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ネットワーク

独自に進化した日本の電報が海外で話題に 98

ストーリー by hylom
確かにそう言われれば 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

SNSや電子メールの普及によりほとんどの国では電報は廃れてしまっている。しかし、日本では今でも電報が広く使用されており、さらに独自に進化しているという話が海外で話題になっているようだ(ITWorldSlashdot)。

日本では結婚式や葬儀、合格や卒業、就職祝いなどに電報を送る慣習が残っているが、これが海外からは珍しく見えるようだ。さらに、漆を塗られたアクセサリー箱やプリザーブドフラワーの花束、キティちゃん人形などを添えた電報やお盆に仏壇で燃やすために打たれる電報といったさまざまなバリエーションがあること、10年前の自由化によって宅配便企業などの新規参入事業者があることも海外とは違う点らしい。

50年前のピーク時に比べて電報の利用者は減っているものの、NTTによれば2012年段階でも10万人以上の利用者がいるそうだ。本家/.ではこの記事に対し、現金書留やFAXによる商取引、印鑑文化が健在である日本の特異性などについて議論が行われている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 12時50分 (#2658567)

    小切手が健在で銀行の電信振込すら一般的じゃない国にだけは言われたくねーな。
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070517/271384/ [nikkeibp.co.jp]

  • 電報って1byte当たりの通信料金は宇宙ステーションと通信するよりも高そうですが、
    結婚式みたいな場面では未だに e-mail というわけにもいかない。

    1・習慣化して
    2・ユーザー同士で「それを止めないようにする」暗黙の圧力を掛け合う仕組みが出来上がった
    サービスは強く、息が長いと思いました。

    年賀状や、バレンタインデー。冠婚葬祭。例えば死んでからも僧侶に念仏を唱えに来てもらう継続課金サービスを受けないと、親戚にまず怒られちゃう。
    他の例をあげると 恵方巻は#2 を持っていない。オンラインゲームのグループ(ギルド)は #1 は持っていない。

    電報は#1, #2 を持つ最初の電気通信関係の習慣かと思います。
    • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 14時42分 (#2658699)

      大切なのは文面ではなくて、「そこには行けないけど、貴方のために手間と金かけました!」
      という証拠になる点ですからね。メールじゃ代替できません。

      #だから定型文が用意されてる

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        日中韓で受けそうだな。

    • >結婚式みたいな場面では未だに e-mail というわけにもいかない。

      そのうち twitter か LINE でお祝いやお悔みの文を受けてそれをプロジェクターで表示するアプリできたりして。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 14時18分 (#2658667)

      >>結婚式みたいな場面では未だに e-mail というわけにもいかない。
      でも、実態はwebで入力した(選択した)文面を綺麗な用紙に印刷して配達してるんだよ。
      webからクリスマスカードを送れるサービスと何も変わらない

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      それじゃ海外で廃れた理由が説明できないような。#2みたいな同調圧力がある日本の特異性ってことか?

      • by Anonymous Coward

        同調圧力があるのは日本だけではないでっせ
        ユニセフのサイトに有る児童婚のサイトで「周りがしているから結婚したい」といった女児の発言を取り上げているんですが、
        社会から圧力で児童婚させられている現状はおかしいと批判しまくっています

        • by Anonymous Coward

          べつに、海外には同調圧力は全くないと言ってるわけじゃないでしょう。

          今回の件を同調圧力で説明するのが妥当かどうかは分からないけど。

    • by Anonymous Coward

      近代的な郵便制度と電信が同時に明治に構築され、普及した日本では
      年賀状も結婚式の電報も同じような扱いになる。
      対して欧米では、イギリスの郵便は17世紀、電信は発明自体が19世紀ごろと
      明らかに電報はニューメディア。
      クリスマスカードを送る感覚で電報も送っていれば日本と同じようになったのだろうけど
      クリスマスカードはクリスマスカードだった。
      日本からすれば、ポケベルがさらに進化を遂げて今でも使われている国を見るような
      感じじゃないかな。

    • by Anonymous Coward

      恵方巻は一地方の習慣をコンビニ等が金儲けのために全国に広めて、まだ日が浅いですね。

  • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 13時44分 (#2658630)

    爺さんが亡くなった時に、
    ・面識も無い、支持もしてない、教えてもいなのに、衆院議員や県会議員から弔電が届く
    ・頼んでもいないのに、真っ先にそれを読み上げる葬儀屋

    他人の葬儀をCMに使う神経が理解できない

    • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 14時52分 (#2658709)
      父の葬儀の時、国会議員から電報も来て代理でその秘書の参列もあった。
      父はその代議士の父と幾分か関係があったし私自身もその代議士との直接の接点はあったけども、電報と代理人参列は考えても居なかった(汗)
      新聞のお悔やみには載せたけど会社と親戚以外には直接は連絡しなかったのに葬儀までの約1日でよく伝わったものだ。

      弔電読み上げは葬儀屋から「5通以内で読み上げる分を指定してください」と私に任された。
      親交の深かった人は参列してるので、元勤務先とか前記の代議士の分とか選んだ。
      同じ地区の出身なのにその地区に必要な施策をほとんどとらず中心地区の勢力に呑まれるだけの市長のなんか読み上げてあげない。

      #あれこれあるのでAC
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 15時04分 (#2658719)
        あ、追記。
        それと「弔電のお名前だけ読み上げる方も指定してください」と言うことだったから勤務先の部門上長や関連会社の社長や気が進まないけど市長とかの分を8つくらい選んだ。

        このへんは田舎でも葬儀社や式進行を葬儀社に全部お任せにするかとかで違うのかも。

        このときの葬儀社は祖父祖母の時にもお世話になったところでどちらかというとトラディショナルだったけど、別の葬儀社だと家族から写真借りてスライドショー投影とかの近年的な演出もあったのだそうで。

        #母は「そっちに依頼せずに良かった」と言ってました(汗)
        親コメント
    • by muumatch (16737) on 2014年08月18日 16時14分 (#2658768)
      >爺さんが亡くなった時に、
      >・面識も無い、支持もしてない、教えてもいなのに、衆院議員や県会議員から弔電が届く
      >・頼んでもいないのに、真っ先にそれを読み上げる葬儀屋

      うちの父の時にもそれが来ました。父は政治なぞ疎かったですし、当然支持者でも何でもない。
      おかしいなと思って議員の事務所に電話してみると、最初は「葬儀屋が私の通勤路の途中にあったので、たまたま知りました」と言ってたのですが、よくよく聞くと、どうやら葬儀社から議員(自民党だけ)に死亡情報の連絡が行くようになってると言うことでした。
      田中角栄は「結婚式は呼ばれないと行けないが、葬式は見かけたらすぐ行け」と言ってたそうですが、
      要するに支持者であろうがなかろうが、葬式にはとにかく弔電うつんですよ。
      最初にウソついてるとこ見ますと、一応おおっぴらに言えることでは無いという意識はあるようですが。
      人の死を集票活動に活かす、自民党は未だにそれやってるわけです。

      # 他のコメで地位の高い人から弔事を読み上げるのは礼儀、というのがありますが、私からしたら政治家が地位が高いというのが理解できません。政治家って、他の人に比べて何か偉いんでしょうか?
      # 結局、政治家の弔事は一番最後に読むようにさせたけど。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      地域的にそれなりの公職や経営者であった場合、それが習慣なんだよ。送らなかったら逆に意図を疑われる。別にCMやってるわけではなく、ほとけさんの功績を示す指標の一つ。
      • by Anonymous Coward

        #元ACです

        > 地域的にそれなりの公職や経営者であった場合
        これが送る側と送られる側どちらの事を指すのかわかりませんが、うちの一族は典型的庶民&貧民です…。
        ですので、「ほとけさんの功績を示す指標の一つ」というのは間違いなく当てはまりません。

        #「議員の威光を示す指標の一つ」ならわかりますが。

        • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 15時38分 (#2658742)

          御祖父様がしてきた地域での仕事や付き合いを、あなたがよく知らないという可能性は?
          議員といえば、支持者というより近所付き合いの延長で選挙の手伝いをやっていることもあります。
          民生委員、町内会役員のたぐいをよく引き受けていると議員や公務員にも顔を知られるようになりますよ。
          うちの母はこのケースで、肩書でいえば単なる専業主婦の葬儀に、現役会社員のそれに勝るとも劣らぬ人数の弔問客が来てました。
          離れて暮らす子どもや親戚はそんな事情はつゆ知らず。通夜ぶるまいや会葬礼状を慌てて追加したりしたものです。

          親コメント
        • by Anonymous Coward
          じゃあ同名の誰かと間違えられたか、従軍者か。 死亡届出したり葬儀社を呼んだ以上誰にも知られない訳にはいかない。弔電や祝電を打つのは秘書の基本的な業務。 そして電報が来た以上地位順に読み上げるのは最低限の礼儀だよ。
    • by Anonymous Coward

      お爺さんの知人に支持者が居るとか、理由は考えられます。

      最初に読むのは政治家だからというより、無駄に豪華な電報は先に読む習慣があったかと。

  • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 14時53分 (#2658710)

    大した合理性が無くても習慣として残る事は普通にある。

  • by Yuhki (17870) on 2014年08月18日 19時47分 (#2658929) 日記

    コミュニケーション手段:日取りを決めて物理的に一箇所に集まる
    使用する媒体:紙が大半を占める
    決済手段:現金のみ

    紀元前のテクノロジーで再現できてしまう、コミケもいびつな習慣だと思う。

  • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 21時17分 (#2658983)

    やっぱり日本は特別な国なんだ!という皆の夢を壊してしまうようだが、
    グリーティングカード、メッセージカード等と呼ばれる物を送る習慣が
    欧米にはあるのを忘れないでね。電子化したものもあるけど、
    実物が圧倒的だよ。

    アメリカでは、年に一度のクリスマス、母の日、父の日、バレンタインデーの季節の挨拶や、
    日々の挨拶として(感謝、お祝い、お見舞いなど)グリーティングカードが広く一般に使われている。
    全米グリーティングカード協会(Greeting Card Association)によるとアメリカ人は年間70億枚のカードを買い求め、
    年間販売額は75億ドルに上る。1人当たり平均20枚以上のカードを受け取り、
    そのうちの3分の1は誕生日カードであると言う。
    また、電子グリーティングカードも幅広い年齢層で使われており、その数は年間5億枚に達する。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%86%E3%8... [wikipedia.org]

    • 呼び名と手続きは違うけど、よく考えたらあちらの習慣と似てますね。
      最速で送れるグリーティングカード(のようなもの)、ってのが電報の存在価値なんだと思います。

      遠い親戚に、職務精励で叙勲を受けた人がいたのですが、やはり祝電はたくさん届いたそうです。
      しかもみんな張り切って「うるし電報鶴の舞」台紙(高価なやつ)。
      いつも弔電代をケチる人も、叙勲の祝電は頑張るものなんだな、と変なところで感心してました。
      受け取り手が存命で価格もわかりますから、送る側も手を抜けなかったのでしょう。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 12時59分 (#2658577)

    伯父さんの弔電打ったところだった。

    #伯母さん一家はキリスト教なので使っちゃダメな言葉調べたりで弔電のホームページをいろいろ見て回った。

  • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 13時06分 (#2658585)

    宗教関係は、宗教が違うと違うのは当然でしょう。
    あっちはキリスト教がメインかも知れないが、こっちは無宗教がメインなんだから。

    あれれ?

    • 一週間ごとに礼拝を行う一神教とは、形態が違うだけで日本人はかなり宗教的だと思うぞ。とにかく無数の神社仏閣、祭壇、地蔵が維持されてる。宗教的な物が日常にあまりにも普遍過ぎるので意識してないだけ。
      親コメント
    • お盆に仏壇で電報を燃やすのってどちらの地方でしょうか。
      #ケンミンショーでやってる?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      習慣化してあまり意識してないだけでどう考えてもメインは仏教と神道だぞ。

      キリスト教徒でもないのになんちゃってチャペル結婚式を挙げるくらいだけど、お盆にお墓参りして死んだら戒名つけるぐらいには宗教行事やってる。

      • by Anonymous Coward

        養老孟司も似たような事言ってたな
        だから、日本人は仏教国に行くと凄く落ち着くんだって
        具体的にどう落ち着くのかは、まだ海外の仏教国に行った事のない俺には理解出来ないけど

      • by Anonymous Coward

        むしろ日本の状況で神道的宗旨への信奉があると言うのであればキリスト教の成分の方がよっぽども強くないですか?
        近代化された神道とは関係の無さそうな土着信仰や生活習慣まで含めて神道だと言い張ってみても、やっぱり弱いとしか。

        • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 15時00分 (#2658716)

          ガチなクリスチャン以外の日本人を「キリスト教の成分の方が強い」なんて言い方したら十字軍送られるぞw

          ・クリスマス =なぜかチキンを食べるイベント。恋人同士がホテルに行く日
          ・バレンタイン=なぜかチョコが売れるイベント。恋人同士が(ry
          *ホワイトデー=キリスト教にないイベント。恋人同士が(ry
          *ハロウィン =東京ディズニーランドで恋人同士が(ry
          ・謝肉祭   =今のところ定着せず。どうせそのうち恋人同士が(ry

          左辺のキリスト教の行事(*は正確にはキリスト教ではない)と、右辺の日本でやられている独自の風習がコンガラマリット

          親コメント
          • 謝肉祭よりは、むしろブラックデー [wikipedia.org]の方が、一旦普及しだしたら定着は早そう。
            #韓国の毎月14日の無理やりイベントシリーズが日本に定着しないことを祈る。

            親コメント
          • ハロウィンはケルトの妖精信仰の祭りが起源でどちらかというと異教的
            聖ワレンティヌスの日は実はカトリックでは無くなってるが、ガリアの風習が原型らしい
            謝肉祭はガリア人の収穫祭

            と言うわけでいずれもキリスト教とは関係ない。別に日本人が来年の復活祭の日付を知っていたり、主の生誕ミサが夜遅く行われている事を知ってたり、ニカイヤ・コンスタンティノープル信条を知っている必要は無いと思うけど。
            親コメント
          • by Anonymous Coward

            それを言い出すと、神道や仏教も怪しい。
            子供の頃に聖書やコーランのような教典を読まされるわけなし、
            観光に行くと、宗派の違うお寺でも平気で参拝するし、
            初詣も宗教イベントかと問われると、多くの人は No だろうし。

        • 行事的なものから入る時点で極めて日本的な宗教観だよ。 キリスト教もイスラム教も根幹は、信仰宣言と礼拝であり、キリスト教の場合はさらに聖餐、イスラム教の場合は断食、巡礼であって、他の多くの行事は多分に土着由来の祭りでしか無い。
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 14時27分 (#2658680)

    電子メールの普及していない80年代当時すでにこんなの要るのかと歌われていたけど、なんかいいねという感覚はあったみたい。今これ聞いた人はどう思うのかな?

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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