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メジャー文学賞とは違う「私設文学賞」 54

ストーリー by hylom
とはいえハードルは低くない 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

「文学賞」というと、著名出版社が権威のある審査員をそろえて高額な賞金を出すというイメージがあるが、最近では小規模かつかなりニッチな文学賞もいくつか登場している模様。

ガジェット通信でまとめられているが、TwitterなどのSNSや掲示板などで公募されている「クィア文学賞」や「俺的小説賞」、文壇バーが主催する「月に吠える文学賞」などがあるようだ。また、千代田区主催の「ちよだ文学賞」、小学生限定でハガキでも応募できる「小学館 12歳の文学賞」などちょっと変わったものも紹介されている。

「文学」にチャレンジしたことがある人がもし居たら、こういった文学賞にチャレンジしてみては?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Dobon (7495) on 2013年05月22日 8時32分 (#2385024) 日記

    自分で変な「賞」を設定した方が楽しいかもしれません。

    # あまりにニッチだと、受賞者なしで延々と……

    --
    notice : I ignore an anonymous contribution.
    • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 8時39分 (#2385030)

      イグノーベル賞には文学賞はないだろう(から、今からなら自分で作れる)、と思ったら、あったみたいです。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 10時44分 (#2385113)

      伊熊猫賞とか歯科賞とか取烏賞とか。

      # 40代以上だとみんな1回くらいもらってるよね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      文学じゃないけど、国連平和賞 [wikipedia.org]みたいな感じか。

    • by Anonymous Coward
      ブックレビューを軸にした各種SNSがまさにそれでしょう。
      どっかの業者が必死で権威付けした文学賞よりも、趣味趣向が似ている他人や批評家個人のレビューのほうがアテにあるという。
    • by Anonymous Coward

      佐藤 大輔氏
      原 尞氏

      別枠:
      火浦功氏

      # たまごは、「たくさん、またせて、ごめんなさい」の略

      • 火浦とかガイエとかは忘れたころに新刊がぽろっと出てきたことがあるんで、まだ待つ価値があるけど、
        佐藤大輔は待つだけ無駄なような。一度止まってしまうと二度と出ないタイプだよな。

        原尞はよく知らん。

        親コメント
  • 有望な新人の奪い合いとか、作家の卵より文学賞の方が数が多いとか言われてますね。
    老舗の芥川賞や直木賞だって昨年の受賞者の名前を憶えている人なんかほとんどいないでしょう。
    小説や文学以外にもゲームとか動画とか表現の場が広がっていて、異分野との競争も激しくなっていますね。

    文学賞もらって作家として認知を受けて、先生と呼ばれて優雅に暮らすなんていうビジネスモデルは
    遠い過去の話しでしょう。
    • 前者はcontestで,後者はprizeで全く別もの。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      過去にはあったのですか?

      • by Anonymous Coward

        あったよ。

        聞く前になぜ自分で調べようとしない。

        • by Anonymous Coward
          そういう作家もいたということと「ビジネスモデル」とは違うと思うよ。
          出版社はそういう算段でいたのかもしれないけれど、合致する例のほうが少ないような印象だな。
          ビジネスモデルと言い切れるほど確立されているのかな。

          受賞者の一覧は出版社で調べられるのでいいとして、ここは「文学賞もらって作家として認知を受けて、先生と呼ばれて優雅に暮らす」を実践して作家の一覧でも示しては頂けまいか。
          作家の暮らしぶりまでは私には調べることはできなかったので。
          • by Anonymous Coward

            ラノベ系レーベルの賞は割と「先生と呼ばれて」までを満たすのが多い気が。
            ただ「優雅に暮らす」かどうかは本人のセンスと優秀なプロデュース能力を持つ編集者と巡り会えるかの星回り次第かな。

        • by Anonymous Coward

          「文学賞もらって作家として認知を受けて、先生と呼ばれて優雅に暮らすなんていうビジネスモデル」が過去には実在したが現代には実在しないという主張は初見だと思いましたので、お詳しいらしい元コメ主に尋ねたつもりでしたが、どうやらたいへん不躾な発言だったようで御容赦ください。

          あの手の賞は昔も今も、販売促進キャンペーンにすぎないので名前を広めるきっかけでしかなく、継続して売れるかどうかは作品次第だというのが私の認識でしたが、まちがいだったのですね。

          • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 10時37分 (#2385111)

            >あの手の賞は昔も今も、販売促進キャンペーンにすぎないので名前を広めるきっかけでしかなく、
            >継続して売れるかどうかは作品次第だというのが私の認識でしたが、まちがいだったのですね。

            最近はそうかも知れないけど、20~30年前は違ったんだよ。

            昔は芥川賞を取ったら、その後全く小説を書かなくても一生安泰、という状況だった。
            それくらい芥川賞を取れるということは「特別」で、少なくとも当時は販売促進キャンペーンではなかった。

            発表済みの短編・中編作品が対象だから、基本的に無名の新人だとか、
            全然売れていないような作品は選ばれないし。

            親コメント
            • 作家の販売促進と雑誌の販売促進は違うけれど、
              文藝春秋の部数が伸びない時期に、部数を伸ばすために芥川賞が開催されていると聞いたことがある。

              あと芥川賞は新人のための賞ではある、一応は。

              親コメント
            • by Anonymous Coward

              昔は芥川賞を取ったら、その後全く小説を書かなくても一生安泰

              なぜかある高齢の議員の顔が思い浮かびました。書いていないわけじゃないはずなんですが。

            • by Anonymous Coward

              発表済みの短編・中編作品が対象だから、基本的に無名の新人だとか、
              全然売れていないような作品は選ばれないし。

              発表済みと言っても大抵の初出は文芸雑誌上でなので、単行販売された作品の売れ行きを見て決めるなんてことはやっていないね。現在でも芥川賞受賞してから単行本が発売されることは多々ある。

              発表済の短編・中編が対象だから無名の新人が選ばれない、という論理はよく分からないけれど、芥川賞が権威化して、新人賞なのに作品の完成度を求められてしまって、結果、無名の新人が選ばれ辛くなっている状況は確かにあるね。

              最近はそうかも知れない

            • by Anonymous Coward

              > 最近はそうかも知れないけど、20~30年前は違ったんだよ。
              > 昔は芥川賞を取ったら、その後全く小説を書かなくても一生安泰、という状況だった。

              芥川龍之介賞 歴代ベストセラー作品 [wikipedia.org]

              単行本で127万部の「蹴りたい背中」を題材にとりますと、税別1000円で印税が10%として127百万円の印税収入と考えられますね。
              この一時所得に国税地方税その他諸々がかかるとしてと3掛けぐらいは手元に残るんでしょうか?一生安泰とはいえないようですね。

              また、単行本で102万部の「太陽の季節」も試算してみたかったのですが、残念ながら1955年当時の初版の定価がわからない。
              高度成長以前だから物価相場もよくわからないな。

          • by Anonymous Coward

            聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

            例えば、少年野球から始まってプロ野球に至る道筋は、栄光を手に入れるのは極少数でも
            ビジネスモデルと呼んで良いと思います。

              > 昔も今も、販売促進キャンペーンにすぎない
              > 継続して売れるかどうかは作品次第だ

            この認識は正しいと思います。

            ただ過去の芥川賞の受賞者の名前とか、落選した太宰治の最後とかをみるとどうでしょうか
            例えば、石原慎太郎氏の場合だと、もし賞を貰ったという知名度が無ければ、国会議員になる
            とかいったその後もなかったかも知れません。

            文学賞のビジネスモデルとしての完成度を評価するのは難しいですが、過去においては、
            そのキャンペーンの権威とか威力は、ご想像より、遥かにあったと思います。

            また少なくとも傍目からは成功しているように見えたから、多数の文学賞が溢れることに
            なったのでしょう。

            • by Anonymous Coward

              俺様定義の「ビジネスモデル」を語られても困っちゃう。
              そういうのはモデルって言わないのよ。
              もう少し頭を使ってくれ。

              • by Anonymous Coward

                スポーツ競技の興行者が、優秀な選手に破格の報酬を与えることで、選手希望者を増やし
                競技人口を増やし、その競技に関心を持つ人口を増やすことで、その興行価値を高める。

                出版社が、優秀な作品に高い権威を持つ賞を与え、その掲載紙の売り上げを増やし
                また、その作家の発表の場を広げ、次の作品の執筆を促し、商材の確保と拡販を行う。
                (賞の権威=受賞者の格を上げるために、先生として丁重に扱う、高い原稿料を払う等も含む)

                上記には収益構造の詳細はありませんが、事業戦略は分かるでしょう。

                また、いずれも狭い意味でもビジネスモデルと言って良いかと、技術的要素が含まれてない
                ので日本の特許庁では発明としては扱って貰えませんが、もし公知でなければ、アメリカで
                なら「ビジネスモデル特許」も取れるでしょう。

              • それは興行主、出版社にとってのビジネスモデルではありますが、
                元の話は作家の先生側にとっての話ですよ。

                親コメント
            • by Anonymous Coward

              > 例えば、石原慎太郎氏の場合だと、もし賞を貰ったという知名度が無ければ、国会議員になる
              > とかいったその後もなかったかも知れません。

              Wikipediaで申し訳ないんだけど、 芥川龍之介賞の項 [wikipedia.org]によると、石原慎太郎の受賞作が芥川賞の知名度を高めたように書かれているね。それまでの芥川賞の知名度は低かったらしいので、芥川賞のおかげで石原慎太郎の今がある、というのは違うようだ。

              で、「文学賞もらって作家として認知を受けて、先生と呼ばれて優雅に暮らす

      • by Anonymous Coward

        過去だって出版社の一押し作家のプロモーションって側面の方が多かった様な。

  • by laggnugg (5342) on 2013年05月22日 19時37分 (#2385556) 日記

    メジャーといえばメジャーかもしれないけれど、それほど知られているわけではなく、でも、選考方法がユニークなものとしては、「ドゥマゴ文学賞 [bunkamura.co.jp]」がありますね。

    選考方法

    受賞作は、毎年「ひとりの選考委員」によって選ばれ、選考委員の任期は1年間です。

    選考委員と受賞した作品とのリスト [bunkamura.co.jp]を眺めてみると、その選考委員=作家等がまず選ぶだろうな、という作品が並んでいて、面白いです。

    でもこの賞は新人賞とかとも違うから、今回の「私設文学賞」の話題とはちょっと違うか。。。。

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 8時46分 (#2385035)

    中二文学賞とかあったら、審査するのめっちゃ苦痛になりそうだ・・・・
    #他でも新人賞なんかはかなりキテルらしいが(汗)

    • by Anonymous Coward

      苦痛だと思うような人が審査したら賞の趣旨から外れてしまうのでは。
      #え?中二って普通に中学二年生の意味?

      • by Anonymous Coward

        ご説ごもっとも。
        でも、「波長が合わないとキツサ倍」というのもありそう
        #いや、わたしにはそのケはないんでよくわかりませんが

        • by Anonymous Coward

          そして始まる魔法ファンタジー派と科学ファンタジー派の大ゲンカ

          • by Anonymous Coward

            科学と魔法のケンカならとあるなんたらでやってるじゃないですかー

            アレを科学と呼ぶかは微妙だけど。
            「相手は死ぬ」と同レベルだものなあ。

          • by Anonymous Coward

            そして交差するんですね。

          • by Anonymous Coward

            魔法ファンタジー内でも北欧神話系vs神道系vsクトゥルフ系の派閥争いが勃発したり?
            #中二病だとごっちゃになっている可能性が高いけど(汗)

  • by QwertyZZZ (8195) on 2013年05月22日 9時00分 (#2385043) 日記

    公的な文学賞のイメージが、ノーベル文学賞 位しか無い。
    いや、あれだって公的な運営サポートは有っても、私的な賞か。

    • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 10時46分 (#2385115)

      「公的」ってのが、たとえば市町村だとかの自治体が主催してる、ってのなら、泉鏡花文学賞とか思いつくな。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        メジャー≠公的である実例の一つになっちゃうような。
        メジャーのほとんどが対比として書かれている私的な文学賞なんだもん。

    • by Anonymous Coward

      「ピューリッツァー賞」も営利企業ではありませんが私学の運営ですね。

      調べると、公的と言えそうなものは、社会主義国のものとか、作家側の協会やファンの側の団体の
      ものがあるようですが、私にとっては「聞いたことがある」程度まででした。

    • by Anonymous Coward

      文学だけじゃないけど、紫綬褒章とかかなあ。

    • by Anonymous Coward

      川柳とかだと公的な賞が山のようにある気がする。
      あと、賞かどうか微妙だけど、歌会始は多分公的。

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 8時34分 (#2385026)

    気になるは
    いつの季語かな
    火炎瓶

    • by Anonymous Coward

      年中の様な気もしますが、あえて決めるならやっぱり春なんじゃないですかねぇ

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 8時36分 (#2385028)

    トヨザキ社長も、なんかやってたっけ。

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 10時26分 (#2385106)

    ○○は作家名。

    ○○の作品だけが対象

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 10時48分 (#2385118)

    デイリーポータルZの「書き出し小説大賞 [nifty.com]」に挑戦してますが、いつも最終選考止まりで、なかなかハードル高いです。
    採用されてもサイトに載るだけで賞金などはありませんが、気楽に雑誌投稿みたいなノリで挑戦してます。

    • by Anonymous Coward

      書き出し小説とありますが、
      これ(物によってはお題がないけど)大喜利ですよね。
      面白いけど。

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 11時55分 (#2385154)

    私設文学賞といったら小松左京賞じゃないの。
    小松左京が設立して小松左京がひとりで選考するというまさに私設賞

    • by Anonymous Coward

      芥川賞だって直木賞だって菊池寛の私設文学賞だし。

  • ちょっと懐かしいネタを思い出しちゃいました。

    反社会学講座 第21回 賞マスト・ゴー・オン ~ツッパることは勲章か~ [fc2.com]

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 17時39分 (#2385467)

    ラノベというジャンルが流行るちょっと前くらいに中二病的な内容の微エロ小説を某大賞に出してたことが・・
    佳作かなにかで載った気がするけどきっと気のせい気のせい。
    文学とは程遠いレベルでしたけどね。

    故ヤマグチノボル氏を見ていると、あの頃もうちょと頑張ってたら食える位にはなっていたかもなあとも思うけど
    そっち系の仕事に就いた友人を見ると別の仕事選んで正解だったとも思ってみたり。

    ----
    黒歴史なので絶対AC

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 18時13分 (#2385487)

    売れないのでいろんな人が手をかけて吊り上げています。
    新人文学賞作品の出版 初の入札で [nhk.or.jp]
    出す側は底値安定して欲しいですからね。
    みんなしあわせ。不幸なのは読者だけ。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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