日産自動車、ハイブリッドレーシングカー「ZEOD RC」向けエンジンを公開、重量40kg 9
ストーリー by hylom
24時間戦えますか 部門より
24時間戦えますか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
日産自動車が、ハイブリッドレーシングカー「ZEOD RC」用のエンジン「Nissan DIG-T R」を公開した(F1-Gate.com、オートスポーツWeb)。
Nissan DIG-T Rエンジンは1.5リッター 3気筒直噴ターボエンジンで、重量は40kg。サイズも全高500mm、全長400mm、幅200mmと非常にコンパクトだ。ZEOD RCは今年のル・マン24時間耐久レースに、「ガレージ56」(新技術を紹介するための出場枠)枠で参戦する予定で、リチウムイオンバッテリーとガソリンを動力として走行するという。レースではまずガソリンエンジンで走行して充電し、続いてサーキット一周(約8.5マイル、13.7km)を電力だけで走行するようだ。
つーかこのエンジンすごいな (スコア:2)
このサイズと軽さで400馬力だって。
レース用とはいえこんなに出力出るんだなあ
Re:つーかこのエンジンすごいな (スコア:5, 参考になる)
ターボの加給圧を上げることでエンジンのPWRを上げて、小型・軽量化することで結果的に燃費を減らすというのが自動車におけるダウンサイジングの考え方だ。
ターボ全盛時代のF-1はターボエンジンの耐久性が飛躍的に向上した。今年からのターボ復活&ダウンサイジング化によってこの傾向はさらに進むだろう。ホンダは1ccあたり1馬力を2時間保つエンジンも可能だといっている。
Re: (スコア:0)
目的はちょっと違いますが、日本のメーカーが一度通った道なんですが
Re: (スコア:0)
・最高出力 400ps
・ピークトルク 7500rpm/38.7kgm(380Nm)
・パワーウェイトレシオ 10ps/kg
レギュレーションガチガチのF1とは比較にならないけど
>>2014年シーズンのF1マシン(1.6リットルV型6気筒ターボ搭載)を上回る」と説明している
というのはスペックの値だけでなく技術的に頷ける性能ですね
ターボも最適化を再現なく繰り返すして軽自動車クラスの大きさに抑えることを可能にしたんでしょうし
わずか40kgのエンジンが400psを抑えこむって、シリンダブロックやコンロッドの材料工学的な苦労が相当あったんじゃないかと想像します
Re: (スコア:0)
F-1だと三菱鉛筆になってしまいます。
Re: (スコア:0)
V6ツインターボ 1.5L、ガソリンとは言えない燃料……の場合は 1500馬力ぐらい出ていたようです。
ホンダ RA168E、1988のF1のはなし。
Re: (スコア:0)
一周だけならね。
レースは燃費と耐久性の問題でそこまで絞り出せなかった。
Re: (スコア:0)
スイフトのチューニングカーでもここまではやりませんねw
普通は安易に1600ccターボ+NOSとかにします。
それをやっちゃうのは、やはりメーカーの力なんでしょう。
来年が楽しみ (スコア:0)
今年のルマンのガレージ56枠で出走するチームは来年以降LMP1クラスでの参戦が義務付けられているので、
今から来年が楽しみで仕方がありません。
正直、このエンジンの発表があるまでは、
PHEVで11周エンジンで走って、1周だけバッテリーで走るよーん、という話だけで、
来年からのLMP1はどうするんだろう、と思っていましたが、
このエンジンをモジュール化して拡張出来れば、ハイブリッド技術と合わせてかなり戦力になりそうな気がします。
隠し玉はおそらくこれだけではないでしょうし、楽しい1年が送れそうです。
あと、LMP2向けのカスタマエンジンの大半が日産なので、エンジン部分だけをカスタマ供給するというのも面白そうですね。