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ビジネス

Amazon、Amazon Student向けに期間限定でポイント15%還元キャンペーンを実施 62

ストーリー by hylom
もう再販制度を見直すべきではないだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

先日、Amazonの学生向け優遇プログラム「Amazon Student」に対し「再販制度に反している」とクレームが入ったが(過去記事:日本出版者協議会、Amazonの学生向けポイントサービスから自社商品の除外を求める)、Amazonは10月15日まで、Amazon Studentでの書籍購入に対するポイント還元率を従来の10%から15%に増やすという(AmazonのAmazon Studentページ)。

Amazonは少なくともしばらくは書籍に対するポイント付加をやめるつもりはないようだ。日本出版者協議会によると、Amazonは問い合わせに対し「弊サイトといたしましては、再販売価格維持契約の当事者ではない貴社に対して何ら申し上げる立場にないことから、大変申し訳ございませんが貴社の申し入れに対する回答は控えさせて頂きたく存じます」と回答したという(日本出版者協議会の記事)。日本出版者協議会側は出荷停止に踏み切る構えを見せているが、この構えが見かけ倒しでないかどうか、今後の動きに注目したい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • とりあえず (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2013年09月06日 22時59分 (#2455590)

    Amazonの味方をする人は、日本国内に在住している人々との売買に関して税金を納めるようになってからにしてほしい。
    本来であれば、日本国内でやりとりされて、日本の経済を循環させるはずのものが海外に奪われてしまっているのだから。

    だからといって楽天などの味方をしろと言う気持ちは僅かばかりも無い。

    • by Anonymous Coward on 2013年09月06日 23時24分 (#2455608)

      税金の問題については国税がOK出しちゃったので、Amazonに四の五の言うのは筋違いという気もする。
      課税できるようにさっさと法律変えろよ、とは思ってますが。

      #あぁ、だから消費税が上がるのね

      親コメント
      • Re:とりあえず (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2013年09月07日 12時59分 (#2455799)

        納税の件でAmazon叩いてるのをよく見かけるが
        そういう人はAppleやスタバなど大手はだいたい同じことをやってて問題になってることを
        知った上で*Amazonだけ*叩いてるんだろうか....

        日本でも? 英独「スタバ・Apple納税を」 多国籍企業、租税回避の実態 (1/4ページ)
        http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121112/mcb1211120812006-n1.htm [sankeibiz.jp]

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年09月06日 23時31分 (#2455611)

        消費税上げて対応がそのままなら、
        ますます国内企業だけ売れなくてAmazonはウハウハじゃん?

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2013年09月07日 11時41分 (#2455775)

          消費税は売り上げに対して課税されるのだから、Amazonにも課税される。
          むしろ、法人税減税して消費税に変えていく方が、Amazon殺しになるでしょ。

          電子情報でカネが地球上のどこにでも移転できる現代において
          利益に対して課税する割合が大きすぎることがナンセンスなだけ。
          日本市場そのものに課税したいなら、消費税を増やせばいい。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      多かれ少なかれ、多国籍企業にはある話だしなぁ。

    • by Anonymous Coward

      >本来であれば、日本国内でやりとりされて、日本の経済を循環させるはずのものが海外に奪われてしまっているのだから。

      税金分は結局価格に転嫁されて消費者負担なんだから、その税金を支払うのは実際に住んで生活している国民・消費者ですよ。
      消費者はそこで浮いた分をどぶに捨てるのではなくほとんど国内で使うのですから、結局日本国内を循環することに違いはない。

      • by Anonymous Coward

        日本に納められないお金は浮いて日本に循環するのでなく、どこか他所の国に納められる。
        アマゾンがどんな節税をしているかは別にして、少なくとも原理的に。

        • by Anonymous Coward

          行政コストが高すぎる国で事務処理をせずに、行政コストが低い国で事務処理をしてくれてるんだから、
          結果的に労働力を安く手に入れているだけでしょ。

          日本の税金になって、手元に再び戻ってくる割合に期待するより、直接Amazon様に中間コストを最適化して
          頂いた方が消費者個人にとってメリットが大きい。

          • by Anonymous Coward

            amazonは消費税を収めているの?
            法人税だけではなく消費税も収めていないとすると、消費者が税金のつもりで
            払った5%分が国外にそのまま流出しているんじゃないの?

            # 消費税を名乗らないなら、5%分を自分のところのマージンとして価格に上乗せして
            # 売るのは別に構わない

            • by Anonymous Coward

              「納めて」ます。
              納税していないのは、法人税です。

  • by Anonymous Coward on 2013年09月07日 0時46分 (#2455646)

    日本企業ならあの手この手で潰せたんだろうけど残念だったね

  • by Anonymous Coward on 2013年09月06日 18時13分 (#2455425)

    日本出版「者」協議会
    です。

    • ご指摘ありがとうございます。修正しました。

    • by Anonymous Coward

      これ本当に紛らわしいですよねえ。
      実態は、零細出版社の寄り合い所帯のくせに……

  • by Anonymous Coward on 2013年09月06日 18時24分 (#2455437)

    この団体はそもそも何なのか。
    「再販制度を守れ」
    それは分かった。
    しかしこの団体が出荷停止とか決められるのか?
    そんな強制力はないし、仮にあったらそれは独禁法違反だろう。
    Amazonは「契約当事者が出てこい」と言ってるんだから、当事者である出版社が個別に「契約違反だから出荷停止」と決めればいい。

    • by Anonymous Coward

      再販制度の出版社側のメリットって何なのでしょう。再販制度があろうがなかろうが出版元は自由に卸値を決めることが出来るのですよね。消費者側としてはどこで買っても同じ値段だから、お店選びをする必要がないというメリット(?)はあるかと思うのですが。

      • by Anonymous Coward

        >再販制度があろうがなかろうが出版元は自由に卸値を決めることが出来るのですよね

        卸値を決めるのは市場なのでここが間違い。
        卸値を市場ではなく自らが決め維持できるようにするのが再版制度。

        あと、再版制度と言うと、このストーリーのようにまず出版社が槍玉に挙がるが、再版制度撤廃反対の本丸は新聞だと考えた方がいいと思う。

        • by Anonymous Coward

          > 卸値を決めるのは市場なのでここが間違い。

          ここがいまいちピンときません。
          例えば出版元が卸値は1000円です!といえば、売れると思えば書店も仕入れるだろうし、売れないと思えば仕入れないだけだと思っていたけど、書店側が卸値を決めるってこと?
          それに、再販制度があろうと卸値1000円+利益じゃ高すぎて誰も買わないよ!という本であれば書店は仕入れないだけじゃないの?

          • by Anonymous Coward on 2013年09月06日 23時16分 (#2455602)

            書籍に限っては返品ってシステムがあるからね。たぶんこれを止めないと廃止できない。

            親コメント
            • そして、その返品分も価格に転嫁してるから余計に割高になり、再販制度がやめられない、と。

              返品もなしにして、普通の小売りと同じように、買い切りにするのが当然のように思うけどね。

              親コメント
              • by Anonymous Coward on 2013年09月07日 10時08分 (#2455744)

                買い取りのみの岩波と、他の出版社で価格差がそんなに無いのはどうなんでしょうね
                リスクを出版社がとるか小売りがとるかの差だけで、コスト的には実は大して変わらないんじゃないですか

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                岩波以外の大手は、返品の山になるような下らないものを沢山出しているのが大きな違いではないだろうか?
                そして、岩波の方は流行に流されることが余りない販売数量の予測が外れにくい本が多いのでは?

      • by Anonymous Coward

        え?
        再販制度がなければ、今Amazonですら基本定価で売ってる本が値引きされるのは間違いないですが。

        kindle版など電子書籍がちょうどその状態です。
        一応出版社との契約に基づいて価格を決めていますが、紙の本に対してちょい値引きは常識、キャンペーンの値引きは20%30%あげく無料(続き物の一巻目など)といった騒ぎです。

        • by Anonymous Coward

          でも、値引きするかどうかは書店の問題じゃないの、値引きしたらその分書店が損するだけで、出版元はべつに関係ない気がするけど。
          中小の書店が文句を言うのだったら分かるけど、出版元が文句を言うのが分からない。
          再販制度があると、値段や質に関係なくとにかく書店は出版元の指示する本を受け入れないといけないととでも言うなら話は別だけど、書店がその本を仕入れるかどうかは再販制度と関係ないのでは?

          • by Anonymous Coward on 2013年09月06日 22時32分 (#2455580)

            出版元の商品ラインナップ次第ですよね。
            売れ筋の本しか出版しないのであればその通りですが、専門書を扱っている出版社の場合は売れにくい本を書店に置いてもらうために再販制度を支持するのでは。
            再販制度は滅多に売れないような本でもとりあえず店頭に置いてもらって、何年もかけて値引きせずに売れる制度。

            書店の立場で考えると、現状はいくらでも返本が可能なので仕入れて置くだけならノーリスクです。
            だから売れなそうな本でも(場所さえあれば)とりあえず置いておくことができる。
            でも再販制度が無くなってしまったら仕入れた本が速やかに売れた方が良いので、売れ筋の本に注力することになります。
            時間をかけないと売れない本は大幅に値引くか取り扱いを止めることになる。
            すると出版側はそういう本を作れなくなる。
            時間をかければ売れることが分かっていても、小売りはそんなに待てないからね。
            棚卸資産(在庫)にも税金はかかるので。

            親コメント
            • 再販(価格統制)と、委託販売(返本)は密接に結びついてるけど、別の制度ですよ。
              岩波みたいに全部買い切りだけど再販制度も取ってるところもある。

              でも再販制度が無くなってしまったら仕入れた本が速やかに売れた方が良いので、売れ筋の本に注力することになります。
              時間をかけないと売れない本は大幅に値引くか取り扱いを止めることになる。

              売れ筋云々は再販より委託販売に由来しますね。再販制度を委託販売制度に置き換えて考えます。
              Amazonのようなネット通販っていわゆる「ロングテール」、品揃えが武器なんで、売れ筋のみに注力するのは自殺行為。
              ネット書店に限れば委託販売を廃止してもマイナーな書籍の取り扱いが無くなることはありえないと思う。

              ま、委託販売を廃止⇒再販廃止 とはまず行かないけど。

              親コメント
          • by Anonymous Coward

            実際の問題、再販制度のもっとも熱心な支持者は中小の小売店です。
            価格勝負ができない小規模の小売店ほど、定価販売を望みます。
            かつての化粧品などがそうでした。
            以前在籍したある業界でも、メーカー販社(問屋)だったのですが
            小規模小売店の得意先から、大手量販店のチラシを突きつけられて
            「定価(メーカー希望小売価格)を守らせろよ!」と怒鳴られたものです。
            しかし実際それをしてしまうと、今度は独占禁止法に違反してしまうのですが…

          • by Anonymous Coward

            販売: 卸→小売
            「再」販売: 小売→消費者

            • by Anonymous Coward on 2013年09月06日 22時56分 (#2455588)

              いつどのタイミングで、誰が誰に金を払うのかで、ちょっと複雑になる。

              書籍の場合、基本は委託販売になる。
              まず、書籍が店頭に並んだ時点では、小売業者は仕入代金を負担しません。
              ですが取次業者(卸)は、出版社に代金を支払い、出版社は著者に代金を払います。

              書籍が売れ残って返品になると、小売業者は書籍を取次業者に返送します。
              取次業者は出版社に書籍を返送し、支払った代金を払い戻してもらいます。
              著者は、お金を返しませんが、自費出版など契約内容によっては返す場合もあります。

              取次業者というのは、お金は凄くかかりますが、実はノーリスクで稼げる美味しい商売なのです。
              この制度が維持されている限りは・・・。

              小売業者はこの制度のおかげで、資金が無くても大量の在庫を抱えることが出来ます。
              この制度がなくなると、価格以前に品揃えでもまったく対抗できなくなってしまいます。

              出版社はこの制度のおかげで、資金繰りが容易になります。
              本が売れようが売れまいが、印刷して取次業者に渡せばすぐに現金化できるのです。
              その代わり、流通在庫という潜在リスクを抱えます。
              この制度をやめると潜在リスクが表面に出てきて、あっという間に破産しかねないので止められません。

              著者の立場はよく知りません。

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                じゃあAmazonがすべて買い取って、取次ぎ業者に返品しなければいいんですね。

                #本当にそれでいいのか?

              • by Anonymous Coward

                >この制度をやめると潜在リスクが表面に出てきて、あっという間に破産しかねないので止められません。

                不正な簿外債務のことをいっているのかい?だったら潰れるべき、社会のために。

              • by Anonymous Coward

                流通在庫って「不正な簿外債務」なんですか?

                流通在庫が「不正」だと言うバカこそ社会のために潰れるべき。

              • by Anonymous Coward

                流通在庫っていうか、自転車操業なんでは?

                不正って言うのはたしかに言い過ぎっぽいけど、(不法ではないわな)
                再販制度がなくなることによる事業継続性についての重大な疑義、
                って言うぐらいはきついことやってるんじゃない?

            • by Anonymous Coward

              出版社はどこ

          • by Anonymous Coward

            再版制度によって定価販売をしなくていいとどうなるかを考えるといい。

            まず、消費者は安い本屋から購入しようとする。
            そして、本屋は売上を伸ばすために、値下げ競争を始る。
            と同時に、売れそうもない本を売り場から外し始める。(売れ筋ばかりを並べるコンビニや量販店と同じ)
            そうなると、出版社も本屋に置いてもらえる売れそうな本ばかりを作る。(家電業界とかと同じ)
            その結果、ニッチな領域の本は出版されることがなくなる。

            「分かる人だけ買ってくれればいい」というプレミア製品がどんな業界にもあるが、あれと同じような
            感じでしか専門書が出てこなくなる可能性が高い。

            また、専門書を書店に置いてもらえなくなる問題で電子書籍のことを言う人が必ず出てくるが、
            値段の高い専門書ほど実際に手にとって中身を一通り見た後でないと求めている内容が書かれているか
            分からなくて購入できないから、再版制度がなくなると本を取り巻く環境が非常に貧相なものになるだろうね。

            • by Anonymous Coward

              > と同時に、売れそうもない本を売り場から外し始める。(売れ筋ばかりを並べるコンビニや量販店と同じ)
              既にそうなってるよねw

    • by Anonymous Coward

      当事者は出版流通...たしかAmazonへは日版なんで、大口顧客であるAmazonを蹴れるのかってのが判断がわかれるところでしょうねえ。
      出版流通みんながAmazonを蹴るなら成就するけど、一社離反するだけであっさりそこから仕入れて終わってしまうので、こういった業界団体でどこまで結束するかが問われるといったところですかね。

    • by Anonymous Coward

      Amazonは「契約当事者が出てこい」と言ってるんだから、当事者である出版社が個別に「契約違反だから出荷停止」と決めればいい。

      出版者がAmazonへの出荷を停止するのは事実上不可能です。
      「Amazonと取引しないと売り上げが激減する」のではなく、「どれがAmazonからの受注分なのかわからない」からです。
      現在Amazonは事実上日販経由で出版者に発注します。ところが日販を経由すると顧客情報が出版者に伝わりません。
      日販の受注担当者は書名と冊数だけを同社の発注担当者に渡し、発注担当者がそれらを集計して各出版者に発注します。
      そのため出版者はAmazonにだけ出荷しないということができません。

  • by Anonymous Coward on 2013年09月07日 0時24分 (#2455639)

    書籍のポイント還元は事実上認められて [kotobank.jp]いて他社でも
    例えば丸善やジュンク堂、文教堂が参加する「hontoポイント」の場合、付与されるのは100円につき1ポイントとなっている。
    今回のAmazonもポイント還元。

    J-CASTによると [j-cast.com]業界内での自主規制として最大 2%のポイント還元にとどまっている。
    その根拠が直接関係のない条約にすぎないのであればAmazonがチャレンジする事はありだとは思う。

    公正取引委員会は政治に弱いんで、これからは政治家を巻き込んだロビー競争?

    • by Anonymous Coward on 2013年09月07日 1時36分 (#2455676)

      hontoなんて10倍ポイントキャンペーンを打ってばかりじゃないですか。
      2000円購入で300ポイント還元キャンペーンと合わせれば、ポイント還元率10%超えはほぼ常態化してます。
      合わせ技の時期なんかは2000円でおよそ500ポイントバック、還元率は25%近くなりますよ。

      取り決めの文言を上手く回避してるのかもしれませんが、業界ルールなんて有名無実化してるんじゃないでしょうか?

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2013年09月07日 0時41分 (#2455641)

    書籍を買うのは辞めよう(提案)

    • by Anonymous Coward

      最近、紙本はめっきり買ってないんだが、
      たまにかうときはヨドバシになった。
      Amazon嫌いだからではない。
      kindle本は買ってるし。
      しかしAmazonならプライムでないと翌々日配達だが、ヨドバシは翌日届くんだ。
      同じ送料無料なら、とヨドバシ使ってる。
      検索はしにくいしレビューもない。
      だからAmazonで探して、しかし買うのは別。
      今はそうだというだけで、また変えるかもしれん。
      別にポリシーでやってるわけじゃないから。

      • by Anonymous Coward

        最近「ネットで」紙本を買ってない、でした。
        本屋は好きなのでしょっちゅう行って買ってるよ。
        ネットでは急ぎでほしいと思った時買うから、上記のようなことになる。
        電子書籍があれば配達の必要ないから、そういう機会は減ってしまった。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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