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書籍

TSUTAYA、購入した書籍の電子版を無料提供するサービスを発表 49

ストーリー by hylom
実現なるか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が電子書籍配信サービスBookLiveと提携し、書店で購入した書籍の電子版を無償で提供するサービスを開始すると発表した(毎日新聞)。

書店での購入時にTポイントカードを提示すると購入情報がBookLive側に送られ、その電子版が閲覧できるようになるという。ただし、サービスの提供には出版社の同意が必要であることから、現在は出版社との協議を行っている段階とのことで、サービス開始は年内を目指すという。また、書籍によっては有料での電子版提供になる場合もあるという。

結局出版者側の抵抗でほとんどが有料での提供になる、という未来となる気もしないでもないが、TSUTAYA/BookLive側には期待したいところである。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 13時08分 (#2631646)

    ちょっと毎日新聞の記事はいいかげんなので、
    この辺り電子書籍周辺の情報では一番詳しいIT Media ebook Userをどうぞ
    http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1406/30/news073.html [itmedia.co.jp]

    要点は
    ・発表の主はBookLiveとTSUTAYAとの提携話
    ・発表されたサービスは「例えばこんな事ができる」と言う例示に過ぎず、いくつも出されたものの一つ。具体的なサービス開始予告ではない
    ・さらにプラットフォームを外部に提供していくとのこと
    ・既存の提携はどうなるか判らないが、事実上TSUTAYAに統合される可能性がある

    それなりにこの界隈のニュースを追っていると、これ、正直、TSUTAYAは「電子書籍の商売は書店を直接運営するよりも、元締めになった方が儲かるようだ」と気がついて、金が無くて困っているBookLiveを抱き込んだ、と言うように読めます。この提携、表面に出ている部分では、BookLive側にはメリットが見当たりません。にも関わらず既存の提携話などを捨ててまで飛びつくってのは、貧すれば鈍するなのかなと。

    一方でライバルの国内勢ですが、実は彼らは結構したたかにやっています。
    eBookJapanは自社で開発したコンテンツもありまんがにものすごい強いですし、実はそうして開発したコンテンツを他の電子書籍ストアへ卸す仲卸(電子書籍取次業務)もやっているため、大企業の資本が入っていませんが実は結構安定しています。
    hontoは、自前でリアル本を販売していますし、その流通は図書館流通センターと統合されているので盤石です。さらに、Docomoのdブックストアは実質的にはhontoが運営しており、正直本体のhonto電子書籍部門はいまいちのようですが、dブックストアと考えるとそれなりに基盤があります。
    SONY Reader Storeですが、ここの運営はBooklistaでして、このBooklistaと言う会社は、auブックパスも運営しておりReader Storeとあわせると相当な規模になります。また電子書籍作成業務、電子書籍取次業務も行っているようです。
    あとはLineまんがなど、がっちりと顧客の基盤を持っている所があります。

    #GALAPAGOS…BookPlace……うっ頭が

    しかしBookLiveは…。そういう有力な要素が無いんですよね。
    そして最近は動きが見えません。たとえば、BookLiveは電子書籍専用端末Lideoもやっていましたが、最近販売終息したあと結局新型は出ていません。提携している紙本書店が増えたと言う話もなければ、よさそうな話は聞こえてきません。しかし、たとえば東芝との提携話は別の会社に持って行かれてしまい終わってしまいました。

    そしてトドメは、CipherTech社製のマルウエアを同梱して配布していた事が明らかになった件
    http://it.srad.jp/story/14/01/17/0846230/ [srad.jp]
    であったかもしれません。(これは自業自得だと思いますが)

    電子書籍界隈の動きとしては、最近ではパブリッジが実務に振った役員の人事異動を行っています。おそらくTSUTAYAはここと戦う気でしょう。
    業界団体も併せてまとまりかけていたところにTSUTAYAが殴り込みをかけることで、どうなるでしょうか…。
    TSUTAYAに悪いイメージしか無い私としては、悪い予感しかしないのですが…。

    • by Anonymous Coward

      CipherGuardはBookLive以外の多くの電子書籍ビュアーで採用されてますよ。今でも。

      BookLiveだけみたいな表現はどーかと思う。

      • by Anonymous Coward

        多くって、どこ?
        DMM? DL site? それは同人ショップですよね。

        主要電子書籍ストアの中で採用しているのはもはやBookLiveだけですよ。

        • >主要電子書籍ストアの中で採用しているのはもはやBookLiveだけですよ。

          BookLiveって主要電子書籍ストアだっけ?

          電子書籍シェアはKindleとiBooksで利用率70%超! [ascii.jp]

          インプレスR&Dの国内の電子書籍ストアの利用率に関する調査結果(2013年10月調査)によれば、1位はAmazon「Kindleストア」(55.2%)、2位はApple「iBookStore」(17.5%)、3位は紀伊国屋書店「Kinoppy」(13.5%)、4位は楽天「Kobo」(11.9%)、5位はソニー「Reader Store」(11.0%)となっている。

          サイプロhttp://toaru-sipro.com/?p=6714 [toaru-sipro.com]

          BookLive(ブックライブ)売上12億円、純損失40億円の赤字。赤字だと思っていたけど、ここまでとは。。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 15時38分 (#2631774)

            「電子書籍 シェア」でググるとトップに出てくるそのASCIIの記事、酷いよ。
            とりあえず素の統計にリンクが貼ってない。
            http://www.impressrd.jp/news/131219/NP [impressrd.jp]
            この調査のを引用しているのだろうが、この調査は

            インプレスR&Dが発行する電子出版産業に携わる人向けのEPUBマガジン「OnDeck weekly」の読者。実施期間は10月30日から11月5日、有効回答数は565件

            と言う事で、業界人向けの雑誌で、有効回答者が少ないと言う凄まじく調査対象が偏っているため一般化するのは到底無理。とりあえずキャリア系とLine漫画が出てこないのはもうそれだけでおかしい。継続的に行われている調査がそれしか無いので引用されやすいが、そういうもんだとわかって扱うべき記事で、そうでないとこんな風に的外れな記事になってしまう。

            それから引用されているのが5位までだが、6位にはBookLiveがつけていて、次にhontoというランキング。
            主要電子書籍ストアと言ってもいいでしょう。

            親コメント
            • ありゃそうなんだ。

              >それから引用されているのが5位までだが、6位にはBookLiveがつけていて、次にhontoというランキング。

              だとしたら意図的にクリップしてますね。

              2013年10月調査の電子書籍ストアの利用状況(複数回答)
              01.Kindle 55.2% △5.8%
              02.iBookstore 17.5% △1.7%
              03.Kinoppy 13.5% ▼1.2%
              04.kobo 11.9% △1.4%
              05.ReaderStore 11.0% △4.3%
              06.BookLive 8.3% △1.0%
              07.honto 6.2% ▼1.9%
              08.eBookjapan 6.0% ▼0.5%
              09.Book☆Walker 4.6% △1.1%
              10.PlayBooks 3.5% △0.4%

              半年でKindleとSONYが結構伸びてますね、CMとかキャンペーンで頑張ってんのかな。

              親コメント
        • by Anonymous Coward

          あんたの書いたhontoが使ってるぞ。他にもBookVビュアーも使ってる。
          (BookLiveもこのへんも恐らく全部アプリの開発元は一緒)

          と言うかデスクトップアプリからT-Timeビュアーモジュールを呼んでるやつは全部入ってる。
          (T-Timeの)ビュアーモジュールがCipherGuardを呼び出してるから。
          独自ビュアーをアプリに組み込んだKinoppyとeBookが入ってないだけ。
          koboやkindleは .book 形式に対応してないから関係ない。
          ReaderとBook☆WalkerはPCだとブラウザビュアーしかない。
          (ReaderのDLした書籍を見るすべはない)

          ちなみに国内の電子書籍デスクトップアプリはほとんど全部.NETアプリだよ。
          ビュアーモジュールとかはさすがにバイナリだけど。

          調べてから反論しろよバカやろう。

          • by Anonymous Coward

            あんたの書いたhontoが使ってるぞ。他にもBookVビュアーも使ってる。
            (BookLiveもこのへんも恐らく全部アプリの開発元は一緒)

            違うよ。明らかに違うよ。
            まず、honto,booksv,パブリ,コープデリ書店などは全部同じビューアが基礎で、大日本印刷系
            それに対してBookLiveは凸版系で、別に内部まで解析しなくても開発元は同じでは無いとわかるよね。
            そしてインストールしてインストールされた著作物をみると、BookLiveは自前で作っている事が判る。
            そしてたっぷりインストールされたCipherTech製のモジュール…。

            それからかつてマルウエアが問題になった時は、確かにhontoのものにはCipherTechのモジュールが含まれていたが今は無くなっている。
            マルウエアが問題になった時、honto以外のDNP系ビューアを採用している書店ではすでにCipherTechのモジュールは含まれていなかっ

    • by Anonymous Coward

      破壊を行うプログラムであっても意図的ではないものはマルウェアと呼ばないと思います。
      意図的ではないという事は意図せず他の問題を起こす可能性が高いと思われるので利用しませんが。

  • 当然、TSUTAYAには対価が払われる。それは、「個人情報」

    CCCは個人情報の収集組織である。そして、CCCの行政との結びつきとかを鑑みると、その個人情報は…おっと、来客のようだ。

  • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 12時44分 (#2631625)

    本買って、無料で電子書籍をもらって、本を売ったらどうなる?

    • by kcg (26566) on 2014年07月02日 12時48分 (#2631627) ホームページ 日記

      本にICタグを埋め込んで、電子書籍リーダーで認証すると一ヶ月間読める。
      みたいな仕組みは出来るかも。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        その仕組みに一体いくら金をかけるんですかね。
        そしてどれだけ利益が増えるんですか?

        例えばDLさせるときに「本を売ったらデータは消してね」って一言書いておいて、同意させるのに比べてどれだけメリットがある?
        基本的に読者を泥棒扱いするデメリットや、DRMをつけたばかりにその業者と契約し続けなければならないデメリットを凌駕するほど何かあるの?

        そう言う事を考えない奴がいるからDRM業者は儲かるんだろうが
        いい加減そういった社会悪の企業に餌をやるのはやめて欲しい。

        • by kcg (26566) on 2014年07月02日 14時58分 (#2631737) ホームページ 日記

          NFCスマホとアプリなら安上がりじゃないですかね。
          著作権者との交渉がスムースになりコンテンツ増加に繋がるなどのメリットもあるかと。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            NFCとRFIDは全然違う技術だってば。
            タグもNFCの方が遙かに高い。
            電子書籍なんてイラねって人も多いのに、本一冊数十円の負担を強いることはできねぇだろ。

    • by Anonymous Coward

      「売る」のも「捨てる」のも、この場合等価だと思います。

    • by Anonymous Coward

      TSUTAYAが儲かる。

    • by Anonymous Coward

      電子書籍が欲しい人が新品を買って、電子書籍のいらん人が電子書籍なしを買うという市場が形成されるだけでは?
      その市場で利益を最大化するように値段設定をすればいいだけ。なにも不都合はないように思えるが。

  • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 13時14分 (#2631650)

    あの時は許諾を取らなかったから問題化したけど、今回はどんな感じになるでせう

  • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 13時15分 (#2631653)

    このニュースは「BookLiveもTポイントで汚染されました」ってことでいいのかな。

    こんな人の呟きもあって、興味深い。
    https://twitter.com/hiwa1118/status/483868339937107968 [twitter.com]

    • by nemui4 (20313) on 2014年07月02日 15時22分 (#2631760) 日記

      Tポイント絡みでYahoo!方面からとの複合汚染になったりして。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      今はポイントはTカードと関係ない。

      しかし提携するなら、Tポイントになるんだろうなあ。
      この件だけでBookLiveのファンやめますレベルだが。

  • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 13時24分 (#2631664)

    これって、得られるメリットの大きさの割に
    デメリットがすごく小さいんじゃなかろうか、という気がする。

    まず現在すでに本を中古屋に売る人間は、
    電子書籍があろうとなかろうと売る。
    だから影響なし。

    では今まで本を売らなかった人間が売るようになるか?
    と考えてみると、売らなかった人のうち
    本という物理媒体を大事にしたい人は電子書籍がついてようと
    売らないから影響なし。

    つまり、
    物理媒体にこだわらず、なのに今まで売らなかった人、という
    割合としては少数の人間が中古市場に小さな影響を与えるだけ。
    (加えて電子媒体を利用できる環境を持つ人、という縛りもさらにある)

    一方、無料で電子書籍がつくというスキームが一般化したとき
    間違いなく町の書店には強いメリットが生まれる。

    なぜなら電子書籍専門販売とくらべて、
    実物+電子書籍というメリットのおかげでお得感を与えられる。
    これは現在やられっぱなしの「町の書店」にとって相当な武器になるはず。

    最終的には
    書籍そのものの利便性が上がることで
    本を買う人が増えてくれるところまで行けたなら
    みんながハッピーになるWin-Win-Winになるんじゃないかとも思える。

    • by Anonymous Coward
      私だったらそのリアル本を速攻 BOOK OFF に持っていきますよ。
      • by Anonymous Coward

        ブックオフの買い取り金額と電子書籍の販売価格を考えると……?

        • by Anonymous Coward

          ちゃうちゃう。

          本を中古に売らない人でも、
          電子書籍がゲットできれば中古に売る動機になるってこと。
          電子書籍がちょっと売上のばして、リアル本売上が減少するだけじゃないかなと。

          • by Anonymous Coward
            電子書籍が欲しいだけなら最初から電子書籍バージョンを買えばいいじゃんってことでは
            • by Anonymous Coward

              電子書籍が安いわけではないので、紙書籍を売った分だけ値引きされたようなことになりますね。

              • by Anonymous Coward

                kindleだと安い場合もあるよ。
                (他を全く知らないけど)

                紙書籍を定価で買うと電子書籍が手に入る
                って条件なら使わない。kindleでいい。

                (KindleはAmazonと出版社間の契約で値段が決まる模様で
                ・そもそもkindle版がない本もある
                ・kindle版は紙書籍発行よりもしばらく後に出る本もある
                ・定価の本もあるし、少し安い本もあるし、0円の本もある
                ・期間限定0円で初回24時間はタダで読めたりする本もある
                って感じ)

              • by Anonymous Coward
                BOOKLIVEでも安い新書コミックは紙と変わらないものもありますが
                たいてい電子書籍版の方が50円以上安いですね

                新書は1巻無料が多いので
                1巻だけ無料で読んであとは紙を買って電子書籍版をもらって紙本を売って…
                新書コミックって揃ってないと1冊数十円だったような。
    • by Anonymous Coward

      まず現在すでに本を中古屋に売る人間は、
      電子書籍があろうとなかろうと売る。

      この前提、意味不明。海賊版を使う奴は~ からきている感じがするが
      あちらは非合法、こちらは合法(財産権の絡みで憲法で保証されている権利)だから同列にできないよ。

      だからね、この考え方
      ・情報の劣化が早い書籍(雑誌など
      ・紙で持つ事に価値がある書籍
      でしか適用できないよ。
      だから「ちょっとの損で」とか雑な考え方ではなくて、各社しっかり損益を考えて行動している。
      それを遅いとか批判するのは簡単だけどね。

    • by Anonymous Coward

      私のように電子書籍に興味が無い人間にしてみれば、
      無料といいつつもろもろのコストが紙書籍の価格に上乗せされる可能性が拭えないので
      手放しで肯定はできませんね。

    • by Anonymous Coward

      これって、得られるメリットの大きさの割に
      デメリットがすごく小さいんじゃなかろうか、という気がする。

      TSUTAYA に個人情報を渡すという段階で、取り返しがつかないデメリット。という気がする。

    • by Anonymous Coward

      現状だってbookoffはなんでも値段つけるわけじゃない。
      在庫がダブついてる本はタダでもいいなら引き取りますよ、という。
      ほとんどの本がタダで引き取りの対象になるだけ。

  • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 13時46分 (#2631681)

    似たようなサービスを複数契約するのは嫌だ。

  • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 14時54分 (#2631733)

    使い勝手はいいんだけどねえ。
    シリーズものの本をひとまとめに出来るのここだけだし。
    他は手動で本棚分けるぐらいしか出来ない。

    でもここで買ったらCCCに追跡されるようになったら終了だな。

  • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 16時35分 (#2631809)

    ちなみに昔からmanning( http://www.manning.com/ [manning.com] )がやってる方式では、
    紙の本を買うと乱数表みたいな袋とじがついてきて、サイトにアクセスしたら、
    どのマスの値を入力しろと指示されるので、それを(2個だったかな?)入力すると、
    電子版がダウンロードできるようになる形。

    • by Anonymous Coward on 2014年07月02日 17時15分 (#2631830)

      日本だと袋とじすら無く、ランダムに穴埋め問題が出てきて、指示されたページを開いてそれに答えると読者限定PDFがダウンロードできる形式が多いですね。
      追加費用無くてできるからいいみたい。

      親コメント
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