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書籍

ぴあ、「ももいろクローバーZ」関連ムック本の印刷部数を少なく報告して印税をごまかしていた 54

ストーリー by hylom
レアケースなのかそれとも 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ぴあが出版したアイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」関連のムック本について、同社がももクロの事務所側に印刷部数を実際よりも少なく申告し、支払うべき印税を本来よりも少なくしていたことが発覚した(ITmedia)。

ももクロの所属事務所であるスターダストプロモーション側には印刷部数を「6万部」と伝えたが、実際には10万部を印刷していたという。スターダスト側には6万部分の印税しか入っておらず、残りの4万部分の印税は数百万円に相当するという。

スターダスト側はこれについて声明を発表、内部告発によって発覚したことも伝えている。かつては印紙などで出版物の印税管理が行われていたが、近年ではそのような形がとられることはほとんどなく、発行部数については出版社側を信用するしかない場合が多い(場合によっては印刷会社からの印刷部数証明書などを出すこともあるらしいが)。

今回はムックの実売数が多かったためにスターダスト側が部数に対する疑惑を持ったことも問題が明るみになる一因だったようだが、もし実売部数が少なかった場合、ばれなかった可能性もある。

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  • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 11時47分 (#2481447)

    こう言う不正があるんなら、権利者がひとつずつ確認して数を数えるしかないじゃん。んで、確認したら、奥付の部分にいっこいっこハンコでも押したらいいんじゃね?ハンコが無い場合は不正!

    これ印税対策だけじゃなくて海賊版対策にもつかえるんじゃね!?
    よし!これを検印と名付けよう!

    うはwww おれ天才www あたまいいwwwwww

  • by 7se (19927) on 2013年10月22日 12時23分 (#2481469)

    大学の教授でマイナーでかつ狭い範囲の専門書を書いたときに
    どうせ最低部数の千部が売り切れるかどうかだからといって
    全てに検印を押したと話していたよ。

  • 日本では、出版物の印税は刷った数を基準に計算するのが一般的です。そして、出版物は書店に卸売しているわけではなく、事実上の委託販売を行っています。
    で、この方式だと、旬をのがすとあとから売れる見込みのないタイプの商品を、商機を逃さないためにダブつき覚悟で多めに刷る場合にも著者印税が発生することになります。

    なので、こういうことが起きるのではないかと思います。

    後払いの実売数基準で印税を計算するようになれば、こういうことはなくなるでしょうね。
    作家にとっては脱稿してもなかなか金にならないし、支払いは細切れになるしでたいへんなのでまあ無理だと思いますが。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by Anonymous Coward

      販売数でやってるところもあるでしょ。
      オライリーとか。

    • by Anonymous Coward

      > 後払いの実売数基準で印税を計算するようになれば、こういうことはなくなるでしょうね。
      > 作家にとっては脱稿してもなかなか金にならないし、支払いは細切れになるしでたいへんなのでまあ無理だと思いますが。
      出版社は電子書籍を本気でやるつもりがないとかいくら周知の事実だからってそんなあからさまに言わなくても。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 12時46分 (#2481491)

    こういう場合に備えて、懲罰的な支払いを請求できる事項が必要じゃないのか?

    そんなのはおかしいと言えるのかもしれないけど、「6万部しか刷ってないムックの応募はがきが6万以上届き、偽造の恐れがあるので応募キャンペーンは中止させていただきます」とか声明出されたら、ぴあ側はさらに酷い目にあうと思うんだけどなぁ。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 11時33分 (#2481438)

    発行部数を水増ししている新聞・雑誌とかあるんじゃないの

    • by Anonymous Coward

      それは、法的に問題がある行為なの?

      この件では差額の印税を着服しているわけだから詐欺に
      あたるだろうけれど、流石に印税を支払う必要がある
      雑誌で、発行部数を水増しして公表はしないと思う。

      発行部数に対して広告費が増減する契約とか、広告枠の
      売り込みの際に発行部数を金額の根拠にしているのなら、
      誇大広告にあたりそうな気もするけど、どうなんだろう。

      • by Anonymous Coward

        印刷部数は、印刷代金の計算に直接関係しますから、数水増しされたらそれはもう詐欺と言ってよいでしょう。
        新聞にチラシ入れてもらうのも配達部数に掛け算です。
        したがってこれも数が嘘だったら、詐欺でしょう。

        • by Anonymous Coward
          誰が誰に対して水増ししているのかで意味は逆転するよ。
        • by Anonymous Coward

          いわゆる公称部数と広告料金の換算に使われる部数(ABC部数)は別モノだって知ってるか?

          よく水増しして大きい値を出すのは公称部数。
          金銭が絡む部数は問題になるから普通は水増ししたりしないんだよ。

          • by Anonymous Coward

            そのために新聞はわざわざ印刷して押し紙してグレーなゾーンに落としてるわけだしねえ

            印刷部数自体を誤魔化すのははグレーも何もなく一発アウトですね

          • by Anonymous Coward

            えー、まさか新聞社がそんな嘘ついてるの?

            • by Anonymous Coward

              本気で押し紙の話聞いたことないの?

              # 自作自演スレみたいだなこれ。

      • by Anonymous Coward

        違法でないので嘘記事捏造歴史書き放題ニダ

  • そういう嘘や誤魔化しも芸のうちなんじゃないのかね。

    --
    屍体メモ [windy.cx]
    • by Anonymous Coward

      この嘘はわるいやつですぞ

    • by Anonymous Coward

      たまたま本のジャンルが芸能だっただけで
      問題は印刷業の範囲じゃないスか
      芸能人の年齢詐称みたいなどうでもいい話とは違うッスよ

  • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 12時09分 (#2481457)

    ばれてないけどほかにも同様のことをしている可能性がある

  • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 12時36分 (#2481477)

    > もし実売部数が少なかった場合、ばれなかった可能性もある。

    権利者に対する申告よりも多く刷ったのに「実売」が少なかった場合、
    出版者側は刷っただけ損をするわけですから…

    • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 14時36分 (#2481622)

      定価980円が邪魔くさいので1000円で計算。ごく大雑把だけど何百万もズレてるってことはないはず。

      原価は制作製版組版あたりは固定なので
      印刷費用だけ増えて、6万部>10万部では200〜250万円程度の差
      印刷代が50〜80万、紙代がものによるけど150万とかその程度。
      ※増し刷りの場合はもっとかかる。

      一方、印税は10%としたら
      10万なら1000万円、6万なら600万円で400万の誤魔化し
      低めの5%で見て200万の誤魔化し。

      まあ最終的に売れなかった分の裁断費もかかってくるけど、ほとんど損に振れることはないはず。

      また、ばれにくい実売30%程度だと10万部の場合2100万の売上
      6万部の場合1260万の売上
      この売上差に対してかかる原価差はやっぱり上記の200〜250万程度。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      別に一度に印刷しなければいけないわけでもあるまいて。

      印刷・販売は通常通りにやって、売れた数に対して過少申告すれば良いだけの話じゃないの?
      印刷部数は事後報告でしょ?

    • by Anonymous Coward

      一冊追加する際の印税に対して実費は非常に小さいでしょうから、損益分岐点はぐっと下がります。

      まぁあくまで専門外の推測で、数値が出てこないとなんともいえませんけど。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 12時38分 (#2481479)

    水増ししたのが社員で、だれも着服なしだったというのはなんでしょうな?やる動機がわからん。

    思いつくのは部門の利益を大きくしたいくらいだけど、印税分が売り上げに合わないのはすぐ社内でばれそうだが。
    そんなの経理が見つけられないとかおかしいので、実は常態化していて社内では問題とみられてなかったとか疑っちゃうな

    • by Anonymous Coward

      まあ、組織ぐるみって奴でしょう。
      犯人探しにおいて、誰が一番利益を受けるか?っていう鉄板の捜査手法を当てはめてみれば
      少なくとも部門の長が関わっていると見ざるをえない。

      担当者からすれば、お得意さんから疑いの目を向けられ下手すりゃ関係が悪くなる。
      なのに自分の利益ゼロで犯罪に踏み込むって?

      このあいだの秋田書店もそうだけど、いま出版業界はモラルハザードが相当やばいことになっているのは
      間違いない。

      • by Anonymous Coward

        4万部の印税支払い代金が浮いていて、着服が無いってことは、そのお金は会社の口座に入ってる。
        そうなると、会社はその分、結果的に利益を上げているので、法人税払わなくちゃいけない。
        今のところ、国税が絡んでいないので、利益のごまかしは無さそう。だとすると、
        「出所不明の数字の合わない利益があるんだけど、おおらかな気持ちで納税しますた。」
        そんなのあるわけねー。

        • by Anonymous Coward

          著者印税なら大体会社によって固定だけど
          ムックの印税だと契約毎に変わるし、こういう本だと肖像権使用料的な感じで固定額ってのもありえるので
          経理にそう報告してたら出所不明にはならない。

    • by Anonymous Coward
      部門の担当から経理に回す際に、印税の掛率をごまかすという方法はあるかも。
      あとは固定額での支払いとして渡す。

      経理は契約の内容まで知らないだろうから、請求書と部門からの伝票が合ってれば気づきにくいんじゃないかなあ。
      だからこそ印刷所じゃなくぴあに問い合わせた結果判明したんだろうし。
      出版の経理って未だいい加減というか、紙の伝票で全部管理してるようなとこも多いし。
  • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 14時40分 (#2481627)

    電子データ販売一般の話だと思うけど、販売数の正当性の担保ってどうするんだろう?
    監査する会社とかある?代金決済を別会社にすればいい?
    まさか、出版社が電子出版を嫌うのって、この手のごまかしが効かないからだったりして。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 16時34分 (#2481718)

    取締役COO事業統括本部長の処分内容が書かれていないのがおかしいけど

    -------------------------------------------------------------------------------------------
    ~(略)この本の発売直後、編集担当責任者が取締役COO事業統括本部長に以下のことを話したそうです。
    ・部数を当初より増やしているが、そのことをスターダストに伝えていない、ごまかしている。
    ・いまさら部数が違うといったら、ごまかそうとしていたことはバレバレでトラブルになるので口裏を合わせてください。
    ・それに対して取締役COO事業統括本部長が同意した。
    ・私は編集担当責任者の不正行為が止められること、そしてこの人の物を作ることへのモラルのなさ、
    また物を作っている人へのリスペクトのなさが嫌で嫌で仕方なかったので、それが食い止められればそれで十分です。
    ------------------------------------------------------------------------------------------

    話題になることを狙った、ということはないか

    • by Anonymous Coward on 2013年10月22日 17時17分 (#2481730)

      http://www.pia.co.jp/pia/saisin/2013/saisin_131017.html [pia.co.jp]

      4.処分の内容

       ・代表取締役社長/矢内 廣 始末書を取り、報酬月額の10%×3ヶ月の減俸とする
       ・取締役COO 事業統括本部長/唐沢 徹 始末書を取り、COOならびに事業統括本部長を解く
       ・取締役 事業統括副本部長/木本敬巳 始末書を取り、報酬月額の10%×1ヶ月の減俸とする
       ・担当社員 始末書を取り、降職の上、配置転換とする

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        バレてしまった水増し分の印税は払わないといけないだろうけど、
        かわりに減俸した分だけ人件費を抑制できたというオチですか。

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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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