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アメリカ合衆国

米国で「働き過ぎで生産性が低下し経済に悪影響」という話が出る 58

ストーリー by hylom
働き過ぎは日本のお家芸じゃなかったの 部門より
danceman 曰く、

米国で、「働き過ぎで仕事の生産性が低下している」という問題が指摘されているという(New Republic Slashdot)。

日本では労働者が年次有給休暇を取得する権利が労働基準法で定められているが、米国では保証されていないという。また、日本の法律では一週間に少なくとも1回は休むことととされているが、米国ではこれすらも保証されていないという。病気休暇も無給欠勤扱いとなるそうだ。

米国は、先進国のなかでも「有給休暇」において大分遅れをとっているようだが、週40時間労働というのも昔のことのようで、プロフェッショナルな労働者の94%は週に50時間以上働いており、そのおよそ半数の人の労働時間は週65時間以上にもなるそうだ。そのためか睡眠時間も減少しているとのことで、1942年にはアメリカ人の80%が7時間以上の睡眠時間を確保できていたのに対し、現在は40%が6時間以下となっている。睡眠不足は生産性の低下を引き起こすといわれているが、睡眠時間が7時間以下の人は集中力が低下し仕事が遅くなるとのこと。

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  • 今は昔 (スコア:5, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2014年06月26日 3時31分 (#2627921)

    米系外資に長くいますけど、ここ10年ぐらいでホワイトカラーイグゼンプションの導入が進んで相当彼らのカルチャーも変わったかな。
    労働時間: 個々の社員の成果物を相対評価するので、真ん中以上の査定を維持するには残業・休出せざるを得ない。
    ワークライフ・バランス: バランス取って仕事を失っちゃ何もならないから、頑張る。
    従業員満足度: 一時期やたらともてはやされた言葉だけど、今は労使ともに「ナニソレ?」状態。
    ダイバーシティ: アメリカンカルチャーを現地法人の社員にいかに理解させるかこそダイバーシティ。
    CSR: 会社が存続することが最大の社会貢献。雇用があるだけありがたい。
    日本観: 日本は休日は多いし、アメリカ時間で働かすと文句言うから日本が絡むプロジェクトは面倒くさい。
    と、米系グローバル企業のUS社員は、日本人以上に働き蜂です。

    エンロンショック・ワールドコムショック後にSOXが制定されてアメリカ=グローバル
    リーマンショック後の大量レイオフを経てから、雇用=正義
    という彼らの考えが強くなったと感じてます。
    他にも米系企業は職員のグレードによって健康保険でカバーされる範囲が違ってたりして横から眺めていると、そりゃガツガツもするわなと思わんでもなかったりして。想像以上に学歴差別・年齢差別・人種差別もあるしねぇ。

    • by Anonymous Coward

      >>労働時間: 個々の社員の成果物を相対評価するので、真ん中以上の査定を維持するには残業・休出せざるを得ない。

      労働時間増やせば成果が増えるのは、ホワイトカラーじゃないよな…

  • by Anonymous Coward on 2014年06月25日 18時01分 (#2627733)

    次は過労死だな

  • by northern (38088) on 2014年06月26日 2時40分 (#2627915)

    無理は続かないというだけのこと

  • by skapontan (35455) on 2014年06月25日 16時33分 (#2627671) 日記

    睡眠時間て、労働条件以外の要因で変わってると思うのだけど・・・

    そもそも、アメリカは解雇が自由なかわり労働も自由!だったんじゃないの?
    結局景気のいい時だけの話だったってことですか。

    • Re:1942年との比較? (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2014年06月25日 21時21分 (#2627823)

      労働者間でも自由に競争する結果でしょうね

      で、競争があまりに過度に激しくならないように組合が調整を行うわけで
      法制度が自由な分、労働組合が日本と比較にならないくらい力を持っているのは当然とも言えます

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ウィンブルドンとワールドカップ見て出勤。
      睡眠時間は就業中にしかありません。

  • The Ultimate Guide to the Presidents
    The Men Who Built America

     ↑やっと2013年で出た、列伝風に短くしているのでアレですが、
    この辺鑑賞してから、いろいろと話すといいよ(走召糸色木亥火暴)

    --
    "castigat ridendo mores" "Saxum volutum non obducitur musco"
  • その条文は、中国では言論の自由が憲法で保障されているというのとためはれるくらいの、ものすごい建前だろ。
    こと労働条件に関しては順法精神が欠片もない国なので、名目はどうあれ実質は日本もアメリカと大差ない気がするけどな。
    プロフェッショナルといのがどこまでを指すのか知らんが
    日本でもそれなりの地位の社員は
    >94%は週に50時間以上働いており、そのおよそ半数の人の労働時間は週65時間以上にもなる
    としても驚かんぞ。
    というかそれなりの地位でもないなんちゃってプロフェッショナルの名ばかり店長でさえそれくらい働かされてそうだw
    • 日本ではそもそも勤務間の間隔に制約すらないですからね。午前様で翌日も定時出勤でも全く問題はないわけで。周辺の施策とあわせないとあまり意味のある比較には思えないです。

      逆にアメリカ通に聞きたいのは、「安息日」みたいなものの取得は法的にはどういう扱いなんですかねというあたり。江戸時代には慣例的にお盆と正月のみだったと聞くし、週1の休暇は安息日が出典ではないかと思うわけで、労働衛生的な観点とは違うんじゃないかなあと。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07001726/report_us_labor.pdf [jetro.go.jp]
        安息日に出社を強要するのは非合法だが、安息日に休むのに賃金を払う必要はなく、穴埋めに別の日に働くことを要求することはできる、らしい

      • by Anonymous Coward
        アメリカで働いていますが、雇用契約の雇用条件で
        「週40時間5日勤務、ただし別途定める祝日を除く」
        みたいな感じになっているので、そもそも年俸には含まれてはいません。
        もちろん忙しい時は休日も働く事がありますが、Excempt でない人はちゃんと手当が出ますが、Excemptなのでもらえないので、振替で別の日に休んでいます。

        会社によるんだろうけど、日本の企業よりは休みが取りやすいと思う。
    • by Anonymous Coward

      なぜ社畜自慢やブラック自慢が始まるのだろう…
       #類は友を呼ぶってやつか

  • by Anonymous Coward on 2014年06月25日 18時06分 (#2627735)

    >プロフェッショナルな労働者の

    これはいったい...

    • by Anonymous Coward on 2014年06月25日 18時28分 (#2627750)

      「金もらってりゃプロだ」と誰かが言ってたような気がしますが...
      原文では Professionals, managers, and executives と並べられていたので、ここでは専門職のことではなかろうか?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      たとえばベンチャー立ち上げ期に数年間そういう激務を経験して、
      成功したら十年ちょっとで大金持ちになって現役引退。
      悠々自適の生活に。

      という場合は前半は週40時間以上の労働で激務。
      後半は引退したので統計に出ない。

      なんてことはあるんだろうか。
      #全体からすると少数派だから、統計への影響は少ないかな?

    • by Anonymous Coward

      アマチュアの労働者…不労所得で遊び暮らせる人が
      店を開いてるみたいな?

  • by Anonymous Coward on 2014年06月25日 18時12分 (#2627739)

    気がする

    • by Anonymous Coward

      「という話が出る」じゃあねえ

  • アメリカ人は、「日本では労働者が年次有給休暇を取得する権利が労働基準法で定められている」ということが有名無実かもしれないということに気付かないのだろうか。

    • 原文記事では、日本については触れられていません。

      「日本では労働者が年次有給休暇を取得する権利が労働基準法で定められているが、」という記載は、日本のスラドでのタレコミ段階で追加されたものなので、「有名無実かもしれないということに気付かない」という批判をするなら、アメリカ人ではなく、dancemanに対してすべきです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        とはいえ、多くの書き込みはこの部分に対応して書いてるのでしてやったりってところでしょう
        翻訳者としての質はあまりよくないですが、アジテーターとしては結構いい線いってるかもしれません

    • by Anonymous Coward

      別に無実ではないのでは。
      会社が時季変更権を恣意的に拡大解釈して押し付けて来るのに、抵抗せずに従っちゃう人が多いだけで。

      • 会社が時季変更権を恣意的に拡大解釈して押し付けて来る

        これって、具体的にどんなときでしょうか。思いつかない。

        有給休暇の取得を許さないという雰囲気を醸し出して有休を取得させないという会社はよくあります。

        親コメント
        • 時季変更権は年度を越して行使できるという判例があるので、時効になる2年後に変更させることで合法的に有休を消滅させることができます。
          親コメント
          • 労働者が請求した有給を時季変更権を行使(このときも、「業務上やむを得ない場合」という制限があるけど)して2年後に飛ばせたとして、
            それで時効が成立するの?

            普通に考えて、時効が成立するのは、その2年後の有給予定日をさらに2年過ぎた後だと思うけど。

            親コメント
            • 「2年後に変更」って2年間有給が取れる状況にないって言ってるってことだが、そもそも何年どころか何ヵ月、へたすりゃ1ヶ月先ですら有給が取れない状況というのは論外であり得ない。
              http://www.jil.go.jp/rodoqa/01_jikan/01-Q11.html [jil.go.jp]

              日常的に業務が忙しいことや慢性的に人手が足りないことだけでは、この要件は充たされないと考えられます。

              使用者がなすべき配慮の内容はさまざまですが、代替要員の確保が特に重要となります。その際には、a.年休の指定をした労働者の職務にどの程度代替性があるか、b.客観的に代替要員の確保が可能な状況にあるか、c.代替要員を確保する時間的余裕があったかなどが考慮されます。

              ついでにこれも

              時季変更権といっても、使用者は代わりの年休時季を示す必要はなく、単に指定された時季の年休を拒否すれば足ります。

              要は、どうしてもその日は人員やスケジュールの調整がつかない、という場合でなければ拒否できないってことです。
              人に仕事を割り振る、その業務は別の日に行う、多少残業する、臨時で雇い入れる等々の手段が長期スパンでも取れないなら、そもそもオーバーワークで時季変更権以前の問題ですし。
              もちろんそれらの対応はコストを生じますが、それを理由にするのはタダ働きしろというに等しいわけで、サビ残と同じブラック企業の仲間入りです。
              #「雰囲気を醸し出し」ってのが多いのはサビ残も同じか
              ま、元コメントの「会社が時季変更権を恣意的に拡大解釈して押し付けて来る」っていうのは会社というより上司が自覚なく言ってるって話も多いかもしれませんけど。

              親コメント
            • by Anonymous Coward
              時効にかからないなら定年後まで飛ばせばいいだけ。
              (退職後には変更不可という)厚労省通達は無効という判例出てますんで。
        • 許さないという雰囲気なだけで、とっても別にボーナスもほとんど下がらないし逆にあげようと思ったら月100時間以上残業だし、残業しなくて休暇取得してても年々普通に昇給するということに気付いて以来、年休は消化するし貯めた分は数年に一度の長期旅行で使ったりしてます。取得時期は1年前に上司に一方的に通知するけど。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      権利すらないということでは?

    • by Anonymous Coward

      あちらは、建前とか滅私奉公って概念がなくて、
      違法なら即訴えるでしょ。

      まあ日本人の方がおかしいんだけどね。それはそれ。

  • by Anonymous Coward on 2014年06月25日 20時14分 (#2627788)

    無給休暇を自由にとれればいいし、働いた分の給与が払われればいい。
    働いても成果になりそうにないときに自分で休むよ、

    • by Anonymous Coward

      有給休暇がないことの問題より、
      プロフェッショナルな労働者(?)の「半数が週65時間以上」が問題だと思うのですが。
      その分給料もらってればいいって問題ではない。

      • Re: (スコア:0, フレームのもと)

        by Anonymous Coward

        たくさん働きたい奴はそうすればいい。過労死するのはそいつの勝手。
        たくさん休みたい奴はそうすればいい。失業して路頭に迷うのはそいつの勝手。

        アメリカの会社で働いてるけど、週に45時間くらいかな。
        俺と同じ程度の能力で日本の会社で働いてる人より
        3倍くらい給料くれてるよ。

      • by Anonymous Coward

        法律で定められた有給休暇なんて必要なくて、個別に雇用契約で確保すればよいこと
        家族サービスの必要がなく、体調も万全で、若さもアイディアもあるときに目一杯働いて何が悪いのか。

    • by Anonymous Coward

      当たり前のことですが、経営者は働いた分の給与しか払ってませんよ。
      有給休暇が要らないと言っているのは、働いた分の給与(の一部)は
      要らないと言っているのと同じことです。

      • by Anonymous Coward

        有給休暇なんて制度があるから、
        それを前提にした給与しか払われないんだろう。

        元コメントは、現行制度で自分が取得できる有給休暇を取得しない
        っていってるんじゃなくて、有給休暇なんて制度は要らんと言っているんだと思うよ。

  • by Anonymous Coward on 2014年06月25日 23時19分 (#2627866)

    「日本では労働者が年次有給休暇を取得する権利が労働基準法で定められている」

  • by Anonymous Coward on 2014年06月25日 23時49分 (#2627875)

    > 日本では労働者が年次有給休暇を取得する権利が労働基準法で定められている

    えっ?

    > 日本の法律では一週間に少なくとも1回は休むことととされている

    ええっ?

    • by Anonymous Coward

      日本の事業所の99%は週一の休みがもらえるという現実で
      さすがにこの主張は奴隷の鎖自慢にしてもいきすぎて恥ずかしすぎる。
      それとも無職の2ch情報を元にした妄想なんだろうか?

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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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