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教育

「指導教官に修論を書いてもらう」ことの是非 106

ストーリー by hylom
どこに落ち度があったのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

はてな匿名ダイアリーで、「私の修士での2年間は失敗に終わった」というエントリが話題になっている(はてなブックマーク)。

>修士課程の学生が、研究に行き詰まってなにも結果を出せず、最終的に指導教官が修士論文を書き、また修了案件として学会発表もしくは論文の投稿が必要であったため、学生の名前で学会への論文投稿も行っていたという。この学生は担当教官の支援で就職も決まり、卒業はできるようだが、今後についての不安も大きいようだ。

もちろんこの話が事実であるかどうかは不明だが、どうしても成果を出せない学生に向けて指導教官が論文作成などに手を出してしまうということは普通にありそうな話でもある。もちろん、学生を卒業させたいと思うことは悪いことではないのだが、このような状況に陥ったときはどのようにすることが適切なのだろうか?

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  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時03分 (#2326204)

    割と底辺に近い国公立大教員だが、無くはない。
    さすがに直前に代わりに書いてやるのは、教員の指導力不足で、その前の1ヶ月から半年くらい
    ちょびちょび書かせて(もしくは書いてやり、写させ)、最後はなんとか形になるようにするのが普通。
    俺は、プログラムは結局こっちで全部(もしくはほぼコピペで済むまで)作ってやり、学生はパラメータ調整と
    上記の寄せ集め文で出したことはある。

    学生もここにいるから言っておくけど、バカほど存在価値のないものはない。
    で、バカほど自己評価が過大で、面倒見てやるやらないが大問題だと思っている。
    ちなみにバカ=頭悪いではない。バカ=できないことを恥ずかしく思わず、努力を惜しむ人。

    ああ、なんか発表直前で丁度いいはけ口だなあ。

    • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 22時10分 (#2326304)

      バカなのは救いようがある気がするんですよ、まだ。

      問題なのは「実力もないのにプライドばっかり高くて、指導しようとすると反発するか、卑屈になるか、不登校になって、挙句周りの人間を巻き込むタイプ」のなんとも厄介な人間が、一定数いることだと思うんです。
      そういうのに限って病気理由の休学とかなんとか、大学に居座り続ける術には長けていたりする。

      本当は、それを排除できない大学のシステムにも問題があるとは思うんですけど。
      そもそもなんでそいつを入れたのかっていうのも……。

      #こんなのACじゃなきゃ書けない

      親コメント
      • そういうことを公で堂々と発言していればそういう学生が寄りつかなくなりますよ。

        親コメント
        • Re:いろいろある (スコア:3, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2013年02月16日 9時39分 (#2326477)

          そうでもない。大学じゃないけど、

          ・勘違いしてる奴は自分の事を言われてると思わない。
          ・ある程度自分が見えてる奴は自分の事を言われてると思って変に遠慮する。

          故に勘違いした奴ばかり寄ってくるという経験をした。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      おいらの周りをみると

      バカ=できないことを恥ずかしく思わず、努力を惜しむ人。

      ではなく、

      バカ=できないことを恥ずかしく思うのに、現実認識を拒み、努力を惜しむ人。

      だと思う。

      • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時22分 (#2326217)

        もとACだが、恥ずかしく思う気持ちがあれば、まだまだどうにでもなる。
        確かに現実認識を拒むのは問題だが、次の失敗は今回よりもう少しましな失敗になる。
        たとえタレコミのように修士が失敗しても、なんとでもなる、できる。少々、分は悪いが。

        タレコミもとのはてなエントリーの修士失敗学生も、これが失敗だと思えれば、社会にでても何とかなる。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          そうですね。分は悪いですが、まだなんとかなる範囲でしょう
          が、一番心配なのはその学生がすでにかなり暗い気持ちになっているところ

          • Re:いろいろある (スコア:2, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2013年02月15日 23時21分 (#2326354)

            いろいろ抱え込んで、挙句に「あー、もうどうでもいいや」となることに根本的な問題があるような気がしてならないのだが。

            親コメント
      • by Anonymous Coward

        耳が痛いバカがここに。
        一応私は論文は自分で書きました。
        が……、提出当日に見事なタッチタイピングを披露している指導教官は目にしてたり。
        バカなりに苦しんだ上で迎えた提出日だけに、いろいろ複雑でしたがw
        #そういえば、観測機の打ち上げに左右されるような宇宙関連の分野だと、どうするんだろ。

  • by kousokubus (37099) on 2013年02月15日 20時57分 (#2326248)

    本人にとっても、指導教官にとっても、現状ではこの対応がベスト。
    なぜなら「熊にマウントポジションとられた状況に陥った時には、どうするのが適切か?」という質問と同じだから。

    まず、卒論じゃなくて修論だから、自分で研究すすめないと。

    なので、修士課程として留年することに意味が無い。
    本人にとって、この大学内でこの指導教官のもとに居る限り、良くなる要素がない。適性がない。
    指導教官にとって、彼が留年しても改善する見込みが無い。

    次に、この状況で就職することには意味がある。
    本人は不安だろうが、研究の適性と、仕事において適性とは、大抵独立だから。
    指導教官にとっても、彼の人生を考えるなら、卒業して就職できたほうが良いと考えるだろう。
    退学してドロップアウトするよりは、勿論いいだろう。

    で、リスクについてだが、これはとても低いだろう。
    まず、指導教官及び彼は、"悪事"に手を染めているので、自白はせんだろう。
    また、代筆というのは適正に行われる限り、発覚することがまず無い。
    学位取り消し自体はそこそこ行われるようになってきているが、いずれも丸写しやデータの捏造など、論文そのものが無効になった場合に限られている(ように見える)。

    なので、現状ではこの対応がベスト。

    ***
    原則論としては、当然あってはならない行為。
    彼は、投稿誌に対して「代筆の上で投稿された論文なので、取り下げたい」と連絡すべきだった。
    その後、指導教官を責めて、大学に報告し、処置が下るのを待つ。
    たぶん科学者として誠実な行動って、これぐらいしか無いんじゃないかな。

    つーか、そもそもが「こういう状況に陥らない」のが適切なんだよ。
    ***
    んだけどなー、たぶん卑下してるだけでそこまで酷く無いんでないかなー
    ・修論出したら真っ赤になって返ってきた。
    ・英語論文の修正を指導教官にやってもらった。
    ・発表練習をマンツーマンでやってもらった。
    ・予実管理が破綻して、リスケの連続になった。
    ・〆切ぶっちぎってたら、予稿を修正されて査読無しに投稿されてた。
    くらいなら聞かないこともなかったような。
     # いやまあ勝手に投稿って確かにすげえアレだけど:-P

    • by Anonymous Coward on 2013年02月16日 0時18分 (#2326388)

      >> 彼は、投稿誌に対して「代筆の上で投稿された論文なので、取り下げたい」と連絡すべきだった。

      ここの話は「修論」であって「投稿論文」ではないような?
      逆に、これが投稿論文なら(先生も連名になってるだろうから)先生が書いても何も問題無い。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年02月16日 0時54分 (#2326399)
        その通りだと思う。
        親コメは「原則論としては、当然あってはならないい行為」なんて平然と大嘘書いてるけど、
        全く逆で、原則論としては何の問題もない。

        サボっていたわけでもなく真面目に取り組んでいた学生に対してきちんとサポートした先生を「悪事」とかレッテル貼りして間違った批評をするのは、やめてほしい。
        親コメント
  • ネガティブだなー (スコア:5, すばらしい洞察)

    by uxi (5376) on 2013年02月15日 23時38分 (#2326368)

    自己評価が低いのはまぁ性格だから仕方がないとしても、
    この人、自分の意思で研究室変わってたり、
    就職難で厳しいこのご時世に内定もらってたり、
    単位でも苦労したことないとか、
    修正はともかくとして、一応修論自体は書き上げてはいるし、
    投稿論文に足るだけのデータも出せてもいるわけで、
    基本的に能力低くない、むしろ高いんだよね。
    件の文章力を見てもそれはうかがい知れるわけで。

    投稿論文執筆の件については、微妙な書き方だけど、
    この人本当は連名のセカンドなんじゃないの?
    実験データ横取りして名前入れてくれないって先生の話
    山ほど聞くのによく出来た先生だと思うんだよね。
    ましてや単著を代筆とかどこの仏様ですかと。
    いくら変人が多いとは言えそんな教授がいるなんてにわかには信じ難いんですが?

    自己を卑下することでお世話になったことに対する感謝を述べているように見えるんだけど
    それなら、もう少し誤解のない書き方しろよと思うんだよね。
    自己評価低い反動で、
    なんか自己表現の方法間違ってるんじゃないのかなぁ?

    --
    uxi
  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 19時42分 (#2326190)

    中退するよりマシ。ましてや、ズル(としか思えない方法で修士取る)より遥かにマシ。

    • by Anonymous Coward on 2013年02月16日 0時44分 (#2326393)

      外野(俺もそうだけど)は「留年させろ」とか気軽に言うけど、自分の出身研究室とか知り合いの先生達とかから聞いてる話だと、

      ・最近は全く音信不通になっちゃう学生も多くて、「卒業したい」という意思を持って行動している学生はまだ救いがある。
      ・そもそも研究遂行の能力なんて適性の一部分だけの話。社会に出れば別の才能が開花するかもしれないし、卒業する気のある学生は全力サポートで卒業させる。
      ・本人が卒業する気でいる場合、もし卒業させなかった場合にパワハラで訴えられる(=訴訟に巻き込まれる)リスクがある。
      ・仮に研究を一切やっていなかった学生だったとしても、その学生が内定を持ってるとさらに面倒なことになる。
       (訴訟リスクの増大&場合によっては内定企業側への説明も求められ、なぜか企業から指導教員や大学が怒られる)
      ・そういう逆ギレのリスクを(指導教員というよりも)大学側がかなり気にしている。
      ・だから「卒業させない」という判断には大学から「何とか救えないのか」というプレッシャーがかかる。

      という感じらしですよ。なので、もはや「真面目にやっても卒業/修了できない」っていう事象は博士課程でしか起きません。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 19時48分 (#2326195)

      ダメ学生を社会に放しちゃ不味いですよね
      それとも歩合制で何人卒業させたら幾らとか決まってんですかね?

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時06分 (#2326205)

        でも残られても困るんだよなあ……

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      • by Anonymous Coward on 2013年02月16日 1時24分 (#2326406)

        卒論・修論を自分で書いてない人間は駄目学生だっていうなら、現に書き終えてない学生に内定出すべきじゃないです。
        あるいは、すべての単位を揃えてない人間に内定出すべきじゃないです。
        正直、1・2単位とか卒論修論だけで留年させることで、とれてた内定が消えるわ半年30万だか50万だかの出費を求めるって、
        これ結構しんどい決断ですよ。

        企業側が既卒者だけ採用するか、あるいは中退でも何でも企業側の判断で採用するというのなら、大学側もすっきり評価できます。

        #学費は大学の問題なので、まあ単位従量制とかいろいろ考えます。

        親コメント
    • 知的能力に問題があると言うよりはウツっぽい症状が出る人が時々出る気がしています…。
      治療を受けに行ってくれるといい気もしますが、大学生が数日出てこないくらいだと中々周りも気づかないので…。

      親コメント
      • 後は昨今「就活疲れ」かなー?と思うところもあります。

        修士2年間の内、1年半以上も就職活動してる学生がザラにいて、
        研究室のゼミやミーティングについて「就職活動で出席できません」が年間を通じてちょくちょく見られるのが現状ですので…。

        この「就活」に関しては今の状況はちょっと異常と思います。

        親コメント
  • 釣りタイトル? (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時35分 (#2326231)

    元記事を読む限り、学生は修士論文の第一案を作成した段階で力尽きた(発表資料関連だけで手一杯になってしまった)ようなので、

    最終的に指導教官が修士論文を書き

    この表現およびストーリーのタイトルはものすごく誤解を招くものに思えます。
    「『指導教官に修論を書き直してもらう』ことの是非 」だとインパクト弱いので盛ってみた、という感じですか?

    まぁ投稿論文は全部書いてもらっちゃってるというのも十分マズイですが。

    このような状況に陥ったときはどのようにすることが適切なのだろうか?

    誰にとって?「このような状況」ってどの段階?
    学生が中退の意思を示した時にそのままやめさせてれば状況はシンプルだったと思いますが、「この教授にとっては、それは適切でなかった」んでしょう。

    # 個人の感想としては、この学生は自虐的に書いてるほど無能ではなくて、教授が救いたいと感じる程度、企業の面接をボロ出さずに乗り切る程度の能力はあるんだろうと思いますよ。
    # コミュニケーションや自分でスケジュール管理することが苦手(アスペルガー気質の人には多い)だって自覚があるならなんとかカバーして生きていけるんじゃない?

    • by saitoh (10803) on 2013年02月16日 14時17分 (#2326584)
      投稿論文が学生の単著ならまずいですが、教員が第1とか第2著者に入っているのなら修論から投稿論文への書き直しを教員が行っても別にものすごく非難されるほどのことじゃないような・・・。 特に学生が修了して出て切った次年度になってから修論の研究成果を論文化するときは、教員が100%書くのは珍しくない。

      修論はあくまでも学生本人の単著論文なので、当人が書かないとまずいですね

      親コメント
  • by vax730 (32985) on 2013年02月15日 23時09分 (#2326341)

    今は指導教官が自ら書くのか。大変だな。

  • 代筆展開こまで追い込まれる前に取りあえず研究室に出てきてほしい…。
    代筆まで行かないまでも論文には割と作業的に書ける部分もあるし、
    論理展開一緒に考えたり、執筆に必要な内容をやればできる作業へブレークダウンしたりはできるので…。
    家に籠って「まとまらない→締め切り迫る→まとまらない→締め切り迫る→」などと精神的にグルグルされてても手助けのしようがない。

    完全代筆まではしないにしても、大抵そういうレベルまで追い込まれてるときはスケジュール的にも限界なことが多く、
    手伝う側も大概体力的に限界に追い込まれるので本当に避けて欲しい。
    「論文白紙、発表資料白紙、期限明日朝の発表まで」とかで
    本業の研究開発に割りこまれると(歳食うとだんだん回復所要時間が延びるので)マジキツイんですよ。
    卒論修論と違って本業も継続中なので。

    (…というか、建前から言えば本来私は修士の学生のインターン先になっている研究所に常駐する共同研究企業の期間付き雇用従業員ではあるが教育職ではない。)

  • 「春から企業でエンジニアとして働く。もう助けてくれる先生はどこにもいない。」(http://anond.hatelabo.jp/20130213193100 [hatelabo.jp])

    …とあるけどブラックな会社でなければ新人社員≠即戦力、つまり教育対象なので先輩なり管理職なりが教育することになるので
    よほどヒドくなければ先輩なり管理職なりが助けてくれる役回りになる。

    で、「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」とよく言われるように妙なプライドで質問できないよりはした方がいい。
    そりゃちょっとは自分でも調べてみた方がいいにはいいけど、「調べ方」そのものが教育の対象でもあるし、
    駄目なら駄目で周囲は早めに対策を立てる必要があるからだ。仕事だと特に。
    抱え込んで、(そのつもりはなくても結果的に)隠ぺいして、間際に破綻が明らかになる程に周囲が困る物はない。

  • by Ever_Greenfield (37706) on 2013年02月15日 22時30分 (#2326315)
    せめて某春風高校の松浦先生くらいのおせっかいくらいにとどめとけと。
    --
    永世小学六年生神アイドル支持者(バランス取らなくっちゃなぁっ!!)
  • by SAN0 (45971) on 2013年02月15日 20時22分 (#2326218)

    根本問題はこの辺かなあ。
    >院生たるもの「何が分からないのかわからない」なんてことは言えないし、精一杯自分で調べようとした。
    >その結果、どんどん質問できなくなるという悪循環に

    職場の後輩にも「いつまでも悩む位ならとっとと質問してくれ」と言いたくなるタイプの人がいて、既視感を覚えたり。
    心構えは悪くないんだけど、あきらめが悪すぎ。

    #この元院生がどうなのかは知らん。

  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時26分 (#2326219)

    そこに問題がある場合も相当数あるのでは?

    研究って、勉強とか復習じゃないから、2年で区切れるちょうど良いテーマは必ずしも転がってないでしょ。
    そこで計画性の無い指導教官だったりすると、学生は可哀想だよね。

    自分が大学院にいた当時、完全な代筆ってのは聞いたこと無いけど、書き直しを重ねるうちに実質的に
    代筆に近いことになっていたり、そもそも明らかに区切りの悪いテーマは多数あった。
    或いは逆にソツなくまとまった人のは見通しの立てやすい、面白みの無いテーマだったってのも多かった。
    でも、研究者として優秀で残っていくのは後者の人じゃ無いんだよね……

    先生の問題か学生の問題か……
    大学は杓子定規で計れない、かつ閉鎖的な空間だから客観的な評価が難しいけど……
    確かなことは、見栄えの良い成果を出せたか否かでは無く、その期間に集中して課題に取り組んで、
    その過程で問題解決のノウハウを体験できたかじゃないかと思う。
    そこを評価できる方法があると良いのだけどね。

    • by Anonymous Coward on 2013年02月16日 1時54分 (#2326421)

      元コメです。
      多少の誤解があるみたいだから一応一回だけ補足。

      自分は大学院当時の研究分野柄、それとその後の仕事柄、この 10数年の間に
      日本の最高学府を含むいわゆる偏差値最上位クラスの大学や研究機関を幾つか垣間見てきた。
      けどその中で、今回の学生みたいなことは特に珍しくなくて、むしろある一定数いた。

      確かに、努力が足らなかったり、コミュ力が足らない学生側に問題がある場合も多いけど、
      先生側に問題がありそうな例も多数見てきた。

      大学の先生になるからには、勉強や研究する能力はみなさんある一定以上あるけど、
      指導者としての訓練は全く受けずにその立場になってるから、それこそコミュ力不足と
      感じる先生は本当にかなり多い。
      (これは優秀な技術者が必ずしも良い管理職になれないのと一緒でしょ)

      或いは、先生には何年もの蓄積があって、職に就いていれば(任期の範囲で)
      研究の一つのテーマに何年かかっても、また成功しなければ内容を切り替えても
      良いけれど、同じ観点で学生にテーマを押しつけて、とても 2年の間にはできない
      でしょ、ってのも多い。

      それで学生が期待通りにできなければ、上から目線で叱りつけるだけで、
      自分の(ときに根拠の無い)見解を一方的に押しつけて、ますますコミニュケーション
      不全に陥ってるのに、自分に自信があるだけにそれに気づかない人も多い。
      (この叱りつけるだけってのは最近スポーツ界で問題になってることと似てるかも)

      さらにひどいのになると、学生をほぼ労働力として扱ってたり、権力争いの
      中で道具に使ったり……贔屓の学生だけ大事にして、あとは罵倒ってのもあったな。

      でも外から見てると、大学の教授って権威があるから、多くの場合は学生が
      ダメなことになっちゃうんだよね。

      優秀な方の大学でもそういうケースが珍しくないのだから、学生がダメなことも
      多いだろうけど、盲目的に学生を責めて欲しくは無い。

      ちなみにリンク先も読んだけど、まず、あのケースで学生が良くて先生が悪いとは
      思ってないです。本当にすごく良い先生かもしれない。でも、あの情報だけで
      学生だけが悪いとも判断できない。

      それとは別に、修士課程を卒業する時点であの内容に気がついて、しかも
      その気持ちを支離滅裂じゃ無く文章にできてて、自分の非は改めたい気持ちを
      強く持ってるなら、ただマイナス思考で殻に籠もっている訳じゃないし、
      もしかしたら、惰性で他力で修理号を取るよりマシな人の可能性もある。
      畑が同じだったら一度一緒に仕事をして見てみたいかも。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      残念ながらその過程は本来高校の範囲
      大学はそうじゃないし、修士ならなおさらそうじゃないんです
      けど社会がそれをないがしろにしてるんです

      あの会社の新人研修過程だろという風潮には
      嫌気がさします

  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時34分 (#2326229)

    大至急!!!!!お願いします [yahoo.co.jp]
    テーマ政治経済で小論文を書いてください
    1500字程度でお願いします

    ベストアンサーをすばやく書いた人は、ないす!だな。

  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 22時05分 (#2326299)

    東北大の院生が、2年連続で博士論文受け取り拒否され
    自殺したっていう話があります。
    2008年8月の事件で内部調査後の翌年5月公表
    http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051301000305.html [47news.jp]

  • こういうのは修士とは言っても底辺大学のことだと誰しも
    思うだろう。
    たしかに他人が修論を書いてやるというのは論外で、
    替え玉受験にもほとんど等しい犯罪行為だ。

    しかし、だったら一流大ではなんにもないのかというと、
    いろいろある。(・・・)

    • 東大だけど、学部の同期がこのケースとまったく同じ状況になってた。
      修士2年目の秋から本人失踪して、指導教官が代わりに修論書いてあげてたそうだ。御丁寧に英語で。
      その教官は、翌年度から他大学の教授になることが決まっていて、留年させるわけにはいかないという事情もあったらしい。

      だが同じ学部でも、指導教官が退官の年にD論審査を受けて落とされてた可哀想な学生もいたので、
      (その学生は別の研究室にお預けになり、翌年無事博士号取得して修了した)
      研究室がクローズするときは、必ず、修士・博士の大バーゲン・在庫一掃セールが行われるというわけではないらしい。

      はあ・・・もう15年以上昔のことだ・・・

      親コメント
  • 何が分からないのかが分からないってのもありますが、
    どうやって説明したら相手に自分の分からない事を伝えられるかが分からない、っていうのもあると思います。
    それでたどたどしい質問をして、答える方も的外れになってしまう、ってことは割とあることだと思います。

    分からないことがあったら質問しろ、と学校ではよく教えられますが、
    では具体的にどう質問すればよいか、そこまで詳しく教えてくれる教師っていうのはなかなかいないですよね。
    まあ生徒も経験を重ねていくうちに質問の仕方を体で覚えていくものだと思いますが、
    件の学生はそこそこ頭が良くて、独力である程度賄えてしまい、院に入るまでそれを覚えることなく育ってきたみたいですね。

    --
    一人以外は全員敗者
    それでもあきらめるより熱くなれ
  • by Anonymous Coward on 2013年02月16日 10時43分 (#2326499)

    大学の研究室は、普通に結果が出なかったらM3になりますよ。
    毎年5人に一人くらいの学生がM3です。ちなみに素粒子系で国立大学です。

    期間内に結果をだすのも、だせるような研究計画を作るのも
    結果が出ない場合の逃げ道を用意するのも学生のやるべきこと
    だ、研究室を活用することは当然できるし、教員と共同研究する
    こともできるが、小学生みたいな指導は期待しないでくれ。

    というのがボスの意見です。

  • by the.ACount (31144) on 2013年02月16日 10時46分 (#2326501)

    後は経験を糧にすればいい。

    --
    the.ACount
  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 19時28分 (#2326183)

    バレた時はその指導教官が全責任を負うんでしょ?
    色々と波及しそうな気もするけど、自己責任で。

    # 基準を満たすよう指導して、駄目なら排除しろ。それがベストにきまっとる。

  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 19時57分 (#2326199)

    文系と思ったら、理系の研究室でこれは酷い。

  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時01分 (#2326202)

    普通はどうにもならない
    不認定になるだけですよ

    指導教官の役割は、
    研究が進むように知識的に助言するだけです

    まあ卒業確定時期と就職の内定時期、
    そんで、内定が出ないと即人生終了のお知らせがなる社会

    それがこの「代筆」になってるのだと思います

    • by nmaeda (5111) on 2013年02月15日 20時16分 (#2326214)

      > 指導教官の役割は、
      > 研究が進むように知識的に助言するだけです

      これが適切でなかったわけだから、本人だけでなく、指導教官にも大きな責任があるとは思うが、さすがにやり過ぎだろう。

      1年留年させて、その代わりに就職先を探してやるのが許容範囲ではないか。そもそも学部卒に比べれば修士や博士の求人は少なく、同様の就職活動ができるわけでもない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 21時51分 (#2326291)

        指導教官に責任、もうちょっと広く言えば教える側に責任といった論がちらほら出ますが、
        そんなもんが責任問われたら、教わる側はだれも真面目にやりませんよ。
        だってサボろうが何しようが教える側が悪いんでしょ?
        例えどのような学生が来てもちゃんと出来るようになるよう制限時間内に教える責任がある、ということですよね?
        もしそうでないなら、どのような場合に免責となるのか、今回教官に対して責任をふっかけているのはどういう理由なのか書いてみて下さい。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        ダメな学生ほどすんなり出ていって欲しいのです。
        戦力にもならず足を引っ張るだけなので。

        ダメな学生の就職先を探し直すことが、企業就職したことのない研究者にとってどれほど手間で時間の無駄かは考えなくてもわかるでしょう。
        そんなことをするぐらいなら自分で修論くらいさっと書いて後腐れなく出ていってもらったほうがよっぽど簡単で、みんな幸せになれるのです。
        いいか悪いかは別として。

        #完全に代筆してしまうのは、指導力不足だからでもあるのだが。

  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時17分 (#2326216)

    もう卒論や修論の単位が卒業要件全体の半分以上を占めるぐらいでいいよね。
    こういうチートも厳罰にしてさ。本当に頑張った者だけが卒業できて、まともな職につければ、それで良いよ。

  • by Anonymous Coward on 2013年02月15日 20時50分 (#2326244)

    自分のばあいは卒論だったけど.
    立てた論旨と本文での論述とのギャップがどうしても埋められなくて,ね.
    母校では,論文そのものではなく,それをもとにした発表で審査されることになっていたのと,卒論は指導教授が保管することになっていたから,発表は勧進帳で乗り切って,論文提出用の表紙は,白紙の束を成果物を言い張って事務所に発行させ,結局次年度の5月連休直前に,自分なりに纏めたものを教授に見てもらった.
    やっぱりどうしてもギャップは埋められなくて,論旨のほうにいびつな条件設定を盛り込んでどうにかそれっぽくした,というものだった.
    温和な先生で,「これでいい」と受け取ってくださったけれど,ほんとうは,たぶん,その場で屑籠に放り込みたかったんじゃないかな.

    自分も質問ができなかった.
    仕事なら,仕上げることが第一だろう.でもこれは自分のための勉強なんだから,分からないところではあくまで踏みとどまるべきだ,という思いに囚われてしまった.
    その結末はもっとまずくて不誠実なものになるだろうことなんて,少し考えれば分かりそうなものなのに.
    だって,もう後がなかった,それ以上留年はできなかったんだから.

    厚かましい話だけれど,いつか,大学院に行けるかも,という希望が欲しかったから,卒業が諦められなかった.

    今でも専攻分野について学ぶのは楽しいし,そうした行為にある種の贖罪意識をも感じるのだけれど,もう死ぬまでアカデミズムの敷居は跨がないつもり.

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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