IEEE曰く、2020年までに日常生活の85%にゲームの要素が組み込まれる 60
ストーリー by hylom
ゲームから学ぶ人生 部門より
ゲームから学ぶ人生 部門より
taraiok 曰く、
米国電気電子技術者協会(IEEE)によると、2020年までに日常生活における作業の85%で「ゲーミフィケーション」、つまりゲーム的要素が組み込まれるようになるという。これは言い換えれば、私たちの生活がゲームになるということになる(TechnologyAdvice、IEEE、slashdot)。
これは荒唐無稽な話ではなく、すでにボーイスカウトのような組織では、メリットバッジ(日本では技能賞など)の授与というゲーム要素を使用して能力開発を促進している。また、多くの企業が医療保険にゲーム要素を追加しており、健康的な行動をした場合、保険料の値引きなどでユーザーに還元しているという。
IEEEはこうしたGamificationがビジネス分野でも一般的になると予測しているという。IEEEメンバーのTom Coughlin氏は「こうしたGamificationで得たポイントが仕事内容や昇給を判断するのに利用されるだろう」としている。
高得点を挙げることと実利や妥当性は必ずしも相関しないのではないか? (スコア:4, 興味深い)
「ゲーミフィケーション」という言葉には何かムズッとくる不快感があったのですが、あまり深く考えないようにしてました(正直どうでもいい語なので)。
ただ「日常生活の85%に(云々)」とか言われちゃうと考えてしまう訳で、あれこれ思ってしまいました。
個人的にゲーム(特にコンピュータゲーム)には並々ならぬ思い入れがあるのですが、実際問題としてそれらコンピュータゲームで効率よく高得点を挙げたりする事よりもゲームのルールを細に渡って把握し、いかにゲーム内容を破綻させるかということに情熱を注ぐことも少なくないわけで、そういう立場からすると「ゲーミフィケーション」も予め与えられたルールに欠陥や相互に矛盾しあう条目が存在している場合、とたんに合理性とか妥当性とかが行方不明になってしまう気がする。
結果的に、破壊されたルールでいくら高得点を挙げゲーミフィケーション的には高評価を獲得したとしても、実際にはとんでもない結果にしかならないとかいう懸念がぬぐえません。
まあゲーミフィケーションに限らず、ディベート手法を悪意を持って合理性を探る議論の中で我田引水のために活用すれば、議論の合理性は藪の中、あまりに馬鹿らしいので真っ当に合理性を模索する側は議論の場を去り、ディベート手法の乱用を行った側がその場に残って大演説…よくあるネット上のひとコマですが、残った側にあるのは膨れ上がった自惚れだけで問題解決能力が無いのは如何ともしがたく、現実の社会ではその問題解決能力の無さを持って誰にとっても居た堪れない状況にしかならないことを思えば、ゲーミフィケーションを無制限に現実に適用していったとしても、結果的に各々の状況で高ポイントを得るために変態的な手段を講じる側ばかりが残りかねないという意味で、あまりにどうかと思う次第。
# 爆言のち漏電中… :D
Re:高得点を挙げることと実利や妥当性は必ずしも相関しないのではないか? (スコア:2)
ゲーム的に言うと,グリッチみたいな事を懸念してるということでしょうか.
ハイスコアを稼ぐようなタイプのゲーミフィケーションじゃなくて,"実績"タイプならそういう問題は起きにくい気がするけど.
まぁ根本的な解決にはならないのかな.
Re: (スコア:0)
自分はゲームの実績システムってあまり好きじゃないんですよね
実績解除のためのプレイを要求されて、自分の好まないプレイスタイルを強要される気がして
同じ理由でやりこみ要素と言われているものも、あまり好きじゃないです
なんで特に取らなくても実害もないので、実績ってほとんど放置してます
# でも特定の行動で実績と同時に追加要素解除とかもあるんだよなぁ…
ゲーミフィケーションで少し気になるのは、そういった興味の無い人間があいつは実績のメリットもわからない愚か者とレッテルを張られて生きづらい世の中になるのだけはカンベン
Re: (スコア:0)
プレイスタイルを強要したいから、
注目されているんじゃないかなあ。
そこはゲームとは違う。
Re: (スコア:0)
つまりACやスコアの低いレスにこそ有用だということですね
Re: (スコア:0)
では、ディベート手法はマイナスだとおっしゃるのか?
あくまで「悪意を持って」という前提の話でしょう?
それは何でもそうではないですか。自動車だろうが包丁だろうが法律だろうが何でもそうです。
まぁ、変なところに情熱をもやす人は放っておいて、大多数の人がモチベーションを持ってやれれば十分成功じゃないですかね。
別に一人の例外も無くうまくいかないといけないわけではないですよ。
Re: (スコア:0)
高ポイント(利益)を得るために変態的な手段を講じようとする人がいるのは、現実社会でも同じですよね。
ルール(法律)の穴をついたようなビジネスだって世の中にはありますし。
犯罪によって利益を得ようとする人だっていますし。
ゲーム化することで初めてそういう問題が生まれるわけでもないし、ゲーム化によってそういう問題がより深刻になるわけでもないと思います。
任天堂は先駆者となれるか (スコア:1)
先日の方針説明会で発表した通り、任天堂がその分野への着手を開始しているようですし、
色んな会社からゲーミフィケーションが提案される時代が来る可能性は高そうです。
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
任天堂は周回遅れ (スコア:0)
ゲーミフィケーションなんてここ1年の話では無いと思うんですが…
そんな話を「先日」発表してる時点でどう見ても周回遅れ。
Re:任天堂は周回遅れ (スコア:2)
任天堂は時のオカリナのトラウマから情報をほとんど出さなくなったってさんざん言われてるから
Re: (スコア:0)
それで自己満ハードを出してサードにそっぽ向かれるようになっちゃったんですかね。
Re: (スコア:0)
>自己満ハードを出してサードにそっぽ向かれるようになっちゃったんですかね。
それなんてクタタン?
Re: (スコア:0)
懐かしい人ですね。
その時の反省からPS4ではサードに話を聞いて回ったそうで。
Re: (スコア:0)
どう転んでも周回遅れにはなりません。
SCEのtorneのように「すでにノウハウ/技術はあるから本業以外にも使うよ」という話なので。
翔丸組に入るんだ! (スコア:1)
人生すなわちこれゲーム
特典を得点にしただけなのかしら (スコア:1)
なんでもかんでもゲームっていやぁいいってもんじゃねぇだろ
適当に言葉当てはめて、これからはコレが!!流行りますよ
時代はコレを待ってたんですよ、さあご一緒にって
どんだけこの界隈はそういった連中の食い物にされてきて
まだ懲りないのか
#どの界隈?どの連中?
IEEEなんて言うから (スコア:1)
ゲームが規格化されたのかとおもった
Re:IEEEなんて言うから (スコア:1)
いえーー、違います。
Re: (スコア:0)
IEEEは学会です。
Re: (スコア:0)
うぇーいは学生です。
残業手当の代わりにトロフィー (スコア:1)
トロフィー/実績解除とかが実社会でも積極的に導入されるって事か。
残業手当の代わりにトロフィー。
実績解除するほど人生がハードモードに。
Re:残業手当の代わりにトロフィー (スコア:3)
Thank you Mario!
But our princess is in another castle! (ゲス笑
Re: (スコア:0)
トロフィーをもらっても全く嬉しくないな・・・
QAの充実度かな (スコア:1)
なにしろ「逆走したらハングアップしそうな予感がする」から逆走したらハングアップしたとか、
特定の1フレームで超必を出すとメモリオーバーでハングアップするらしいけど誰も再現できないのを
いとも簡単に再現させたりとか、特定のタイミングに1秒間隔でネットワークケーブルの抜き差しを10秒繰り返すと
ハングアップしたとか、凄いデバッガーがトコトンデバッグする。
最近はパッチあてるのが前提のクォリティーのゲームが増えつつあるけど、愛のある神デバッグ(の精神)は
どの業界でも必要なことだなと思う。
パソコンはよく分からない人間をほめ殺したりはしない (スコア:1)
記事だけ見ると、ゲームの要素というより「報酬・表彰と行為の関係がより明確化する」ようにしか見えない。
できなかった子を「頑張ればできるようになる」と評価しない
そこそこできた子をより頑張った子と比較しない(報酬条件よりも大きいことをした人物を評価しない)
結果機械的報酬が約束され、不当解雇などは上司の一存ではなく自身の問題に起因するようになる…
そういう意味での報酬の条件付けによるゲームの模倣は、ある意味現代社会では必然的な流れなのでは?
#そして人類はすべからくゲームルールを模倣するようになる、と。理想世界が近づいてきたな…
Re:パソコンはよく分からない人間をほめ殺したりはしない (スコア:1)
「すべからく」大好きな人って、「すべからく」のどこがそんなに気に入ったんでしょうね。
変な使い方をされている例をみるに、「悉く」のほうが伝えたいニュアンスに近いようなものが多いと感じますが。
Re:パソコンはよく分からない人間をほめ殺したりはしない (スコア:1)
後段はかねてからわたしもそう思っています。「須ク~ベシ」は高校の頃漢文の授業ではじめて知った文語表現だったのでそのとき結びかたと用法を知ったのでおかしな方向に使う余地がなかった。
その反面いまどきは情報入手方法が多様化しているので生半可に、あるいは誤用の形で耳目にすることが格段に多いわけだし、ふだん使うはずもない文語表現というのもあいまって変なスイッチがはいったまま手直ししないことがあるんじゃないかと思います。
思えば15年くらい前にわたしより一足先に退職したひょろひょろのっぽさんも、日常身にまとっている理知的な雰囲気と似つかわしくないすべからく用法の使い手だった。
お尻ムズムズなーんだ (スコア:0)
こうですか?
ゲームセンターのような靴屋 (スコア:0)
ダチョウ倶楽部は未来を予測してたんだなぁ
Re: (スコア:0)
ドリフでもあった気がするが。
ゲーム? (スコア:0)
なにがゲームというものなのだろうか。
たとえば、ゲーム理論とかいうのがあるけど、あれは割と狭義の
(ゼロサムゲームみたいな)ものだよね。
アクションゲーム
マネーゲーム
ラブゲーム
はっ
人生ゲーム
これか
Re: (スコア:0)
何も変えなくても、現在すでに(というか原始時代から今までずっと)日常生活のすべてはゲームですから、
いまさら85%とか、何を言っているのやら。
あっ、いままで全てはゲームと思っていたが、実は15%はゲームではないということが分かった、ということだろうか。
Re:ゲーム? (スコア:1)
「これはゲームであっても、遊びではない」という奴ではなかろうか。
Re: (スコア:0)
さあゲームの始まりです
Re: (スコア:0)
そうですよね。
とりあえず、日本人の大半は人生はロールプレイングゲームである事に気付いていて、
大抵はクソゲーである事も知っている。
Re:ゲーム? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
サバイバルゲーム
日本では (スコア:0)
ソーシャルゲームを仕事に組み込んで一発当てれば大逆転のガチャを何度も回させるだろう。
そして運良く手に入れたSSRをインフレでゴミにさせてさらにガチャを…
そこまでいうなら (スコア:0)
人生はギャンブルと言い切って欲しかった。
ボーイスカウトの技能賞 (スコア:0)
技能賞認定する側の裁量(難易度のブレ)が大きすぎて、あまり意味をなしていません。
袖に貼り付けるスペースが無くなってタスキにずらーっと貼っている割に何も出来ないというのが掃いて捨てるほどいます。
住んでいる国や地域によってポイント取得の難易度が変わるのはある意味人生にも通じるものがあるとは思いますが。
現実なのかゲームなのか (スコア:0)
「現実とゲームは違う」みたいな言い方をされることがある。
仕事内容や昇給に影響するようになったものをゲームと呼べるだろうか?
ゲームと割り切れるから楽しいという面はないだろうか?
え?ゲームじゃなくてGamification?
いまいち、よくわからない。
Just a spoonful of sugar helps the medicine go dow (スコア:0)
映画メリー・ポピンズで主人公メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)が唄っていたのを思い出した。
世の中には (スコア:0)
世の中にはクソゲーというものがありまして、たとえゲームであってもプレイするのが苦痛でしかないものも存在します。
# 本質は実績・成果の目で見える化なんだろうなあ
Re: (スコア:0)
> 世の中にはクソゲーというものがありまして、たとえゲームであってもプレイするのが苦痛でしかないものも存在します。
・学校に行って勉強してテストで点を取るというゲーム
・会社に行って仕事して給料をもらうというゲーム
Re: (スコア:0)
やねさんのブログで読んだ気がするんだけど、
将来のために勉強する→結果が分かるのは10年後、なんて、すさまじくクソゲー過ぎる。
ゲーミフィケーションって、この努力→報酬のループを短くしたら
みんながんばりやすく、たのしいので、うまいこと考えよかって話と理解してます。
元記事よんどらんけど。
Re: (スコア:0)
「見える化」なんて言葉と同じ、単なるバズワードでしかない。
真っ先にゲームの要素が組み込まれるもの (スコア:0)
脳
既に組み込まれてる人も多数
Re: (スコア:0)
尿を的に当てる男性小用トイレを思い出した
大/女性用トイレはどうゲーム化するのか
ゲーム的要素って何? (スコア:0)
ゲーム的要素って何?
(1) 本来、ゲームとはどういうものか。どういう要素があれば「ゲーム」と呼べるものになるのか。
(2) このストーリーで紹介されている、IEEEが言っているゲーム的要素とは何か。それは(1)と合致するのか。
Re:ゲーム的要素って何? (スコア:1)
まず(2)から、
ここでIEEEが言っている一番のゲーム的要素とは、何かの行為や努力の結果を、即座にシンプルに判り易く返すことだと思われます。
戦いで、体の何処にどういう負傷をしたかではなく、即座にHit Points -4点で済ませてしまうような単純化です。
またゲーム内では、プレーヤーが命を落としたり、姫を得たり世界を救ったりと、数字以上に報酬を判り易く表現している場合もあります。
(1)の一般解を出すのは難しそうですが、(2)から逆に考えると、IEEEの言うゲームとは、「現実の複雑さを大胆に簡素化した世界」なのだと思われます。
複雑な現実の様々な要素を、センサで知りネットワークで集めコンピュータで処理判定して簡単な得点等として表現する。昨今のITやエレクトロニクスの成果を活かせそうです。
健康診断の結果を片手にした医者が「昨日も飲みましたか?そろそろやばいですよ。そんなことをしていると何年かすると大変ですよ。」なんて注意を出すのではなく、
保険会社が冷蔵庫に仕掛けた画像センサで顔面の毛細血管中にアルコールを検出したら、即座に携帯にHit Points -1点のメールが届く。逆にしらふだったら「禁酒頑張ってるわね」と甘い声のボイスメールが届く。
洗面所の床に埋められたセンサが体重や体脂肪を測定して勝手にグラフを書いて目の前の鏡に投影してくれる。目標への進捗に応じて応援して貰える。
ちょっとSF的ですが、IEEEが今後の情報電子産業で盛り上げたいのはそういう展開なのでしょう。