要としませんし。

      旅に出た時の楽しみの一つは、そこの地方紙を読むことだなぁ。最近、そういう機会がないのだけれども。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        >普段興味をもたない情報が目に入る方がいいですね
        これは電子情報媒体を批判する時によく聞く理由ですけれど、実際の所、電子媒体でそこを改善するのは不可能なのでしょうか?

        ニュースポータルサイトにある「トップニュース」の項目などは、分野無差別に、重要なニュースだけをリストしているわけですし、
        これを日次更新制かつ地方ごとに分化すれば、新聞記事と同じような、パブリッシャ側によるニュースの取捨選択はできるのでは無いかと思います。

    • by Anonymous Coward

      電子化した新聞とネット上のニュース記事の差はリアルタイムかどうかの違いしかないのかな?
      ネット上で新聞と同程度のニュースが無料で見れるので新聞はわりをくってるような気がします。
      というわけで、リアルタイムに配信される無料の電子媒体新聞を発行すれば良いんじゃないでしょうか~
      そして新聞も広告だらけになります(笑)

      • 情報の確度というか精度についても、新聞一紙だけだと心配ですよね。
        間違っていたり偏向してるかもしれなかったりステマだったり。
        ネットでも気になったニュースは複数のサイトで見比べてみないと判断しにくくなってきてる気がします。
        テレビなら全国ネットと地方局を比べてみるとか。
        #火の病の国や英数字5文字のアイドルグループ関連のニュースは特に・・・

        親コメント
  • 新聞社は広告と報道を切り分ける苦労をしながらこれまでやってきたと思うし、新聞社よりマシなメディアが現時点で存在するとは思えず、代替が存在していないのになくなられては困るというのが正直な心情。 ジャーナリスト個人で情報発信している人たちがいて一定の品質はクリアしていることは認識しているが、その人たちが継続的に収入を得られる仕組みができていなし、いつ辞めてしまうかわからない。 印刷業として雇用が減ることは仕方がないと思うが複数の新聞社が(本来の役割を標榜しながら)存在するのが健全だと思う。 なんとか継続のためのリストラを成功させてほしい。
  • by null-o (42709) on 2012年05月01日 12時37分 (#2145469)
    毎月の紙代を光ファイバーの費用にでも充てたほうが何倍もハッピーです。ゴミも出ないし。
  • 今時の勧誘員 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2012年05月01日 13時37分 (#2145531)

    つい先日、久々に新聞の勧誘員が来ましたが、彼いわく
    ・最初の数カ月は無料
    ・チケットや洗剤のおまけ付き
    ・チラシを上手く利用すれば生活費も節約出来る
    ってな事ばかりで、紙面についての売り込みは全くありませんでした。

    当然契約しませんでした。

    • by pnizo (30995) on 2012年05月01日 13時54分 (#2145546)

      それは、20年前とまったく変わっていないような。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        売上が(恐らく)右肩下がりであるにも関わらず
        20年前と同じ売り方しかしていないのなら、
        やはり典型的な衰退産業と言うことなのでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2012年05月01日 12時41分 (#2145477)

    新聞紙は便利です。

    濡れた靴に入れておけば、乾かし易いですし、徹夜で床に寝るときには敷布団にできますし。

    • by unchikun (14429) on 2012年05月01日 23時11分 (#2145872)

      だから古新聞売れば儲かるとあれ程、、

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      去年の震災で新聞を取っているかで生死の分かれ目になった例がいくつあっただろうか

    • by Anonymous Coward

      下着代わりにして寒さを凌ぐのにも役立ちます
      大きめの靴に詰め込んでも足の指の霜焼け防止になります

      • by USH (8040) on 2012年05月01日 15時47分 (#2145617) 日記

        貧乏スキーをしていたころ、役に立ちました。
        といって、貧乏だからまともなスキーウェアがなかったというわけではなく、
        貧乏なので、目一杯滑ろうと、朝一リフトに乗るためにまだまだ寒い時間帯に、新聞紙を一番内側に着込んで出発。ひとしきり滑って日もあがってくると、気温もあがり、けっこう汗だくに。そうなった時点で汗を吸った新聞紙を脱ぎ捨てると、あら不思議、さらさらの下着がさわやかに肌を包んでくれます。これで午後も気持良く最終リフトまで滑れます。

        あ、もちろん、脱ぎ捨てた新聞紙は昼飯の時に読んで、ゴミ箱に捨てるか、お持ち。

        さらにナイター滑るときは、再び新聞紙着込めば、昼間の汗で濡れた下着の不快感を緩和してくれます。

        問題は、インクのせいで体や下着が汚れる点です。まぁ、貧乏スキーなので、その辺は気にしない。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年05月01日 13時18分 (#2145507)

    こんな逆風でも高給を維持できる講談社や小学館や朝日新聞とかは大した企業だな。

    • by shesee (27226) on 2012年05月01日 13時42分 (#2145537) 日記
      高給取りなのはわずかな数の正社員で、実際に作業してるのは派遣とか、編集プロとか、フリーだったりしますけどね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年05月01日 16時52分 (#2145644)

      たしかアメリカでは公的資金投入してでも業界を保護すべきだみたいな議論も出てるんですよね。
      法律で保護するのと税金で保護するのではどちらが良いのだろうか。
      民主主義に必要なのは有能な記者が書く記事であって、いつまでもメディアに縛られてる必要はないと思う。

      親コメント
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