トップダウン型マネジメントは時代にそぐわない? 73
ストーリー by hylom
AppleやAmazonは? 部門より
AppleやAmazonは? 部門より
eggy 曰く、
企業における「トップダウン型マネジメント」はこの時代にはそぐわないのではないか、という議論が本家/.で取り上げられている(元ネタのComputer World記事)。
イノベーションや変革が「上から下」への一方的な伝達でしか行われない中央集権的な管理手法は、これから入社してくるデジタル世代には受け入れ難く、今こそ変わらなければならない、というのが「トップダウン型」否定側の意見だ。また、下層部の社員にも創造性の追求を奨励するだけでなく、研究や開発を行うための予算も組めるようにするべきとしている。
MicrosoftやHewlett-Packerd、Dell、Intelは、いずれもモバイル革命に乗り遅れてしまった企業であるが、この原因はつまり、企業のマネジメント手法がトップダウン方式だったからなのだそうだ。企業に必要なのは技術的改革なのではなく社会的改革とも主張されている。
15年くらい前から言われてるよね? (スコア:5, すばらしい洞察)
15年くらい前からずっと同じ事を聞いてるわー
Re:15年くらい前から言われてるよね? (スコア:5, すばらしい洞察)
特に日本では、「若者の斬新な意見を吸い上げる!」という年寄りからのトップダウンな命令が下ると、、、、、
日本の場合はトップダウンと言うより、特権階級の秘密主義 (スコア:0)
何かものを判断するとき、情報が必要です。
情報が下から上への一方通行なのが問題だと思う。
報告は部下が上司にするものって固定概念があるように感じる。
上司から部下への報告がほとんどない。
出る杭は討たねばならぬ (スコア:0)
現場からの改革、現場からの意見とお題目を掲げて、現場からの提案が通った試しが無い。
不要なドキュメントが多すぎる
印刷したらはみ出るとかセルに収まっていないとかのチェックをなくせ
設計をUMLベースに切り替えろ
とかは提案自体が却下される。
エンドユーザーコンピューティングの立場ですけど (スコア:5, 興味深い)
コンピュータの世界は、ある程度自由な環境を与えて働いてもらった方が良いという立場ですけど、今そこそこ大きな移行をやってますけど「マニュアル人間」といいますか、「指示をください」「仕様をおしえてください」とという部下なんで、うーん、複雑な部分は背負って、残り2~3割ぐらいをやらせて手柄をとらせるみたいな状況はあるなあ
どちらかではないだろう (スコア:3, 参考になる)
トップダウンで上手くいくのは、トップが優秀で間違いを犯さないことが前提。
が、たった一人もしくは少数のトップが常に間違わぬ事は稀で、
トップが間違うと全社的に破滅の道を突き進む。
ボトムアップで上手くいくのは、社員が合理的な方向に団結することが前提。
が、多数の社員が同じ方向を向くというのは稀で、
意見の統一が取れずにグダグダのまま停滞する。
上手くいっている企業というのは、
下から複数の意見を受け容れることで上の間違いを修正し、
上が権限と責任を持って方向性を示すことで下をまとめあげる。
その両方が上手くリンクしている。
上は無能、下はグダグダって所が多いけどねえ。
Re:どちらかではないだろう (スコア:2)
この場合の「トップダウン式マネジメント」の反対は「ボトムアップ」だろうか。
今回の場合は、「現場への権限移譲」ではないのか。
#男尊女卑の反対は女尊男卑だろうか。男女平等だろうか。
Re: (スコア:0)
(ドヤッ
を付け忘れてますよ。
Re: (スコア:0)
(ホクソエム
を付け忘れてますよ。
Re: (スコア:0)
(ミンナメクソハナクソ
Re: (スコア:0)
トップダウンで上手くいくのは、トップが優秀で間違いを犯さないことが前提。
そこまでトップダウンの上手くいく条件は厳しくない。
スターリン(軍の粛正等)や毛沢東(大躍進政策等)も、間違いは犯しているが、結果としてではあるが、致命的ではなかったので、それなりに成功した。
正しくは、「トップダウンで上手くいくのは、トップが優秀で致命的な間違い(累積を含む)を犯さないことが前提。」ではないかと。
Re:どちらかではないだろう (スコア:1)
致命的だったのを認めず、他に転嫁しただけだろ、そいつらは。
決して上手くやってたわけではない。
実はボトムアップの方が上が有能である必要がある上面倒 (スコア:3, すばらしい洞察)
トップダウンだと単純に、自身の権限と責任だけで下に命じれば済む。
しかしボトムアップだと、評価能力・調整能力・判断能力、全てに置いてトップダウンよりも有能である必要が出る上、
更に下の個々人の状況が問題に成り上司のカバー可能な範囲からすら逸脱する事すら有り得る。
って事で、トップダウンの方が楽って言えば楽。
特に、在宅での仕事を求める様な層であれば、トップダウンで無いと上司は仕事をしていないとすら考える。
てことで、一定の定型仕事をこなすにはトップダウンである方が効率が高いし問題も少ない。
ボトムアップを選択する時は、対外的な競争が激しく、ほんの少しですらアイデアなどを無駄にしたくない時だろう。
IT系企業なんてドッグイヤーな業界だから、他社を少しでも出しぬく為には、全員の頭を絞り切れる体制を選ぶだろう。
しかし、その場合実はトップダウンよりも強いリーダーシップが必要になる事は見逃されがち。
個人の時代 (スコア:2)
トップダウン型が悪いのでなく、組織を覆し得る個人の天才の時代になった、
ということではないかと思います。
とくにIT系は顕著ですが、今までは大人数でスクラムを組まねば成し得なかったことが
それを支えるテクノロジーが格段の進歩をしたことにより、
少人数あるいは稀有な才能を持つ個人一人で何とかできてしまし、組織に対抗しうる時代になってきました。
なので今の時代は、
トップダウン型のような組織としての力を活かす構成より、
ボトムアップ型のような個人の才能を活かす構成のほうが合っていると言えないでしょうか。
Re:個人の時代 (スコア:1)
トップダウン型のような個人の才能をつぶす組織がまだまだ生き残ってる。
と勝手に妄想|空目してしまった。
Re:個人の時代 (スコア:1)
>とくにIT系は顕著ですが、今までは大人数でスクラムを組まねば成し得なかったことが
「少人数でSCRUM開発した方が効率良く開発できる。」
というオチかと思った。
#ほんでやっぱしトップダウンの反対はボトムアップじゃないと思う。
Re: (スコア:0)
個人だと、トップダウンって事なわけだが。
下は居ないが、リーダーとしての一括判断って点では何も変わらない。
Re:個人の時代 (スコア:1)
>個人だと、トップダウンって事なわけだが。
>下は居ないが、リーダーとしての一括判断って点では何も変わらない。
実はそれってボトムアップだったりして。
三人寄れば文殊の知恵 (スコア:1)
そう思っていた時期が私にもありました……
#相談と協調という名のグダグダ
Re:三人寄れば文殊の知恵 (スコア:1)
Re:三人寄れば文殊の知恵 (スコア:1)
きっと未来を切り開いてくれるさ。
...僕たちの知り得ないと追い未来で。
Re: (スコア:0)
船頭多くして船が山に、ともいうし。
諺とか箴言の類で自説を補強しようとするやつは
疑ってかかったほうがいいよね。
Re:三人寄れば文殊の知恵 (スコア:1)
船頭多くして船が山に、ともいうし。
そのことわざも最近は、みんなで力を合わせれば不可能も可能になる、という意味にとらえられているらしいよ。
(優れた人物が)三人寄れば文殊の知恵 (スコア:0)
一部に間違った解釈をしている人がいるってだけでしょう。
諺などを独自解釈する人は、どこにでも何時の時代にもいるもの。
デジタル世代 (スコア:1)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:デジタル世代 (スコア:2)
それは1[bit]世代。
Re:デジタル世代 (スコア:1)
と100年後のビジネス書に書いてあった。
Re: (スコア:0)
5bit世代と6bit世代の差かもしれません
あまり関係ないような (スコア:1)
実際に行われるボトムアップ式マネジメントなるものが「『全員でイノベーションを重視する』というスローガンを下賜する」とかだったりするのを見るにつけ、トップダウンかボトムアップかは関係ない気がしますねー。
新しいことを考える能力は数あるスキルのひとつだけでしかなく、当然ながら得手不得手は存在します。そこに全員一律イノベーション重視なんてメッセージを入れた日にはスクールカーストに一直線ですよ。某社の英語がいい例です。従業員に苦手なことを強制すること自体マネジメントとしては失敗に分類されるわけですし。
速さは力 (スコア:1)
トップダウンの一番の強みは、とにかく決定が速いことでしょ。
もし本当にボトムアップにしちゃうと、大事な大事なスピードが犠牲になるんで、営利企業としての成功は難しくなる。
いいイノベーションがあって、かついいタイミングで市場に投入することが、大成功につながるわけで。
(例外はあるだろうけど今はあえて断言)
ボトムアップでうまくいってるように見えるとこって、上が迅速に決断して吸い上げたり権限委譲してるっての実態ではないかな。
結果から原因がわかることは少ない (スコア:0)
MSやhpが乗り遅れたって?
それ以前にそこまでになれなかった会社がどれだけあることか。
Re:結果から原因がわかることは少ない (スコア:5, すばらしい洞察)
より強烈なトップダウンでうまくいってるAppleがあり
Intelは乗り遅れてないだろってツッコミがあり
うまいことはやってるけどボトムアップから足を洗いつつあるGoogleがあり
トップダウンから社員に助けを求めたらなんでこんなの隠してたってアイデアが出てくるSharpあり
ボトムアップやトップダウンがいい悪いじゃない気が。
Re: (スコア:0)
> トップダウンから社員に助けを求めたらなんでこんなの隠してたってアイデアが出てくるSharpあり
これって具体的には???
最近だとLED照明とか4K TVとかしか思いつかんのですが?
Re: (スコア:0)
隠してたのはアイデアではなく、不祥事とか
逆だよ (スコア:0)
今の時代は、強いリーダーが求められている。
Re:逆だよ (スコア:1)
別に、上のセンスが良くて強権発動できるなら、トップダウンでも成功する。ボトムアップでも、下の意識が低かったり、上に拾い上げる気が無ければ、成功するわけなかろう。
Re: (スコア:0)
上は1人(または少数)だけど、下はたくさんいる。
トップダウンだと1人(または少数)がバカだけとそれだけで終わってしまうけど、
ボトムアップだと多数がバカでもその中に少数でも良いアイディアがあればそれでよい。
それでも下の意識が全員すべて低かったり、上に拾い上げる気がなければ成功しないけど、
そこまでバカなら救いようがない(そんな組織はそもそもトップダウンでも成功しないのだから、
失敗の責任をボトムアップを採用したことに求めることは間違っている)。
ボトムアップは良いアイディアが出てきて、それが採用される可能性を高めてはくれるけど、
良いアイディアが必ず出るとか、良いアイディアが必ず採用されると保証しているわけではない。
Re:逆だよ (スコア:1)
アップルの復活を見ていると、トップ一人が違うだけで、これほどまでに企業は変わるのか?という印象がありますね。
Re:逆だよ (スコア:1)
そんなリーダーは世界中さがしてもそんなにいないですね。
彼がすごいのは、腐敗しなかったということだと思います。
どんな優れたリーダーでも、長らく中央集権的な体制を取っていると、
腐敗してくるものです。しかも腐敗がどうしようもないところまで来ても、
すでに中央集権システムを作ってしまったものだから誰もそれを変えられない、
というのが、「強いリーダー」に頼るやりかたの問題だと思うのです。
優れたリーダーは、それなりにいます。が、その資質に基づいて長期間
独裁的な立場をとり続けても腐敗せずに優れたリーダーであり続けることができる人は、
ほんとうにわずかしかいません。
だから、強いリーダーを待望するのは、宝くじに当たるのを待望するようなものだと
思います。
# もっと言うと、そんなに優れたリーダーが、もしいなくなったら、その組織は
# どうなるか、ということですね。
Re: (スコア:0)
> 彼がすごいのは、腐敗しなかったということだと思います。
世俗的な欲の無い人だったのかもしれんね。
結果としては逆に一財産と名声と地位があった。
寿命は…ちょっと短かったかな。
Re:逆だよ (スコア:1)
自分の死期が近いことを知っていたからではないでしょうか。近いうちに死ぬと分かっていて世俗的な欲望には走らないですよね。
病気がなくて長生きしていたら、もしかしたら彼も腐敗していたかもしれませんよ。
# そういう意味ではビル・ゲイツは凄いのかもしれん。
Re: (スコア:0)
腐敗する前に会社を追い出され、腐敗する前に亡くなった。
高齢者ではないが余命が少なく、遺族に対して必要以上の執着を持たない事をリーダーに据える条件にしたとしたらもしかして有効?
#でも、前いた会社で、取引先から天下ってきた常務は数年で急逝したけど、ひどい方向(取引先べったり)に舵を切ったままいっちゃったんだよなあ。
Re: (スコア:0)
逆にジョブスがいなかったら今のAppleはなかったわけで
そんなリーダーはいつまでも望んでも手が届かないんじゃない?
無能な上司、無能な部下、それら烏合の衆をまとめるだけで精一杯
Re: (スコア:0)
でも、最初に辞めた時に残ってたら、前世紀に消えてたと思う。
関連ストーリー (スコア:0)
http://it.srad.jp/story/13/06/05/0252252/%E6%97%A5%E7%B5%8CBP%E3%81%8C... [srad.jp]
時と場合による (スコア:0)
時代にそぐわないのは事実としても
マネジメント手法としては基本型の1つで
場合に応じてまだまだ使われるものだと思う
時代 (スコア:0)
時代による違いなんてあるのか?
よく、「時代にそぐわない」という言い方をするけど、真理はいつだって真理なわけで、
もし変わるのなら何がどのように変わったから、という根拠がきちんとあるはずで、
それを単に「時代にそぐわない」の一言で済ませてしまうのは思考停止だと思う。
よくよく考えた結果、昔と今とではこの点とあの点がこんなふうに違うからこんなふうな
違いが生じるのだ、という結論になっても構わないけど、「時代にそぐわない」なんて
あいまいな言い方だけは、やめたほうがいいと思う。
Re:時代 (スコア:1)
変化が急になる方向への変化は変わりそうにないな。
すべてのものが時代にそぐわない時代だと覚悟すべき。
the.ACount
Re: (スコア:0)
「そんなのは時代にそぐわない、今はコレ!」とか言って実施されたことに
成功した例をみないのだが....
Re:時代 (スコア:1)
>今はコレ!
だからそれも時代にそぐわない時代だってば
the.ACount