あるAnonymous Cowardのタレコミより。昨年12月に崩落事故が発生した中央自動車道・笹子トンネルのボルトで、接着剤不足が確認された模様(朝日新聞、読売新聞)。
本来はボルトの先端部分までが接着剤で満たされるはずが、ボルトの付け根部分にしか接着剤が残っていなかったとのこと。設計上はボルトは約4トンまでの荷重に耐えられるはずが、実際には6割のボルトが接着剤不足のためこの荷重に耐えられない状態だったそうだ。さらに、約1割のボルトは実際にボルトにかかる平均荷重である1.2トンにも耐えられない状態だったという。
接着剤の問題に矮小化するのはどうか (スコア:5, 参考になる)
・工事検査で耐荷重試験はしたのか
-テストピースで引き抜き試験をするとかやったんだろうか。完成検査をどの程度やったのかは不明
・打音検査をしていなかった [nikkei.com]
・天井版は自動車の排ガスがクリーンになったので撤去する計画であったが幹線道路を長期間通行止めにする事に躊躇して取りやめた
-報道による。出典は省略
・旧道路公団は民営化する2005年までに中日本管内の笹子と同型のトンネル19本の天井板を撤去 [jcp.or.jp]していた
・メンテナンス費用は売上高の0.1%未満 [gendai.net]
要するに、中日本高速はやる気がなかった。
津波が来ることにするとややこしくなるので、来ないと信じることにした東電と同じ体質でしょう。
JR西の脱線事故のほうが近いような気がする (スコア:2)
福島の原発は、千年に一度の大地震が稼働期間中に来たという要素もある。つまり、運が良ければ問題は起きなかったかもしれない。
でも、こっちのほうは問題が起きなかったほうが幸運だったというべき事案だよね。
なので、私としては原発事故より、JR西の福知山線脱線事故のほうが近い気がする。
事故が起きるかもしれないと、うすうすでも感じていたのに対策をとらなかった、より悪質な犯罪だと思うな。
Re:JR西の脱線事故のほうが近いような気がする (スコア:1)
どう考えても高いと思うのだけれど、当時の人は誰もつっこまなかったの?(原発黎明期を知ってる人plz)
(さらに1000年に一度の地震は100年後や200年後には、まあ起きなくて800年後~1200年後当たりに集中するから確率は倍近く高いはず)
---------------------------- うちの猫は、ながぬこ
Re:JR西の脱線事故のほうが近いような気がする (スコア:1)
「必ず」は出ないけど出るように分布するんだから意味は間違ってないよね?
---------------------------- うちの猫は、ながぬこ
Re:JR西の脱線事故のほうが近いような気がする (スコア:1)
ちなみに自分自身は推進派だから。
推進派だけど、リスク評価もリスク対応も不十分なものをOKと言う気はないだけ。
100年前に津波かぶってるんだから、40年前はそれ知ってる爺さんいたよね?
電源喪失も防げたと思うが百歩譲っても、コネクタが合わないとか電源車がたどり着けないとか、それは無いだろ想定しろよと。
想定して対策したら、日本経済のために即時に再稼働して頂きたい。
---------------------------- うちの猫は、ながぬこ
東電を擁護する意図はないのだが (スコア:3, 参考になる)
東京電力のほうは、「千年に一度だから、この発電所の稼働中には起こらないだろう」と考えて、まわりもそれを許してしまう確率だけど、福知山脱線事故なり、今回のトンネル事故なりは、確実に数十年という期間の間に起こりうる事故でしょう、という意味。
トンネル事故のほうが、普通の人でも危険性を予見できるだろう、というニュアンスなんだけどな。
福島の原発事故が起きるまで、あの地域で、あれほどの規模の津波が襲ってくるなんて、一般的な認識は無く、監督省庁も地元の自治体も、原発反対派も、ごく一部の人を除いて認識できないリスクではあったと思うけど。貞観地震の規模や被害については、歴史学者が指摘していたし、原発が冷却できなくなることのリスクは、確か共産党の国会議員が国会質問もしていたけど、それらが電力会社の経営に影響を与えるほど一般には知られていなかった。
いいかえると、想像力が欠如していたため、事故発生時の被害規模や深刻さを想像できず、東電をはじめみんなが自分たちの関係している間は、リスクはないと考えた。(これが「運が良ければ」の意味)。
それに対して、建築物の劣化による崩落などのリスクは、普通の人でも認識できるリスクでしょう。
原発の事故は被害が深刻で影響も長期化するので大問題だけど、インフラの維持管理が悪くて事故が起きても深刻な被害が出る。
どうみても明白なリスクに対策をとらないほうが、より悪質だし、性質的には福知山脱線事故のほうが近いのではという書き込みだったんだけど(あっちは脱線のリスクがあるのに対策をとらなかった)。
東電の対策を正当化しようというふうに読めたとしたら、言葉が足りなかった。
Re:JR西の脱線事故のほうが近いような気がする (スコア:1)
>>「実際問題として備えることが出来ない」事象とは違うのですから、千年に一度の事象だから備えなくていい(備えがなくても仕方がない)という理屈は通らない
「実際問題として(費用対効果の面から)備えることが出来ない(適当ではない)」事象も世の中にはありますが。
今回の件については想定できる被害と費用を的確に判断できなかったと言う点で問題があると思いますが、貴方が言う千年に一度の事象に(効果に対して多額になりがちな)対策費をかけるべきというのは疑問です。
千年に一度は防げても万年に一度が起こるかもしれないとなれば、どこまで対策するかは吟味する必要があります。
Re:接着剤の問題に矮小化するのはどうか (スコア:2)
・工事検査について
ケミカルアンカーの構造的問題ではないので、テストピースでの検査で発見できたとはいえない。
完成後検査も、破壊検査をするわけにもいかない。
実際竣工から事故まではもっていたわけだから、引渡し検査で発見できるとは限らない。
・撤去計画の未実施について
長期間(報道によると一年程度)も通行止めにすることが、事故が予見されていたわけでもない
状況下で許容されたかどうか。
打音検査しなかったことはともかく、「完成検査をどの程度やったのかは不明」なのに批判材料に
したり、接着剤が万全であれば無駄なコストであった可能性のある撤去工事の不実施をもって、
> 要するに、中日本高速はやる気がなかった。
と結論付けるのはどうかなぁと思うのです。
公団じゃなくなってるんだし、利益をそれなりに追求することは責められないでしょう。
動機的原因を考えるのは必要なことだとは思いますが、糾弾し責任を取らせることが目的となると、
責任回避のための隠蔽などが行われて、今後の対策という意味では逆効果だと思うのです。
人のことばかりは言えない (スコア:5, すばらしい洞察)
どうせ21世紀まで使うわけ無いよ、と西暦を下二桁で保存した業界で。
Re:人のことばかりは言えない (スコア:1)
輝ける後知恵。
# 当時の事情を知っていれば、絶対に言えないせりふだね。
# 1000万口座×5バイト位かな?
# 加えて、取引記録が最低30倍程度の件数で、×1バイト。
# 第二次オンライン(1975年ごろ)システムでも、14インチのDASD1ユニットで300MBとかの容量だから、かなり切実な話。
# http://www-03.ibm.com/ibm/history/exhibits/storage/storage_3350.html [ibm.com]
# それより前なら・・・
# 豆知識:某保険会社では、1990年ごろ、そのリスクを考えて皇紀下二桁でデータを管理する方式にしている。
# にしても、50年か。これは、まぁ、その・・・
空気の混入 (スコア:4, 興味深い)
天井に開けた穴を接着剤で満たすっていう工法自体に無理があるような。
ちょっとでも空気が入れば重力でどうしても穴の底のほうに空間ができてしまうと思いますが
そのへんのことは考えていたのでしょうか。
#砂利と接着剤の入ったカプセルって市販品?gesaku
Re:空気の混入 (スコア:3, 参考になる)
ボルト孔の奥までチューブを突っ込み、接着剤を圧入。
接着剤を充填しながらホースを絶妙のタイミングで引き抜くとキレイに充填できます。
良い例えが思い浮かばないが、タンポンの挿入とかエロ動画の中田氏みたいな感じ。
# マジ下衆な例えで申し訳ない。
坑道を補強するロックボルトでも、上向きに打つ場合に保持力を高めるために接着剤を併用することがある。
適切な接着剤を選択し、十分な量を充填し、適正な施工をしないと設計通りの強度は得られない。
これはケミカルアンカーに限らず土木建築に広く当てはまる話。
Re:空気の混入 (スコア:2)
昭和60年ころこんな事故がありましたが、接着剤不足という同じ原因だった記憶があります。今回と同様工法がどうでも完成検査をしないとダメという例ではないかと思う。
freett.com [freett.com]
東北新幹線で架線柱落下3時40分ごろ、東北新幹線・北上野~一ノ関間上り線で、鉄筋コンクリート製の架線ポール(基礎部分をふくめ2t〉が線路端の取付け基盤の根元から外側の空地に落下しているのを作業員が発見した。始発から下り線を使って単線運転し、15時復旧。設計・施工ミスが原因
maruken
Re:空気の混入 (スコア:1)
市販品というかケミカルアンカーですね。
スジの悪い設計であることは同意します。
Re:空気の混入 (スコア:4, 参考になる)
メカニカルなアンカーと比べて引き抜き耐力が大きく、土木・建築の現場では一般的に信頼性が高いです。筋が悪い設計とはとは思いません。トンネルの天井部はコンクリの打設も困難なので、事前にアンカーをセットする事は難しいです。それこそコンクリ充填の妨げになる可能性があります。後施工アンカーしか選択肢がない状態です。フェールセーフの発想が欲しい所です。構造を連続させないとか。(連続させなかったら、させなかったで課題がありますが。)
本論とは関係ないですが「ケミカルアンカー」は商標です。(一般名称化してますが)お役所的には樹脂カプセルアンカーですね。
Re:空気の混入 (スコア:1)
でも建築基準法に従うと、後施工アンカーは構造材に使用できない事になっていますよ。
実際は忘れて後でつけたと言うことも良くある様ですが本当はこれは駄目です。
Re:空気の混入 (スコア:1)
土木なので建築基準法の範囲外なのと、
構造材はコンクリート本体で、天井は重いけど非構造材の吊り天井扱いということになっている
ので微妙なところです。
Re:空気の混入 (スコア:3, 興味深い)
いや今回使われたのが違法だという話じゃ無くて、
メカニカルなアンカーと比べて引き抜き耐力が大きく、土木・建築の現場では一般的に信頼性が高いです。筋が悪い設計とはとは思いません。
と言う所に突っ込んだつもり。建築基準法では構造材に使用できないんで一般に信頼性高いってのは違うでしょと。
あと後施工アンカーをつり下げに使う場合、力の加わる方向に対してまっすぐ施工するのは、今となってはまずやりませんよねえ…。
斜めに施工するのが一般的です。
Re:空気の混入 (スコア:1)
ケミカルアンカーの信頼性については同意します。
だからといって施工、点検ともに困難な位置に、しかも荷重のかかる方向に向けてってのは、やはりスジが悪いんじゃないかと思います。
Re: (スコア:0)
あんまりみんなケミカルアンカーって知らないのかな?
とゆーか、あの年代からケミカルアンカーが実用化されてたってのが、新鮮な驚きでした。
ガラスのアンプルみたいなのをいれるタイプなら「下穴をいくらあけて…アンプルを何個入れて…」で品質管理できそうだけど、カートリッジみたいなので混合しながら押し出すようなのだと確かに一杯詰めたつもりでも上部に空隙ができたりするかもね。
Re:空気の混入 (スコア:3, 参考になる)
♪ケミカルアンカー大地を揺らっしー
っていう歌ぐらいには。
#ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
Re:空気の混入 (スコア:1)
あの歌がなかったら、多分全然知らんかっただろうな…
Re:空気の混入 (スコア:1)
日本ブレイク工業は、不正の犠牲となったのだ……
#いや、本気でやらかした人は刑事訴追されるべき
Re: (スコア:0)
天井でなくても、中空のところに液体入れてから棒状のものをぶっさしても、液体がはみ出て大半が流れだしてしまいますよね。
#何を何に?
私が設計するなら、ボルトの真ん中に導管を作って、ボルトをねじ止めする途中の甘止めのとき(脇から空気が出て行ける)
導管を通して接着剤を注入させるとか。
#何を連想して?
Re:空気の混入 (スコア:2, 参考になる)
>ボルトをねじ止めする途中の甘止めのとき(脇から空気が出て行ける)
>導管を通して接着剤を注入させるとか。
ケミカルアンカーがどういうものか分かってないのに設計出来るんか。と。
コンクリの穴に、接着剤だけでボルトを固定するんですよ?
Re: (スコア:0)
工法くらい読めないのか
Re: (スコア:0)
ボルトの真ん中に穴って根本的にボルトとしての基本機能を余計に阻害しそうなんだが・・
そもそも下向き用の工法とか (スコア:2)
工法の違いや工夫とかあるかもしれないが、上向きの穴で実験したら、接着剤の大半?はボルトをねじこむにつれて出てきちゃった。という実験をテレビで見た。
Re:そもそも下向き用の工法とか (スコア:2)
Re:そもそも下向き用の工法とか (スコア:1)
ボルトをねじ込むと中の空間が小さくなるため流れ出るのは当然だと思います。
ボルトを締め終わった後に流出するようなら接着剤の選定ミスかと。施工当時に要求を満たすような接着剤が無いようなら無茶な設計だったという事でしょう。
Re:そもそも下向き用の工法とか (スコア:2)
上向き施工だと、接着剤が内部に充満せず、従って設計強度を満たさない可能性があるという話で、現場検証がそのまんまだったわけです。
Re:そもそも下向き用の工法とか (スコア:1)
その通りですね。
なので、適切な粘度の接着剤が使われていなかったのではないかという事です。
Re:そもそも下向き用の工法とか (スコア:2)
実験は事故後にテレビで行ったものだから、接着剤は最新のものじゃないでしょうか。それで駄目だったのですからねえ。朝日の記事 [asahi.com]の図を見れば分かるように、現実の施工結果も駄目駄目だったわけです。施工技術(今は認定とかあるんですかね)を含め、まして当時の段階で、この設計自体に無理があったと。そのリスクを関係者が上手く認識できず、これまでも天井板撤去の機会を逃すなど、後手後手に回った。リスクがあると認識しなければ、詳しい検査(精密検査)もしなかったでしょうし。
基本ができてない (スコア:2, すばらしい洞察)
接着剤不足ってケミカルアンカーつかうときの注意点でかならず例示される悪い例。
いくらなんでもこれはひどすぎる。
土木技術の信頼性失墜 (スコア:1)
今回の件の一番の問題は、日本の土木技術の信頼性をかなり失墜させた点。
地震国にも関わらず、高層建築や長大橋、長大トンネルを多数建築・維持している、という自負は、国民全体としてあったと思うのだが、それを裏切るような事故。設計・施工・検査のどの部分がまずかったのかはわからないけれど、笹子トンネルだけの特異事例とは思われないところが怖い。日本の他の土木建築をどこまで信頼できるのか、それを誰がどうやって担保するのか。
状況としては、ボーイング787に似ている。2例つづけて深刻な事象が発生したので、ある機体の特異事例とは言えなくなった。今後いろいろ方策が打たれて「安全が確認できた」と保証されても、安心して乗れるようになるには、かなりかかると思われる。
中日本高速やボーイングが悪いとか、設計・施工で手抜きしたのは誰か、という犯人探しよりも、信頼失墜のリカバーをどうするのか、というところが気になる。
他の固定方法は無かったのか (スコア:0)
あんな重量の有るものを接着剤で固定したアンカーボルトで吊るなんて。
経年劣化を考えたら、そもそもの設計に問題有り。
Re:他の固定方法は無かったのか (スコア:5, すばらしい洞察)
接着系アンカーは普通に使われると思うけど。それこそ橋とかにも。
逆に施工不良が無ければ問題起きなかったんじゃないのかな。
高粘度のケミカルアンカー使って、硬化までしっかり養生してやれば…
##なんか全体的に接着剤バカにしすぎ。
Re:他の固定方法は無かったのか (スコア:3, すばらしい洞察)
自分もそうで、たまに偶然、正しい使い方に合致したときなんかにものすごい接着力が発揮されて、なんじゃこりゃ、となります。
Re:他の固定方法は無かったのか (スコア:2)
水道の蛇口をレバータイプのものに変えたとき、すぐに緩むので緩み止め剤を使ったのですが、交換時にネジを外そうとしたら今度は外れなくなって、思いっきり力を入れたらそのままねじ切ってしまったのを思い出しました。
いきなりコマの部分まで全交換になってしまって大変なことに。
#つけ過ぎ
Re:他の固定方法は無かったのか (スコア:3, 興味深い)
『接着剤』がダメだって言うなら、
接着剤(セメント)で砂利を固めただけの素材(コンクリート)にまず文句言えよ。
不足した接着剤でも30年以上固定できてたってんだから、
接着剤そのものの強度にはあまり問題はなかったんじゃないかな。
接着剤を使ったことが悪いのではなく、
新しい工法のノウハウが確立してなかった、とかそういう理由かと思う。
Re:他の固定方法は無かったのか (スコア:1)
それはあなたの勝手なイメージ。
「あんな重量」って何基準?
自分で持てるかどうか。とか?
Re: (スコア:0)
接着剤と設計とどう結びつくのかよくわからない
そもそもとして君はアロンアルファ的なものを想像してるんじゃないかい
工法以前に (スコア:0)
望遠鏡で目視点検しかできないって設計自体おかしいだろ
Re:工法以前に (スコア:4, 興味深い)
足場を組んで近くで点検する計画を立てたけど、取りやめにしたと報じているね。
「笹子トンネル 過去の点検計画を取りやめ」 [nhk.or.jp]
Re:工法以前に (スコア:1)
手抜き工事だったにしろ、数十年もったわけですからね。
その間に前兆を発見できれば問題なかったわけで、点検に関する
機能や運用に問題があるんじゃないかと思います。
技術的な問題で強度が不足していたり、周辺環境の変化で
予想を上回る早さで劣化したりすることが考えられるので、
強度を上げることより、点検の精度を上げることを考えた方が
建設的な気がします。
Re: (スコア:0)
ここが一番ですね。
点検(検査)が手抜きだった。
それがだんだん明らかになってきている段階。
教えて建築技術に詳しい人 (スコア:0)
それとも、検査やメンテナンスは未開発でも「そのうちできるようになるだろう」で済ませちゃうのでしょうか?
工事やメンテに手抜きがあったという話なのか、技術が確立されていなかったという話なのか、笹子トンネルの例はどちらなのでしょう。
Re:どうにかして原因は老朽化ではなく工事の方にあったと思わせたいようだ… (スコア:2, 興味深い)
緊急点検では、他のトンネルに比べて笹子トンネルで桁違いに多くの問題が見つかっている。
仮に老巧化のみが原因なら、他でも同規模で問題が見つかるはずだが、そうなっていないんで、他に理由があるはず。
老巧化が主原因だと主張したいなら、せめて、この辺の説明をつける努力は見せてくれ。
Re:どうにかして原因は老朽化ではなく工事の方にあったと思わせたいようだ… (スコア:1)
>他でも同規模で問題が見つかるはずだが、そうなっていないんで、
他のところでも見つかってるんだよ。
ただ落下するまでに、関門トンネルだと天井板接触事故があったりしてリフレッシュ工事を実施している。
「ほったらかし」で「大規模」だったのが笹子トンネル。
Re:見たくないものは見ないものだね (スコア:1)
>この数年「公共工事は税金の無駄遣いである」との大嘘を皆が信じ
まあこの数年に限らないんだけどね。
そもそも維持・補修に付く予算が少なすぎる。これはもう10年20年前からずっと。
新しいものを作る方が予算が付きやすくて、古いものの検査・補修はずっと後回しにされてきた。
公共工事をやる → 新しいものを作る
になっちゃってる。
例えば10年ちょっと前にも、JRだかのトンネル内壁剥落事故とかあったでしょ?ああいうのが表面化するまで検査費用なんかの「表に出ない費用」は削られがちなんだもの。