パスワードを忘れた? アカウント作成
11606694 story
ニュース

スーパー銭湯の減圧室で高齢者が死亡 80

ストーリー by hylom
そんなものもあるのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

埼玉県のスーパー銭湯に設置されていた「減圧室」で、これを使っていた男女2人が死亡していた事件が発生した(MSN産経ニュース)。

この減圧室は「パスカル健康房」という名前で、気圧を「高度3500メートルと同程度」にまで減圧することで新陳代謝や血行促進といった効果があるという。

高度3500メートルと同程度と言うことは約0.65気圧ということで、人体に悪影響がないとは言い切れないレベルである。こんな減圧室がスーパー銭湯で手軽に利用できることに驚いてしまう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • スーパー銭湯だけに (スコア:5, おもしろおかしい)

    by nim (10479) on 2014年09月30日 16時30分 (#2685198)

    身体に危険がおよぶ可能性が「数パーセント」でもあったらダメですね。

  • by TarZ (28055) on 2014年09月30日 15時41分 (#2685164) 日記

    本物の健康マニアはパスカル健康房は使わない。本物の健康マニアは熱めのサウナを使い、吸気中の酸素を2割減らすのだ。

    • by Anonymous Coward

      気圧の単位にも、コンピュータ言語にも名前を残したパスカルは偉大だなあ。いま本物のプログラマは何を使うんだろう?まだFORTRANなのかな?

  • by miyuri (33181) on 2014年09月30日 17時24分 (#2685238) 日記

    『バール健康房』にしてみてはどうだろうか。

    • by Anonymous Coward
      「トール健康房」というのもどうでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 14時31分 (#2685137)

    逆に高圧(高酸素分圧)の方が新陳代謝は高まりそうだけどな。高気圧酸素治療とかあるし。

    • by Anonymous Coward

      そういやそうだな。
      高酸素室とかの方が新陳代謝高まりそうだ。
      低圧だと逆にだるくなりそう。そこから復帰するからいいのかもしれんけど。

      • Re:減圧? (スコア:5, 興味深い)

        by Yohsa (2572) on 2014年09月30日 15時00分 (#2685150) 日記
        低酸素分圧状態で体が酸欠になり怠い感じを覚えて、そこから常圧に戻ったらスッキリしたと誤解するのを利用した詐欺施設ですなあ。
        Wikipediaの減圧症のページ [wikipedia.org]を見ると、

        症状
        ごく軽い減圧症では、ごく微細な毛細血管のみが閉塞し、これらの急性症状が見られない場合もあるが、この程度の減圧症でも長期的には骨の組織壊死を招く場合がある。

        治療
        高圧酸素療法が、ほぼ唯一の治療法である。自然治癒はしないものと考えた方が良い。

        ってむっちゃ体に悪いんじゃないですか?この施設。

        親コメント
        • Re:減圧? (スコア:3, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2014年09月30日 16時20分 (#2685189)

          それは潜水時の減圧症の話ですよね。
          潜水時に減圧症が問題になのは、減圧された後に元の圧力(潜ったところの圧力)まで加圧されることがまずないからでは。

          例えば、飛行機に乗ると客室内は高度2400m程度に与圧されています。
          つまり、空港から比べれば機内は大幅に減圧されているわけですが、それで減圧症が出たという話はあまり聞いたことがありません。
          これは、結局のところ元の気圧(空港の気圧)に戻るからなのではないでしょうか。

          今回の事件では嘔吐の話が出ていますので、症状的に高山病だと私は思います。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 17時56分 (#2685267)

            潜水による減圧症は加圧により血中窒素濃度が上昇しますが、
            浮上時の減圧速度が急激だと、
            血中窒素が飽和濃度を越えて気化してしまうため発生します。

            つまり長時間加圧された後に急速に減圧される事が原因となり問題が発生するのです。

            スキューバーの講習では潜水後24時間は飛行機に乗るなと叩き込まれます。
            ですので、条件次第では飛行機に乗って減圧症になる危険性はゼロではありません。

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            高山病の原因は低酸素状態ですが、この種の装置は気圧を下げるだけで、酸欠状態まで再現するわけではないでしょう?

    • by Anonymous Coward

      大分違うけど、低酸素環境に引きこもって加齢を抑える金持ち老人共、みたいなネタは、映画原作にもなったコンタクトに出てきた。
      それなりに骨太なSFだったけど、ほんとにそんな効果あるんかいなー、と思いながら読んだ。

      その効果があったとしても、45分をいくらか縮めたところで誤差すぎるので、それ目当てじゃないだろうけど。

      • by Anonymous Coward

        低酸素と低減圧は違うからなぁ。
        酸素減らしても圧は一定にできるし。

    • by Anonymous Coward

      どういう作りになってるか知らんけど
      気密室開けたらいきなり低気圧ってなら年寄じゃなくても高山病になる人がいそうだよね…
      どんな科学的根拠で健康になるんだろ…?

      • Re:減圧? (スコア:5, 参考になる)

        by 90 (35300) on 2014年09月30日 15時15分 (#2685156) 日記

        ドアが閉まってから開くまで45分の間、タイマーで何度も減圧・開放を繰り返し、その結果身体が暖まってくる、温かいんだから健康に良いとか意味不明の
        宣伝をしてるようです。初めての人は長時間利用すると良いなんて書いてあるので、身体を痛めつけさせて判断を鈍らせるよくあるパチンコ的疑似科学っぽい。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          45分間で繰り返しって…
          数時間かけて富士登山する人の中ですら年齢も健康状態も問わず高山病にかかる人はたくさんいるのに
          そんな短時間で急減圧したらいくら運動中でなくても危ないことぐらいわかりそうなもんだけど…
          誰の監修の元に作られたんだ?刑事事件に発展しそうな気がする。

        • by Anonymous Coward

          低酸素順応を狙ってか、それとも低気圧順応を狙ってかも判らんのだけど。
          低酸素順応を狙ってなら、減圧しなくてもマスクだけで良い。
          そこからすると低気圧順応を狙っていると思うのだけど、それならそれでちゃんと酸素分圧は通常と一緒にすれば安全性は増えるだろうに。
          >タイマーで何度も減圧・開放を繰り返し、その結果身体が暖まってくる、温かいんだから健康に良い
          毛細血管やられてないか心配だ。

        • by Anonymous Coward

          体験者の記述では15分かけて徐々に減圧、15分維持、15分かけて徐々に戻すみたいですが、「繰り返し」のソースは?
          http://blogs.yahoo.co.jp/nanamyland/35118913.html [yahoo.co.jp]

  • by PEEK (27419) on 2014年09月30日 15時20分 (#2685159) 日記

    ボーマン船長がやってたやつですか?

    --
    らじゃったのだ
  • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 14時34分 (#2685138)

    要するに、高山トレーニングを風呂場でやるようなものってことでおk?
    だったら、じっちゃんばっちゃんがそんなもんやったらいかんだろ。

    • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 15時18分 (#2685157)

      高地トレーニングと同じ効果を地上でやる装置というのは存在しますけど
      わざわざ減圧するのではなくて、常圧で高地と同じぐらいの酸素濃度にする低酸素トレーニングなんだよね…。
      トレーニングの効果としてはほぼ同じ。
      だが常圧なんで安全性が高く、加減圧時間が不要なので緊急時はもちろん、トイレとかにも便利だそうで。

      高地トレーニングのイメージ先行で健康にいいと宣伝してるんだろうけど、これ、やっぱりいろいろと間違っている。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        常圧に保つ機械だと高くなるから、安価で効果も怪しい装置が販売されるんじゃないかな。
        スーパー銭湯側も「専門家が販売したものだから、安心安全」と勝手に思い込んで安直に導入するとか。(信じた振りかもね)

        天然ガスで爆発した渋谷のスパと同じくらいヤバい印象を受ける。

        • by Anonymous Coward

          >常圧に保つ機械だと高くなるから、安価で効果も怪しい装置が販売されるんじゃないかな。
          いや、大抵マスクで使うんで、圧倒的に安価ですよ。
          レギュレーターで酸素分圧をちょっと低くするだけですが?

    • by Anonymous Coward

      トレーニングではないね。
      低圧になるだけで、ぐったり座ってるわけだから。

      低圧になることで心臓はバクバク動きそうだから、
      ホントに体にいいのか、特に高齢者が使ってよかったのか、
      は疑問。

    • by Anonymous Coward

      普通に過度の高山病なんじゃないかな。
      ドアだけだと全く以て調整時間ナシに山頂レベルの環境に持ち込まれる訳だろ?
      どう考えても高山に登るよりもヤバげ。

      • by Anonymous Coward

        高山病なら20分や30分では発症しない(一般的には数時間後)ので、
        何らかのショック症状じゃないかなあ。

  • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 14時52分 (#2685145)

    こういうの聞くと人間なんて地球の本当に限られた範囲でしか生きられないんだなぁと思い知らされる。

    高層ビルの最上階に住んでいる人とかって、微弱ながら何か影響受けてたりしないのかな?

    • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 15時02分 (#2685151)

      世界には、標高が富士山頂並みの首都なんかもあるのでそうでもない。
      毎日、あっという間に200mを上下するエレベータの影響があり得るかというのは興味深いけど、
      もっと環境変化が激しい飛行機の乗務員を対象にしたようななんかの研究はあるんだろうな。

      親コメント
      • Re:人間なんて (スコア:5, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2014年09月30日 15時24分 (#2685160)

        >もっと環境変化が激しい飛行機の乗務員を対象にしたようななんかの研究

        ある。基本的には通常の減圧症と同じように出てくる。
        で、発生確率が許容以下になるように与圧されてる。
        (与圧するほうが作るの大変なんで、もっと許容範囲を広げる=危険側にずらすと航空機のコストは下がる)
        ある程度は発生しているといわれているけど、地上に帰る=元の加圧状態になると解消するんで、どの程度実際に発生しているのかは謎。

        現実的に問題になってくるのは高高度偵察機とか。U-2あたりでは減圧症の発生率が無視できない程度になっていて、健康上望ましくないからもうちょっと与圧できる機体に変えろ、という勧告が出ていたりする。代替機が開発されないから使ってるけど。
        あとはISSでの船外活動とか。こちらは純酸素呼吸を何十分かしておいて血液内の窒素を置換しておいて減圧症の発生を抑制していたはず。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          なるほど~。やっぱり与圧すべきとか許容範囲とかあるのですね。勉強になります。

      • by nim (10479) on 2014年09月30日 16時34分 (#2685199)

        >世界には、標高が富士山頂並みの首都なんかもあるのでそうでもない。

        そんな標高の高い首都って一体ボゴタ?
        と思ったら違うところ(ボリビアのラパス)でした。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        要は慣れ、順応するのに十分な時間があれば問題ないってことなんだろうね。

        • by 90 (35300) on 2014年09月30日 16時45分 (#2685205) 日記

          船外活動の例が挙がってますけど、アメリカの Extravehicular Mobility Unit ってやつは30kPa、0.3気圧しかなくて、先に純酸素に切り替えて順応しておくんだとか。確かこの0.3気圧というのは呼吸で酸素を取り込むのに必要な圧力で、人体が減圧で損傷する圧力というわけではなかったはずなので、人間の構造はもっと低い気圧にも耐えられるはず。急に下げるのがよくないんですね。

          http://en.wikipedia.org/wiki/Extravehicular_Mobility_Unit [wikipedia.org]

          親コメント
          • by help (36022) on 2014年09月30日 18時53分 (#2685322) 日記
            映画『 2001 年宇宙の旅』で作業ポッドからディスカバリー号へ突入する際に、真空中へと飛び出すシーンがありますね。血液が沸騰するのではないかとも思いますし、鼓膜がポンとはじけたりしないかなーと思ったり。急な減圧の影響ってどうなんでしょうね。

            映画『トータルリコール』では減圧の結果、目玉が飛び出て破裂するようなことになっていましたが、アレはないなと。

            人間ってどれくらいの低気圧まで耐えられるのでしょうね。 RED BULL STRATOS は高度 39km は宇宙服着ていましたが、フリーフォール時間は 4 分 19 秒とのこと。 すなわち、少なくとも 4 分程度耐えられれば高度 39㎞ のほとんど真空状態から一般の人でも呼吸できる程度の高さまで落ちてこられるだろうと予想できます。たしか大気圏突入を生身でこなした塾長がいましたが、意外とちょっとした化け物クラスなら突入できるかもですね。
            親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 16時55分 (#2685213)

      > 高層ビルの最上階に住んでいる人とかって、微弱ながら何か影響受けてたりしないのかな?
      100m高度が高いとがんの発生確率が変わるという調査を見たことがあります。
      従って、ビルの場合は空から受ける放射線が増えるので、がんの発生確率が増加します。
      ただし、ビルの場合は地面から受ける放射線が減るので、がんの発生確率が減少します。
      ただし、ビルの場合はコンクリートから受ける放射線が増えるので、がんの発生確率が増加します。
      ただし、ビルの場合はコンクリートが外からの放射線を遮るので、がんの発生確率が減少します。
      ただし、ビルの場合は密閉された空間に充満したラドンから受ける放射線が増えるので、がんの発生確率が増加します。
      ただし、……

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      気圧差そのものは300mビルでもたいしてないです。
      ただエレベーターで急に移動すると耳キーンとかするので、
      気圧調整などするそうです。

    • by Anonymous Coward

      地上に住んでいるより高層階の方が時間の進むのが遅いって話もありますし・・・

  • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 15時29分 (#2685161)

    この記事では分からん。
    2chで話題になった時は、中から開かないように解釈した奴が多かったが、実際はどうなんだ?

    2人とも倒れていたってのが気になる。これを考えると、中から開かないように思えるし、連絡方法もないように思える。

    そんな変な作りで良いのかと思うが、誰か知らないのか?

    • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 15時42分 (#2685166)

      中からは開くボタンがあるっぽい記述は見た。

      でも重度の高山病にかかって意識や判断力を失ってたら押せるわけないわな。
      だからこの手の施設を作るなら、外部に担当者が常駐して常に内部の状態をモニターし、
      異常があればすぐさま開いてドクターが駆けつける体勢が必用だと思う。

      あと急速な加圧も、あんまり体に良くないんじゃないかな?たとえば鼓膜が破れたりとか。
      #急速な減圧の方は潜水病として知られてるよね。非常に危険。

      やはり #2685157 にあるように、
      「わざわざ減圧するのではなくて、常圧で高地と同じぐらいの酸素濃度にする低酸素トレーニング」
      の方がずっと安全だわな。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        緊急開操作したとして、鼓膜がポンと弾けそう。

        • by Anonymous Coward

          開錠して急加圧せんでも、酸素マスク出せば問題は解決しないのか?

          • by Anonymous Coward

            意識失ってる場合は、どうやってそれをつけるのかと。

          • by Anonymous Coward

            航空機が高々度を飛行中に圧力隔壁が壊れたら、上空の空気は酸素濃度が低いので仰った対処が必要でしょう。
            しかし単純な減圧室のようなのでそれなりの酸素濃度があったと思います。というか、なければ困る。

            そもそもこの減圧室の設計意図と、その効果を知りたい。

    • by Anonymous Coward on 2014年09月30日 15時46分 (#2685167)

      減圧してて外開きだと開けられないようなような気もするけど、どうなんだろう?
      減圧して酸素濃度薄くて力が必要な扉だったらそのまま気絶しそうな?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      「(減圧時は)だるくなって眠たくなる。」という施設。
      中から開けられるとしても、利用者が体がおかしいと気づいてからでは遅いんでしょう。

      やっぱり管理体制がおかしい。
      (そもそも健康にいいのかを置いておいたとしても)

typodupeerror

目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

読み込み中...