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ビジネス

米Amazon、大手出版社Hachetteとの取引条件が折り合わなかったため同社書籍を「在庫なし」に 44

ストーリー by hylom
強気なのはどっちだ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

米Amazon.comにて、米大手出版社Hachetteの書籍が予約できなくなっていることが報じられていたが、これに対しAmazonがコメントを出した模様(ITmedia)。それによると、AmazonはHachetteとの販売契約条件で折り合わず、そのため現在はHachetteの書籍の在庫を持たないという。注文があればその都度Hachetteに発注して販売はするが、そのため出荷に2~3週間かかるという。

背景については、マガジン航で取り上げられているが、米国では日本のように書籍の価格を拘束する制度がないため、出版社と販売店は契約によって卸値を設定することになっているという。Amazonでの書籍の販売数は非常に多いことから、出版社にとっても厳しい交渉になる模様。また、電子書籍に関する販売条件を巡っても争いになっているとも考えられるそうだ。

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  • なんだ。日本の書店で注文するのと変わらんじゃないか。
    自宅や希望のコンビニ(的なアメリカの何か)に届くだけ気が利いてるてもんだ。
  • by Anonymous Coward on 2014年05月29日 17時42分 (#2611001)
    契約条件が折り合わなかったので取り扱いを減らしました。

    きわめて正常な商行為だとしか思えないんだけど。
    日本の市井の書店だって全ての書籍を扱ってるわけじゃないし、取り寄せを頼んでも「うちじゃやってないからよその本屋で頼んで」って言われることはあるよ?
    • 同感です。感覚的にはなんとなく Amazon が嫌いになるもう1つの理由となるだけの記事ですが、
      商取引としては問題ないように思います。逆に、特定の小売業者だけしか扱えない商品もありますし。

      しかし、この記事には他の意味合いが含まれていると思います。
      すなわち「Amazonは、すでにけっこう横暴なことが平気でできる企業になっている」ということです。
      横暴さ具合では、あの石油メジャーや、あの軍需企業や、あの電力会社なんかのレベルに近づいていっているのかもですよ。
      一般小売り企業としては、もうかなりの力を持っているのではないでしょうか。
      そして一般の小売企業だから、他の産業体よりも、我々、消費者にとって感覚的に距離が近い。
      この距離の近さ、なんだかそら恐ろしさを想起させません?
      ほら昔、ディストピアを描くSF作品の設定でよくありましたよね、
      「国家が破綻して、多国籍企業体が統治する世界」なんてのが。
      21世紀末を思い描くと、大多数の消費者を巧みに管理、支配する
      超巨大小売業体となった Amazon 社の姿が浮かんでくるようです。

      // まぁ、本当に国を凌駕するポセイドンな企業ができたとしても、それはやっぱり Amazon ではないでしょうが。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ウォルマートもヤマダもすでに十分横暴ですが何か

      • by Anonymous Coward

        これでなんでアマゾンが嫌いになるのかがわからない。
        条件が合わなくて買えないんだから、在庫が無いのも当たり前。
        それでも注文があれば受け付けるって言うんだから、むしろ親切だ。

        • by Anonymous Coward

          寡占・独占など市場競争が十分に働かない状況が不当な買い叩き/ボッタくりに繋がるのは経済学の基本です

          Amazonもそういう存在になりつつあるということでしょう

    • by Anonymous Coward
      即納なら100冊売れるから100ドルの本、一冊10ドルで卸せや。卸さないというなら品揃えの頭稼ぎに取次ぎだけはしたるけど、まあ10冊も売れんやろな。
    • by Anonymous Coward

      事実上の選択肢が他にない時に独占企業の判断に任せておいていいのか、という話だと思ってた。Google八分と根は同じ。

  • by Anonymous Coward on 2014年05月29日 13時47分 (#2610838)

    こう考えると再販制度で定価販売が決まっているのはいいことなのかもしれない。
    お互いにWin-Winな関係。
    そして消費者だけがLoser。

    まあ返本はあるけどね。

    • by nemui4 (20313) on 2014年05月29日 14時17分 (#2610867) 日記

      >そして消費者だけがLoser。

      他の販売業者たちがやばいんじゃないすか。
      そして回りまわって消費者にそのつけが回されてくるけど。

      近所の本屋がまた一軒店じまいしてた。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年05月29日 15時13分 (#2610890)

      再販制度で消費者が不利益を被ってるって主張は時折見かけますけど、そうですかね?
      ベストセラーだけを後からつまみ食いしてる人にはメリットが分からないというのはあるかもしれませんけど。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        何か嫌なことあったの?
        俺は世の中に出版される書籍をくまなくチェックしてどんなつまらない書籍であっても購入してるのに人気書籍しか読まない奴がいて許せんという主張?

        • by Anonymous Coward

          あんたこそ何かあったんかいw
          元ACじゃないけど言いたいことは

          人気ある本しか読まない人には「余計な負担がかかる不利益」はあるかもしれんが
          狭い分野の本を買う人には「必要な本が出版されて買えるという利益」を得ている
          なので「消費者全体」で言えば利益得てる人・不利益被ってる人両方がいる。

          だから再販制は「消費者だけがLoser」ってこたないでしょ?

          って事だと思うよ。

    • by Anonymous Coward

      どのあたりがLoserなんですか?

      • by torigasira (9469) on 2014年05月29日 18時47分 (#2611069)

        ・価格競争が無いため合理化が進まず、商品が割高になる
        ・商品差別化が進まず、似たような商品が店頭に並ぶ
        ・販売価格と商品から得られるメリットと釣り合いが取れず購入できない(しない)消費者が増える
        ってあたりが、消費者にとってのデメリットらしいです。

        小売業者側のデメリットとしては、合理化が進んでないため制度外からの敵に弱くなります。
        例:ブックオフ、アマゾン

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        ジワジワと本屋が潰れていって本屋のない町が増えていたりとか?

        それと再販制度があっても絶版は普通にあるから、書籍が手に入ることは保証されないぞ。
        最近だとピアソン桐原が撤退して悲鳴を上げた人も少なくないだろ。

        • by Anonymous Coward

          >ジワジワと本屋が潰れていって本屋のない町が増えていたりとか?
          リアル書店の需要が減ったということなのでしょうがないですね。

          >最近だとピアソン桐原が撤退して悲鳴を上げた人も少なくないだろ。

          • by AnamesonCraft (46460) on 2014年05月29日 17時36分 (#2610993) 日記

            人気のある本は別の会社が再販していますね。人気の無い本はそもそも需要が無いので困る人は少ないです。

            サンリオ文庫で出てたディックの本がハヤカワ文庫SFで出るのに何年掛ったか…。
            当時書店で立ち読みしてたらホモ痴漢に遭ってた美少年中二病だったオレが今や鼻毛の白いおっさんだよ。(´・ω・`)
            標題だけはやたら有名なショウの『去りにし日々、今ひとたびの幻』なんて未だに再版されないしさ。

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            需給だけですべてを語るんだったらそもそも再販制度いらない(むしろ有害)じゃん。自由競争市場に任せれば最適になるだろ。

            • by Anonymous Coward

              ブックオフが再販制度のない本屋をある程度再現していると思う

              需要に答えると漫画だらけで専門書が皆無なので注文して当たり外れを確認せざるを得なくなる

          • by Anonymous Coward
            > 人気の無い本はそもそも需要が無いので困る人は少ないです。

            需要が少ない商品をオンラインで取り扱ってロングテール戦略というのもあるけどね。
            逆に言えばそれで儲かるぐらいには困る人もいる。
    • by Anonymous Coward

      オフトぴかもしれんが、なんで再販売価格維持を再販って略すんだろうね。
      維持が一番肝心な部分なのに。
      最初に再販制度って言葉を聞いたときは意味が分からなかったよ。

  • by Anonymous Coward on 2014年05月29日 15時37分 (#2610914)

    消費者には買わない権利があるからLooserでもないかと
    価格不相応なら買わなきゃいいし
    古本を買うという選択もある
    今はネットで簡単に古本が探せるからね

    • by Anonymous Coward

      おまえの英語ガバガバじゃねーか
      # loose だけに

  • by Anonymous Coward on 2014年05月30日 10時08分 (#2611513)

    これは結局出版社が望んだ結果だもんね

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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