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医療

幹細胞移植で消えたと思われたエイズウイルス、数カ月で再検出 24

ストーリー by hylom
一筋縄ではいかなかったか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ちょっと前にエイズウイルス(HIV)に感染していた患者2人に骨髄移植を行ったところ、血液中からHIVが検出されなくなったというニュースがあった(過去記事)。治療の手がかりなるかと思われたが、しばらくしていったん消滅したとみられていたHIVが再び検出されたという(CNN)。

移植後6~9カ月で血液中のHIVが検出されなくなったため、今年春に抗HIV薬治療を中止。通常なら中止後8~10週間で増えてくるはずのHIVが検出されない状態を維持していた。しかしその後も7~10日ごとにHIV検査を実施したところ、1人は治療中止から12週間後の8月、もう1人は32週間後の今月に入って、再び陽性となったのだという。

手術を行ったティモシー・ヘンリッヒ博士は、「残念な結果だが、HIVはいったん検出されないレベルまで抑えられても再び増える恐れがあるという事実が新たに分かった」と述べている。

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  • by Anonymous Coward on 2013年12月11日 21時31分 (#2510533)

    投薬中止から10週間以内に、それはそれとして改めて感染したって可能性は。

    • by Anonymous Coward

      二人とも?

    • by Anonymous Coward

      骨髄移植から10週以内で改めて感染するような行為ってあり得るんだろうか?
      そんな状況の人なら医療行為にしても性行為(するか?)にしても常人より遙かに気をつかうのでは?

    • by Anonymous Coward

      ΩΩΩナ、ナンダッテー!

  • by nemui4 (20313) on 2013年12月12日 8時11分 (#2510721) 日記

    手術を行ったティモシー・ヘンリッヒ博士は、「残念な結果だが、HIVはいったん検出されないレベルまで抑えられても再び増える恐れがあるという事実が新たに分かった」と述べている。

    「検出されないレベル」というのに引っかかった、検査の精度を上げるか別の方法で検査してもだめなのかな。
    効果があるとわかっているなら検査技術とか周辺の研究も進めてて合わせて治療効果を高めるか、根絶に至るといいすね。

  • by Anonymous Coward on 2013年12月12日 12時34分 (#2510874)

    肝炎も同じらしくて将来が不安。

    10年ほど前にウイルス性急性肝炎になって一応治ったんだけど
    「検出できないレベルになっても体が弱るとまた出てくることがある」
    と言われてて、献血もしないように注意されてる。

    • by Anonymous Coward

      というかこっちのほうが問題ですね。

      予防接種で注射器使い回していた世代の
      ウィルス性肝炎感染もまえから問題になってますが
      そういう人が無意識に献血して肝炎を広げるリスクはHIVの比じゃないので。

    • by Anonymous Coward

      帯状疱疹もそうですね。
      何十年も前に感染したウィルスが再び活動を再開するって嫌ですね。

  • by Anonymous Coward on 2013年12月11日 20時30分 (#2510497)

    エイズの根源はHIVじゃなかったって事はないのかな?

    • by Anonymous Coward

      HIVに感染したことで起こる免疫不全がエイズって定義なので、根源が変わったら別の病気になるだけです。

      #免疫不全ってだけならエイズ以外にも沢山あるよ。

  • by Anonymous Coward on 2013年12月11日 21時25分 (#2510530)

    抗HIV薬の投薬をやめたって話だけど、やめずに投薬し続けたら検出できないぐらいウイルスが少ない状態を維持できないのかな。

    • by 90 (35300) on 2013年12月11日 22時11分 (#2510561) 日記

      完治すれば本人も周りも献血とか出血とか粘膜接触とかを心配しなくてよくなるということではないかと。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      移植後にみるみる減り続けて6~9カ月で未検出レベルってことは
      きれいな新骨髄+抗HIV薬の環境ならば増殖できず減る一方だったのでしょうが、
      HIVの寿命はとりつく細胞にもよるみたいですから全滅はなかなか期待できないし、
      投与をやめて再び増殖可能な環境に戻せば遅かれ早かれ新骨髄がまた侵されますからね。
      結局のところ投薬はやめちゃいけない感じに思えるんですけどどうなんでしょう。

      • Re:途中で (スコア:3, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2013年12月11日 23時12分 (#2510605)

        免疫幹細胞移植ってのは、強力な放射線治療で体内の免疫細胞を全て殺してから行う訳で、
        その過程でHIVに感染している免疫細胞も死滅するはず、というのがHIV完治の根拠だった訳ですが、
        血中のHIVに関しては、放射線をものともせずに生き残っている可能性があるので、
        その生き残ったHIVが免疫幹細胞移植後の免疫細胞に感染して増殖すれば、
        一時、検出不能な量まで減ったHIVが盛り返すというのも十分あり得る事ではないかと。

        以前あった、免疫幹細胞移植によるHIV完治の事例というのは、
        HIVに感染しずらい変異を持った人の免疫幹細胞を移植したからである、という説もある訳ですし、
        投薬を続けてもHIVをゼロに出来るわけではないので、
        そもそも、免疫幹細胞移植でHIVを完全治癒できる、というのが間違いなのではないかと。

        ちなみに、免疫幹細胞移植はその前段階での治療関連死の割合が20%くらい有るので、見た目以上にハードな医療です。

        親コメント
        • by fukapon (4131) on 2013年12月11日 23時49分 (#2510626)

          なんつー手強いウィルスだ。ってことですかね。
          HIVってのは何のために現れたのだろうと、科学とは離れたところで思ってしまったり。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            偶然の事象に理由を求めると碌なことになりませんよ。

            • by Anonymous Coward
              理由を求めるのと,意図を求めるのは違うんではないかい?
              進化は変異と淘汰の組み合わせによるものなので,DNAやRNAのどこに変異が起こりやすいかや,どういう淘汰が起こったかといった要因は,進化の原因・理由になる.

              元コメント (#2510626) は,「何のために」って書いていて,ウィルスが作られた意図を求めてる (少なくともそう読める) ので,その点が不適切だという指摘は妥当だと思うけどね.
              • by Anonymous Coward

                そこまでご理解されてるならダミー論証をしてもしょうがないことも理解できるはずですが。

        • なるほど。
          免疫幹細胞をHIV抵抗性に転換してから移植しないといけないということですね。
          それは難しい。相同組換えにより、移植免疫型が患者と同じHIV抵抗性免疫幹細胞を作るのも大変だし。

          相同組換えの効率を飛躍的に向上する方法があれば。。。
          TALENのようなsite directed mutagenesisの技術と相同組換えの技術を組み合わせることはできないのかな。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      維持できますが、投薬を止めるための幹細胞移植だったのです

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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