中国で下水などから作られる「下水油」は基準を満たしている 125
ストーリー by reo
基準を満たしてるならいいじゃない 部門より
基準を満たしてるならいいじゃない 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
レコードチャイナの記事によると、中国で下水溝などに溜まった油を濾過して作られる地溝油 (下水油) と呼ばれる食用油が出回っているが、これらは中国政府が定めている食用油の検査基準をクリアしているそうだ。
公安部が摘発押収した地溝油から採取したサンプル 10 点のうち、基準に満たなかったのはたった 2 点であり、検査で引っかからないものはそのまま市場に流れてしまっている。
細かいことは気にスンナ (スコア:2)
火を通せば大丈夫アルっ!
Re:細かいことは気にスンナ (スコア:1)
Re:細かいことは気にスンナ (スコア:1)
油に火を注いだらイカンよな・・・
いやいやいやいやいや (スコア:1)
食料品関連で検査2割引っかかるってすでにアウトでしょw;
#我が国ならそのロット全部破棄するレベル
~パタポン教徒~
Re:いやいやいやいやいや (スコア:5, おもしろおかしい)
基準値を暫定的に引き上げれば問題ありません。
#まて、その対応どこかで見たような・・・・。
Re:いやいやいやいやいや (スコア:2)
食品基準値が安全側に倒されてないとでも?
ていうかかなり余裕を見て安全側に倒しておくのが「現実的」な解というもんなんじゃないかと思うけども
#まあお国柄がどうとかいうのはまた別の話だけども
Re:いやいやいやいやいや (スコア:1)
なので、そんな真面目に返されても困るのですが、
ただ、真面目に答えるのであれば、
○○の基準値は元々が安全だから引き上げても良いとかそういう話をしているわけではないです。
結局、基準値を引き上げなきゃ市場に流せないようなものを市場に流そうとしている事自体が
問題なのだと思いませんか?
# さっそく他の方にもツッコミを受けられてるようですが
Re:いやいやいやいやいや (スコア:1)
放射能関係はネタをネタと見抜けないどころか大騒ぎする人が
山ほどいるのでマジレスツッコミを入れておくのは必要なんではないかと
Re:いやいやいやいやいや (スコア:1)
>他には、環境中への漏洩の有無が基準点におかれている場合。
>放射線の場合は後者だった。元々の基準が健康に置かれていないので、健康基準の値を設定することに何の不思議も問題もない
人体に影響ないけど、環境には影響のあるものを
送り出しておいて、「何も不思議も問題も無い」というのはどういう事でしょうか?
# この際、環境に影響がでたらそれは人類へも返ってきますよ?というツッコミはしません
Re:いやいやいやいやいや (スコア:1)
Re:いやいやいやいやいや (スコア:1)
原材料: 北京王府井の天然下水
アフラトキシン (スコア:1)
日本油脂検査協会さん (スコア:5, 参考になる)
単に中国の検査がいい加減なだけみたいです。
beejay_aniki
Re:アフラトキシン (スコア:1)
さすがに、即効性の毒物が検出されたのが2割のうちで、それ以外は大丈夫だったのでは。
薬品ぶち込んで無理やり中和、薬品のほうは検査対象外(はあと)とか
薄めて基準値以下なら大丈夫(断言)、
ぐらいは想像できますが。
Re:アフラトキシン (スコア:3, 興味深い)
アフラトキシンはカビが作る毒素です。日本やアメリカの場合全食品に対して基準が設けら
れていますが、リスクの高いピーナッツ類以外は、いちいち検査していないと思われます。
普通、食用油にカビが生えて困ったりしませんが、カビやら細菌やらの塊である下水の
ドロドロから油を抽出すれば、カビや細菌由来の毒素が含まれていても不思議ありません。
丁寧に分析すれば、有名な毒素の名前の長いリストを作ることができると思います。
EUでは、アフラトキシンはその危険のある食品にだけしか基準値の設定がありませんから
中国でも食用油に、アフラトキシンの規制が無くても、これも不思議ありませんが、
だからといって下水油を見逃すのは間違っているでしょう。これも汚職とかと絡んだ結果の
措置と思われます。
Re:アフラトキシン (スコア:2)
「検査基準は官能検査、水分含有量、酸価、過酸化物価、カルボニル価、ヨウ素価など。」
「「地溝油」はヒ素の百倍も毒性が高く、地上最強の発がん性物質とも呼ばれるアフラトキシンが含まれている。今もどこかの家庭やレストランで検査をクリアした「地溝油」が食用油として使われている可能性は否定できない」
Re:アフラトキシン (スコア:1)
いや、元記事には「検査基準は官能検査、水分含有量、酸価、過酸化物価、カルボニル価、ヨウ素価など」って書いてありますから、毒物の検査はしてなかったんじゃないでしょうか?
「常識」の存在 (スコア:1)
アフラトキシンって, いわゆるカビ毒 [shokusan.or.jp]の一種で保管が不適切でカビた食料などから, よく検出されます. 逆に言えば, カビたような食料は流通させないという一般常識的な対応をしていれば, 通常は防げるはずです. マイコトキシンが発見されたのも, 七面鳥用の飼料という, ちょっと盲点となるところからですし. ですから特別な状況が無い限り, わざわざ検査はしないというのが通常の状態でしょう.
これが「常識」の枠をとっぱらうと, 日本でも事故米不正転売事件 [wikipedia.org]の様にアフラトキシン入りの食料が出まわり, (軽いとはいえ)大臣の首が飛ぶ事態になります.
ただ, このような大騒ぎになる分だけ, まだ日本では常識が生きているように思います. もし常識が死んだら, 入荷・出荷の度ごとに考えられる範囲での毒物・劇物の汚染検査が必要になってコストがかさむことになるでしょう.
Re:アフラトキシン (スコア:1)
「想定していない物質は検出できない」ってどっかで見た気がする。
可能性のある物質を検出するための検査手順だからとかなんとか。
だから例えば「洗剤パン」とかの「さすがにこれはないだろ」って物質は
スルーされる可能性があるらしいって。
#洗剤パンがどうなのかは知らんけど。
Re: (スコア:0)
牛乳、粉ミルクへのメラミン混入が問題になったことがありますが、これはタンパク質を
測定するのに窒素を測っていたので窒素を増加させるために加えられたものです。
費用と手間のかかることですから、想定すらされないものはわざわざ分析されません。
今後はそれが追加されるかも知れませんが、いたちごっこになるかも。
合法ドラックと脱法ドラック (スコア:1)
今回の中国油で、違和感&既視感を感じたはこの違いだと思った。
水増しに使われてるってことね (スコア:0)
>下水からすくった廃油や残飯を水できれいに洗い、蒸留、脱色などの加工を施したり、本物の食用油と混ぜたりすることにより、視覚や味覚を使った官能検査や理化学検査を難なくクリアしてしまうというから厄介この上ない。
基準値以下になるように正規の食用油に混ぜられてしまえば、検査でもひっかからないってことでしょうかね。
もちろん、水増し自体が詐欺的行為であって違法なんでしょうけど。
基準を満たしてるなら (スコア:0)
何を根拠に摘発押収できるの?
って中国だから別に根拠なんかなくても共産党の気分次第で摘発して一向にかまわないのか。
Re:基準を満たしてるなら (スコア:1)
どうも、「製造」は(原料が下水ならば)違法で摘発するけど、
「流通」は(原料に関係なく)検査基準を満たしてる限り合法ってことらしい。
Re:基準を満たしてるなら (スコア:1)
別のコメントにも出ている今年二月の記事です
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=59056 [recordchina.co.jp]
中国公安部、国務院食品安全弁公室など各部門が合同で昨年8月から、「地溝油」の取り締まり
キャンペーンを展開、計135件を摘発、800人近い容疑者を拘束している。今回の通知では初めて
「地溝油」に絡んだ違法行為とその罰則に関する定義が示された。
「地溝油」を「食用油」として生産・販売するなどした業者に対し、刑法第144条の「有毒、
有害食品罪」の規定に従い、刑事責任を追及するというもの。死亡あるいは人体の健康に特別に
深刻な危害を与えた場合、最高で死刑を言い渡すことができるとしている。
だとか、何だかとっ捕まえてから罪名を探している雰囲気ですが、ご参考までに。
Re: (スコア:0)
原料あるいは成分の不当表示じゃないですかね?
原料に下水由来って書いてあれば別ですけど、どう考えても書いてないでしょうから。
Re:基準を満たしてるなら (スコア:1)
日本の法律だと、加工品が原料なら必ずしも農産物まで遡って書く必要はない。例えば、お饅頭の場合、原材料のところに「餡子」って書いておけば農産物の段階で小豆だったかソラマメだったかは問わないし、砂糖かキシリトールかという情報もマスクされてしまう。餡子は一種の工業製品ってことなんだよね。
つまり、こういう場合、最終製品の前にダミー中間業者を噛ませて原料に「抽出油脂」みたいなことを書いておけばOK。
究極の選択? (スコア:0)
中国食品基準をクリアした下水油で揚げた唐揚げと日本の食品基準を満たした1kgあたり99ベクレルのセシウムを含んだ唐揚げ、さあどっちを食べる?
Re:究極の選択? (スコア:2, 参考になる)
日本の基準のどこに問題があるの?
99Bq/kgなんて、どんなに食ったって1mSv/年にもならないのに。
いいかげん、学習できない馬鹿は絶滅してくれないかな。
Re: (スコア:0)
私は下水から作られた油も、セシウム唐揚げもどっちもいやですけどね
Re:究極の選択? (スコア:2)
>「地溝油」はヒ素の百倍も毒性が高く、地上最強の発がん性物質とも呼ばれるアフラトキシンが含まれている。
こんなの含まれている可能性があることを考えたら、
10,000Bq/kgだとしても放射性セシウムの方がいいだろ。
つーか日本でもアフラトキシンだけでなく、放射性セシウムより
桁違いにリスキーな食品がいくらでもあるんですけどねえ
Re: (スコア:0)
>1kgあたり99ベクレル
正直、腹が割れるほど食ったって年間数mシーベルト以下ですが。
そのくらいの被爆量の差が危険だったら、モスクワとかとっくに死の町になってるよ。
Re:究極の選択? (スコア:1)
よく気がつきましたね。
私たちが見ているモスクワの映像は全てCGですよ。
Re: (スコア:0)
究極か?
下水から作った油の方が気分悪いだろ…
気分だけなら数千Bqのオーダーでも下水油の方が嫌。
ま、どちらも気分だけどね。
ネタ元の写真をみて (スコア:0)
っつか、缶が並んでるけど、どれも食用油が入ってる缶にしては汚い。。。
# 真面目にやっとんのか?と怒鳴りたくなるレベル
Re:ネタ元の写真をみて (スコア:1)
ダイジョウブ!毒入ってナイアルヨ!
(すみません、ちょっと言ってみたかっただけです)
Re:ネタ元の写真をみて (スコア:2)
あるのかないのかどっちなんだ(cv.神谷明)
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
Re:安全性はともかく (スコア:1)
中国の工場で生産された加工済みの食品が危ないでしょな。
冷凍食品とか油物が多いし。
品質基準がザルなのが問題 (スコア:0)
いや製造方法がなんであれ、品質基準を満たしているなら問題ないと思われます。
そうでないと、~を再利用した製品を開発しました→そんな汚らわしいものの流通は認めん!みたいな話になっちゃうんで。
ただ問題なのは、品質基準がまさかそんな変な製造方法で作られたものがあると想定しておらず、ゆえに検査項目も普通に考えられる程度のザルなものでしかないこと(推測)。
普通の製造方法で作られた食品なら、現行の検査基準でそれなりの品質が確保されていたのでしょうが、下水由来のようなとっぴな方法で作られてしまうと、検査基準として想定していなかったような危険な物質を素通ししてしまうということになるのでしょう。
Re:品質基準がザルなのが問題 (スコア:1)
いや問題だから公安に検挙されてるんでしょう。
基準も悪いが検査項目になければ毒が混じっていてもいいなんてわけがない。
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
Re:程度の差こそあれど、日本だって。 (スコア:2)
1.下水から作りだした毒物の含まれる油が食用として出回っている
2.中国の安全基準や品質基準では、上記の様な油でも2割程しか引っ掛からない
このうち、2は中国の安全基準や品質基準は、日本のそれと比べてダメすぎるって事です。
そのダメな基準を満たしているので「問題なし」になるのは中国国内だけなので、そういう物は地産地消でお願いしたいです。
それと、中国の毒油と日本の水道とは全く別の話でしょう。
毒が含まれている事を知った上で作った油が食用として売られ、それを2割程度しか検出できないって話と、
産廃業者が流した廃液をそれと知らずに浄水したが、有害な物質を検出したので給水を止めましたっていう話は、
正反対のベクトルを持つと思うのですが。
beejay_aniki
Re:程度の差こそあれど、日本だって。 (スコア:1)
>原料となる水の状態が不安定で、毒物などが特に多い場合の水を原料としたものが検査に引っかかった、という可能性はないのでしょうか。
その可能性もありますね。
ただ、元記事からはその辺がはっきりしないです。
元記事の最後の方に書かれている有害物質の含有についても、検査に掛かったものがそうなのか、地溝油全体がそうなのかが曖昧ですね。
beejay_aniki
Re: (スコア:0)
程度の差でも桁も幾つも違う場合は、質の差になりますね。
しかもこの場合、一応確立された手法である、下水処理場や浄水場といった
装置を通しているのでもありせんね。
もう暫くしたら政府お墨付きの地溝油処理方法が確立されるかも知れませんが。
Re:程度の差こそあれど、日本だって。 (スコア:2)
基準 = この値を下回ってるなら安心
基準 = この値を上回ってるなら危険
この2つの基準は一般には同じ値にはならないし、余裕で前者の基準を満たせるなら、わざわざ後者の限界を攻める意味は無い。 余裕が減るなり良い検査方法が見つかるなりすれば、適当に変えて行けば良い。
この件みたいな、全く想定外の製造方法が出てきたときは対応が大変そうだけど。
Re:程度の差こそあれど、日本だって。 (スコア:1)
都市伝説ミミズバーガーなんかにしても、(そうと知らずに騙されて)食べたことがあって美味しいと思えて、食品衛生に関する検査を通っていて、あれだけ大勢の人が食ってるにもかかわらず健康被害も出ていないからその検査も信用できるというなら、気にするほどの話じゃないので、大騒ぎすべきネタとするほどのことでもない。
ただまあ、それはそれとして、「これは今まであなたが食べてきたハンバーガーと全く同じ物ですが、実は材料はミミズでした」と言われたら食べたくなくなるのには同意するけど、そこは公的機関が衛生基準としてうんぬんする話ではない。食っても被害が出ないなら、企業・個人の勝手の範疇。
Re: (スコア:0)
人が死ぬ可能性って意味では同じかもしれませんけど、放射線と化学物質を同列に扱うのは理解に苦しみます。
放射線は一律に検査できますが、化学物質は違います。
今回の検査は、すべての人体に悪影響がある化学物質が存在しないことを確認したわけではありません。
あくまで、「食品基準で検査される対象の化学物質が、基準値以下だった」というだけです。
元記事の
>「地溝油」はヒ素の百倍も毒性が高く、地上最強の発がん性物質とも呼ばれるアフラトキシンが含まれている。今もどこかの家庭やレストランで検査をクリアした「地溝油」が食用油として使われている可能性は否定できない
この部分をどうお考えですか?
Re:程度の差こそあれど、日本だって。 (スコア:1)
食品基準で検査される対象にアフラトキシンを加えて基準値以下まで除去できればいいんじゃないですか?
Re:程度の差こそあれど、日本だって。 (スコア:1)
でも、どこから流れてきたかわからない下水の謎の油を加工して食品にするというのは、
日本を含む文化的な世界においては受け入れられないものなんですよ。
断言してますけど、本当ですか?
ISSでは尿を処理して飲料水にしてるみたいですけど。
#それともポイントは「どこから流れてきたかわからない」とか水じゃなくて油ってところですか?
Re:日本だって (スコア:1)
最近は肥たご担ぐ人もほとんど居ないだろうなぁ。
私が子供の頃は当たり前のように畑に撒いていたけど、あの桶ものすごく重くて重労働だった。(ほとんど水分だからね)
# ちなみに作物に直接かけるようなことはしないよ。(戦前はやってたらしいけど
最近は農家も浄化槽完備してるから、肥自体目にする機会が減っているね。
有機野菜といっても人糞使ってるケースは少ないだろうなあ。
もっぱら家畜由来のたい肥使ってるから大丈夫!!
有機野菜の信奉者は狂牛病とか気にしないんだよきっと。
# IDに突っ込まないでね。
Re:日本だって (スコア:1)
有機野菜でヤバいのはvCJDなんかより圧倒的に蛔虫症だと思うんだ