パスワードを忘れた? アカウント作成
6652231 story
アメリカ合衆国

シリコンバレーに残る年齢への偏見 21

ストーリー by hylom
偏見か期待か 部門より
taraiok 曰く、

8社のベンチャー企業を設立したことのあるRandy Adams氏は現在60歳。しかし、現在の彼がシリコンバレーで新しい事業を興そうとすると年齢を理由に支援を断られることが多かったという。同氏によると、多くの投資家は40歳未満の若い事業主やプログラマーを好む傾向があり、シリコン・バレーには若年者優遇の思想が強いという。例えば、FacebookのMark Zuckerberg氏は20代という若さ故に注目されていると指摘する(Reuters本家/.)。

ただ、実際にシリコンバレーで年齢による差別があったかは証明することは難しい。米政府機関の調査によると、年齢による苦情が多いのはニューヨークが22%、テキサス州で21%であるのに対し、シリコンバレーのあるカリフォルニア州では26%とやや多い。ただしイリノイ州では37%もあり、カルフォルニアが飛び抜けて多いというわけではなさそうだ。AARPの弁護士「Laurie McCann」氏は、年齢が高いと仕事が早くできないという強迫観念がある。また、若い従業員とうまくいかなかったり、時流の変化について行けないという仮定がこうした状況を生み出しているのではないかと推測している。

現在、Randy Adams氏は白髪をカットしてスキンヘッドにし、目の上のたるみを減らすための美容整形をしてて若作りしつつ仕事をしているという。シリコンバレーの形成外科のRoy Hong氏は男性の美容整形は10年前は9%であったのに対し、昨年度は14%にまで増えたとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2012年11月30日 9時33分 (#2281587)

    シリコンバレーの歴史自体短いし、平均年齢が低いというのもあるでしょう。
    これからだんだん既に功を成した老技術者が起業するというケースも珍しくなくなって来ると思います。

  • by aoppana (16506) on 2012年11月30日 9時30分 (#2281585) 日記

    齢60ともなれば、この辺も見られてるんじゃないかな。
    若者のように無茶できるの?っていう。

    • by Anonymous Coward

      体力に含まれますけど、健康上の懸念も増えますしね。
      融資の審査で不利になるのはある意味当然というか。

      • by aoppana (16506) on 2012年11月30日 13時40分 (#2281717) 日記

        健康上の問題もありますが、どっちかというと、
        コーディングノッてるから徹夜でやってやるぜ
        とか
        競合が現れたときに、ちょっと無理して今の作業ブーストかけられるか
        みたいな、そういう無茶が利くのかなー?ということです。

        後発だったり、より若い創業者が類似のサービスで起業したら辛いんじゃないかなぁ。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年11月30日 6時21分 (#2281549)

    こういうのは、設立して失敗してを8回繰り返したってこと?
    それとも8社は成功していて、それらのCEOを続けているってこと?
    それとも作っては売っぱらってを8回繰り返したと言うことだろうか。

    • 全部あわせて8であってもおかしくないのでは。
      あとは
      ・株式だけ保有してて経営からは手を引いてる
      ってパターンもあるか。

      http://en.wikipedia.org/wiki/Randy_Adams [wikipedia.org]
      この人っぽい
      親コメント
      • by adeu (2937) on 2012年11月30日 12時01分 (#2281674)
        子供が7人って、奥さん入れて8人。会社の数とは何の関係もないだろうけど
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        wikipedia見たけどすごい人だな。
        日本であまり知られていないだけじゃないかしら。

    • by Anonymous Coward

      アメリカでは、会社は「起業して売り飛ばすもの」という人もいるみたいですよ。

    • by Anonymous Coward

      いい感じに会社作って育てて、大企業に売るという手もあるよ。
      大企業の経営は不得手(あるいは面白くない)けど、小回りの利く会社を作って育てるのが上手いタイプの経営者っているし。

      日本の自動車や電機の場合、大きくなっても創業者が健在、あるいは創業当時の精神を維持できているところが生き残っている感じかな。
      それはそれでアリだと思うし。

      • by Anonymous Coward

        Serial entrepreneurつって起業するのが好きな人がいるのです

        ポールグラハムかジョエルか忘れたけど、
        起業家の行く末として、ビッグな企業になるのがベスト、大企業に売れるのが二番目、平均的な結末は破産とありました

  • by Anonymous Coward on 2012年11月30日 7時04分 (#2281552)

    経営者が健在であるかどうかと考えると、高齢の起業家には投資しにくいんじゃないでしょうか。

    • Re:20年後 (スコア:5, 参考になる)

      by nmaeda (5111) on 2012年11月30日 10時57分 (#2281634)

      ベンチャーキャピタルというのは、出資した会社を大企業に育てたいわけではない。

      非上場の段階で出資(未公開株を購入)したのちに、ベンチャー企業を上場させ、株価が上昇した段階で株を売って大きな利益を得ることを目的としている。

      ベンチャー企業は多くが失敗し、上場する前に倒産するので、マレに成功したベンチャー企業があったときには大もうけできなければ企業として成り立たない。とはいえ、大株主になることはできない。大株主が大量の株を手放そうとすると、株価が落ちてしまう。

      こういう仕組みなので、20年後のことは問題にならない。特に根拠はないが、せいぜい5年以内に上場する見込みがなければ出資しないだろう。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        5年後でも健康のリスクは若い方が小さいわけですから
        判断材料に入っても仕方ないですね。
        立ち上げ時には後継者を育てるとか余裕がないと思いますし
        本人の健康は意外と大きなリスクになるのでは?

        • by Anonymous Coward

          それ、言われる側になってみな

        • by Anonymous Coward

          ベンチャーの本質的なリスクに比べれば誤差。
          どっちかってーと傾向として老人は頑固で保守的である、ってところにリスクを見られてるんじゃないのかなぁ。

          • by Anonymous Coward

            ベンチャーは属人性が大きいですからねえ、健康リスクも考慮しますよ
            場合によってはアイデアだけ買うとか共同経営者を連れてくるとかも

        • by Anonymous Coward

          夫婦和合家庭円満な60台と独身でジャンクフード漬け徹夜続きの20台、
          健康リスクが高く突然死の可能性が高いのは後者だと思うな…

          • by Anonymous Coward

            夫婦円満な60代でも食事はジャンクフード、それがアメリカ人。
            ベンチャーなら徹夜くらいするだろ。

    • by Anonymous Coward

      VCは20年スパンで見ないと思うけど。
      数年で一旦Exitする程度の計画で見るんじゃないの?

  • by Anonymous Coward on 2012年12月03日 11時04分 (#2283193)

    事実を歪める < 事実を隠蔽 < 事実にひれ伏す << 現実が歪む

typodupeerror

人生unstable -- あるハッカー

読み込み中...