パスワードを忘れた? アカウント作成
6533866 story
テクノロジー

大手町のりそな・マルハビル、「だるま落とし」のような方法で解体中 45

ストーリー by hylom
縮んでいくビルを見られるのも面白い 部門より

あるAnonymous Cowardのタレコミによると、現在解体が進められている大手町のりそな・マルハビルは「鹿島カットアンドダウン工法」で解体されているらしい(Searchina)。

「鹿島カットアンドダウン工法」というのは、建物の地上部分の柱をジャッキに置き換え、地上部分の解体が完了したらジャッキを一斉に収縮させて上層階を地上近くに降ろす、という作業を繰り返すことでビルの解体を行う方法(かがくナビ)。解体作業は常に地上近くで行われるため廃材の落下や粉じんの飛散、騒音・振動などを押さえられ、安全性も高いというのが特徴。この工法自体は2008年に開発されていたが、高さ108メートル、24階建てという超高層ビルに適用するのは初めてのようだ(プレスリリース)。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2012年11月02日 21時17分 (#2264927)

    日本原電の東海発電所は黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉 (GCR)でPWRとは違う型で、現在解体中です。
    熱交換器の解体方法で、上からジャッキで吊って、下から切断しています。
    汚染された粉塵や水が飛散するので解体場所を閉鎖する必要があり、上から切断する方法と違って閉鎖領域が一ヶ所で住むというのが良いらしいです。
    http://www.japc.co.jp/project/haishi/progress_next.html [japc.co.jp]

    • by Anonymous Coward

      発電所は特殊だから比較例としてどうなんでしょう?

  • 赤坂 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2012年11月02日 19時24分 (#2264847)

    鹿島は旧本社をこの方法で解体してたよね

  • by YF19 (12943) on 2012年11月02日 19時41分 (#2264859) 日記

    >建物の地上部分の柱をジャッキに置き換え

    つーことは取り壊し開始の時点だと、建造物のほぼ全重量を支えてるわけだけど、逆の手順で建造も出来るんじゃないかとアホな事を考えてしまった(苦笑)

  • by Anonymous Coward on 2012年11月02日 18時29分 (#2264802)

    ビルの解体というと日本ブレイク工業を思い出す。
    あの歌みたいに激しく(?)壊すんじゃないみたいだけどな。

    #あの会社は実質倒産状態だというのが残念なところ。

    • by nmaeda (5111) on 2012年11月02日 19時36分 (#2264855)

      あの会社はいわゆる零細企業なので、事実上、力業で壊せる低層建築しか扱えなかったかと。

      都心部の場合、高層建築が立ち並ぶのが現状なので、それらは解体にもかなりの技術が必要かと。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        独立系の解体大手は、ナベカヰあたりが有名ですね
        福島原発にも入ってるはず

    • by Anonymous Coward

      ダルマ落としというより
      釣竿を思い出してしまいました。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月02日 18時47分 (#2264818)

    高さ108メートル、24階建てが超高層ビルになるという定義には違和感があるな
    霞ヶ関ビル以前ならともかく、現代の超高層ビルの定義としては霞ヶ関ビル(147メートル、36階建て)以上とする方が平均的(昭和世代?)日本人の実感に合うのではなかろうか

  • by Anonymous Coward on 2012年11月02日 19時01分 (#2264828)

    ビル解体ではないですが その昔、依佐美送信所という巨大無線アンテナ施設の解体で
    似たような工法を実施していたら支線式鉄塔のワイヤが切れて塔が倒れる事故があったのを思い出しました
    http://www.ne.jp/asahi/hekkai/rail/yosami/yosami.htm [www.ne.jp]

  • by Anonymous Coward on 2012年11月02日 19時57分 (#2264875)

    > 安全性も高いというのが特徴
    作業員の安全性は高いだろうけど、ジャッキが壊れたり何かあったら横方向に倒れたりしないのかな

    • by akairaiden (11916) on 2012年11月02日 21時06分 (#2264917) 日記

      ここ [kagakunavi.jp]見ると建物の真ん中にコンクリートの柱を立てて横方向に行かないようにしてるみたいですね。
      地震でジャッキ外れても一応大丈夫ぽい・・・なかで作業してる人は(ryでしょうけどね。

      #まぁ中の作業員の地震時の安全性は普通の解体でも同じ様なものだと思いますが。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      そりゃ計算してるでしょう。角度とか。

      • by Anonymous Coward

        耐震強度とか任意の時点で保障されてるんでしょうか?

        • by Anonymous Coward

          そうでないと、工法自体が認可されないと聞きました。
          でもスカイツリーの建設中のあの地震には、建てていた人も焦ったようです。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月02日 22時37分 (#2264970)

    建物を基礎から切り離して移動させたり傾きを直したりする工法を引き家と言うそうですが、やってることはまさにそんな感じでしょう

  • by Anonymous Coward on 2012年11月03日 2時07分 (#2265055)

    旧朝日放送の横にあった大阪タワーもたしか同様な方法で解体したはず。

    • by Anonymous Coward

      「竹中グリップダウン工法」ですね。
      そろそろ、高層ビルも解体ラッシュの時期がくるので、ゼネコン各社は高層ビルの解体工法をいろいろ研究しているようですな。

      竹中工務店「竹中ハットダウン工法」「竹中グリップダウン工法」
      大成建設「テコレップシステム」
      大林組「QBカットオフ工法」
      清水建設「シミズ・リバース・コンストラクション工法」
      鹿島建設「鹿島カットアンドダウン工法」

typodupeerror

ソースを見ろ -- ある4桁UID

読み込み中...