ローランドの梯郁太郎氏がTechnical GRAMMY Awardを受賞 44
ストーリー by headless
受賞 部門より
受賞 部門より
northern 曰く、
グラミー賞を主催するThe Recording Academyは12日、2013年のSpecial Merit Awardを発表した。ローランド創業者の梯郁太郎氏が、「MIDIの父」デイヴ・スミス氏とともに、Technical GRAMMY Awardを受賞している(プレスリリース、 ローランドのニュースリリース)。
Technical GRAMMY Awardは技術的な面でレコーディング分野に大きく貢献した個人や企業を表彰する賞。個人では過去にレイ・ドルビー氏、レス・ポール氏、レオ・フェンダー氏、ロバート・モーグ博士などが受賞している。両氏はMIDI規格の策定に尽力し、音楽産業に新しい時代をもたらしたことが評価された。1983年にMIDI規格が発表されてから30年となる節目の年の受賞となった。正式な発表は2013年2月10日に開催される第55回グラミー賞の授賞式会場で行われる。
タレコミニストも昔から楽しませてもらった思い出があり、心から祝福したい
このほか今回のSpecial Merit Awardでは、グレン・グールド氏やパティ・ペイジ氏などとともに、先日死去したラヴィ・シャンカール氏(/.J記事)がLifetime Achievement Awardを受賞している。
MIDIといえば (スコア:4, 興味深い)
MIDI文化を潰したJASRACとか印象深い。
DTMという言葉が流行っていた20数年前。
MT-32から始まり、SC-55、SC-88Proと順調に(Korg派の人ゴメン)
耳コピや、市販のスコアからコピーバンド的に
楽しんでいたパソ通時代。
いつしかインターネット時代になって、
一気に潰されて衰退した事件が何件かあって
全盛期を知るものにとっては寂しい限り。
メーカーが大事に育てていけば、PCの処理能力が向上し、
さらにはタブレットPCだけでもかなりの音楽ができただろうに。
DTMの萌芽を潰した責任は大きい。
ミクで少しは復活したような気もするが、
あの頃の盛り上がりと裾野の広さはもう戻ってこない
すぎやまこういち氏などは、ローランド系の
イベントにも参加され、技術的な指南なども
かなりされていたというのに、「事件」では
JASRAQ寄りの立場を表明されて残念な限り
Re:MIDIといえば (スコア:3, すばらしい洞察)
JASRACに潰されたMIDI文化?それって
音声ファイルでの楽曲配信に十分な回線容量がなかったという受信側のニーズと、
プロの楽曲構成をDTMで再現出来る俺様ってすごいじゃんという送信側のニーズが、
合致して出来てた実に歪な文化でしたよ。
カラオケの域にも達していなかった(ボーカルを載せる回線容量がなかったのですから当たり前ですが)
DTMの萌芽を潰されたなんて本気で思っているなら、残念な限りです
「事件」の前にも後にも最中にも創作楽曲をやっている人がいたし、
今の若人は実によくやっています
恥ずかしいから、彼らの前で「全盛期」の話なんてしないで下さいよ
Re:MIDIといえば (スコア:1)
> 今の若人は実によくやっています
ニコ動やyoutubeが頑張ってくれたおかげですね。
彼らが契約や金銭的なコストを負担していなければ、オリジナルの楽曲を作れる人だけが細々と活動してる世界になってたかもしれません。
Re: (スコア:0)
JASRACに直接金払えばいいじゃん
安いよ
Re: (スコア:0)
そんな面倒なことをやらない人が多いからこそ、ニコ動やyoutubeが(自社のコンテンツ拡充のために)包括契約してるというのが理解できないんですかね。
個人レベルで「JASRACに直接払えばいいじゃん」って言えば解決する問題じゃないんですよ。
Re: (スコア:0)
払ったことあるけど面倒じゃないよ
Re: (スコア:0)
というか、契約の相手はJASRACですので手柄の半分もJASRACのものですよ
それを一方を叩いて一方を持ち上げるというのはねえ…
Re:MIDIといえば (スコア:1)
耳コピってそんなに悪いことなの?
実際の楽器でも、最初はコピーから始めるもんでしょ。いきなり創作から始める人っているの?
出来れば誰かに聴いてもらっておかしなところは指摘してもらいたいと思うもんでしょ。
別にそれで金とってたわけでなし。
---
MDXとかZ-MUSIC形式のファイルで曲を知ってアルバム買い漁ったりしてましたよ。
T-SQUAREとか。意識して聴く機会ってなかったし。
ゲームミュージックとか特にそうですね。JDKとか矩形波倶楽部とか。
ゲーム自体はやったことなくてもサントラは持ってたり。MIDI POWERは宝物です。
Re: (スコア:0)
絵だって模写があるしな。
技術向上のための手段として伝統的な手法。
Re: (スコア:0)
著作権者に無断での模写、展示は著作権(複製権)の侵害。私的な場合のみ可な。
Re: (スコア:0)
耳コピして、それを友達に聴かせるとかは問題無いはずです
公衆に聴かせようとするから許可を取れって話になるわけで
Re: (スコア:0)
耳コピ自体は全然否定されていませんよ。
否定されたのは、そのデータを掲示板に乗せたりして配布する事。
要は違法アップロードの規制と何も変わりません。
だからその後の着メロが流行った時の職人たちは普通に耳コピしてました。
Re:MIDIといえば (スコア:2)
謝る対象にすらならない元ヤマハユーザー涙目。
それと、「JASRAC が DTM の萌芽を潰した」とか、いったいどこの世界の話をしているんだろうと思わなくもない。「市販の歌を MIDI で再現しました」だけで感心される時代は終わったと思うけど、それは著作権の行使とは無関係だと思う。
Re:MIDIといえば (スコア:3)
好きな曲を自分で打ち込みしてみたいってのは結構DTMの入り口になってたからなー
自分の好きな曲を打ち込むのはプロのテクニックを盗んで学ぶのにも最適だったのよ。
PSGでお約束のデチューンかけて某ゲームメーカーの真似したりとかね。
MIDIに限らず、ゲームミュージックのMML打ち込みとか、コンピュータが音楽奏でられるようになってからずっと、
いろいろ頑張ってる人多かったわな。TSSCPなんか見るといまだにやってる奴いるんだなと懐かしかったりするが。
ところで、MIDIファイルはちょっとした変換でSMFに変換できるので、
携帯電話の着信メロディに採用されたデータ形式に簡単に変換できてしまう。
なんかソコんとこが音楽配信ビジネスの邪魔になるために徹底して潰されたとか聞いたな。
ところが、その後着メロはあっというまに廃れて、圧縮した音声を流す着うたが普及してしまう。
なんだよソレ規制する意味あったのかよと。
結局、独学で大成する人なんてそんなにいないので、他人に評価もらいながら磨き合わないと
打ち込みのテクニックとか向上しないんだが、かといって発表すべきオリジナルを組めるわけでもない程度の人が
見事に発表の機会を失ったわけで。ある程度自分で何でもできる人より下のほうの入門者がばっさり消えた。
最近はニコニコ動画とかがそのへんクリアしてくれてるんで、また発表する場所はできたけど、
あの時失われたものは決して戻ってこない。
ああ、最近の若い人は頑張ってますね、ボイスシンセサイザにもいいのが出てきたし。
Re:MIDIといえば (スコア:2)
昔の NIFTY-Serve の FMIDI って JASRAC と包括契約していなかったっけ?
耳コピ MIDI が下火になったのは著作権者のせいじゃなくて、通信回線が速くなって耳コピ MIDI の需要がなくなった上、多くの人が音楽を発表できるようになって「MIDI が使える」だけでは取り柄でなくなったからでしょう。 JASRAC が耳コピ MIDI の無許諾配布を黙認していたとしても、やっぱり下火になっていただろうと思います。まあ、証明する方法はありませんが。
Re:MIDIといえば (スコア:3)
Niftyに行ける人はクレジットカードを持ったブルジョワって感じだったかも。課金に耐えられる人だけの世界でね。
今ならともかく、当時の自分みたいな貧乏学生が出入りする場所じゃなかったと思います。
>多くの人が音楽を発表できるようになって「MIDI が使える」だけでは取り柄でなくなった
その発表の場所が消えた、ということでして。技術をパクるために落とせるデータの供給場所でもあったんだけどね。
あれよあれよというまにいろいろ登録して金払って許諾を提示しないと非合法の存在になっちゃいましたから。
あえて個別に許諾取って続ける人もいたけど、そんな面倒なことするぐらいならサイト閉めるって人のほうが多かった。
www.802.fm とか結構お世話になってたんだけど、あんだけ曲数があっては許諾貰うのも大変だっただろうね。
MIDIデータでの流通が下火になっていっただろうってのはその通りかもしれないけど、
潰されなければDTMやってる人は今よりもっと多かったと思いますよ。私もやめた人の一人だし。
Re: (スコア:0)
耳コピ MIDI が下火になった時期と、多くの人が音楽を発表できるようになった時期には10年近い差がありますから、その説の信憑性は低いと思います。
Re: (スコア:0)
Windows7あたりからMIDIのサポートが不便になった気がする。SC-88Proを久しぶりに動かそうとしたら、動かすのにえらく苦労した。まあ、仮想環境にインストールしてあるWindowsXPで使えば済む話なんだけどね。それに気づくまで小一時間かかりました。
Re:MIDIといえば (スコア:1)
それはこのニュースで言われるMIDIとはちょっと違うような。
Standard MIDI FileってMIDI規格に含まれていたっけ?
Re:MIDIといえば (スコア:1)
FMIDIなんかは許可がとれてましたよね。
人の曲を勝手にMIDIファイルで再現して配布するというのがインターネットの初期に
「潰され」ずにいたとしたら、それはまだネットというのがそれほど一般的でなかったから
お目こぼしされていただけじゃないですか?
ネットが普及するにつれ対策が取られてしまうのは仕方ないでしょう。
あとローランド系のイベントに出ることと、「事件」でJASRACよりなのが矛盾だというが
よくわかりません。
Re: (スコア:0)
MIDI文化って何だ? そんなものがあったのか?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
MIDI文化
人の褌で相撲を取る人たちの身勝手な言い分だな
Re: (スコア:0)
そうですよね!
風呂場の鼻歌でも著作権侵害だからお金払って欲しいですよね!
Re: (スコア:0)
>風呂場の鼻歌でも著作権侵害だからお金払って欲しいですよね!
な? 所詮、MIDI潰しガーとかJASRACガーとか言ってる奴の頭ん中は、こんなもんよ
Re: (スコア:0)
そういうことですな。
コピーを安価に再生したかったというのが主目的だからこういう反応が出る。
最近のMP3ダウンロード問題と同値。
自分で作曲の為に使っていた人たちにとってコピー再生にばかり使っていた人たちは
機器の普及をゆがめた妨害者になったのかもしれないな。
Re: (スコア:0)
本質的なところを分かってないようなので一言言っとくが、
デジタルってのは大昔に発明されて社会を変えた印刷技術と同じで、
安価に多量に、大容量データコピーする技術だからな。
別にゆがめてんじゃないよ。もともとそういう使い方をするために作られてる。
Re: (スコア:0)
第一義的には「シンセサイザーを自動で操作する技術」なのに、
既存の曲をコピる手段としか認識していない論者の議論がここでも散見されるのは悲しい限り
Re: (スコア:0)
>既存の曲をコピる手段としか認識していない論者がここでも散見される
そんな論者いるかい?
#2291153の言うJASRACが潰した「MIDI文化」ってのは、MIDI規格の話じゃないでしょ。
既存の曲をSMFで勝手に作って配布してたのが一部で流行ったって話にしか取れないでしょうに。
Re: (スコア:0)
CM-64が抜けてますよ!
# つっこむのはそこじゃないだろ
Re: (スコア:0)
う~ん、SMFで奏でる音楽の衰退の原因ねぇ・・・
2000年前後のころ、SMF 衰退と同時期にブロードバンドが普及して、(理由はさておき) MP3 が普及したのと、
また同時期にミュージシャン達の中に DAW が普及しだして、
MIDI の音符情報の羅列だけでは表現できない音色が鳴っている曲が流行った、
ということもあったのではないでしょうか。
IT バブルのおかげか CPU が格段に早くなり、VSTi やらのバーチャル音源も使い物になるようになってきた時期です。
MIDIで規定された音色番号だけではどうにも互換がとれなくなってしまった。
一部の、今風の曲を作りたい MIDI 職人たちは、DTM 音
Re: (スコア:0)
> あの頃の盛り上がりと裾野の広さはもう戻ってこない
今のニコ動やボーカロイド界隈の盛り上がりと、当時の耳コピDTM界隈の盛り上がりを比べたら
どう考えても今の方が盛況だし幅も広いだろう。
こういう事言う輩はJASRACに文句言うために「文化」だの言葉を持ち出しているだけだったり、
もしくは自分が歳喰って今の文化について行けなくなったり、目を背けているだけ。
Re: (スコア:0)
これでいいですか?
Re: (スコア:0)
MT-32、SC-55、SC-88今もここにある。10年位上電源入れたことがないが。。
このニュース、「今さら」感が強い。釈然としないものが、、、何なんだ。
MIDIと音源とシーケンサー (スコア:3, 参考になる)
なんだかとても嬉しくなるニュースでした。
MIDI規格が公開された頃、月刊アスキーに掲載された仕様をみながらハードウェア(8251使用)とソフトウェア(簡単なシーケンサ)を大興奮で自作した頃が懐かしいです。それまではCMU-800に、CVとゲート接続のアナログシンセでしたからね。
DX7の大ヒットにも一役買っていたと思います。その後に、いわゆるマルチティンバーな音源が次々と発売されて価格も下がり、本格的なDTM時代が来たことを感じたものです。
ドラムス/パーカッションは、前述のCMU(当時はアムデック)で親しんだせいかローランド(TR)系の音が好きで、TR-606から、夢に出てきたTR-909まで、…それこそまだMIDIがなく、シンクロさせることにさえ工夫を重ねた頃から、MIDI登場でなんでもありになっていく頃に掛けて体験してきました。MIDIは偉大だと思います。
タイムリーと言っていいのか、iOSアプリのDM1が今キャンペーン(?)で無料で配布されてますね。
TRシリーズのインストルメントも幾つかセットされていて、パッドを叩いて音を聞くだけでも楽しめます。
https://itunes.apple.com/jp/app/id431573951 [apple.com]
Re:MIDIと音源とシーケンサー (スコア:3, 興味深い)
自分はFM音源からMIDI音源に流れたクチなので、
FM音源では音源ドライバの作り方次第でいろんなことが出来たのが、
MIDIだと結構制限が多くて(ギター奏法など顕著)いろいろ苦労してた覚えがあります。
しかしたまにRolandのMIDIデータなどを購入して聞いてみると良く出来てる。
音源のクセを知りながらデータを作ればこんな演奏できるんだと感心した覚えもあります。
あとは、PC98で当時演奏していましたが、8MHz系と呼ばれる悪しき系列(?)だったので、
31.25kbpsのMIDIのボーレートだせるよう、外付けハードウェア作った初めての
事例だったなつかしい記憶も。
iOSやAndroidではまだまだ外付けハードウェアのアマチュアが作ることは
少ないですが、トランジスタ技術誌のように、Androidでは少しずつ
文献も増えています。
MIDIを利用するのか、その考えのみを発展させるのかは解りませんが
昔のMIDI環境も混沌としていたし、それはそれでいろんな可能性ということで。
Re: (スコア:0)
CMU-800があることは知っていたものの心が動かず、MIDIを知ったときにこれだ!と思ったものでした。
JX-3PやDX7が欲しくてたまらなかったなあ。
# 結局はじめて買ったMIDIシンセはJUNO-106でした。
タレコミニスト (スコア:0)
Re:タレコミニスト (スコア:1)
サイエンス:サイエンティストみたいな?
Re: (スコア:0)
コミュニストの一種なんだろ
Re: (スコア:0)
コミュニスト=コミュ力至上主義者(採用担当人事によく見られる) と勘違いした。
#一応、冷戦時代を知っているはずの30代なんだが・・・
MT32はピアノ伴奏用だったよな (スコア:0)
MT32は、ローランド上層部ではIZMというピアノ教則の伴奏音源として
売り出そうとしてたみたいだったよ。
実際に作っている人たちは、その方向では売れないことは重々承知して
いたから、アプリ付属させてDTM用に開発していたけど
まあ、当時は、上のほうはDTMについてはまったく関心がなく
ノータッチで、下のほうで勝手にやってから、うまくいってた感じだったな。
その後、売れ始めてから、いろいろな人たちがわれもわれもと
開発に参加しだして、まあ、どこも同じだよね。
Re: (スコア:0)
1チャンネルが未使用な辺りに、その思想が伺える音源でしたね。
あとLRが逆なのは何故だ!
Re: (スコア:0)
PANが逆なのは、データの互換性を考えてか
CM-32シリーズもずっと逆でした。
(SC-55のMT32モードも逆だったのでは?)
へたに普及すると、バグも仕様になってしまうんですよ。
ほかのMIDI音源と混ぜると、あれ?なんか定位が変だなって
気づくんでしょうけど、昔のDTM系の使い方だと音源は1台で
すんじゃうから、気づく人は少なかったような気がします。