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テクノロジー

オーストラリア警察、犯罪現場マップの作成に3Dスキャナを採用 5

ストーリー by hylom
見えないものは見えるのか 部門より
taraiok 曰く、

オーストラリアのクイーンズランド州警察が、犯罪現場をマッピングするために3Dスキャナーを使用することを発表した。CSIROが開発したハンドヘルドタイプの3Dレーザースキャナを使用するという(COMPUTERWORLDslashdot)。

3DレーザースキャナはGPSがなくても使用できるため、屋内のマッピングに適している。警察長官のIan Stewart氏は「この新技術は警察官が現場へ干渉を低減することができる。また以前は困難だった傾いた地形や低木林などでも使用できるため時間の節約にもつながる」としている。

この3Dレーザースキャナはセンサー部分とグリップ部分が長いバネで接続されており、歩いた時の振動でセンサー部分が上下することで周囲を広範囲にスキャンできるという仕組みだそうだ。スキャンしたデータからソフトウェア処理を行うことで、建物内などの3D地図を構築することができるという。

ちなみにこの技術は、複雑な構造であるためこれまで完全なスキャンができなかったピサの斜塔の包括的な3Dマップを作成するためにも使われたという。

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  • 海堂尊氏の小説シリーズに登場する、デジタル・ハウンドドッグ加納の使う技術が、
    現実のものとなって実際に警察の捜査に使われるようになったんですね。
    • by Anonymous Coward on 2014年02月18日 17時09分 (#2547531)

      家の間取りとかは、3Dモデル見せられるより平面図の方が分かり易かった覚えがあります。
      元データとして3Dモデルを確保することに意味はあるでしょうけれど、それを用いて考える段階では2Dで出力していそうな気が致します。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        >家の間取りとかは、3Dモデル見せられるより平面図の方が分かり易かった覚えがあります。

        あなたが普段平面図で間取りを考えているから平面図のほうがわかりやすいだけで、
        普段から三次元立体で考えている人については3Dモデルのほうがわかりやすいですよ。

        コンピュータ支援設計や三次元コンピュータグラフィクスなんてものが一般社会に受け入れられる前の
        四半世紀くらい前に、近所の大工さんの談。
        「素人さんは増改築関係で一生懸命考えた平面図間取り図をもってくるんだけど、ほとんどこれは役に立たない」
        「家を作るには垂直方向をどうするかも非常に重要なので、横図面も同時に考えていないとだめ」
        「これを踏まえて立体的にどうなるのかを頭の中に構築していく」

        たしかにプロの内装デザイナーはプランとして必ず平面図だけではなく横図面も作って持ってきますね。

      • by Anonymous Coward

        こういうことはよくあるけど、うちでは3Dプリンタを導入して、
        再生装置に問題があるんだと気付いたよ。

        バーチャルリアリティ装置とか同時に入れて始めて効果があるように思う。
        オーストラリアだとどうしてるんだろ。

        日本の科捜研では研究してるらしいと聞いた。

  • by Anonymous Coward on 2014年02月18日 23時39分 (#2547682)

    このトピック [srad.jp]のせいで、ピサをピザに空目。
    ピザを3Dスキャンして3Dプリンタから魔鏡のごとく印刷されてくる絵しか思い浮かばない…

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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