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ネットワーク

無線機器の信号強度は経年劣化する? 72

ストーリー by reo
可視化したい 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

本家 /. 記事「Ask Slashdot: Why Does Wireless Gear Degrade Over Time?」より。

最近わが家の無線ルータの信号強度が低下しているため、幾つか取り替えた。購入当時 (2 年以上前) にはこれらのルータで家全体をカバーできたのだが、年月とともにカバーできる範囲が狭くなり最近では 1 〜 2 部屋程度にしか信号が行き渡らなくなっていた。ちなみに取り替えた 3 機はブランドも古さも異なっている。無線ルータはどうも月日と共に信号強度が弱くなっていくような気がしている。動くか動かないか、が完全に出ているかいないかという状態になるのは分かるのだが、何が原因でこのような事が起きるのだろうか。ルータは高くないし手軽に交換できるとは言え原因が知りたい。

自分は電気技師ではないしネットでも答えを見つけることができなかったため /. の方々にお聞きしたい。無線ルータの経年劣化を説明できる方はどなたかいらっしゃらないだろうか?

本家 /. では年月と共にノイズが増えているから弱くなっているように見えるという意見が多いようだが、それでは取替えによって改善される現象を説明できないとするコメントも。/.J 諸兄方のご意見は?

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  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 12時16分 (#2257079)

    ありがとうときれいな言葉をかけてあげれば無線ルータも長もちしますよ。

  • by shoji12 (14093) on 2012年10月23日 13時10分 (#2257157)

    放射電力が時間とともに低下しているとすれば、
    1.電源電圧の低下やリップルの増加
    2.信号レベルの低下
    3.増幅率の低下
    等が予想されますが、いずれもコンデンサーの劣化が当てはまり、
    1.平滑コンデンサーの容量低下
    2.結合コンデンサーのインピーダンス増大
    3.バイパスコンデンサーのインピーダンス増大
    となると、コンデンサーの誘電体が、熱により経年変化し、静電容量が低下したのではないでしょうか。
    MIL規格で確認するのが、最も手っ取り早くて、運用時のパラメーターから寿命が計算できます。
    昔はよく、温度が10℃上昇すると、寿命は半分になる、とか言ってました。
    電解コンデンサーをチェックされることをお薦めします。
    次は、フィルムコンデンサーあたりでしょうか。
    セラミックコンデンサーや、固体タンタルコンデンサーはめったに故障しないでしょう。
    チェックの方法は、運転直後に熱い部品を探す、です。
    くれぐれも、安全確保して行なって下さい。

  • 混信? (スコア:4, 参考になる)

    by saitoh (10803) on 2012年10月23日 12時22分 (#2257083)
    いくら24時間稼働でも2年でそこまで劣化するとは思えない。 近所に基地局が増えたのが原因じゃないか?と想像。 で、買い換えによって11bgの基地局を11nに変えたから快適になったとか・・・・
  • 本家で言ってる通り (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2012年10月23日 12時38分 (#2257111)

    ノイズやほかの電波の干渉が増えたから、が正解でしょうね。
    また導入時より通信量が意識せずとも増えたせいで「遅くなった」と感じられるかも。
    新しい機器を入れると、規格も変われば、同じ規格でもメーカーそれぞれ高速化の努力をしてますから、
    速くなるのでしょう。
    時期的に、携帯機器のほうが進化が早く、ルータが追いついてなかったことは考えられます。

    • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 17時29分 (#2257320)

      > ノイズやほかの電波の干渉が増えたから、が正解でしょうね。

      電波が悪くなった理由はこれでしょうね。

      電波が改善された理由は、無線ルータの性能が上がったことと、チャネルが変わったからなのかもしれません。

      周囲に無線APが乱立しているとき、下手にチャネルを別に逃がすよりも、混戦しているチャネルにしてしまうと電波が安定するという話があります。

      CSMA/CAの仕組み上、同じチャネルの通信は皆で調整し合ってやるために、違うSSIDであっても端末が増えると遅くなりますが、隣のチャネルに逃がした場合は、隣のチャネルの電波はノイズにしかならないために不安定になるそうです。
      接続が不安定になるよりは、安定したおそい回線のほうがマシだろうってことで。

      だから、無線ルータを変えたタイミングで、端末が多いチャネルに変わったのかもしれません。

      親コメント
  • by bikeman (14466) on 2012年10月23日 12時01分 (#2257066)

    20年以上前のアマチュア無線機も半導体の劣化で出力が落ちることもある。
    受信側も感度が悪くなる。
    いずれもダイオード、FETの経年劣化とおもわれるが、数年では劣化しないはず。

    ただ、無線ルーターは24時間つけっぱなしが多いので、劣化が早く進むのかもしれない。

    気になるのは、半導体の劣化にはα線が絡む [toshiba.co.jp]場合があること。こんなところに影響が出るか?

    • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時33分 (#2257182)

      △20年以上前のアマチュア無線機も半導体の劣化で出力が落ちることもある。
      ○20年以上前のアマチュア無線機もパッケージの劣化により発生した半導体の不良で出力が落ちることもある。

      多いのはモールド・パッケージの内部に水分が侵入して酸を作りボンディング・パッド、配線が腐食するパターン
      常温で使用中にシリコン内部で化学変化(?)が進行して特性が劣化するのなら画期的大発見

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 14時41分 (#2257240)

        △20年以上前のアマチュア無線機も半導体の劣化で出力が落ちることもある。
        ○20年以上前のアマチュア無線機もパッケージの劣化により発生した半導体の不良で出力が落ちることもある。

        多いのはモールド・パッケージの内部に水分が侵入して酸を作りボンディング・パッド、配線が腐食するパターン
        常温で使用中にシリコン内部で化学変化(?)が進行して特性が劣化するのなら画期的大発見

        普通に使用しているだけでも出力は落ちてきますよ。免許上の最大出力の+20%まで機器の最大出力が超過していても
        免許が認められるのは素子が(というか法律制定時は真空管だろうが)へたってきたときのことを考えているはず。

        アマチュア無線を知ってる人なら572Bとか某社の2.4GHzトランスバーターとかへたりの早い機器になじみがあるはず。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 16時25分 (#2257291)

          >普通に使用しているだけでも出力は落ちてきますよ。免許上の最大出力の+20%まで機器の最大出力が超過していても
          >免許が認められるのは素子が(というか法律制定時は真空管だろうが)へたってきたときのことを考えているはず。

          普通に使って出力が落ちるのは真空管
          免許制度の規定に大きな誤差が含まれているのは実務上、高周波電力を高精度で測定することが難しいから

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 気になるのは、半導体の劣化にはα線が絡む [toshiba.co.jp]場合があること。こんなところに影響が出るか?

      福島の事故のことを言っているのであれば、α核種はほとんど出ていない(ごくごく少量出てるけど、福島界隈でも
      かなり頑張らないと検出できない量なので、福島県内だって影響は出ない、ましてや海外はない)らしいので
      違うと思います。

      ノイズじゃないかなあ。
      近所に2.4GHz帯を使う家が増えてノイズに埋もれるようになったけど、買い換えたやつは5GHz帯を使ってて
      混信が少ないとか、買い換えたやつは技術の進歩に伴いRF部が改善されててノイズに強いとか、そういうの。

    • by Anonymous Coward

      妊娠コンデンサとかが原因の電源周りのノイズだったり

      # 電磁波の視覚化には可視光が重要です

    • by Anonymous Coward
      アルファ線がダイオードやFETのパッケージを 貫通して侵入するとは到底考えにくいけど。その程度のリテラシもないのか。
  • by okadahoge (33674) on 2012年10月23日 14時55分 (#2257250)
    無線LANはPAも含めてCMOS LSIで作りますが、適当な設計をするとHCIでトランジスタの電流はみるみる減っていきます。ドレインに2Vぐらいかけると、数時間で劣化し10%ぐらい電流が減ります。
  • by kineko (38165) on 2012年10月23日 18時28分 (#2257369) 日記

    http://www.metageek.net/products/wi-spy-wireless-spectrum-analysis/ [metageek.net]

    このあたりの測定器があれば一発で原因が分かりそうですけどね。

    #値段が高いのがなぁ。。。

  • 宇宙の方が広がっているのです。
    --
    ---- ばくさん!@一応IT土方
  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 12時55分 (#2257137)

    Buffaloの無線ルーターのメディアサーバー機能を使ってるんですが、ここ最近音が悪くなった気がします。
    元々東電なのでもっさり気味なのはしょうがないのですが、高音の抜けも悪くなりとても聞いてられなくなりました。
    次はどこのメーカーにすれば良いですかね?

    • by Anonymous Coward

      元々東電なのでもっさり気味なのはしょうがないのですが、

      なにげにオカルトな人でしたか。油断も隙もないw

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時00分 (#2257143)

    熱特性だって関係してるだろう
    24時間使っているものだし、そこまで設計して売れという話はわかるけれども、そうなっていないものも多い。

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時06分 (#2257155)

    特に常時熱を持っていると早く劣化します。
    例えばCPUは購入直後にオーバークロックできても、
    不十分な放熱処理で熱いまま使用し続けると次第にオーバークロック出来なくなって行きます。
    思うに無線LANルーターの通信ユニットの熱設計が悪かったのではないでしょうか?

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時10分 (#2257158)

    発振周波数やLCRの発振周波数がずれていくだろうね。

    基板のインピーダンスやコンデンサのインピーダンスは変化していくわけで、最初に調整された状態から比べれば劣化していくのは当たり前。

    半導体部品の劣化ってこたぁないと思う。
    バンドギャップが変わるような相変態はないだろ。

    • by atdp117 (41595) on 2012年10月23日 23時15分 (#2257543)
      LOはPLLで作るので、基準周波数が動かない限り中心周波数はずれません。
      ただループフィルタを構成するLCが劣化すればジッタが増加してキャリアの純度は下がるでしょうね。
      今はSoCでこの辺はワンチップ化されていますね。

      半導体も劣化が無いってことはありませんよ。
      他の方も書いていますけど、たとえばトランジスタに関してはホットキャリア注入で特性が変化します。
      アルミ配線もエレクトロマイグレーションで劣化、最後は切断してしまいます。
      いずれも想定寿命を満たすように設計時に考慮しますけど、セットメーカが設計どおり使ってくれない場合が多々あります。

      電解コンデンサと同じでアレニウス則が適用されるので、あんまり熱々で使うと良い事がありません。
      親コメント
  • by stricting (30765) on 2012年10月23日 14時48分 (#2257245)
    いまどき成分に銀は使ってないんだっけか?

    いわゆるソニータイマーなんかはこれだけど
  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 12時27分 (#2257093)

    コレガとプラネックスは何が起きてもおかしくない。

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 12時28分 (#2257097)

    買い替え時ですね、たぶん。

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 12時49分 (#2257129)

    電源に使われている部品が経年劣化でノイズが出るようになって、S/N比が低下したとか。

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時00分 (#2257144)

    こないだまで8年前のソニーのAP使ってたけど全く問題なかった。
    11nに対応するためにBuffaloのルータに変えたらむしろちょっと感度下がった感じがする。

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時16分 (#2257164)

    ルーター自身の以外にも原因があり得ます
    周りの家にもルーターが配置され空いたチャンネルがなくなったり
    Bluetoothヘッドフォンや電子レンジなどのノイズ源が増えている可能性もあると思います
    二年というのは環境が変化するには十分な時間でしょう
    もっとも5GHzのものにするには接続するものも新しくする必要がありますが

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時35分 (#2257186)

    (1)コネクタからスペアナ繋いで出力を測る。
    (2)無線トラフィックが近所のAP増加で輻輳していないか確認。
    (3)TX->ATT->RXと繋いで受信限界感度を確認。
    から
    (4)踏み台BOT仕掛けられて帯域食われていた!
    なんてオチ。

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時37分 (#2257191)

    いもうとルーター [srad.jp]が経年劣化して行く姿を見たことがある。

  • by Anonymous Coward on 2012年10月23日 13時45分 (#2257194)

    1000円くらいで売ってた爆熱のAPに、PSPを繋いでた話。
    1年目は快適、2年目になりなんとなく繋がりにくくなり、3年目には繋がらなくなりました。
    電波が飛んでいるのに繋がらない歯がゆさといったら・・・。
    でも特定の(ノートPC)は繋がる不思議。

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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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